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先月(2017年6月)

伊藤ブラザーズさんのレビュー一覧

投稿者:伊藤ブラザーズ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

体系的で平易な解説書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、機関委任事務の廃止、国の地方に対する関与のルールの整理など第1次分権改革の推進役となった地方分権推進委員会の最終報告のうち地方税財源問題について、論点を体系的かつ平易に解説した書である。
地方税財源問題は、小泉内閣の構造改革でも重要なテーマの1つで、今後の国の在り方を決めるキーポイントの1つであると言われる。数々の改革を導いた地方分権推進委員会でも最後にして最大の課題とされたが、これに正面から取り組んだのが最終報告であり、歳入中立の下での税源移譲は可能で財政構造改革にも資するとの結論を出した。
地方分権推進委員会の勧告や意見等は、政府の計画作成や法制度の改正に結びつく効果を持っていただけに、その内容は玄人向けの教科書的な記載となっており、誰にでも分かるように用語解説やデータ等を詳細に示して書かれている訳ではない。一般の人々やあるいは自治体職員など関係者にとってさえも、その内容や背景等を完全に把握するためには、他の文献を参照するなどして行間を読む必要があると言われる。
その点、本書は最終報告の地方税財源部分を、データや図表などを交えてわかりやすく掘り下げて解説している。また、本書は、最終報告を出した当の地方分権推進委員会及び事務局の構成員によって解説されたものであり、最終報告の結論に至る真意や背景が誤解なく記載されている点で非常に貴重である。
また、後半部分では、地方分権推進委員会における地方税財源問題に関する関係省庁・有識者の全ヒアリングが要約された形で紹介されている。立場や視点の違いに応じた多様な考え方が示され、この問題の複雑さと解決の困難さが浮き彫りにされている。
いずれにしても、現在の地方税財源の問題を最少の時間で効率的に理解するためには、最適な書といえると思う。

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