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レビューアーランキング
先月(2017年6月)

ブラックティーさんのレビュー一覧

投稿者:ブラックティー

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本イノセント・デイズ

2017/05/25 18:47

ラスト1ページまで目が離せない

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

かつて、こんなにストーリーに一喜一憂し、結末に落胆した作品はあっただろうか。

それぐらい読者はこのストーリーに引き込まれ、心まで持って行かれる。
判決言い渡しシーンから始まり、死刑囚の彼女の人柄を人生に関わったそれぞれの関係者視点で、描く。
そんな斬新な構成もいい。

人間は一面ではない。
と、改めて思う。

最後、この結末をよしとするのか、悪しとするのか、評価は大きくわかれると思う。
文庫本に収録されている辻村深月の解説を読んで、ようやく、この小説のラストが胸にストンと落ちた。

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紙の本盲導犬クイールの一生

2002/07/23 17:19

夏休みの課題図書に!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 大人が読んでも子供が読んでも、泣けます。

 町でも盲導犬を目にする機会が多くなってきた昨今。
 盲導犬の寿命は、他の犬と比べ極端に短いといわれています。
 あまり、盲導犬の事を知らなくてこの本を読んだのですが、
 思った以上に盲導犬の役割は大きく、また犬にとっても大変
 な任務だと知りました。
  そんな盲導犬について、『クイール号』の一生を軸に写真とノー
 フィクションで綴る本書は、淡々とした文章なのに、なぜか心にジーンと
 きてしまう。
  子供向けに丁寧にフリガナもふってあるので、是非とも子供に読ませたい本。
 読み手も成長出来る本という気がします。

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こんなに生き生きしているなんて

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

わたしにとっては、伝記や評伝なるジャンルの本は、絶対に手に取らないものだった。
そんな先入観たっぷりのわたしが、この本の新聞評を読んで俄然、読みたくなり、手に取った。

CMやテレビ、雑誌でワンショルダーのエプロンがトレードマークの小林カツ代さん。
一家に1冊は、彼女の料理本があるのではないだろうか。
そんなカツ代さんの姿が、あまりにも生き生き描かれていた。

作者と小林カツ代さんの関係を知って、合点が行った。
そうか、親しい年の離れた友人だったんだ。
ふたりの出会いのピースボートでのエピソードは、導入としてはほんとに引き込まれてしまった。

公のエピソードから、裏の内緒事のエピソードまで、包み隠さず、しっかり誠実に書かれているのにも好感が持てた。

「話芸には方程式がある。はじめはしんみり、中おかしく、終わり尊く」
この本は、まさにそんな本だった。

読み終わり本を閉じたとき、一筋の涙が頬を伝った。

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紙の本碇星

2015/08/25 14:05

身近だからこそ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

老年の男性が主人公の短編集。(なかに違うものもあり)
身近な世界が描かれていて、日常をうまく切り取った小説ばかりなので、読者も自然と作品世界へトリップできる。
派手な設定や奇想天外なストーリーではないけれど、だからこそ、リアリティーがあり、心に訴えかけるものがあるように思う。

あとがきにもあるように、作者は長編を書き終えたあとは必ず、短編を書くそうだ。そうやってバランスをとっている。だからこそ、吉村昭は長編小説も短編小説も両方を自在に書ける数少ない作家なのだろう。小説を勉強中の自分としては、参考になった。

冒頭作の『飲み友達』は、展開にハラハラさせられ、この短編集にまんまと引き込まれていった。
表題作の『碇星』も、この本の最後にふさわしい余韻の残る作品だった。

短編はこう書くべきというお手本になる小説だと思う。

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紙の本海猫 上巻

2004/09/30 17:33

脱純愛小説?!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 久しぶりに傑作に出会った。
 近頃、世間は空前の純愛ブームに沸いている。そもそも純愛の定義って
なんなのだろう。
 今、流行の純愛小説は、古典的なストーリー展開と予想を裏切らない結
末が安心できるといえば安心できる。
 でも、そんな子供だましのストーリーにみんな満足しているのだろうか?
ありがちな病気という枷(かせ)で、安易に作られた感動に果たして本当
の感動を見い出せるのか?
 本書『海猫』は、そんな私のようなひねくれ者にも感動を与えてくれる
作品だ。北海道・函館の郊外にあたる南茅部という村を舞台に繰り広げられ
る親子2代に渡る壮大なラブストーリーである。
 著者の心理描写の細やかさ、表現の豊かさもさることながら、艶っぽい
表現がなんとも美しくて上手い。
 時代背景もしっかり取材された上で描かれているので、リアリティーが
あり、縦糸と横糸がしっかり絡み合い、ストーリーに重みを与えている。
読者を感動のラストまで、しっかりひっぱっていってくれる。これこそ
まさに極上の恋愛小説だ。
 本書は第10回島清恋愛文学賞を受賞した。文学賞多しといえど、恋愛小
説だけを対象にした文学賞はこの賞だけだ。極上の恋愛小説にだけ贈られ
るこの賞の受賞は、やはり本書『海猫』がふさわしいといえる。

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紙の本あん

2015/08/25 17:49

思わず、どら焼きを買いに走ってしまうそんな小説

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

河瀬直美監督の最新作「 あん」の原作と知り、購入した。
この映画に原作本があることに、まず驚いた。

読み始めると、あっという間にストーリーに引き込まれていった。
小さなどら焼き店、どら春が舞台。
主人公の千太郎は、服役した後に出所し、生きる気力もなく、日がな一日鉄板でどら焼きを焼いている。そんなところにバイトの求人をみてやってきたのが徳江という70歳過ぎの手の不自由な女性だった。彼女の作る餡は絶品だった。
ふたりの作るどら焼きで、どら春は繁盛しはじめるのだけれど…。

予想できる結末だが、目で追う文字が涙でかすんでしまう。
生命の大切さ、生まれてきた意味、いろんなことを深く考えさせ、また感じさせてくれる人間ドラマだと思う。

ラストシーンは、どんな人も涙なくしては読み終えることができない。
そして、美味しいどら焼きが無性に食べたくなるだろう。

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紙の本武士道シックスティーン

2017/05/25 17:59

武士道、青春、スポ根……

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剣道をこよなく愛する剣士にも、剣道未経験者にも楽しめるエンターテイメント小説。

 五輪書をバイブルとし剣道一筋の堅物な香織が、無名選手で剣道ビギナー選手の早苗に奇蹟の腐敗をきしてしまう。
なんと、ふたりが運命の再会したのは、高校の剣道部だった。

 楽天家でポジティブな早苗、一生懸命だけど武士道しか頭にない香織のふたりがレギュラーを争い切磋琢磨し、玉龍旗高校剣道大会、魁星旗争奪剣道大会、と階段を駆け上がる姿に、読者も胸をあつくする。
怪我による挫折、克服、固く結ばれる友情等、甘酸っぱい青春を満喫できる小説だ。誰もが胸の奥にしまってそのまま忘れてしまった感情を再び刺激され、キュンキュンさせられてしまうこと間違いない。

個性あるふたりの女子高生が、繰り広げる青春ドラマに浸って最後は、されるがまま、読むままに、涙して欲しい。そんな作品だ。

安心してください! 
続編があるのでこの本を読み終わっても、次の一冊が読者を待ってくれている。

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紙の本朝が来る

2016/06/27 14:33

親子とは

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

家族のことが色々と取りざたされている昨今。
血のつながりって何なのだろうと考えてしまう
小説。

少子化、晩婚化、非婚、お一人様と、家族の有りようがすっかり
変わってしまい一個人を尊重する風潮にあるけれど
やっぱり家族って大切だとこの小説は教えてくれる。
そして、家族は必ずしも血のつながりだけではないということも。

この小説は特別養子縁組がテーマとなっていて、
養子に出す側、養子に迎える側の背景が丁寧に描かれている。
どちらか側でなく、両方をほぼ同分量の割合にした構成
は成功していると思う。

ややステレオタイプなキャラクター設定は多少気になるが、
わかりやすい設定の方がより読者がストーリーに入り込めると
いう利点もあるので、さほど気にならない。

作者は過去の作品でも赤ちゃんポストを題材に取り上げてきた。
子どもを手放さざるを得ない母親側のシリアスな事情もしっかり、
描かれていて、でも、押しつけがましくない描き方に自然と
読者は引き込まれていく。
幸せは人それぞれ。家族の有りようもそれぞれだと思う。
いろんなパターンがあっていいと思う。

ラスト、主人公の佐都子のとった行動に母親としての
心の広さを感じ目頭があつくなった。

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紙の本あやし 怪

2002/07/23 17:05

本当に怖いです、この本!

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時代小説は作者の得意分野とあって、独特の世界観が広がる。
時代考証もしっかりしているし、若者にもとっつきやすい描写は
さすが宮部みゆき!

 本当に怖いものは、霊や怪奇現象などではなく、そこにいる生身の
人間かもしれない。時には、人間の感情は不思議なパワーを発するようだ。

9編からなる短編で、一話、一話読み終えるごとにじわじわと怖さが
広がっていく。一人、暗い部屋で読むのも良し、またキャンプで、ろうそく
を前に朗読するのも良し。いろんな楽しみ方が出来そう。

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紙の本柔らかな頰

2002/07/17 18:00

圧倒されました

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 直木賞受賞の本作は、前作の『OUT』に比べると数段腕をあげた。

 サスペンスというジャンルの中で、これほど人間ドラマを丁寧に描ける
 作家は、他にいない。
 「幼女誘拐事件」を軸に繰り広げられるストーリーは、リアリティーがあり、
 実際に起こった事件のルポを読んでいるような錯覚に陥る。
 『OUT』の猟奇殺人のような派手さはないが故に、ここまで読者を引きつける
 本作は、やはり作者の筆力以外の何物でもない。

 被害者の家族の葛藤、終わりのない犯人探し、そして家族崩壊。
 残酷な現実を主人公が、生きていく様を淡々をした文章で綴る。
 
 結末もいかにも作者らしい。

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紙の本泣かないでパーティはこれから

2002/07/29 23:30

OLに捧げる!応援歌です

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 共感できるストーリーと等身大の主人公に思わず感情移入し、どんどん読み進めて
しまう。軽いタッチなので、読みやすく一気に読み終えてしまった。
 作者は、元OLだけあって、シチュエーションにもリアリティーがある。

 主人公は、いかにもそこらへんにいそうなOL。(きっとこれを読む読者のほとんどが
自分と置き換えるだろう)一難去ってまた一難。主人公に降りかかるその災難を苦しみながらも試行錯誤し、乗り越えて少し成長していく過程は、なかなか好感が持てる。
本当の幸せとは?それは、きっと自分で掴み取るものなのかもしれない。
ちょっと勇気がでる小説。

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紙の本彼女の嫌いな彼女

2002/07/29 23:58

二度美味しい

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 この夏、連ドラでのドラマ化が決定した本作。今回で2度目のドラマ化になる。
数年前(いや、10年近く前?)にドラマ化した時は、当時、OLになりたてということ
もあり、完全に23歳の主人公、千絵(ちえ)に肩入れして読んでいた。
でも2度目の今回は、なぜか(?)33歳の主人公、瑞子(みずこ)にすっかり感情移入して、読んでしまった。今だからわかるんだよな〜その気持!とか言いながら。

 この小説の主人公は、23歳のOL千絵と33歳のいわゆるお局(あまり言いたくないが)
瑞子との恋愛バトルと友情物語。

 時代は変ってもこういう若手とベテランとの戦いは永遠に不滅なのです。


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