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レビューアーランキング
先月(2017年6月)

アイレさんのレビュー一覧

投稿者:アイレ

5 件中 1 件~ 5 件を表示

助演男優(女優?)猫賞

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 旅先の宿の図書コーナーで目にとまり、手にしたのがこの本との出会いです。翌日近くの本屋さんで即効探して3冊まとめ買いをしてしまいました。(2だけ投稿がなかったので、まとめてここに投稿させていただきます)
 1を読んで、物置きになっている床の間のお掃除がしたくなり、2を読んでアンティークな着物を着て歌舞伎を観に行きたくなり、3を読んで和柄の手ぬぐいが無性に欲しくなる。絵や色がとっても綺麗で登場人物(動物)もかなりステキ。懐かしい匂いにに溢れ心安らぐ絵本でありながら、日本古来の風習をしっかりと楽しく学べます。"自分専用の食器をもつということは日本人にとってはごく普通の感覚ですが、世界では数少ないめずらしい習慣"だと知って、日本人であることが意味もなく嬉しく思えてきたり…。
 そして、ボケとツッコミみたいな、しばわんことみけにゃんこ。みけにゃんこさんには助演男優(女優?)猫賞を贈りたい。しばわんこの存在はもちろんですが、ぜひ、お茶目なみけにゃんこの表情、しぐさ、言葉のひとつひとつも見逃さずに味わってほしいです。たまに見せる双子ちゃんとの隠れミニバトルには笑えます。個人的に好きなのは、1の最後にある、みけにゃんこがお気に入りのお茶碗を割ってしまい買いに行くお話、2の雷嫌いのしばわんこのお話、3のお盆と節分のお話かな。物語のようになっているので、ストーリー性も充分楽しめると思います。
 充分楽しんだ後には、居ずまい正してピッと背筋を伸ばしたくなるような和の心の余韻に包まれ…明日いいことありそうです。
 

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紙の本神の子どもたちはみな踊る

2005/03/01 20:48

地震のあとの世界

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 この短編集は、1995年2月—阪神大震災のあとであり、地下鉄サリン事件の起きるまえの間の6つの物語。基本的に短編が苦手(特に翻訳ものは苦しいっ)な私が、何度か読み返している数少ない1冊である。
 震災から今年で10年が経ち、1月17日の朝日新聞には“地震のあとで”という著者のコラムが掲載されていた(佐々木マキさんのイラスト付で)。その中に、この本について記されている。
 
   —登場人物たちは今もそれぞれに余震を感じ続けている。個人的
   余震だ。彼らは地震のあとの世界に住んでいる。その世界は彼ら
   がかつて見知っていた世界ではない。それでも彼らはもう一度、
   個人的源への信頼を取り戻そうと試みている。—(コラムより抜粋)

 そして、この短編を書くという作業が春樹氏と震災との関係に重要な意味を持っていたとある。
 10年過ぎたからこそ、起きた事の大きさを改めて感じるのだと思う。震災をテーマにしたTVドラマが増えたり、関東にも遠からず大地震は起きると報道されている。たくさんの被災者を上回る数の傍観者の立場が一変する。
 
 地震のあとの世界を考えて、感じる本。“かえるくん、東京を救う”が私は好きです。短編が苦手な私でさえ、その醍醐味を感じさせる物語。著者の茶目っ気も味わえます。春樹氏の言う“余震”と共に生きていかなくてはならない事にどう向き合うのか、10年後である今こそ読むにはふさわしい時期なのかも知れません。

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紙の本アフターダーク

2004/09/24 18:53

気になる視点

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昼と夜の長さが同じという秋分の日に一気に読み終えた。様々な角度からの視点によって見られる側と見る側に、あちら側とこちら側の世界に、どちらにでも意外と簡単に行き来できてしまう。回線はたやすく繋がれてしまう。そんな人の危うさ、眠らない街の闇の淵に、自分自身が足を踏み入れてしまったような錯覚に陥る。それは戯曲っぽい文体のせいなのか…? それにしても『私たち』が気になります。観念的な視点だというこの『私たち』に、やはり劇場の観客の目を想像してしまったりもする。見られる側と見る側のどちらが真実の世界なのか、追う者と追われる者のどちらが正義なのか境界線が非常にあやふやで、答えがない。だからこそ「ゆっくり歩いて、たくさん水を飲もう」という高橋君の言葉にほっとします。救われます。最後にアルファヴィルのカオルさんと海辺のカフカの星野さんは、知り合いのような気がするのは私だけ? 村上ワールドは健在だと思う。これもひとつの視点であり、アフターダーク…私は好きです。

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紙の本きらきらひかる

2004/10/17 19:49

人をもっともっと好きになりたくなる

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 江國香織さんの本を読むのは、今さらながらの初体験でした。
 “きらきらひかる”というタイトルは入沢康夫さんの詩からいただいたたと、あとがきにはあります。が、笑子、睦月、紺の魂のようなもの(?)を表しているようにも思えました。世の中、『純愛ブーム』と称して“セカチュー“”冬ソナ”などと騒がれておりますが、超える純度を味わえる物語。ある意味すごくシュールであるし、スタンダードでもあるような…。単純に究極の恋愛と呼べるのかどうかはわからないけれど“好きという気持ち”の核を見たようで、読者は心揺さぶられ、忘れてた何かを思い出す。何が真実かなんて、さっぱりわからなくなってしまった世の中に渇を入れる。大切な事とは何なのかとたたみかけるように物語が問いかけてくる。この手の恋愛小説に両親がからんでくるのが面白い。場違いみたいにフツーな親の言葉は現実に引き戻し、何も望まないはずの睦月や笑子をも立ち止まらせる。
 人をもっともっと好きになりたくなる、なれる力が湧いてくるような気持ちになれる本です。

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紙の本世界の中心で、愛をさけぶ

2004/09/30 23:42

想い

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 手にとってページをパラパラしては平積みに戻し…という感じだった。気になってはいたが、どうしてもというところまでテンションがあがらない。この歳になって、今さら純愛!? 世界の中心で愛をさけばれてもなァと思っているところに、TVドラマの放送が始まった。ハマッた。ますます原作が気になった。結局は、また貸しという形で私の手元にやってくることになるのだけど…。ドラマを先に見てから、原作を読んだのははじめての経験だった。率直な感想はドラマの方が良かったと思う。個人的に好きな役者さんだった事もあるし、時代背景が自分自信の高校時代とぴったり重なったのも理由のひとつだろう。原作の中のサクちゃんは、ちょっと物足りない。なにより泣けない。泣ける事と作品の良し悪しは関係ないとは思うものの、ストーリー事態が全体ににサラリとしすぎて気持ちが寄り添っていけない。ドラマの後遺症かなぁ。今までの経験だと原作を超えるものってなかったんだけどなぁ。最初の直感は正しかったかもという結論が否めない。
 とはいうものの、人が人を想う気持ちに勝るものはない事がジンジン伝わってくる物語。登場人物が皆、誰かを想っている。大切な人と共に生きることが叶わなかった祖父が、朔太郎にその遺骨を拝借する手助けを頼む心情を察するに、それはそれは果てしなく揺るぎない想いなのだろう。死を受け入れるために、アボリジニの生き方や世界観に救いを求めるアキの真直ぐさには拍手をおくりたい。
 村上春樹氏のノルウェイの森の売上げ?を上回ったとか…私は17年前と昨年もう1度読み返したが、やはりこちらの方が好き(ごめんなさい)。純愛に感動した若い皆様方、ぜひこちらもご一読有れ。
 

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