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  3. 大東数矢さんのレビュー一覧

大東数矢さんのレビュー一覧

投稿者:大東数矢

22 件中 1 件~ 15 件を表示

新装版第2刷

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 お手軽な入門書でないことは、すぐにわかる。詳細な「序論」「文字と音」に続き、長大なる「形態」がはじまる。Ⅰ体言の変化、A名詞・B代名詞・C形容詞・D数詞・E補説。Ⅱ動詞、A活用(現在・命令法・能動現在分詞・受動現在分詞・未完了過去・アオリスト・能動過去分詞・l‐分詞・受動過去分詞・動名詞・目的分詞・複合形)・B用法・C体の形成。次に「テクスト」、最後に「語彙」である。
 例文も豊富だ。ところが、問題なのは、体言の変化のA名詞の前に述べられている一般的注意の中で、いきなり次のように出てくることだ。
 「数は,体言のみならず,動詞にも見られる.大多数の現代スラブ語とことなり,単数および複数のほかに,2つまたはふたりをあらわす両数(dual)がある.例:(古代教会スラブ語のテクスト、そしてその訳文)≪彼はふたりのきょうだい[...]が湖へ網を投げ入れているのを見た.このふたりは漁師だったのである≫」
 この文を読むためには、体言の変化はもちろん、動詞のアオリスト、能動現在分詞、未完了過去がわかってなくいてはいけない。とにかく読み進めるには骨が折れる。まえがきに著者はこう書いている。
 「現在さいわいにも徐々にその数を増しつつあるかに見えるわが国の若いスラビストたちにいささかなりとも裨益するところがあればと念願しつつ,4年余にわたる仕事のこのささやかな成果を世に送る」
 そもそも研究者を目ざす若い人々のために書かれた本なのだ。
 そして、1985年2月9日初版、2004年4月1日新装版第2刷である。けっして売れすじではないこのような専門書を出版し、版を重ねてきた白水社に敬意を表する。

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紙の本チョコレートの文化誌

2005/10/23 09:07

カカオの語源

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 カカオの語源は、『オックスフォード辞典』に記述されているようなナワトル語のカカワトルではなく、またマヤ語のカカウでもない、ということを証明するのが、第9章の「カカオの語源」である。とくにマヤ語のカカウを比較言語学の手法により考察するところは、とても興味深く、楽しさや心地よさを与えてくれた。
 すなわち、マヤ祖語から分岐した高地マヤと低地マヤ(さらに北と南に分かれる)の子音の対応関係からカカウはマヤ祖語にさかのぼることはありえず、他の言語からの借用語であることを立証するのである。
 では、チョコレートの語源はどうなのか。著者は率直にわからないといい、その理由を丁寧に述べる。このような学術的にわかることとわからないことを峻別する姿勢をこそ、わたしたちは信頼し尊敬することができるのだ。

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紙の本チョコレート戦争

2005/10/10 20:51

ペンは剣よりも強し

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 町一番のお菓子屋さんの金泉堂のショーウインドーのガラスが割れて、明と光一に疑いがかけられた。光一の妹にシュークリームを買ってあげたかっただけなのに。社長室に呼び出された桜井先生は、二人を信じて無実を主張するのだけれど相手にされない。
 ところが「おくさん」というあだ名の新聞部の副部長が市内の小学校の仲間に呼びかけて不買運動をはじめるやいなや、とたんに金泉堂に閑古鳥が鳴く。
 その学校新聞をラーメン屋でたまたま見かけた真犯人の二人組みが名乗りでてメデタシメデタシ。
 さて、その新聞が発行されるまえ、光一は仲間を集めて金泉堂のシンボルであるチョコレート城を盗み出そうとする。自分たちの名誉のために。綿密な計画をたて実力行使におよぶのだが、事前に察知されていてまんまと裏をかかれてしまう。
 チョコレート戦争の勃発と敗北である。社長の金兵衛氏は桜井先生に電話をかけて勝利を宣言する。
 わたしは、たとえどんな理由であれ盗むことは悪いことだと思っている。まして児童書でこんなことを書くなんて。でもその翌日にボイコットがはじまるのだ。つまりペンは剣よりも強しということなのだ。

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紙の本噂の女

2005/10/04 22:40

若手編集者が前科者になったいきさつ

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 10年間の検察との闘いの記録。罪名は名誉毀損。
 著者は雑誌『噂の真相』の編集者で、94年10月、東京地検に初出頭する。「生意気なことを言うな!」と怒鳴られるなど厳しい取り調べを受ける。恐怖にさらされ萎縮しながらも、〈やはり刑事ドラマの取り調べは実際のものに近い〉と冷静に考えたりする。タフである。そうでなくてはスキャンダル雑誌の社員はつとまらないだろうし、またそのキャリアと自負があればこそ、六日間続く事情聴取に立ち向かうことができたのであろう。
 そして、95年6月、東京地検、著者を在宅起訴。95年9月、初公判。02年3月、一審判決。懲役5カ月、執行猶予2年。03年3月、東京高裁判決、控訴棄却有罪。05年3月最高裁判決、有罪確定。
 ハイライトは、00年9月の第41回公判での被告人に対する反対質問である。
 「『噂の真相』の記事を読んだ人は、テープに吹き込まれているものは、そもそも小説としての体裁がなってなくて、テープ起こしをする人が小説に仕上げると理解される恐れがあると思うんだけど・・・」
 すかさず弁護士が「意義あり!」。
 さすが、実録モノで臨場感タップリだ。テレビドラマとは迫力が違う。
 さて『噂の真相』は、そもそも2000年に休刊するはずだった。ところが、裁判のせいで2004年まで延命し読者を喜ばせてくれた。いや、裁判のおかげ?複雑な心境である。

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紙の本いじわる夫婦が消えちゃった!

2003/05/10 16:08

あっと驚く最後の楽しさ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 嫌われもののツイット夫婦は、サルを四匹飼っていて毎日毎日さかだちの練習をさせて、ひどいめにあわせている。庭の木に来る鳥たちは「ぺったり印」の接着剤でつかまっては鳥パイにされてしまう。さるたちは、木の枝にとまってはいけないと教えたいのだが、アフリカ出身なのでことばが通じない。
 そんなとき、アフリカからロリイ・ポリイ鳥がやってきて、さると鳥との通訳となった。力をあわせてツイット夫婦へのしかえし作戦。床が天井になって天井が床になった家の中で二人はついに……。
 結末の面白さっていったら。近ごろの子は、こんな本を読んでいるのか、うらやましくってならない。

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紙の本庭の小さなばら

2003/05/04 14:33

老作家の近況報告

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 足柄山に住む長女の夏子さんが大活躍である。「足柄旅行代理店」として夫婦の日光旅行の案内役、「おじいちゃん八十歳おめでとうの会」の世話役、「夏の民宿今村屋」のおかみ。門のとりかえと室内の塗装工事を泊りがけで手伝い、芸術院のビデオ撮りにそなえて家の掃除やガラスふきをするなど。
 さて庄野作品を読むとき、いつも楽しみにしているのは、この夏子さんをはじめ、こどもや孫たちからの手紙である。
 旅行から帰るとすぐに長女から「大成功の日光旅行!!」のお礼の手紙が来るし、お中元のビールには八十歳の会の「幹事のいの子」(夏子さんは亥年生まれ)からの手紙がついている。
 次男一家のモルジブ旅行の報告会を長男一家とすし屋で開き、「ビール(ヱビス)をよく飲み、お酒(福娘)も何度も追加して、盛り上がった。」
 「次男のはがき。」
「昨日は益膳のおいしいお料理をご馳走になり、ありがとうございます。…文子や春夫たちも大へんよろこんで居りました。」
 「長男の手紙。」
「…出て来る料理は、どれも素材を生かしたおいしいものばかり。それがヱビスビールと福娘によく合うこと!」
 つまり、読者は、庄野一族の一年を作者の筆によって楽しんだのち、さらに手紙を通じて堪能することができるのである。
 最後にはじめて宝塚歌劇に行った孫の春夫の手紙。
「今日は宝づかによんでいただいてありがとうございました。宝づかはとてもキラキラして、きれいでした。さいごに羽をつけたひとがかいだんをおりて来るところは、心にグサッときました。」
 彼が、作者と同じように、よき宝塚ファンになることを願っている。

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紙の本チョコレート工場の秘密

2003/04/26 11:08

悪ガキ四人がいとおしい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 主人公のチャーリー・バケットの家の近くにウィリー・ワンカ氏のチョコレート工場があるのだが、その工場の門はいつも閉ざされていて、工員が出入りするのを見たものは誰一人いない。でも、工場の機械は動いていて、製品が荷物専用のドアから運び出される。わかっているのは、とても小さな人々が工場で働いているらしいこと。
 そのチョコレート工場に子どもが五人、父兄同伴で招待される。そのうちの一人がチャーリーで九十六歳六か月のジョーじいさんが付き添いである。
 ほかの四人のガキどもは、とんでもない個性派で憎たらしい悪たれだ。食いしん坊で肥満児のオーガスタス・グループ。ほしいものがあると床に寝こんで金切り声をあげるベルーカ・サトル。チューインガムを一日中かんでいるバイオレット・ボードガール。テレビ狂でギャングが大好きでおもちゃのピストルを腰にさげているアイク・デービー。
 そして著者のダールは、こいつらをこてんぱんにやっつける。たとえば、バイオレットは試作品のガムを食べて大きなブルーベリーにされ、ベルーカはダストシュートに放り込まれてごみだらけになる。
 しかし、ぼくには、こいつら四人がとてもなつかしくいとおしい。だれだって、テレビの前から離れられなくなったり、ほしいものはほしくてほしくてたまらなかった。
 チャーリー以外の子どもたちが、ひどいめにあいながらも、ともかく無事に工場から出てきて大型トラックに満載のお土産をもらい家路についたことが、ぼくには本当にうれしかった。

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紙の本無事、これ名馬

2005/10/15 09:04

平凡でも幸せを願う気持ち

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 お栄と由五郎、おけいと金次郎の二組の夫婦のかなりどろどろした関係を描いていくのだが、救いとなるのは武家の少年村椿太郎左衛門の存在である。
 臆病者で泣き虫の当年七歳のたろちゃんは、は組の吉蔵(お栄の父親で金次郎のおじ)の家に通うようになる。
 「夜は一人で厠に行けること、青菜を嫌がらずに食べること、道場の試合に負けても泣かないこと」という男の道を身につけるためであった。
 その直後の紅白試合では一回戦敗退であった。しかし一年後は宿敵庄之介を打ち負かしたのを皮切りに、あれよあれよと勝ち進み優勝してしまう。
 では、十年後の少年はというと、お栄は「いい子だけど呑気なのよ。意気地なしは相変わらずだし」と歯がゆい思いだ。
 ところが父親の村椿五郎太には、自分にとってこの息子は「無事、これ名馬」と思われるのだ。駄馬であっても平凡であっても幸せな人生を願っているのだ。
天下泰平の江戸の人々の物語。

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紙の本かんじき飛脚

2005/11/12 11:04

江戸時代の時刻とカレンダー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「寛政元年十二月一日、夜五ツ(午後八時)。」
 オヤオヤ「ごろ」がついていない。おかしいではないか。わたしたちは一日を二十四時間に均等に分割しているが、江戸時代は不定時法であった。
 夜明け(明け六ツ)から日暮れ(暮れ六ツ)までを六等分し昼の一刻とし、六ツ五ツ四ツ九ツ八ツ七ツと数えていく。日暮れから夜明けまでを六等分し夜の一刻とし、六ツ五ツ四ツ九ツ八ツ七ツと数えていく。夏は昼の一刻が夜の一刻よりも長く、冬はその反対である。講談社『日本語大辞典』によれば、冬至の日の夜五ツは7時19分、夏至では8時58分。一時間半の開きがある。まして冬の小説である。「午後八時」ですましていてよいのだろうか。
 さらに許せないのは、大晦日の前々日を12月29日としていることだ。そうすると、この年の12月は31日まであったことになる。しかし当時の暦に31日という日付はなかった。『日本暦西暦月日対照表』(日外アソシエーツ)という便利な本をみると、寛政元年の12月は30日で終わっている。つまり寛政元年の12月29日の翌々日は寛政二年の元日なのだ。江戸ブームである。読者をみくびってはならない。

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紙の本空耳アワワ

2005/04/03 14:27

空耳アガワ・空耳アワー

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 空耳アワワは、もちろん、深夜番組タモリ倶楽部の空耳アワーのもじりである。内容もパクリといってはいいすぎだが、かなり影響を受けている。命名の由来について何も触れていないのは誰でもあの名コーナーのことを知っていると思っているのだろうか。でも、お父上の阿川弘之氏がそんなことを知るよしもなく、真相を知ったらと思うと他人事ながら心配である。
 そもそも、電話でのやりとりで、アガワがアワワとなってしまったことから、空耳アワー・空耳アガワ・空耳アワワというアワを食ったような連鎖が生じこのしゃれたタイトルになったのであろう。
 さて、「アニサキスは突然に」は著者にとって特に思い入れのある一編のようだが、過日、笑っていいともで彼女はそのときの様子を熱演した。タモリの反応もすばらしく、とにかく面白かった。阿川佐和子おそるべし。

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紙の本トゲトゲの気持

2003/10/15 23:38

阿川佐和子の微妙な女心におののきながらも共感する

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「胸襟の秘めごと」は、『婦人公論』に掲載後、編集部で、いや社内(中央公論社)中で評判となった一編である。
 阿川佐和子は、ひさしぶりに(具体的にどのくらいなのかは、あえて私は書かない)ブラジャーを買う。きっかけは自らの体型の変化と、友人たちのほとんどが、というより彼女以外のだれもが彼女よりも頻繁にそれをつけかえていることを知ったからである。彼女のことを日頃からよく知っている友人たちでさえ、彼女のブラジャー取り替え頻度(具体的にどのくらいなのかは、あえて私は書かない)を耳にして、驚きの声をあげ、その場は騒然となった。
 「よし、買ってやろうじゃないの」と阿川はデパートに行き、「胸を左右からグイッと引き寄せて、上にググッと持ち上げる」のを思い切って五枚買い込む。
 しかしながらわが国のオトコというものは、おしなべて薄情である。仕事仲間のオトコは、彼女の胸元をみて「なんか、太った?」。
 こういうオチも「オンナの本音と本質を理解してもらいたい」ゆえに自分自身を露悪的に語ってしまうという、サービス精神のあらわれではなかろうか。
 きっと、学生時代以来の友人たちは、変身をとげたであろう彼女の胸元をみて、あたたかいことばをかけてくれているだろう。阿川佐和子のエッセイが大好きな私は、そう願ってやまない。

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花緑がちょっとすまして写真に

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 写真が多くて楽しい本なのだが、売り声の宮田章司が浅草の観音様のお線香のことで、こんなことを言っている。
 「自分でお線香を買って、それに火を付けて煙が出たら、自分でお線香をもって身体の悪いところを全部お清めするんです。あのお寺の前にあるのは、お清めが終わったお線香を捨ててくる場所。それを買わないでやってごらんなさい」。(「江戸売り声百景」岩波アクティブ新書)
 すなわち、写真の中の花緑は、他人の病気を嬉々として浴びているのだ。所属する協会が違うとはいえ、ちょっと残念である。

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紙の本笑う霊長類

2003/03/15 20:31

「みやべくん」のなぞ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 カレル・チャペック以来、ロボットは進化と変容の道を歩んできた。その中で、人間型ロボットとてしは、このたび誕生日が来る鉄腕アトムが典型であり、人工知能の分野では「2001年宇宙の旅」のハルが極北である。
 さて、清水義範の「Rの時代」には実にさまざまなロボットが登場する。耳そうじロボット、料理の味見をするロボット、ナースロボット、話し相手ロボットなどなどで、いずれも現代いや近未来の日本社会を象徴するようなロボットである。しかし、アトムやハルとにくらべ、なにかこう卑近な感じがし、そこに著者のよさが感じられるのでもある。
 狂言回しをつとめるのは小堺太一・琴江の二人で、この夫婦が次々とロボットを購入し、その機能を楽しみ、批評を加えるのだが、突然この物語は奇想天外、抱腹絶倒の結末を迎える。
 ところで、「みやべくん」って誰のことなんだろう。

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「建国記念日」?

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

紀元節を「建国記念の日」とせずに「建国記念日」とは、どういうことか。本当は「建国記念日」としたかったのに、左翼勢力の強い反対にあって「の」の字を入れたという経緯があったはずだ。岩波よ、どうしたのだ。気がつかないわけはあるまい。著者に何らかの意図があるのなら、その旨を書かせるべきではなかろうか。もしも、もしものこととして、見逃したというのなら、編集者失格では。

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紙の本黒笑小説

2005/09/19 08:16

鉄仮面ボーイは剛できまり

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「笑わない男」は、拓也と慎吾の若手コンビが、まじめ一徹で鉄仮面のようなホテルマンを必死に笑わせようとする一編である。カレーライス、コーヒー、ライスを鉄仮面ボーイに注文し、そのとおりカレーライスとコーヒーとライスが運ばれてくると、「頼んだものと違うっ」と地団太を踏み、コーヒーをライスにかけてコーヒーライスにして食べはじめる。注文したのはカレーライスとコーヒーライスだといいはるのだ。ところが、鉄仮面はくすりともせず部屋を出てしまう。「ちょっとハイブロウ過ぎたのかな」と反省していると、戻ってきて、コーヒーライスを食べよいようにとスプーンを差し出すのだ。見事なコントで映像化が待たれる。二人組みの配役はこのままでボーイは誰がいいだろう。剛がいいと思うがいかが。

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