サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. AK2さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年2月)

AK2さんのレビュー一覧

投稿者:AK2

8 件中 1 件~ 8 件を表示

ツール&ストール

2002/09/03 22:45

白戸修、23歳。君はとにかくカッチョいい!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

主人公、白戸修君(23歳)。
かなり不幸で、とてつもなくお人よし、そして実に実にカッチョいい!

「犬も歩けば棒にあたる」というが、彼の場合は家で寝ていたって
「事件」にあたる。出歩こうものなら益々あたる。
特に「中野」は彼の鬼門だ。
卒業がかかった期末試験の当日だろうと、残高51円(!)の預金通帳に
呆然としていようと、いよいよ就職だろうと、出会うものは出会うのだ。

「事件」とは何ぞや? −帯に曰く、「日常の軽犯罪」。

犯罪が日常にあっちゃ困る、と思うのだが、読めば分かっていただける
と思う。ある、確かに。
しかし普通は、気付かないか、気にしないか、見て見ぬフリをするか
とにかく関わらないようにするのではなかろうか。

でも、白戸君は違う。
気付いてしまう、気にしてしまう、巻き込まれてしまう、何が何でも
「飛んで火に入る夏の虫」になっちゃうのだ。

火に入った虫は燃え尽きちゃうんじゃ?と諦めるのはまだ早い。
白戸君はがんばる。
ダイハードの主人公でもシャーロック・ホームズでもない
彼だけれど、もみくちゃのぼろぼろになっても、一所懸命
その時自分に出来ることをする。
人事だというのに真剣に考えて、もつれた謎だって解く。
そういうなんともカッチョいい男なのである。

白戸君がんばれ。
そして、もっともっと事件に巻き込まれて、是非続編を読ませて欲しい!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

虫の世界へいらっしゃい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

以下の特徴が当てはまる方は、本書の速攻ゲットを
オススメします。

1 昆虫や生き物が大好きな方。

2 「ファーブル昆虫記」または「みつばちマーヤの冒険」が
お気に入りの方。


本書の目次

第一話 蝶々殺蛾事件
第二話 哲学虫の密室
第三話 昼のセミ
第四話 吸血の池
第五話 生けるアカハネの死
第六話 ハチの悲劇

このタイトルで「ピン」と来た、ミステリ好きな方。

4 「びっくりするようなこと知りたいなー」と好奇心満々な方。

5 カフカの「変身」を読んで、「自分もああなりたい」と
思われた方(いらっしゃるだろうか。不安だ)。

これらに当てはまらない方でも、「面白い本」が欲しい方なら
本書は一読の価値ありです。

ただし最初の「前口上」を開く時はご注意を。
気を抜いていると、全国の80パーセント以上(数字は嘘)が
「いや〜っ」と悲鳴をあげる「生き物」が登場します。
もちろん私も、思わず本をぶん投げかけました。

本書は虫が、虫の世界(自然界)で、虫の事件を解いてゆく
ミステリです。
「密室」もあれば「アリバイ捜査」もあります。

人間界の「価値観」や「正義」とは一味違った事件と解決。
それでいて、人間としての生き方を考えさせてくれるかも
しれません。

著者は生物学科卒。すなわち専門家。
「餅は餅屋」という言葉は、まさに真なり、なのです。
昆虫の世界、生き物の不思議、それにもちろんミステリが
たっぷり詰まった、驚きと感動にあふれる、そして何より
楽しい作品です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本青空の卵

2002/08/29 19:39

どこまでも広がる青い空

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

初めて本書と出会った時、「ひきこもり」という言葉のイメージが強すぎて、
手に取ることをためらっていました。
けれども、読み始めるとすぐにそんな迷いの雲は消えてゆき、読み終えて残る
どこまでも透き通るような青い空。

加納朋子さんの「ななつのこ」「魔法飛行」、北村薫さんの「空飛ぶ馬」から始まる
〈私〉シリーズ、有栖川有栖さんの「月光ゲーム」などなどと出会えた時の
切ないくらいの幸せを感じることが出来ました。

ほんの少しだけ他の多くの人とは違う。
それだけでどれほど哀しく、ひとりぼっちに感じてしまうことでしょう。
そのせいで、人に手を差し伸べることも、差し伸べられることにも臆病になってしまう
優しくて純粋な人たち。
「夏の終わりの三重奏」「秋の足音」「冬の贈り物」「春の子供」と、四季が巡る中で
出会う事件の「謎」がひとつ解かれるごとに、彼らの固く凍りついた心が柔らかく
とけてゆき、彼らの心に青空が広がってゆきます。
もちろん読者の心にも。

大切な大切な宝物のような一冊です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

お見せできないのが残念

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「鳥」と言えば、「縁日のひよこ」。
幼少のみぎり、ねだってねだって買ってもらったものの
正しい世話の仕方も知らず、数日で亡くしてしまった
鳥も人も悲しいお付き合いの記憶。
以来、声を聞くだけ、遠くから眺めるだけの関係になって
しまって、はや幾年。(遠い目)

そんな私だが、本書の表紙に目が釘付け。
なんせ、サラダボウルに小鳥のてんこ盛り!なのだ。
シンプルでいながらおとぼけた表情も愛らしい表紙絵は
まさに「食べちゃいたいほど可愛い」の具現。
今すぐお見せできないのが残念でならない。
遠くば寄って目にも見よ!というくらいの勢いである。

「鳥飼い歴30年を超える」という作者さんが見せてくれる
小さな十姉妹たちのほのぼのだけど不思議な行動の数々は
読んでるだけでついつい頬が緩み、「へぇー、なんでぇ?」な
驚きでいっぱい。
世にも幸せそうな、鳥と人とのお付き合いに触れれば
ほっこり気持ちが柔らかくなる。
鳥とは縁遠い人も、鳥とラブラブな人も、読めばきっと
もっと鳥とお近づきになりたくなる1冊。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本泥棒は選べない

2002/08/26 16:31

泥棒はルパン三世?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

留守宅であるのを確認して泥棒に入ったら、そこには死体。
唖然、呆然とする間もなく、警察が踏み込んできた。
そんな時あなたならどうする?

「そもそも泥棒なんてしない」…ごもっとも。
でもお話の中ならいかがでしょう。
こんなジレンマとピンチに陥った、泥棒さんのその後、が気になるでは
ありませんか。

ましてその泥棒さん、鍵開けの腕は上々、暴力は大嫌い、女には甘くって、
そのうえちょっとお人よし。
かの有名なモーリス・ルブランさんの「怪盗ルパン」みたいな、いやいや、
アニメの「ルパン三世」みたいなキャラクターなのだから、思わず「頑張れ」
と応援したくなっちゃいます
(「バーニイ」という名前もウサギみたいで可愛いし)。

そもそもこの本を知ったのは、タイトルの付け方がリリアン・J・ブラウンさんの
「シャム猫ココ」シリーズと似ていたから、というだけだったのですが、ユーモアと
機知に富んだ文章の楽しさ、という点でも似てました。

固ゆで卵(ハードボイルド)ならぬ半熟卵(ソフトボイルド)な
歯ごたえ(語り口)なので、気楽にあっさり味わえます。
どうぞ美味しく、召し上がれ(シリーズ作品だからオカワリも有りですよ)。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本春の微熱

2002/08/20 05:07

見かけにだまされちゃダメ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表紙で微笑みかける柔らかで乙女ちっくな少女。
「これは美しくもはかない純愛の世界?」などと、彼女の見た目に
だまされてはダメ〜。

といっても、心配ご無用。
美しさ、あります。はかなさ、あります。
純愛? ここ、ここがキーポイント。
ごくごく普通の、青少年・少女(成人男性・女性)が恋に落ちる
恋愛モノではあります。が、みーんな「ちょっとだけ変」。

「少女漫画で恋愛ものー? じゃ、パス」と思った方。ストップ!
清原さん描くところの「恋愛」は只者ではないのです。
揺れ動く乙女心の描写が素晴らしいのはもちろんですが、
「ちょっとだけ変」にご注目。

「パンツ一緒に洗ったらニンシンするんだから」
という台詞に代表される、あまりにも「うぶ」な思い込みが
巻き起こす騒動には、きっと笑ってしまうはず。
(「うぶ」って、もはや死語かしらん?)
Hな話も、さらり淡々と描かれてて、絵の可愛さとのギャップに
可笑しさ倍増!

どこにでもいそうで、でもいないような、「恋する少年少女(または男と女)」
のお話。
「恋愛」経験者も未経験者も、時に優しく時に哀しい結末を、
どうぞ一度はお試しあれ♪

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本狼の寓話

2003/11/04 17:24

警察小説が嫌いな貴方に

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「警察小説」と呼ばれるものが苦手だ。
現実世界でTVや新聞で目に付いてしまう「警察官の不祥事」
の文字。見るたびに怒りや悲しみを覚えてしまうから、そんな
「警察」が描かれる作品だったら読みたくはない。
せめて、小説という想像の世界の中ならば、良心的で頑張る
心温かな警察官たちに会いたい。
そんな願いをかなえてくれたのが本書。

刑事になりたいという希望かなって強行犯係に配属された
會川(あいかわ)圭司。初めての現場で失敗を重ね、捜査班を
変えられてしまう。
新しくコンビを組むことになったのは黒岩という女性刑事。
与えられたのは一週間前に起こった、妻が夫を殺したとみなされて
いる事件。妻は犯行後失踪したと考えられている。しかし動機は?
事件に取り組むうちに現れる真相とは…

本書は、失敗にめげつつも頑張る主人公の素敵な成長物語であり、
主人公の兄をはじめとした個性的なキャラクタ小説でもあり、
「狼の寓話」に導かれる魅力的な謎を持つ本格推理小説でもあり、
そして何よりこの作者ならではの、痛みと切なさと希望と救いの
物語である。

筆者のように「警察小説」という言葉に苦手意識を持っている
人に自信を持ってオススメできる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本非在

2002/08/23 06:50

南の島でミステリー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

お読みなさい、楽しいから。
…あ、一行で終わっちゃった。やり直し。

波打ち際、砂に半分埋まってるガラス壜。
近づいて手に取ると、中には遠い異国からの手紙。
こんなシチュエーションに憧れませんか?(私は憧れるんです)

本書の語り手である植物写真家、猫田夏海が拾ったのは
「壜」ではなくて「プラスティックの密閉容器」
「異国からの手紙」ではなく「フロッピーディスク」

ロマンティックさは減るものの、これはこれで実に魅力的な「謎」では
ありませんか。

「好奇心と行動力は人並み以上」な、猫田夏海が黙って見過ごすはずも
なく、やがては事件の舞台となった島へ。

本を開くと島の地図があるのも「宝島」みたいでわくわくさせてくれます。

舞台となる南海の孤島の描写は、詳しい方には
「ああ、あるある」または「あれがそうだったのか」
と再確認、新知識の獲得の楽しみが、
詳しくない方は、旅費と比べたらぐっとお安く
「南の島への冒険」が楽しめるはず。

冒険と謎解きと自然の知識が一度に味わえちゃう、実にお得な一冊。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

8 件中 1 件~ 8 件を表示