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love enderさんのレビュー一覧

投稿者:love ender

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本ショコラ

2003/08/14 13:42

内面と行動の両方の描写が上手に表現されています。

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この物語はフランスの外れの少し問題のある小さな村にある心の問題を抱えた母子がやってくることから始まります。問題、問題、と続けて書いたせいでなんだありがちな設定の小説か、と思えてしまうかもしれませんが、この小説のいいところはそこにあります。確かに現代小説では主人公は欠けたものを取り戻す、または補うために動きます。この小説の主人公、ヴィアンヌも全体的に見るとそういう働きもしています。しかしヴィアンヌの焦点はどんなに自分に苦しいことが訪れても常に他人に向けられ自分自身に向けられることはありません。自分の不足を補うのではなく他人の不足を補うことで話の展開が広げられる、そういう種類の小説でこれほど暖かみのあるものもなかなか無いと思います。
心に抱えた問題の大きさにもくじけず、ものすごい行動力でまわりを自分のなかに引き込む、これは今の社会で必要とされている人間だろうと思えます。問題のない社会がないように、問題のない人間はいません。その中でどう行動するかが重要だと言うのがこの物語の裏にある信念だと思います。
手塚治が生命の大切さを描いたのに対し、著者は今を生きることの重要性を説いています。行動することに疲れた人に、行動する勇気を与えてくれる。そんな内容です。チョコレートを傍らにおいて読んでみて下さい。甘い安らぎと、自発性を促すアドレナリンが倍増すること間違いなしです。ぜひ。

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