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りんごさんのレビュー一覧

投稿者:りんご

6 件中 1 件~ 6 件を表示

誇りとはなんだろう?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人と魔族が戦った先の大戦はたかだか30年しか前ではない。
なのにほとんどの人は、その戦いの真実を知らない。
そういう世界に生きている主人公は、当然戦争の後で生まれた少年で、先の戦いがどんな戦いだったのかを知らない。
かつて戦の歌に歌われた英雄が自分の母だったとしても、その母が英雄の名を捨てたことも、母が手にした剣を抜くことが出来ることが、本当はどんなおぞましい意味を持つのかを知らない。
戦いにかかわった人々はそれを隠してしまう。
人の王の補佐をする龍使いは、「魔族は人でない」と言って戦いのおぞましさを正当化する。英雄だった母は全てを忘れてなかったことにして、平和な家族を守ろうとする。かつて魔歌を歌い、戦を補佐した歌い手は、あまりの戦いのおぞましさに記憶も過去も亡くしてしまう。
そして過去を知らない少年は、何も知らないままに一つのことを成すのだ――王族の誇りだけを胸に抱いて、迫害と追跡と苦難に耐えたただひとりの生き残りの王子に愛と友情を知らしめるという形で。

たとえば同じ人の形をしたものを、「あれは人間ではないから(何をしてもいいのだ)」と思う心境とはどんなものだろう? 
知らないということは恐怖なのだということを、作家は何度も何度も描き続ける。恐怖が誤解を生む。誤解が悲劇を為す。忘却は解決ではない――明日を信じて考え続けること、理解することを忘れないこと、閉じてしまわないこと――それを信じているからこそ、苦難の道があると信じて。

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勝者の歴史

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この作家さんは女性ながら骨太の話を書く人だな~と
いつも思いながらおっかけしているわけですが(笑)。
今回もかなり大きな太い話です。

魔族との戦いにかって、平和と繁栄を謳歌している人間の世界に老いて、かつての大戦を生き延びた龍が守っている一振りのそろいの剣…人と魔族の戦いを終わらせたその剣の、禍々しい経緯を人はほとんど知らない…ということの恐ろしさ。
体に刻印があるというだけで、人に差別される魔族の鬱屈と苦しみ。
実は「人が魔族を倒した」とされている先の大戦の真実は、勝者の論理によって、ことごとく塗り替えられていた…ということが、あくまでさらりと描かれていて、さっと読み飛ばしそうなところがやっぱり上手だな~と思います。
じわじわと恐ろしい世界が姿を表そうとする1巻は、ほとんどプロローグなのですが、世界を知らぬ主人公が、この先どう覚醒するのかが楽しみです。

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入門編として最適です

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

FIMOに興味があってもなかなか手に入らない とか
樹脂粘土ってどんなもの? とか思っている人にはオススメの1冊。
特にこの本は粘土がついているのと同時に、
アクセサリーや雑貨、人形やマグネットなど、
いろいろと違う技法がいっぺんに掲載されているのがいいですね!
粘土以外の材料は粘土よりは入手しやすいので、
初めての人は是非ここからはじめるといいと思います。
テキストも開きやすいので見やすいですよ~。

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ガールミーツボーイ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

長らく廃刊になっていた聖戦記エルナサーガが、装いも新しくなって全7巻で発売されることを喜んだのは、何も私だけではないと思う。
この話は連載当初からリアルタイムで追いかけていたが、作者の『絵』に対する欲求と、物語へのまなざしに、何度踊らされたかわからない。
どちらかというと「長い話を語る」タイプの作家なので、できればまとめて読むのがいいと思う。そのためにも、今回の発刊のボリュームは大変満足がいくものだった。
基本はオードソックスな「少女が少年に出会う」話なのだが、その背景の世界の構築がすばらしい。魔獣による魔風によって人のすむ世界が限定された世界、英雄の残した「魔法を帯びない」剣が世界を支配しているという伝説———そう、この世界の人は全て、生まれながらに「魔法」を帯びている。それは先天的に大きさが決まっているが、主人公のエルナはその魔法をまったく帯びていない、世界では稀有な存在なのだ。
魔法を全ての人が帯びている世界とはどういうものなのか?ということを、作者は巧みなペンさばきで目に見せてくれる。首を落とさないと死なない王族、子供の姿を消す魔法、しかしエルナは怪我をしても自動的に回復はしないし、魔法で戦うことが出来ないのだ。
何もないことが、実は世界を公平に見ることが出来るという不思議。そして彼女が出会うのは、もっとも巨大な軍事力を有するとされている敵国の第9王子、シャールヴィ。彼もまた、持ちすぎたものも傲慢ともいえる世界から、エルナと出会って初めて「戦場以外の世界」を知ることになるのだ。
物語の導入部はひどくゆっくりとしている。まどろっこしいくらいに気持ちの通じ合わない二人が、なんだかひどくほほえましいような、もどかしいような気分。
それをたっぷりと堪能していただきたい1巻である。

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とっておきたいとっておき

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

なんといってもブランケットだけで1冊! というアイデアがおもしろい。
そして写真の撮り方やデザインがすごい綺麗でセンスがいいです。
赤ちゃんのおくるみくらいしか発想のなかったブランケットでしたけれど、この本を見て初めて「編んでみようかな…?」と思いました。
甘いデザインばかりでなく、オトナっぽいデザインや、男の人でも使えるデザインもあるので、その糸で編むのも楽しそうですが、いろいろな糸で挑戦してみるのもいいかもしれません。
実用性もそこそこ、何よりデザインも写真もよくて、編み方もそんなに難しくないのがまたいいですね。

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電車男

2004/10/26 04:17

一気にぐっと行こう。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この話、とある友人の日記にリンクが張られており、気になって読んでみたものです。
最初は普通の、ちょっとしたことだったはずなのに、それが気がつけば多くの人の関心と興味とちょっとだけ妄想を乗せて、リアルとアンリアルの間を揺れながら転がってゆくという、なんだか不思議な記録です。
そう、これは記録なんだよね。お話ではなく、ノンフィクションでもなく、ひとつの事実から始まった、ちょっとした日常の事柄の、記録。
多くの外野と少数のアドバイザーと、もっと多くの観衆の中で、一人の男性が一人の女性と実際の関係を構築するまでの記録。ただそれだけなのに、途中から加速がついて、止まらなくなる。
昔だったら友人や知人に相談していたことを、今はネットで相談する…ということがあたりまえ、になっているということを、改めて実感させられる本のひとつでもあります。そして大変日本的もあるような気がします。
一気にぐっと読んでしまうといいよ。

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