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  3. 不破 類さんのレビュー一覧

不破 類さんのレビュー一覧

投稿者:不破 類

8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本スプリング・ハズ・カム!

2002/06/22 23:20

平凡な日常を楽しくさせてくれる作品

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

奇抜なストーリー展開はないが、ゆったりと流れるような
あたたかい作品である。

主人公・大輔は成績優秀な高校3年生。
母親がいない大輔は、男にして一家の主婦がわり、
家事の一切と妹、弟、そして祖母の面倒をみている。
そんな日常に嫌気が差していた大輔は、東京の
大学に進み、それを機に家を出ようと決心していた。

そんなある日、大輔は惣菜屋の店長・耕平に出会う。
近所のお年寄りや、おばちゃん相手に愛想を振りまき、
軽薄な感じがする耕平に、大輔は戸惑い、反発する。

なぜ、あんなに平凡な毎日に満足していられるのか。

しかし、外見とは裏腹に、学校きっての優秀な成績で
ありながら、大学進学をせずに家業を継いだという
耕平の意外な過去を知る。
そして、高校の時の自殺未遂…。
それらの過去や同性愛者だということを悪びれずに
告白し、少しずつ自分の心に入り込んでくる耕平に、
いつしか大輔も心を開いていく。

どこにでもありそうな日常風景、
有名大学に入ることで他者に自分を認めてもらいたい
という自己顕示欲、
平凡な日々から抜け出したい、
でも、家族も捨てられないともがく大輔。
そんな大輔を、耕平はあたたかく包み込んでゆく。

誰の心の中にもある葛藤。
読みながら共感し、平凡な日々の大切さを思い出させて
くれる作品である。

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紙の本レジーデージー

2002/07/06 01:26

ありのままの自分でいられる幸せ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

月村先生の作品は基本的にすべて感情描写で成り立っていると思う。
この「レジーデージー」もそのひとつ。
人気作家ユニット「ワンプラスワン」の一人である一夜は、自分の心の脆弱さを押し隠すため、見栄を張り、常に周りの目を意識している。そんな自分を激しく嫌悪しているが、そんな気持ちはおくびにも出さない。しかし、相棒の君島との関係がぎくしゃくしてきたことがきっかけで、いわば衝動的に東京を離れ、田舎の一軒家に引っ越す。
その隣人となったのが人気俳優の大志。
ハンサムで明るく、人懐こく、思いやりもあり、女性にもてる大志。一夜の心に張り巡らされたカベになどまるで気づいていないかのように、どんどん一夜の日常を侵食していく。初めは何もかもが正反対の大志に激しく嫉妬し、コンプレックスを感じる一夜だったが、そのコンプレックスを抱く一夜さえも魅力的と言い切る大志にどんどん虚栄のペースを崩されていく。
大手自動車メーカーの工場閉鎖で寂れる一方の田舎町。そこに繰り広げられる都会的でおしゃれなイメージを持つ俳優と、スランプ真っ只中の人気作家の心の交流。適度に業界ネタや、不況の時事などが盛り込まれ、感情の流れもあいまって、読み応えのある作品となっている。

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紙の本Flesh & blood 3

2002/07/06 00:35

ストーリーも楽しく歴史も好きになるハズ

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松岡先生の作品の登場人物は、優しく、逞しく、頭も切れて、しかもハンサム…と三拍子揃った男が多い。しかし、全然嫌味がなく、その登場人物のセリフにこちらまで頷かされてしまうから不思議。こんな男友達、または恋人がいたらいいな、と思わせられる登場人物が多い。
この作品は、中世のイギリスを舞台とした作品。
海斗という日本人の高校生が、ひょんなことからタイムスリップしてしまい、歴史上有名なスペインの無敵艦隊や、イギリスの海賊達と時間を共にする。ボーイズ・ラブ小説だが、歴史の描写も素晴らしく、雪舟薫先生の美しいイラストもストーリーを存分に引き立てている。
海斗をめぐる三者三様の思い(彼らもまたハンサム揃いなのだが)…親友に対する嫉妬心と海斗への愛に揺れる海賊船の船長・ジェフリー、不器用で気難しかった航海長のナイジェルが、3巻で海斗に対する恋情を垣間見せ、その優しさでポイントを上げているし、スペインの軍人・ビセンテは袖にされながらも海斗をしつこく追い掛け回し…読者としては、ますます今後の展開から目が離せない作品だ。歴史も楽しめるし、恋のかけひきも存分に見せてもらえそうである。

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30秒の魔法 1

2002/06/25 21:30

30秒の幸福な思い

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たった30秒の儚い夢物語。
そのために大金を払うのは愚かなことだろうか?
かもしれない。
その夢のために身を粉にして働くというのは?
虚しいと思う人もいるだろう。
たが、
その煌めくような一瞬なくして、
生きることができない人が存在することも確かなのだ…。

主人公・尚也は、ロスの高級な花屋「マイケルズ」の
オーナー・マイクの家に下宿しバイトをしながら、
フィルム・カメラマンになるための勉強をしていた。

そんなある日、マイケルズに富豪のみを顧客にする
トラベルエージェンシー「D&C」から仕事が入る。
有名女優のロス滞在を最高にするために、
ホテル内に飾る花をマイケルズにコーディネイトして
欲しいというものだ。
そして今回のプランの責任者・ジャック。
類まれな美貌と聡明な頭脳を持つジャックに
尚也はたちまち心を奪われる。

順調に進んでいるかに思えたマイクの計画に起こる
予期せぬトラブル。
絶対絶命の窮地に陥ったマイクと尚也をジャックは
叱咤する。

仕事をするとは?
仕事を成功させるとは?
これはボーイズ・ラブ小説だが、単なる恋愛小説に
とどまらない。
仕事に対する男の姿勢をこれでもかと見せてくれる。
尚也ならずとも、ジャックの30秒にかける手腕に
心奪われることは間違いない。

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紙の本濮上之音

2002/08/03 14:36

守天は闘神を追う

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邪道シリーズの第2巻。
1巻の表紙はアシュレイが飾ったが、2巻は麗しのティアが表紙。
これだけで手に取ってしまう人は多いだろうと思う。

さて、第1巻の「無限抱擁」のラストでついに心が通じ合ったかに見えた守護主天ティアランディアことティアと、南国の王子であり闘神でもあるアシュレイ。
全巻では、アシュレイの大怪我をティアが自分の霊力で治療した。
あの状況ではやむをえない方法であったとはいえ、ティアが自分を抱いたことと、それまでぎくしゃくしていた態度を取り続けていた親友の思いがけない告白、さらに自分を求めるあからさまな態度に、奥手のアシュレイは戸惑いを隠せない。
親友から恋人に…そう望むティアの気持ちに応えきれず、たまりかねたアシュレイは、ティアのいる天守塔を離れ、人間界に逃げ出す。

人間界の「日本」という国で、アシュレイは亜火という女に出会う。
亜火の一族の者は頭に角を持つという。アシュレイは、自分の頭に生える角の秘密を亜火が知っているのではないかと思い、行動をともにする。
一方、アシュレイと会えない寂しさにたまりかね、ティアはこっそり執務を投げ出し人間界に向かう。
そこで出会った亜火という女に、ティアは嫉妬めいた感情をおぼえ…

この作品では、親友から恋人にという関係の変化に心がついていかないアシュレイの心の揺れが描かれている。
ティアのことを大切だと思う気持ちは確かだが、それが友情か愛か分からずに悩むアシュレイ。
一方、求め続けてしまう自分に戸惑いつつも、愛する気持ちを抑えられないティア。
任務を投げ出してもアシュレイを求める自分を戒めながらも、想う気持ちを止められない。
アシュレイの不器用でまっすぐな心と、こよなく彼を愛するティアの心が早くつながるようにと祈らずにはいられないストーリーだ。

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紙の本無限抱擁

2002/08/03 14:04

邪道ワールドの入り口に立ってみませんか

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邪道シリーズの第1巻。
天界の美しい神々を描いた作品。
沖麻実也の美しいカバーイラストが目を引く。
これはボーイズラブ小説だが「セックス描写が下手」と筆者が語るように、近頃ありがちなこれでもかというセックスシーンはあまりない。
どちらかといえば、ストーリーと設定に、とことんこだわっている作品だと思う。

この世は魔界、人間界、天界の三つにわけられる。
このストーリーには二人の主人公がいる。ティアランディアとアシュレイという二人の神だ。
ティアランディアことティアは、「守護主天」と呼ばれ、天界の中心にある天守塔に住み、天界人の住むこの世界の最高責任者である。「天界一の華」と呼ばれる美貌と優秀な頭脳を持っている。
そして、アシュレイは天界を治める4つの国の一つ、南国の王の第一王子で、元帥の称号を持つ軍神。天界一喧嘩っぱやい問題児だが、天界最強と言われる武将だ。

ティアが天界で最高の地位にある以上、一武将であるアシュレイは臣下の立場となる。しかし、その前に二人は幼なじみだった。天界の異端児の証とも言えるアシュレイの頭に生えた「角」を「強さの象徴」と言ってティアが称えてくれた時から、二人は固い友情で結ばれる。そして、いつか天界最強の武将になってティアを守護するとアシュレイは強く誓っていた。
しかし、二人がそれぞれ元服し、ティアが守護主天となった時からティアのアシュレイに対する態度が豹変する。地位の上下を見せつけるかのようなティアの態度にアシュレイは激しく怒り、傷つく。ティアのそばにいたくがないために流刑になろうと次々と問題を巻き起こすアシュレイ。そんな彼の態度の原因が自分にあると知りながら、アシュレイの幸せのためにと冷たい態度を取り続けるティア。
そんな時、魔族と戦ったアシュレイの命が危険にさらされる…。

邪道ワールドの壮大なストーリーのいわば序章。
この作品では、ティアがアシュレイを遠ざけた原因であるティアの体の秘密がキーワード。この巻ではそれは明らかにならないが、あちこちに伏線が見え隠れする。
ボーイズラブが苦手な人も、ファンタジー入門書として最適の作品だと思う。
ちょっと複雑な内容といえなくもないが、ぐんぐん読者を引きずりこむできばえだと思う。

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紙の本花姫純情

2002/07/06 01:04

進展した飛とマクシミリアンの会話に注目!

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一年前に完結した四龍島シリーズの番外編。
四龍島には白龍、黒龍、朱龍、青龍という四つの市があり、それぞれ龍(ロン)と呼ばれる主人に治められていた。主人公の飛は、白龍の龍・マクシミリアンとの関わりが深い花路の頭で、表向きは茶房の養子だが、実は黒龍と朱龍の血を引いている。そして、二人は、龍と花路の頭という関わりだけではない、深い絆で結ばれていた。
前作、この飛の血筋がもとで、飛を次代・黒龍に据えようとした黒龍市に、飛の奪還のためだけに領土を侵略しようとしたマクシミリアン。
なんと言っても、この二人、一緒にいられるなら、身分も捨てる、島の平和なんてどうなってもいい、と開き直った最強のカップルである。
前作「龍を春天に放つ」のラストでついに身も?心も結ばれたかに見えたマクシミリアンと飛。この「花姫純情」では、一向に白龍屋敷で同居する気配のない飛を何とかして自分の傍に置こうとするマクシミリアンの愛の深さがうかがわれるものの、二人の初夜?は残念ながらおあずけ。次作に期待するしかないか、と読者としては肩透かしを食った感があるが、二人の熱い会話で良しとするかというところ。

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紙の本やさしい竜の殺し方 1

2002/06/23 00:19

愛するということ。

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「何も欲しくない。
この世界に来て、アーカンジェルと会えた。
それだけでいい。
生きる意味も死ぬ意味もすでに得た。
なにも奪ったりしない。
決して傷つけない。ただ愛している。」

幻獣ハンターを生業とする、
元聖騎士のアーカンジェルことアークは、
宮木王が主催する幻獣退治に参加し、
そこで不思議な少年に出会う。
少年でありながら「真紅のウランボルグ」の異名を
持ち、王家からも一目置かれる伝説の幻獣ハンター、
ウランボルグことウル。

幻獣退治で同じチームになったアークは、
旅をするうちにウルから「愛している」と告白される。
しかし、自分の美貌がもとで、不幸な生い立ちを持つ
アークは、無愛想だが純粋なウルに好感を抱くものの、
突然のウルの告白を素直に受け入れることができない。
水と酒以外一切食べない不思議な少年・ウル。
ある日、ウルに窮地を救われたアークは、
彼の正体が、竜の王にして全幻獣の王であることを知る。

ウルは幻獣の王でありながら、なぜ同じ幻獣を殺す
ハンターをしているのか?

王であるがゆえに自分の身を犠牲にして、
世界を救うためにやってきたというウルの目的を知り、
ウルを愛し始めていたアークは激しく動揺する。

死ぬつもりならば、なぜ自分を愛していると言ったのか。
壊れかけ、傷ついていたアークの心を癒し、
なくてはならない存在になりつつあった
ウルの衝撃的な宿命。

自分が死ななければ、世界は救われない。
自分が死ななければ、愛するアークを救うことはできない…
死を甘んじて受け入れようとするウル。

「愛しているよ、ウランボルグ。
君がいない世界なら、滅んでしまってもかまわない」
ウルを救うために、世界を滅ぼす決心をするアーク。

そして、世界は…?

ウルの愛の告白の乱れ打ちで、読んでいるこちらまで
口説き落とされてしまいそうです。
なぜ愛するのか、ということを考えさせられる作品です。

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