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先月(2017年8月)

NEOさんのレビュー一覧

投稿者:NEO

10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本ハイペリオン 上

2003/06/04 13:56

ハヤカワSF版「火の鳥」。銀河の果てまで巡礼の旅へ。

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

断言しよう、これは今まで読んだなかで最高のSFである、と。


この本を読まれる前に、ひとつだけ警告させて欲しい。
本書と「ハイペリオンの没落」を一緒に買われる事を、強く強くお勧めする。
私は「ハイペリオン」を読み終わった後、続きがあることを知り
激しく!地団太を踏んだ。
早く続きが読みたい! 悔しい! 続きがあるなら先に言ってくれ!
…などなど。


ハヤカワSFのファンである自分は、
ハヤカワSFだけで200冊以上の蔵書を持ち
さらに学校や地域の図書館から、本を借りて読みまくってきました。

ダニールとジスカルドの健気さに泣かされたり…(アシモフ)
小さな少女と一緒に、黄金の帆をかけて暗闇の海を渡ったり…(スミス)
死者を代弁したり(カード)、頭の中の宝石が話しかけてきたり(ホーガン)
…それこそ、「ハヤカワSF」を読んで、いろんな体験をした。

その中でも本書「ハイペリオン」を読んだときの衝撃は、筆舌に尽くし難いものがある。
一言で言うならば、「出会った!」


あらすじを簡単に説明するとこうである。
世界は崩壊しかけていた。
その世界を救うために「シュライク教団」の聖地であるハイペリオンへ
それぞれの理由を抱えた巡礼たちが、世界を、そして自分自身を救うために旅立つ話。


無理矢理、「ハイペリオン」の構成を漫画に例えるならば「火の鳥」に近いのではないか。
一つひとつのストーリーが、深くて、濃くて、考えさせられる。
道中、巡礼たちの過去が語られるのだが、まさしく「火の鳥」!

バラバラの話が、どこかでひとつに繋がっていく…
「火の鳥」の場合はそれがだったと思う。
んが、ハイペリオンでは(そこはSFだから)
という異形の神(?)で繋がる。

全身に無数の棘があるって、何だよソレ!と激しく突っ込みたくなるが
そこはグッ!と我慢して、続きを読み進めるのが賢い方法である。


最後に勝手なことを言うが「ハイペリオン」シリーズで最高!におもしろいのは
「ハイペリオンの没落」までじゃなかろうか。
以降の作品をつまらんと斬って捨てたりしないが、やはり前2作の衝撃には叶わないのだ。

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読まないで生きるのは、絶対に損だ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

スゴイ漫画を読んだ。
スタート部分から衝撃を受け、その余韻がいつまでも続く。
この漫画は絶対に読むべきだ、と断言したい。

簡単に言えば、現代医療の問題点を半端じゃないほど暴き立てたマンガ。
主人公は、私達(一般人)とちょっとだけ気持ちが近い、新人研修医の齋藤。
彼が医者とは何か、医療とは何か、命とは何か。…泥くさいまでに問いかけていく。
ここは、ちょっとだけ痛快。

でも、現代医療ってこんなに病んでいるんだ…と思うと病院へ行くのが怖くなる。
病気になるのが、怖くなる。

この漫画を読まないで日本に生きるより、読んで日本という国に生きていた方がいい。
私は読み終わった後、痛切に思った。

この漫画は友達から借りないで、買った方がいい。
何度でも読みたくなるだろうし、売上げに貢献した方がいいんじゃないかとまで思うからだ。

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紙の本白夜行

2003/07/30 14:22

重なり合う、影。すれ違う、時代。取り残された、心。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本に対して「読後感が悪い」と評する人が時々いる。
確かに、最初から最後まで爽やかな作品ではないし、読後感もさっぱりしないだろう。

本を読むスタイルは人それぞれだが、私は小説に「酔えるだけの世界観」を求めている。
本の世界観に入り込んで、夢中になれる。
そういう本が好きだし、いろいろな世界に紛れ込めるからこそ読書を止められない。

この本はまさしく「別世界へ紛れ込める」作品だ。

だが、読者の想像をかきたてる部分や登場人物の余韻、といったものを多く残している。
だからこそ、作者のエゴを強引に押しつけられて戸惑う事もなく、最後までスルッと読めるんじゃないかなぁ。

幼い2人は、殺人事件の容疑者と被害者の子供同士として共通項を持った。
それ以後、この2人はそれぞれに違う人生を歩み、別々のアプローチ方法で欲しいモノを手に入れていく。
…表面的には平凡な人生。
だが、その影に渦巻くモノは…といった粗筋。

この男女は、幼少期に心を置いてきてしまったのではないだろうか。
あまりにも哀しくて辛い過去に、自分たちの影(闇の部分)釘付けにされ、そこから動けなかったのではないだろうか。
…こういう話をこの2人にすると鼻で笑われそうだけど、私にはそう思えてならない。

とにかく夢中になれる作品だし、読み終わった後しんみり考えてしまう。
自分の心のどこかに引っかかる、そんな素敵な作品です。

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少しだけ悪夢、かなりキラめく人間関係。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

キング・ファンならば必読。

勝手なことを申しあげると
キング・ファンならば必読の書ではないだろうか?

粗筋は他の方が説明しているので、省く。
すんごい簡略化していうと、「IT」の2003年版とでも言いましょうか…

私は、「IT」より、こちらの作品の方が好きだ。
言葉を選ばずに言うと、「IT」はドロドロしっぱなし…だったような気がする。
下水管を伝って冒険……暗すぎる。

「ドリームチャッキャー」も決して明るい作品ではないが
キラキラした輝きを秘めた部分があり(ネタバレ回避のため言えないけど)
そこに救われ、そこに感動し、そこがこの作品の象徴なんじゃないかな。
嫌な後味は残らず、いつもの作品よりは爽やかな読後感。

涙すら流しそうになった、キング作品は私としては珍しい。
いやぁ…いいですね、救われました□□□□□に。

近年読んだキング作品では「骨の袋」に次いで、好感触である。

映画は、いつものように観ないほうがいい(笑)
かなり爆笑作品に仕上がっているようなので、やっぱり原作をチェック!

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紙の本光の帝国

2003/05/26 15:51

しんみり、感じ入る一冊。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一緒に泣きましょう。

涙を流さずとも、こころでしんみり感じ入る。
読み終わった後、心か、記憶か、どこかが泣いているような気がする。
そんな、一冊。

話は、なんてことない。

不思議な能力を持つ常野一族にまつわる、短編集だ。
この粗筋とタイトル「光の帝国」を見ただけじゃ、読む気にはならなかった。
が、ファンの間で非常に評価が高い一冊なので、読んでみる事にしたのだが…

粗筋だけ喋っちゃうと、本当に何てこと無い小説なんだけど
やっぱり、そこは恩田陸。
きっちり読ませながらも、読者に委ねる部分もあり。
そして、日本人が感じる郷愁を呼び起こす。

恋人と会えない一人の夜とか。
友達と喧嘩しちゃって、寂しい午後とか。
人を恋しく感じると同時に、疎ましく感じてしまう時に読むと
自分の大切な人達の顔がひとつづつ思い起こされ
全ての人の「優しさ」を大切にしよう、という気になる。

暖かい作品なので、誰にでも、ぜひ読んで欲しい。

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紙の本三月は深き紅の淵を

2003/05/21 11:43

さぁ、めくるめく恩田ワールドへ!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。


この本は違う、と最初に明言しておく。
では「何と違うのか?」

作者から世界観を与えられ、そこで楽しみ、そこに浸る。
といった、他の本の形態とは全く異なるのだ。

ごく普通の小説は、読者と作者の間に、きっちり壁がある。
その壁に映る幻燈を観ているのが、普通の読書。

だが、この本は途中で幻燈(ストーリー)がふっと消え、また違う話が始まったりする。
そちらの話に魅せられていると、また違う世界へ連れて行かれる。

世界に入ろうとすると、入りきれない。
頭で理解しようとすると、理解しきれない。

そこを補うのは、行間と行間を埋めようとする「読者の想像力」しかない。
想像力によって、いかようにも解釈できる自由さと魅力が、この本には詰まっている。

また、読者にそこまで委ねながらも、
世界観をきっちり提示してから作品を終える恩田陸の筆力はすごいな〜
と単純に感心してしまった。

万人に薦められる作品ではないが、普通の小説に飽きた方には是非お勧めしたい一冊。
私はこの作品を契機に、恩田陸にはまっていった。

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紙の本カエアンの聖衣

2003/03/17 15:33

■「ファッション」を題材にした異色SF。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

近々、ジャッキーチェン主演の「タキシード」という映画が公開される。
超ハイテクスーツを着込んだ主人公が大活躍するストーリー。
え、元ネタは「カエアンの聖衣」じゃないの?と思うほど設定が似ている。
ファッションという文化を、アクション映画で扱うとどうなるのか?
それが、この映画「タキシード」。(ちょっとSF入ってるよね)

ファッションという文化をSFで扱うとどうなるのか?
いやぁ、こうなるんですね、ってのが「カエアンの聖衣」。
謎の文明を持つカエアンの特産品とも言うべきモノ、それが「洋服」。
ファッションが異常なまでに発達したカエアンの洋服を着ると、あら不思議。
過去の自分から、180°変わった自分になれるから、おもしろい。
こんな洋服あったら欲しいなと読者が思うのもつかの間、実はオソロシイ事実が隠されているのです。

この作品では、カエアンの洋服に取り憑かれてしまった男が辿る運命と、カエアン洋服文化の謎に迫ります。

途中、日本人の末裔も出てきて、少しだけ必見!
日本人のイメージをこんな風に間違って持つなよぉ!的な登場が、にがーく笑えます。

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紙の本地球人のお荷物

2003/03/17 15:16

一風変わった、ファニーSF。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

理屈も何も取っ払って、SFのおもしろい部分だけを抽出したら、こんなカンジ?
ガハハと大笑いはできないけど、クスクス心から楽しげに笑える。
ハードなSFに疲れた頭を休めるには、もってこいの作品です。

J・P・ホーガンを読むと、頭の中にリアルな世界が広がりませんか?
でも、この小説を読むと、アニメ映像として世界観が広がっていきます。
生々しいタッチのアニメではなく、まさしくカートゥーン・アニメの世界。
ホーカ族と言われる、テディベアそっくりの宇宙人が繰り広げるドタバタ劇が最高におもしろい!

そして挿し絵は、ひらがなで表記される「あまの よしたか」氏。
こんな所にも、世界観にちなんで凝ったよーな、ディティールが好き。

難しいSFを読むだけが、SFファンじゃない。
SFファンならでは、楽しめる設定がここにはギュウギュウ詰めです。

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紙の本シャングリ・ラ

2006/10/30 12:25

80%はキレた女の暴走

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

こちらの作品は「このSFがおもしろい」で紹介されていたので、読んでみました。すみません、期待ハズれでした。
《あらすじ/ネタバレなし》
地球温暖化解決のため、二酸化炭素排出量に関税されることになった。世界各国は、二酸化炭素排出量を削減しようと躍起になる。
日本が考え出した解決策は、東京全域を品種改良した木々で埋め尽くし、熱帯雨林とすること。そして、人々は空中に住処を求め、人工地盤の上に都市を作り出したー。
しかし、人工地盤の巨大都市に住めるのは特権階級の人間ばかり。反政府軍と政府軍と自然。三つ巴の争いが、始まっていたー。
この概要だけを読んで、本格的なSFを期待して読んでみました。期待していた方向性というのは「エンダーシリーズ」の重厚さと、「ハイペリオンシリーズ」の爽快感でした。
二酸化炭素排出量に関税、という題材はすっごくイィじゃないですか。それを削減するために東京がジャングルとなり、人々は空中に住居を求める。すっごくおもしろくなりそうな予感がするんですが、女の子がワキャワキャ出てきて大騒ぎして、キレまくって、人を殺しまくって、わーい皆しあわせー!っていう流れでした。大雑把に言うと…
男性が読むと楽しめるのかもしれませんが、女性から見ると「コイツ等アホか…!!」と思ってしまう自分がおり、全く楽しめませんでした。男性から見る女性って、あんなにバカなんですかねー。文庫になるまで待ったほうが良かった。新書で買って損しました。
他には、読んでもらえれば分かると思いますが、CLAMPの「東京バビロン」「X」などで嫌と言うほど見たモチーフが散りばめられています。地下に住まう巫女さんだの、呪われた都市だの、選ばれた御子だの、もう古くねー?っていうモチーフばっかりで辟易しました。
ただ唯一おもしろかったのは、カーボニストという職種の登場です。炭素からとある資材を生み出せるようになったという背景が1つありまして、その炭素量をやりとりする職種が「カーボニスト」です。各国の炭素を買い漁り、高騰したら売りさばくー。この辺りのやりとりは、おもしろかったです。でも、これは20%ぐらい。
この本の80%は、キレた女で出来ています。

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紙の本木曜組曲

2003/06/03 13:37

恩田陸ならではの、設定と展開。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

編集者をしていたという、恩田陸らしい作品。
編集者であった恩田陸と、作家である恩田陸を
思う存分、味わうことができる作品ではなかろうか。

この人は相変わらず女性心理を描くのが上手い。
そして、よく観察しているなぁ…と舌を巻く。
…驚き、である。

何気なく生活してると、全く気づかない女性の心理。
そこにメスを入れる恩田陸の文章には、
知らず知らずのうちに巻き込まれてしまう。
いや、上手いとしか言いようがありません、ほんと。

私としては、こういった作品よりも「三月は深き紅の淵を」の方が
仕掛けも文章も世界観も素晴らしい!と思うのだが
こういうストレートに読めちゃう作品もいいなぁ…と思った。

恩田陸、いいですね。

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