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先月(2017年6月)

森本 幸代さんのレビュー一覧

投稿者:森本 幸代

3 件中 1 件~ 3 件を表示

読む者に強い印象を与える、芸術性あふれた自伝

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「彼らの目は神を見ていた」に代表される優れた黒人文学を数多く残したゾラ・ニール・ハーストンは、20世紀初頭まれにみる、新しい感覚を持った女性作家、民俗学者であった。
本書は当時としても珍しかった黒人自治の町に生まれ育ち、家族や経済的問題をものともせぬリビドーに突き動かされて、教育、愛、そして人としての真摯な生き方を求めつづけたハーストンの自伝。
奴隷の子孫という見地に立って自らを被害者として語る黒人作家の多い中、彼女はそんな過去に惑わされることなく「人」として生き、様々な作品を生み出した。
そんなハーストンの感覚が率直にほとばしり、人として、女性としての強さを読むものに印象づける、力ある作品である。

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彼らの目は神を見ていた

2002/10/15 03:40

ハーストン代表作

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 ゾラ・ニール・ハーストンは1920年代から40年代にかけて優れた小説、随筆、民俗学の作品を残したアメリカを代表する黒人女性作家の一人。女性の自我を描いた著作も多く、「彼らの目は神を見ていた」はハーストン代表作に数えられる。
 本書ではアメリカ、フロリダ州西部に生まれたジェイニーが、白人家庭で祖母に育てられながら感覚を開花させていくところから物語が始まる。古くからある慣習と自我の間で揺れ動く主人公が求めるものを手にしたのは、30代も後半になってからだった。しかしその幸せも長くは続かない。
 女性の自我の目覚めを主軸に、アメリカ南部に生きる黒人の生活、20世紀初頭という時代を見事に描き、当時の黒人文学=奴隷の話というイメージを嘲笑うかのようにハーストンは新しい感覚をもって黒人の生活をとらえている。時代の古さを感じさせない、今に通じる女性像、そして真摯に生きる人々の姿が美しく描かれており読む者の心を打つ。

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ハーストンの真実を考察した興味深い一冊

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アメリカの黒人女性作家、民俗学者を代表するゾラ・ニール・ハーストンをロバート・E・ヘメンウェイが事実に基づいて調査・執筆した1冊。
ハーストン著の自伝には「路上の砂塵」があるが、その本は彼女独自の文学的趣向に強く傾倒し、ところどころフィクションが混ぜられているため完全な伝記とは言いがたい。それをヘメンウェイが客観性をもって事実関係を考察しているところが本書の見所。
ハーストン作品を好む人には芸術的表現の欠如が鼻につくかもしれないが、ハーストンという作家に興味のある人にとっては欠かせない1冊だろう。
なぜ事実を曲げてハーストンは「路上の砂塵」に自分を描いたのか。それが見えてくるにしたがって、また新たなハーストン像が浮かび上がる。

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