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ケンタッキーさんのレビュー一覧

投稿者:ケンタッキー

2 件中 1 件~ 2 件を表示

重厚にして妖艶

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

息子、為家が語り部。定家の日記、明月記が主体。抵抗の中で新たな和歌を確立すべく苦悩する定家。後鳥羽院との確執はただ一首の和歌が引き金か。平家の滅亡、鎌倉幕府の成立、歴史もまた定家を翻弄する。隠岐で詠まれた後鳥羽院の和歌に驚愕する定家。百人一首にも悩む。随所に散りばめられた和歌が生きる。僅か三十一文字の言の葉に一生をかけた定家の執念。まさに重厚、妖艶。登場する人物も多い。読み応えは充分。歴史と人物の本を手元ににゆっくりと読み、読み返したくなる、心にしみる一冊。

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誰がキリストを殺したか

2005/11/16 18:44

圧倒的論理構成

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

キリスト教には興味を持っていた.福音書も何度かは読んだ.何かのきっかけでふと手にしたこの本.のめり込んでしまった.福音書をもとに繰り広げられるキリスト殺しの犯人追及.展開されるのは圧倒的な論理構成.証拠固めは進む.妥協,推測などの入り込む予知は無い.じわじわと追いつめられ,そしてついに明らかになる犯人.ほとんどの人が知っているであろう,しかし誰もが予測不可能なその人の名は.驚愕,戦慄.私は何を読んできたのか.これが最終結論になるか.ヴァチカンはどうするのか?新たな問題提起の書でもある.

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