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aguniさんのレビュー一覧

投稿者:aguni

6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本道は開ける 新装版

2002/07/25 08:19

あなたの書棚の常備薬として

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 帯に邦訳260万部突破!とある。260万人といえば、だいたいジャマイカの国民全部くらいの人間が持っている計算になる。日本でいえば、6人に1人くらいは持っていることになる。サッカーチームがひとつあれば、2人は持っているわけだ。(しつこい?)

 買ってみて、読んでみて納得である。この本はいってみれば常備薬。いろんな宗教家やデマゴーグ、エコノミスト、評論家、心理学者、作家、相場師、アーチスト、哲学者、スポーツ選手などなどがまあ専門医で、それぞれの思想や立場のスペシャリストだとすれば、この本はそれぞれいろいろな人の考え方のエッセンスを集めて具体的に書いた本なのだ。

 カーネギーはそれを本だけに頼ったわけではない。これは、実際に人間関係の悩み解決法講座を開いていたときに作ったテキストを元に発展させた本なのだ。だからこそ、悩みの解決法としては実践的であり、「効く」のである。

 この本は常備薬だから、持っていない人はすぐに書棚に常備するべきだし、人に贈るのにも向いている。悩みのない人生を送っている人などいないのだから、誰でも喜ぶこと間違いない。装丁も豪華そうなので、いい贈り物になるだろう。

 ただし、日本でも6人に1人は持っているので、ダブらないようにすることだけは心がけたい。

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紙の本「田中真紀子」研究

2002/08/25 00:02

立花隆が田中真紀子に期待すること。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 TVや新聞ではニュースの「今」はわかる。しかし、そこに存在している「歴史」や「人間」を伝えることは不可能だ、ということをこの本を読んで思った。

 主人公は田中角栄とその娘。そして他でもない立花隆自身である。自民党、田中角栄、日本列島改造論、バブル、不良債権、小泉改革、鈴木宗男、田中真紀子、雪印食品、高速道路、日本ハム…そしてこれから明るみになる事件がバラバラのキーワードではなく、明治以降の日本が抱え込んでしまった政治の構造を見たときにつながってくる、ということをこの本は浮かびあがらせてくれる。そしてボロボロの日本が生まれ変わるためにはどれくらい困難と混乱が想像されるのか、物語ってくれる。我々がもはや当たり前だと思ってしまっている政治のやり方や政治に対する態度、考え方、そういったものがそもそもおかしなものであるのかに、気づかせてくれるのだ。

 最近の立花氏の著作の中では失礼ながらあまり感じることのできなかった「熱い」著作である。今の時代を読み解く本として、そして昭和から平成の時代を生きた全ての選挙民に読んでもらいたいし、現代史の教科書にしたい一冊である。…でもきっと、立花氏はこの本を何より、田中真紀子本人に読んでもらいたいだろうな。

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現代思想の遭難者たち

2002/07/15 01:51

いしいひさいち先生、次はぜひ「日本の思想家篇」を!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 1800円もする四コマ漫画の本だけど、少しも惜しいとは思わない。それだけ手間(思考実験?)の過程を経て精製された本という印象がする。いや、あーた、何が可笑しいと言って、これだけの思想家の似顔絵だけでまずは笑えるというもの。

 もともとは講談社のシリーズ、『現代思想の冒険者たち』の月報に描かれていた四コママンガだというから、その思想家のラインナップは検索結果を見てもらえればわかるだろう。いやしかし、一冊の本でも語ることのできない思想家たちを四コマで表現しちゃって良いものだろうか? ポパーなんてバーブ佐竹と一緒に登場させられちゃうんだから、油断ができないのである。
 でもまあ、それが許せるぐらい、そして、よく考えたらとなりの山田くんやら地底人シリーズなんて極めて哲学的ではないかしらん? とまで思ってしまえるほど、この本は見事なお仕事なんである。おつかれさまでした。

 この本は、思想をファッションになぞらえたときに、お気に入りの思想家を見つける格好のショーウィンドウであるとも言えるかもしれない。ちなみに私のお気に入りはラカンなんであるが、いしいひさいち先生にもしお願いできるとすれば、このシリーズの日本篇も書いて欲しい。特に「ニューアカ篇」なんて、今なら結構、イケると思うけど…。

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システムがまだシステム部のものだと思っている企業の社内啓蒙書として。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本の装丁からすると、1400円はちょっと高く感じるかもしれない。
 しかし、社内のシステム管理や経営判断に関わりがあり、社内の風潮にちょっとした不満を持っている人であれば、この値段でこの内容は決して高くはないだろう。

 もともと業務の分担や流れやフローというものは、経営判断によって決められることが多い。人事しかり、経理しかり。しかしそこに「コンピュータ」システムという修飾語がつくと急に、それが「情報システム部」やら「基幹システム部」やら、「電算室」やら「計算室」やらの領域ということになってしまう体質が、まだまだ日本企業には多いのではないだろうか?

 この本の第3部では、「システム障害と闘う」と題して、「動かないコンピュータ」撲滅のための10ヵ条が紹介されている。一部を抜粋しよう。

一、経営トップが先頭に立ってシステム導入の指揮を執り、全社の理解を得ながら社員をプロジェクトに巻き込む
一、複数のシステム構築会社を比較し、最も自社の業務に精通している業者を選ぶ
一、システム構築会社を下請け扱いしたり、開発費をむやみに値切ったりしない





 10ヵ条にはすべて解説がついている。上の3つを読んで自社を思い浮かべたり、もしくはこの項目に大笑いできた人はぜひこの本を一冊購入して熟読して欲しい。そして社長にすすめて社長推薦を勝ちとって、社内スタッフ全員に配って欲しい。

 みずほという極めて大きくも恥ずかしい事例であれば、誰もが自社のシステムの考え方にある問題点を学び取ることができるだろう。システムがまだシステム部のものだと思っている企業の社内啓蒙書として、最高の一冊である。

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「マッキンゼー式」儲けるための仕事の習慣

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 この本は「マッキンゼー式」と言われる仕事のルール、というか習慣についてまとめた本。ユーモアあふれる文章で面白く読めた。以前、日本のマッキンゼー社員に会ったけれど、この本を読むとなるほど、セオリーを守っていると思えた。やはり高給を取るにはそれなりの仕事のスタイルというものがあるのだ。と、これは私流の、少し邪まな読解法ではあるが。

 とにかく、シンプルでしかもユニーク。そんな思考法に充ちた一冊だ。マッキンゼーといえば、かの大前研一氏は日本支社長であった。なるほど、彼が身につけている思考法もマッキンゼー式なのだな、とかなり納得。もっとも、彼の本を読んだ後ではこの本は簡単・当たり前すぎると思われるかもしれない…。そういう意味でこの本は現役のコンサルタントではなく、むしろ全ての営業マンに読んでもらいたい一冊である。

 この本のなかに「売込みをしないで売り込む方法」という章がある。言語矛盾? いやいや。売りこんでいることを悟られなければ、これは成立する。そう、それを可能にしているのも、マッキンゼー式、高給をひねり出すための仕事術なのである。

 ところで英治出版さん、この本に紹介されているマッキンゼー式プレゼンの本、翻訳してくんないかなぁ…。

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幻想に支えられた巨大企業は生き延びることができるか?

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 2002年7月30日、米企業改革法(サーベンス・オクスリー法)が米上下両院で可決され、異例のスピードで成立した。インサイダー取引、相場操作といった不正会計を厳しく罰する法であり、レーガン以来の自由主義経済に対して、少し歯止めをかけた格好となる。

 きっかけはワールド・コムの破綻、そしてこの本でも触れられている巨大企業エンロンの破綻である。「このままではアメリカ経済そのものがバブルとはじけてしまう」そんな危機感が我々日本人が思っているよりも蔓延していることがよくわかる。この本はアメリカの株主価値重視の株主資本主義が、どうして「将来の利益」よりも「現在の利益」を追及するような現状になってしまったのか、その歴史をたどり、解決策の提案をしている。

 著者を信じるなら、あのGEもアマゾン・ドット・コムもヤフーもシスコ・システムズも短命な「株主価値バブル企業」かもしれない。本書237頁には、いくつかの企業について、株主の平均所有時間に関する記事が引用されている。ちなみにあのアマゾン・ドット・コムの場合はわずか7日であり、ヤフーは8日である。いかに現在のアメリカ・ニューエコノミー企業が危うい基盤の上に成り立っているのかが良くわかる。

 そしてことはもちろんアメリカ企業だけの問題ではない。
「90年代になってバブルが崩壊したころから、日本でも急に「株主価値」の信者が現われ、「株主資本主義」ということを主張する財界人や政治家、そして学者、評論家が増え、マスコミもいっせいにそれを唱和した。」(本書「監訳者まえがき」より)

 そのアメリカ型株主資本主義のひとつの末路が巨大企業の破綻である。この本は、日本の財界人や政治家、そして学者、評論家の皆様にもぜひ、目を通しておいて欲しい一冊である。

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