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先月(2017年8月)

タジーさんのレビュー一覧

投稿者:タジー

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本ミハイール・バフチーンの世界

2003/01/16 19:30

バフチンの人となりを知るにはいい本です

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 バフチンに関する有名な概説書の一つ。心理学でバフチンを利用する場合にはここからの引用が多く,その原典を知ろう,というのが動機づけになって購入しました。
 分厚く風格の漂う表紙を用いた本の雰囲気はなかなかで,所有することの満足感を十分に満たしてくれます。バフチンについて何も知らない友人がこの本を見て,「すごくきれいな本だね!」と感激していました。「いやまだ読んでいないから…」という突っ込みを入れるのを忘れませんでしたが…(^^)。
 内容は,バフチンの生涯を中心に,バフチンサークルに関する詳しい概説,フォルマリズムやその他の文化運動との関わり,スターリンによる政治的迫害のもとでの暮らしなどが,膨大な資料をもとに克明に記述されており,とても読みやすい。「バフチンって,こういう暮らしをしていたんだ」という,非常に素朴なレベルで親近感が湧く本です。
 理論的概説に関しても,複雑なバフチンの議論を,それぞれの著作ごとにコンパクトにまとめており,分かりやすい。議論の妥当性に関しては様々な意見があるようですが,一つの視点としてバフチン全体を眺めてみたい,という欲求は満たされるのではないでしょうか? 少なくとも,私はとても面白いと思いました。
 分厚く,近寄りがたいほどの雰囲気を漂わせている本書は,「初心者が読むにはちょっと…」という印象を与えますが,実際は逆で,私のような初学者でも十分楽しめる内容です(十分に理解しているかは疑問も残りますが…。まあ,うるさいことはぬきということで(^^;)。値段はちょっとはりますが,等身大のバフチンを感じることが出来る,よい入門書だと思います。

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数字アレルギーが多変量解析を理解するなら,断然コイツ!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 現代の人間科学研究において,統計処理によるデータ解析は必要べからざるものとなっている。統計処理による分析は,多くの人々の性向を一覧できるため,本来であれば領域固有な研究データ間の,対話可能性を提供する。
 とまあ,堅い前置きはさておき,今や心理学や社会学,一部の哲学などを学ぶ学生にとっては,避けたくても避けられないのが,統計。特に,重回帰分析や因子分析を使用する多変量解析による分析法は,近年,複雑化の一途をたどり,「算数が大ッキライだから,文系の大学に入った」多くの学生や院生の頭を悩ませる原因になっています。かくいう私もご多分に漏れず,統計は大の苦手科目の一つでした。
 そんな時に出会ったのが,本書。とにかく,統計の仕組みを実に分かりやすく解説してくれるのです。私にとっては火星人の言語に等しい(!)数式は,あまり出てこないし,有意水準の理論的背景から一次統計と二次統計の違いなどの基礎もきっちりと押さえられる上に,多変量解析を使用すれば,いったい何が分かるようになるのか,というような素朴な疑問にも答えてくれる。具体的な調査データをベースに説明してくれるから,実践的でもあります。統計解説書は何冊もハシゴして失敗してきた私ですが,最後にたどり着いたこの本は,自信を持ってオススメできます。この本のおかげで,統計が「チョットだけ」好きになりました。
 無論,本書だけで統計を全て理解できると思ったら大間違いです。例えば,統計に詳しい友人はこの本の解説に関しては批判的でさえありました。しかしながら私は,とにかく統計に自信を持ちたい,もしくは統計を使った研究の内容をより的確に理解したい,という人にとって本書は,十分な客観性と妥当性を備えていると思います。本書を読んだ後に,SPSSなどを利用した統計ソフト解説本に従って演習を行い,また複数の論文を平行して読んでみれば,かなりの理解レベルに到達できるのではないでしょうか?
 口先ばかりの「入門書」が横行する中で,このような良書に出会うことができたのは幸運でありました。統計に悩まされている方は,だまされたと思って読んでみてください。きっと,統計を身近なものに感じることができるはずです。

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ジュンク堂だいすき!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 池袋にジュンク堂ができてから,ボクの行動範囲は東京・神田・新宿から池袋中心に変わった。ジュンク堂とその周囲にあるお店を回れば,新刊で手に入るほとんどの専門書はそろうからだ。
 特にジュンク堂は増床する前から,落ち着いたインテリア,大きな窓,詰め込みすぎず,余裕のある棚の配列などで居心地がいいなあ,と思っていた。もちろん,「座り読み大歓迎!」のコンセプトにもやられた。時間のある学生時代には,一度ジュンク堂に入ると,半日は出てこなかったものだ。大学を卒業してからも,どんなに忙しくても一月に一回はここを訪ねるのが習慣になっている。とにかく本が良くそろっているし,居心地がいいのだ。
 この本は,専門書に特化し,なおかつ上質な空間を作ることで人々が集まることのできる「本屋文化」創りに取り組んだ商人たちの,果敢な挑戦記である。良い本をそろえるために版元や取次店と地道な交渉をする苦労話,優秀な店員を確保するための戦略(実際,ここの店員は本をよく知っている!),悪質な万引き犯や詐欺師たちとの行き詰まる攻防,そしてオンライン書店や新古書店などの従来の本屋にとって,強力なライバルの出現とそれに対する積極的な対抗策の提言など,本好きであれば傾聴に値する情報が盛りだくさんである。
 最近はこのBK1のような便利なオンライン本屋が出来て,私もその恩恵にあずかっている。むしろ,利用頻度から言えば,こちらの方が多いくらいである。しかし,実際に本の森の中を歩き,自分の要求にぴったり合う本を探し出す,あの宝探しにも似た興奮は,リアル本屋にしかないものである。この本を読んで,その「本屋さん」というお仕事をよく理解できたような気がする。「一業者の成功話なんて…」という偏見を持たずに読んで欲しい。ジュンク堂を知らない読者の視点から見ても,満足度は決して低くはないはずだ。あ,もちろん,ジュンク堂マニアは必読!(^^)

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紙の本自動車のしくみ

2002/10/18 11:10

いい本だとは思いますが…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 自動車の仕組みを,物理学的な視点から理解することができるという点で,面白い本だと思います。高校の物理の時間を思い出すような内容で,その方面に関心がある自動車好きであれば,かなりいい情報を得ることができるのではないでしょうか。しかし…
 本書の副題にあるような「絵と文章でわかりやすい!」というキャッチフレーズには,同意しかねます。内容はかなり理論的で,やさしく書こうという著者の努力は認めますが,決して気軽に読んで理解できるようなシロモノではありません。また,説明文と解説図との間にリンクがなく,図解が必ずしも「わかりやすさ」に貢献していない。「〜のことは,右図2を参照して下さい」というような説明がないのです。なんか,文章を書いている人と図を書いている人が違う人で,編集するときに,適当に貼りあわせたような印象がある,といったらいい過ぎでしょうか?
 いい本であることは間違いありません。ただ,自動車のことを知りたいけれど,いい入門書を紹介してくれない?と知り合いにいわれたら,僕は別の本を薦めると思います。

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