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  3. としりんさんのレビュー一覧

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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

としりんさんのレビュー一覧

投稿者:としりん

254 件中 1 件~ 15 件を表示

日韓関係(W杯、歴史、文化、参政権、竹島)の真実

106人中、105人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書にはすでに素晴らしい書評が寄せられている。重ねて私の拙文を寄せるのも恥ずかしいのだが、若干の補足の意味もあるので書いておきたい。
本書は、日韓併合など歴史問題や竹島問題を中心に、マスコミがあまり報道しない事実関係についても明らかにし、真実の日韓関係に迫る好書である。マンガのストーリーを通して登場人物に語らせており、なかなか素晴らしい作品である。
歴史問題については、近年多くの著作によって明らかにされているとおりであるが、ここでは登場人物が語っている次のセリフを紹介するに留めたい。
「あの弱肉強食の時代に無為無策だった当時の朝鮮人に責任はないのですか?」
「日本人が欧米の植民地にされないよう必死で富国強兵に努めていたとき朝鮮人は何をしていたのですか!?」
さて、本書で注目したいのは、在日朝鮮(韓国)人にからんで、外国人参政権の問題に触れているところである。
外国人に対して地方参政権を付与しようという法案が近年くすぶり続けている。韓国政府がこれを求めており、与野党を含め多くの議員が賛意を示している。
現在、外国人に参政権を認めていないのは、きちんとした理由があってのことなのだが、これを外国人差別の問題と混同する人も少なくないようだ。
また、日本の将来にとって重大な問題であるにも関わらず、問題点についてきちんと論じられた著作が少ない。
もし、外国人参政権法案が国会を通過して、外国人が参政権を行使し始めたらどうなるだろうか。
在日外国人を通して韓国・北朝鮮(潜在的に中国も)による合法的な内政干渉がまかり通ることになるだろう。内政干渉は国防や教育の分野をはじめ多岐に渡る。そうなれば、ことの重大性に気づき、ナショナリズムを掻き立てられた多くの日本人による、在日外国人への反撃も当然考えられる。結果として、在日外国人にとっても不幸な将来を招くのではないだろうか。
私・評者は、外国人参政権法案は将来の民族対立にも発展しかねない危険なものだと考えている。
日本国は日本人のものであり、日本人の手で政策運営されていかなければならない。その上で、外国人は認められている範囲内で日本人との共存共栄を図っていくのが、両者にとっての幸福というものなのではないか。
本書では、外国人参政権問題にもう少しページを割いて、具体的にどのような問題が発生するのか掘り下げるともっと良かっただろう。
真の日韓友好のためには、相手に阿るのでなく反論すべきは反論し、事実関係を示して相手の認識を質していく努力が必要である。そのためには、国民一人一人が日韓関係の現実をきちんと認識しなければならないのである。

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新聞報道からみる朝鮮半島への日本の貢献、そして在日、竹島

33人中、30人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 今年は、日韓併合100周年である。つまり、日本の朝鮮半島統治が始まり半島の近代化がスタートしてから100周年ということである。今からちょうど100年前まで、山林は荒廃しインフラが未整備で、庶民は教育も受けられず重税に喘いでいた。朝鮮半島はそんな後進地域だったのである。
 ところが、何を血迷ったか、日本の統治によって近代化への道を歩んだという歴史の事実を無視して、民主党は菅首相の謝罪談話を画策していると聞く。とんでもないことだ!
 日本が朝鮮半島に施した貢献の数々は、すでに様々な文献等により明らかである。

 さらにこのたび、著者は新たな史料を発掘した。戦前戦中の新聞記事・大阪朝日新聞朝鮮版である。当時の朝鮮半島がらみの記事が詰まっている。
 そこには、鉄道や港湾などインフラ整備の記事から、創氏改名がらみや、慰安婦がらみと思われる婦女子誘拐の記事も多数ある。ただ、婦女子を誘拐したのは朝鮮人業者ばかりだ。
 半島から日本への強制連行どころでない、日本へ密航する朝鮮人があまりに多かった現実も明らかになる。
 それと関連し、新聞記事ではないが、吉田茂首相がマッカーサーに宛てた書簡や、昭和30年6月18日の衆議院法務委員会議事録も、著者は紹介している。これがまた実に興味深い。
 朝鮮半島からの密入国者が多く、当時の在日朝鮮人の半数にも達していたということ、そして彼らの多くは犯罪に手を染める不良外国人だったともいう。吉田茂の書簡や、当時の国会議員それも社会党議員や共産党議員の発言によるものである。
 また、竹島に関する史料も載せている。著者が載せるいくつかの文書や図面は、いずれも竹島が歴史的に日本領だったことを裏付けるものである。
 一方、大変憂慮される事態が進行中だ。竹島や尖閣諸島が載っている古地図を正体不明のアジア人が各地で買い漁っているという。日本領である証拠の消失につながるもので、早急に対策を講じなければならないだろう。

 さて、日本統治時代の新聞記事は、現代韓国人が絶対に認めたくない、不都合な事実が満載だろう。彼らは、新聞記事はすべてデッチ上げ!とでも主張するのだろうか。

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紙の本日韓がタブーにする半島の歴史

2010/04/27 10:26

『三国史記』から読みとく朝鮮半島の不都合な真実

32人中、27人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 古代日本には朝鮮半島から多くの文物が伝えられ、半島の人々から多くの先端技術を学んだ。日韓の常識である。
 日本でも邦訳出版されている韓国の国定歴史教科書をみると、古代史においては、これでもか、というくらい日本に対して「教えてあげた」「教えてあげた」のオンパレードだ。
 ところがところが、この常識に真っ向から挑戦したのが本書である。根拠は、確かな一級史料というから半端ではない。
 日韓関係史は、これまで古代といわず近現代といわず、現存する史料を素直に読み込むのではなく、ある種の偏見に基づいて歪められてきているのではないか。
 高麗の時代に、十七代王の命により、半島の正史として編纂されたのが『三国史記』である。さらに、その百数十年後に、正史が扱わなかった異説を纏めたものが『三国遺事』だ。
 正史たる『三国史記』と異説集たる『三国遺事』、その両書を読み解くことによって歴史の真実が見えてくるわけである。
 本書は、まず新羅・高句麗・百済の三国時代から見ていく。
 実に面白いこと、この上ない。新羅という国は倭人がつくったと言ってもいいくらい、韓国側にとって不都合な真実が浮かび上がってくるのだ。
 さらに、任那とよばれる半島の南端部は事実上、倭国の一部だったと考えられる。そう解釈するのが自然なのだ。
 本書後半は、檀君神話。俗説として日本の天孫降臨神話に似ているともされるが、半島の正史である『三国史記』は神話をどう記しているのか。
 あらためて感じるのは、現代韓国の歴史歪曲のスゴさ、である。
 ところで、09年12月に韓国を訪問した小沢一郎は、国民大学の講演で、「天皇家の出自は朝鮮半島南部、いまの韓国」であるという、トンデモない与太話をした。(P186)
 本書はその件にも触れ、天皇家の出自に関する事実関係を史料から読み解く。
 我々は常識の大転換が必要だろう。
 高句麗の広開土王碑文をみると、当時の倭国は新羅や百済を軍事的に遥かに凌駕し高句麗と対峙する軍事大国だったことが窺えられる。評者としては、軍事大国が文明的には劣等国だったという「常識」に違和感を抱いていた。しかし、本書によって氷解した気持ちである。
 韓流ファンにも嫌韓派にも是非オススメしたい書である。

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続・マンガ嫌韓流

27人中、26人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 前作「マンガ嫌韓流」は45万部のベストセラーとなったそうだ。新聞のベストセラーランキングからは巧妙に隠蔽されるというエピソードもあったのだが、それにしてもよく売れたものだ。
 本書は、その続編であり、韓国社会の実態や在日韓国・朝鮮人の特権にも触れた貴重なものである。
 在日韓国・朝鮮人は日本社会において差別されているかのように語られることがある。だが、とんでもない。ウソがまかり通ってはいけない。彼らこそは、日本における特権階級(!?)とも言えるのが実態である。
 マスコミ等では語られない「在日特権」について、日本人は知っておく必要がある。
 また、近年、日本近海において、韓国船が日本漁船と故意に衝突し、日本人船員が多数死亡するという大事故が発生していた。その事故はマスコミによって隠蔽?され、国民に知らされていない。こうした事実は驚きである。
 ところで、前作では燻り続ける外国人参政権法案の問題に触れられていた。本書は、外国人参政権法案と並ぶ悪法である人権擁護法案について語られている。
 人権擁護法案の危険性については、関心のある者には周知のことである。「人権擁護」という美名のもと、言論弾圧や新たな人権侵害につながる極めて危険な法案である。
 国の法案に先立って、鳥取県で人権擁護の条例が成立している。しかしながら、危機感を持った県民などの猛烈な反対運動によって、施行が凍結されようとしていることは良い方向だ。
 前作の発売は多くの方面に波紋を起こした。出版社に乗り込んできたグループもあったと。巻末に描かれている。
 さて、本書のような本には猛烈に反発する人々もいる。しかしながら、日韓関係において歴史を捏造・歪曲しているのは韓国の方である。登場人物が語る次のセリフの通りだろう。
「真の日韓友好のためには韓国の捏造・歪曲を受け入れるのではなく、彼らの間違いを糺し歴史の事実を主張していかなければならない!!」(P241)
「いつの日か多くの韓国人が韓国政府による歴史の捏造・歪曲に気づくのをオレ達は辛抱強く待つべきだろう・・・・・」(P235)

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史料発掘!東條英機宣誓供述書

26人中、25人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、昭和22年の東京裁判における、東條英機元首相の宣誓供述書である。昭和23年に一度発行されたものを偶然にも東條元首相の令孫・東條由布子氏が古書店で見つけて復活させた。極めて重要な歴史的資料である。
東條元首相は、1940年の第二次近衛内閣の陸軍大臣として初入閣し、内閣改造を経て、日米開戦直前に内閣総理大臣となった。
1937年に発生した支那事変(日中戦争)を早期に解決して日米衝突を避けたい、という願いもむなしく、ずるずると泥沼へ転落していったのである。
一貫して述べられているのは、日本は侵略戦争をしたのではなく、自存自衛のために戦ったまでである、ということだ。「支那事変の早期解決」という政策方針が随所に語られているところが何ともむなしい。
因みに、支那事変というのは日本軍が仕掛けた戦争ではない。これは現在では歴史学会ほぼ共通の認識となっている。日本軍が仕掛けたのではなく、むしろ日本軍は嵌められた?のではないか。
それはともかく、このように考える人もいるだろう。支那事変を解決したいのであれば、戦闘を中止して一方的に撤退すればよいではないか、と。
ところが、現代人のシロウトが考えるようなわけにはいかなかったのが当時の情勢だった。そのあたりも本書の中に明確に書かれている。
東條は「A級戦犯」であり日米開戦時の国家指導者だった。そうした色眼鏡で本書を読めば、これは欺瞞であり開き直りだ、と捉えるかもしれない。だが、評者にはウソ偽りがあるようには思われない。東條は真実を語っているのだろう。
話は飛ぶが、その後の朝鮮戦争で北朝鮮・中国連合軍と戦ったマッカーサー元帥は、それまで気づかなかった日本の立場を初めて理解した。米上院外交委員会で、日本が戦争に突入していった主な動機は安全保障(security)だった、と証言していたのは有名である。
つまり、マッカーサーも、日本が戦ったのは自存自衛のためだったという認識を示していたのである。東條とマッカーサーの認識が一致していたということも付け加えておきたい。
本書は初心者向けの歴史解説書ではない。巻末に渡部昇一氏の解説も付けられているものの、本文は宣誓供述書そのものである。そのため、その当時についての基礎知識を押さえた上で読みたい書である。史料価値の高さは言うまでもない。

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インドネシア独立に貢献した日本軍

25人中、22人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 1942年、オランダ領インドネシアに上陸した日本軍は、わずか9日間の戦闘でオランダ軍を降伏させた。それまで350年間にわたったオランダのインドネシア支配を撃ち破ったのである。
 直ちに軍政を敷いた日本軍は、それまで抑圧されていたインドネシア人に教育を施した。インドネシア語を公用語にし、多言語社会だったインドネシアを団結させることに寄与したのだった。
 そして、若者たちを集めて郷土防衛義勇軍(PETA)を組織し、軍事教練を行った。終戦までわずか3年半の日本軍による統治だったのだが、これがインドネシア人に自信と誇りを与えたのである。
 日本の敗戦後、オランダは再びインドネシア支配を目論んでやってきた。しかし、日本軍によって教練されたインドネシア義勇軍が抵抗し、独立戦争が始まった。この独立戦争には、2千人ともいわれる多くの日本兵もインドネシアのために参戦した。
 最終的に、インドネシアは独立を果たすのだが、多くの日本兵が犠牲になっている。
 本書は、当時を知るインドネシア人による貴重な証言集である。デヴィ夫人もメッセージを寄せている。
 ただし、必ずしも日本にとって耳障りのいい話ばかりではない。外国による統治ということ自体、功罪ともにあることなので当然だろう。
 例えば、日本軍憲兵に殺されかかり、そのときの後遺症で膝を悪くした人もいる。それでも彼は日本には感謝しているのだという。
 なかには粗暴な日本兵もおり、酷い目にあった人もいただろうが、日本軍によって、350年間に及んだオランダの支配が破壊され、インドネシア独立への道が拓かれたことは紛れもない事実だからである。
 このように、細部に拘るのでなく大局的に考え公正に過去を評価する姿勢は素晴らしいことだ。過去の細部にばかり拘り、日本の貢献にまったく目を向けようともしない某国人とは大違いである!
 ところで、「ムルデカ 17805」という映画がある。ちょうどこの時代、日本軍のインドネシア上陸から、軍政と軍事教練、インドネシア独立戦争までを描いた、感動的な映画である。本書と併せ、映画の方も鑑賞しておきたいものである。
 本書は、極めて平易な文章であり、是非とも中高生にも推薦したい書だ。日本人として知っておきたい歴史の一コマが描かれているのである。

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紙の本決断できない日本

2011/08/30 11:14

知日派外交官から見た日本、そして沖縄基地問題のポイント

25人中、21人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 著者のケビン・メア氏は、アメリカ国務省の外交官として30年間日本に関わった、日本と日本人を最もよく知るアメリカ人である。妻は日本人であり、彼自身の在日期間は19年に及ぶという。
 本書もメア氏が自ら日本語で書いたものだろうか。

 メア氏を有名にしたのは、共同通信が報道した「沖縄はごまかしとゆすりの名人」発言だろう。
 報道は、メア氏がアメリカン大学の学生に対して講義した内容を、メモした学生がまとめた発言録によるという。
 ところが、発言内容を録音したテープがあるわけでなく、問題の発言録も講義から3ヶ月も経って作成されたものだった。
 しかも、メア氏が講義した学生たちは、沖縄の反基地運動家が集めた学生たちだった、メア氏は知らなかったのだが。
 つまり、学生たちには、日米安保と米軍基地を好ましく思わない人物が黒幕として付いていたわけである。
 これだけでも、報道された発言録の信憑性が疑われるところだ。
 さらに、報道した共同通信記者と学生たちには不自然に親密な関係まであった。
 さて、報道された発言が事実でないなら反論すべきところなのだが、アメリカ国務省は反論を許さずメア氏を更迭することで早期の収拾を図ったのである。

 本書は、こうした「ゆすり」報道についてのメア氏の告白も興味深いが、さらに注目したいのは、日米同盟と沖縄基地問題に関するところである。
 特に、なぜ沖縄に米軍基地が集中しているのか、そして沖縄の地政学的位置に注目したい。
 これには日本政府の説明不足が著しいため、誤解している国民が少なくないのではないだろうか。
 米軍基地は、日本の本土がなかなか受け入れないから沖縄に集中しているわけではない。
 沖縄という地理的な位置に、主力となる米軍基地が存在する必要性があるから、沖縄に集中しているのである。
 そして、それはなにもアメリカのためではなく、日本自身のためであり、沖縄県民のためでもあるのだ。
 これがまず、沖縄の基地問題を考える上での、イロハのイの字である。メア氏は分かりやすく説明している。
 さらに言えば、メア氏も指摘するとおり、沖縄の安全保障は予断を許さないものになりつつある。

 そして現在、普天間基地移設問題ほかの米軍基地再編計画がストップしてしまっている。
 しかし、普天間基地の移設を動かし、一連の米軍再編計画を実施できれば、沖縄本島の19%を占める米軍基地の面積は12%にまで削減されるのである。(P181)
 つまり、引きつづき沖縄に負担を強いるものではなく、むしろ負担を軽減するものなのだ。
 もし、これが頓挫して現状が固定化されることになれば、メア氏が記すとおり、「沖縄県民に大変残念な事」になるわけである。

 最後に、メア氏が記す日本の政治家にも触れておこう。
 鳩山由紀夫、小沢一郎について極端に評価が低いのは、評者の認識と全く同一である。
 小沢一郎を総括すれば以下のとおりである。
「小沢氏は、自分に有利になると見れば、日米安保体制でさえ平然と犠牲にするように見えます。彼が重視しているのは、自分の政治勢力を強化することだけです。そのためには選挙が有利になることしか考えていない。自分の選挙に勝ち、自分の派閥を強化するために役に立つことしか考えていない。だから、小沢氏は信頼されていないのです。」(P213)
 メア氏一人でなく、アメリカ国務省の平均的な認識なのだろう。

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日韓併合が朝鮮半島を救った!

25人中、20人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 1910年、朝鮮半島を併合した日本は、朝鮮総督府を置き、近代化のための政策を次々行った。
 まず、巨額の財政支援を行った。そして、治山治水を行い、道路を整備し、河川には橋を架け、鉄道を建設し、ダムを造り水力発電を興した。土地調査を行い、灌漑設備を整え、農業の近代化に貢献し、不毛の大地を緑の大地に変えた。各地に学校を建てて、朝鮮半島の人たちに教育を施した。
 そうした各種のインフラ整備や産業振興について、本書では統計資料を用いて詳細に説明している。目賀田種太郎や野口遵の貢献にも言及し、韓国に彼らの銅像がないことが残念とまで記す。
 何より、日本の統治によって、人口がほぼ倍増したのである。人口の増加は、生活が豊かになり安定したことの証明である。
 当時の土木技師だった松尾茂氏の回顧録『私が朝鮮半島でしたこと』(草思社)には、インフラが極めて未整備だった様子が描かれている。写真も残っているのだが、まさに不毛の大地そのものだった。だからこそ、松尾氏らによる大土木事業の数々が必要だったわけである。
 韓国人で本書の著者・崔基ホ氏は、「韓国側の歴史観は、歪曲がはなはだしい。独りよがりで被害者意識に凝り固まり、事実をとらえようとはしていない。」と嘆く。
 日本の統治以前には、王族や両班という特権階級が恵まれていたのみで、一般大衆は教育も受けられず搾取されていたのである。
 現代韓国では、国を救うために日韓併合条約に署名した真の愛国者・李完用が売国奴として扱われている。同じように、国の行く末を案じて行動した金玉均らもだ。そして、伊藤博文を暗殺したテロリスト安重根が英雄扱いである。真の愛国者も理解できない哀しい現実がある。
 日韓両国政府の肝いりで歴史共同研究も行われたのだが、韓国側は結論ありきで学術研究のレベルが低く、日本側委員から厳しい指摘も受ける始末である。
 感情を排して事実を直視し、歴史を正しく検証しなければ、得られるものなどないではないか。
 尤も、それは韓国側に限ったことではない。著者は、朝鮮の人たちが反日感情を持つに至った原因についても指摘している。
 日本の朝鮮統治は完璧だったとは到底言えない。日本側にも真摯に歴史を振り返る姿勢も大切なのだろう。

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皇位継承と皇族たちの昭和史−本当に女系天皇でいいのか

21人中、20人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 最近、皇室典範改正問題が沸騰してきている。有識者会議が女系天皇を認める答申を出し、世論もおおむね賛成のようだ。
 だが、そのような流れに強い異論を唱える識者も少なくない。
 著者は旧皇族の竹田家に生まれた。明治天皇の玄孫(孫の孫)にあたる、と言えばわかりやすい。
 戦後、GHQによって、十四宮家のうち昭和天皇とその御兄弟の家系を除く十一宮家が皇籍離脱させられた。これももちろん、日本弱体化政策の一環であった。
 さて本書は、まず皇位継承の歴史を振り返っている。
 天皇家の歴史では、これまでに皇統断絶の危機は3回あった。いずれも7親等から10親等離れた傍系の男系男子が即位し、危機を乗り越えてきた。
 過去に10代8人の男系の女性天皇が即位したことはよく知られる。しかし、いずれも後継争いを防ぐためや後継男子が幼少であるなどの理由により、文字通り後継男子への「中継ぎ役」だったにすぎない。後継男子が不在という理由でやむなく女性が即位した例はないのだ。後継男子が不在の時には、先ほど述べたように、親等が離れても男系男子が即位してしのいできたわけである。
 これはなかなか重要なポイントだと言える。
 そのように、およそ2000年の皇室の歴史において、男系のみで皇位を繋いできたことは日本の伝統である。
 そうした伝統の持つ意味について、著者は次のように述べている。
「伝統には何か必ず重要な意味があり、それゆえに大切に守られてきたはずだからだ。そして無意味なものは時間の流れの中で自然に淘汰され、捨てられてきたはずである。しかも伝統が持つ意味は、もしかすると私たち現代人にはおよそ想像もつかない大きなものであるかもしれない。」(P29)
「現代では、皇統を男性に限ることは皇統の維持を困難にすると考える人もいるが、天皇家が存続してきたのは、むしろ皇統を男系に限ってきたからではないだろうか。」(P234)
 歴史を振り返れば、現在の皇統断絶の危機を乗り越えるには、戦後皇籍離脱させられた旧宮家に復帰していただくのがもっとも現実的ではないだろうか。そうすれば男系男子で皇統を繋ぐことができる。
 国民の理解は必ずついてくると考えられるが、どうだろう。

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関東大震災「朝鮮人虐殺」の虚構 - 「朝鮮人による日本人虐殺」こそ真実!か

25人中、19人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 評者の手元にある高校日本史教科書には、次のように記されている。
「関東大震災の混乱」というコラムの後半部分である。
「地震と火災の大混乱で、「朝鮮人が暴動をおこした、放火した」との流言がとびかい、政府も戒厳令を公布して軍隊・警察を動員したほか、住民に自警団をつくらせた。関東全域で徹底的な「朝鮮人狩り」がおこなわれ、恐怖心にかられた民衆や一部の官憲によって、数千人の朝鮮人と約200人の中国人が殺害された。亀戸署内では軍隊によって10人の労働運動指導者が殺され、また憲兵によって大杉栄が殺され、社会主義運動は大打撃をこうむった。」
(山川出版社「詳説日本史B」’02年文科省検定済)

 教科書にこのように書かれるほど、歴史の事実として定着している「朝鮮人虐殺」だが、その欺瞞を明らかにするのが本書である。
 当時の新聞記事や目撃談を検証し、事実関係に迫っていく。まず明らかなのは、現在では流言とされている朝鮮人の暴動や放火が、間違いなく一定の規模であった、ということだ。朝鮮人による放火、強盗、強姦、毒物投入などの新聞記事や目撃談が、すべて捏造とは到底考えられない。
 なかでも、放火による避難民大量殺害などは極めて悪質であり、強く憤りをおぼえるところである。これでは、朝鮮人による日本人虐殺だろう。
 彼ら朝鮮人暴徒からの自衛のため、自警団が組織された。自警団はあくまでも自衛のためであって、組織的に朝鮮人狩りを行うようなことはなかった。善良な朝鮮人も多数いたのだから当然である。
 では、なぜ、そもそもの「朝鮮人の暴動や放火」が流言などとされてしまったのか。
 そこには、事態の収拾を図りたい当時の政府の介入があったのである。

 本書は読み進むほどに面白くなる。
 後半では、ありもしない朝鮮人大虐殺を歴史の事実とするべく、情報宣伝戦の一端も見せてくれる。「南京」と同類である。
 さらには、朝鮮人テロリストによる皇太子爆殺計画にも触れる。朝鮮人暴徒の背後には、社会主義者の影も。
 そうした悪意ある朝鮮人が多数存在したことは、日韓併合時代という、当時の時代背景があるだろう。決して、現在の韓国・朝鮮の人たちを敵視するものであってはならない。
 本書は極めて有益な書であるが、なかには著者の分析を快く思わない人もいるようだ。「南京」や「沖縄戦」と同様に、この問題も論争になるのだろうか。

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紙の本采配

2011/11/29 11:03

名将・落合博満の思想

18人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 落合博満は名監督である。なにより成績が証明している。
 2004年に中日ドラゴンズの監督に就任し、8年間でリーグ優勝4度、リーグ2位からCS勝ち上がっての日本一が1度という実績を残した。
 落合が監督に就任する前までのチームは、決して常に優勝争いするチームではなかった。
 因みに2003年までの30年間の中日ドラゴンズの成績をみてみると、30年間でリーグ優勝が4度、日本一は無し、という成績だった。いわば、「たまにリーグ優勝するチーム」でしかなかったのである。

 落合は喜怒哀楽をほとんど表に出さない。試合中はベンチで腕組みをしたまま表情を変えることがほとんどない。何を考えているのか、どう思っているのか、非常に読みにくい監督である。
 さらに、落合監督指揮下のチームを特徴づけることとして、情報管理の徹底が挙げられる。選手の体調不良や軽度の故障についての情報をほとんど外に漏らさないのである。
 例えば、リリーフエースの岩瀬投手の登板がしばらくなかったときなど、実は軽度の故障があって登板できなかったことが後で明らかになる、といった具合である。
 こうしたことは、本書では「リーダーは部下に腹の中を読まれるな」(P196-200)、「情報管理こそ監督の仕事」(P182-185)として真意を語っている。
 ここは面白いところでもあり、一般人にとっても情報管理として心得るべきところだろう。

 また、落合監督の投手起用で物議を醸したケースとして、07年日本シリーズ第5戦が挙げられる。
 8回までパーフェクトのピッチングだった山井投手を9回岩瀬投手に交代させた。これも本書に登場する。(P74-78)
 あのとき落合はどう考えたのか?また、ベンチ裏で何があったのか?

 ところで、最近話題になったこととして、二塁手・荒木選手と遊撃手・井端選手とのポジション入れ替えがある。両選手はそれぞれ守備のベストナインとして、6年連続でゴールデン・グラブ賞に選出されている。そのポジションを入れ替えようというのだから、かなり勇気のある決断だ。
 遊撃・井端選手の衰えによる、という巷での評判だったが、本書の中では落合はそのようには語っていない。内野手出身という眼もあり、落合特有の視点にもよるのだろう。
 本年度、二塁・井端、遊撃・荒木、として見事成功させた。

 本書で落合が語っていることは、野球界に留まらずビジネスなど社会一般にも通じるものがある。
 指導者はどうあるべきか、若年者はどういう心構えで日々鍛錬を重ねるべきか、本書から学べることは少なくない。
 落合は現役時代、エリート街道を歩んだわけではない。一般企業のサラリーマンも経験し、プロ球界では下積みから超一流まで昇りつめた。いわば異色の選手だった。
 しかも、選手時代に7人もの監督に仕えたという。
 一般社会人の経験、下積み経験、超一流選手としての経験、いろいろなタイプの指導者に接した経験、と。そうした豊富な経験が落合の財産になっており、指導者として活かしきってもいるのだろう。

 さて、落合は本年、2011年をもって中日球団を退団する。これは落合本人の意思ではなく、球団側の事情だと聞く。
 本書からは、落合退団によって中日球団が失うものの大きさも、うかがえられるようでもある。

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紙の本韓国は日本人がつくった

2005/07/04 15:49

正しい歴史認識「韓国は日本人がつくった」

18人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「韓国は日本人がつくった」とは刺激的なタイトルである。何をバカなことを、と思う人は多いだろう。
朝鮮半島の日本統治時代(日帝36年)について、韓国では日本による搾取・略奪など悪逆非道の暗黒時代だったとされ、事あるごとに日本を非難し謝罪を求め続ける材料にされている。しかし、そういう認識は本当に事実に基づくものなのだろうか。
よく言われるのは、日本統治時代を理解するには、それ以前の李氏朝鮮の時代がどのような社会だったのかをきちんと理解しなければいけないということである。
まさに本書は、李氏朝鮮時代について、さまざまな文献をもとにその実態を明らかにしているのである。
19世紀末、欧米の旅行家など、何人かの外国人が朝鮮半島を訪れ、探訪記を残している。そこに描かれているのは実に悲惨な朝鮮社会の実態なのである。
統一新羅の時代から一千年の長きに渡って中国歴代王朝の属国に成り下がっており、多くの物産や貢女(慰安婦)などを中国に貢ぎ続けてきていた。両班という特権階級は労働を蔑視し不労所得で優雅に暮らし、官僚は腐敗して農民から搾取し放題だった。ソウルのような中心都市でも極めて不衛生でたびたび疫病が大流行する。治山治水はまったくされておらず、国土は荒れ放題だった。農業用の灌漑設備もなく、お天気まかせの原始的農業だった。
さらに、本書には書かれていないが、貨幣経済が未発達で物々交換に近い社会だったということも別の著作で読んだことがある。
著者が書いているように、革命が起きなければ外国の植民地になるしか近代化への改革のできない、救いようのない社会だったのである。
そして、日清戦争によって一千年に渡る中国の属国の歴史を断ち切るとともに、階級社会にメスを入れ、教育を施しインフラ整備をし、近代化政策を行ったのが日本だったのである。それが歴史の事実だ。まさに、韓国は日本人がつくったのである。
因みに、近年、当時を知る世代による回想録がいくつか出版されている。そこに描かれているのは、本当に貧しい後進地域・朝鮮半島の様子だったり、日本人との良き関係をつくっている朝鮮社会の様子だったりする。本書の主張を裏付ける著作・文献は現在豊富に存在する。
また、本書中にも外国人による著作の記述がたくさん紹介されている。それらは、本書の根拠となるもので、決して著者の独善的な歴史認識ではないことを示すものである。
しかしながら、このような歴史は韓国人にとっては屈辱であり民族のプライドが許さないのかもしれない。歴史をねじ曲げ脚色しなければ民族の尊厳に関わる韓国人は気の毒だと思う。
だが、日本人は韓国の独善的歴史認識に付き合う必要はまったくない。何が真実だったのか、きちんと判断し、正しい歴史認識を身につけて自国の歴史に自信を持つことが大切なのである。

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英語の世紀の中で、日本語を護るために

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 本書は、英語の世紀の中で、今のままでは日本語が亡びゆくとする。
 なかなか重厚な内容で、海外での著者の体験から、「国語」論、日本語の歴史、日本近代文学の奇跡、教育論へと展開される。
 国際化の進展とともに、ついに小学校教育の現場にも英語が導入される時代となっている。国民総バイリンガルを目指すのだろうか。
 英語の重要性は当然のことだが、日本語教育とのバランスをどうとっていくべきか。そこに著者は大胆な提言を示している。
 アメリカ生活が長かった著者は、当時の学校教育を例にみる。
 アメリカのハイスクールでは国語(英語)の授業を上中下の3種のクラスに振り分けたという。
 上級のクラスでは古典の素養を身に付けさせ、中級のクラスではアメリカ文学やシュークスピアなどを読ませる。つまり、上級・中級では英語で書かれた文学の伝統を継承させることに主眼がおかれていた。
 それに対し、著者自身も体験した下級のクラスは、ただ読み書きができることに主眼がおかれていた。
 著者は指摘する。
 日本においては、いつのまにかアメリカの下級レベルに相当する国語教育をすべての国民に与えているのではないか、と。
 現在の日本の薄っぺらな国語教科書を思うに、衝撃的な指摘ではなかろうか。事実、今の国語教科書は文学作品をあまり扱っていないという批判的な声も出てきている。
 著者は、日本の明治から昭和初期の近代文学の作品をもっともっと国語教育に取り入れるべきとも強調する。
 日本近代文学はその質と量において世界に誇れる日本文化の一つだったのだ。
 恥ずかしいことに評者は、成人してからは日本近代文学の作品をほとんど読んでいない。最近数年間では、30年ぶりに再読した夏目漱石『こころ』くらいのもの。
 漱石、鴎外、一葉、などなど、しばらく集中的に読んでみようか。そんな気にさせられた次第である。
 最後に、本書で示される、もう一つ重要な点は、学問の世界では国際語(本書でいう「普遍語」)である英語で発表されなければ見向きもされないという当たり前の現実である。
 最近でも、大戦中の日本軍慰安婦問題など、歴史の事実関係で欧米の誤解が甚だしいようだ。慰安婦問題の第一人者・秦郁彦教授の労作など歴史の研究成果も英語で発信していく努力が絶対に必要ではなかろうか。
 日本文化の基盤である日本語を護るとともに、英語で論争できる人材の育成もまた大変に重要なのである。

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在日-年金非加入でも年金支給される人たち

22人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007年、年金の不祥事が発覚した。真面目にコツコツ年金保険料を納めてきた人でも、年金が満額支給されないケースがあるという、いわゆる消えた年金問題である。
 これには国民の怒りが沸騰、参院選への影響も甚大なものがあったようだ。
 ところがところが、年金制度に加入していないにもかかわらず、年金(福祉手当)を支給される人たちがいるのをご存じだろうか?
 在日韓国・朝鮮人の人たちだ。
 本書によれば、現在、全国700以上の自治体において、そうした在日優遇制度があるという。これも数ある在日特権の一つである。
 さすがは日本における特権階級!だ。こうした特権が数々あるわけだから、これ以上過分な要求はしない方が日本人と在日両者のためでもある。
 外国人が過分な権利を取得し行使するようになれば、必ず深刻な民族対立に発展すると評者は考える。
 さて本書は、マンガ嫌韓流シリーズの3作目である。年金問題から、在日の人たちによる過激な集団抗議の実態、韓国カルト教団、世界中で嫌われる韓国人、などなど衝撃的なレポートだ。
 特に、韓国人男性の性犯罪率の高さは異常なものである。しかも、悪いことをしたら日本人のふりをする狡猾さときている。
 ところで、著者の山野車輪氏は決して韓国嫌いではない、という。真の日韓友好を願うからこそ言うべきことは言うという立場だ。
 尤もなことである。過去を歪曲し不都合を隠蔽しても、いつまでも相手を騙し続けることはできない。現に、歴史のウソがずいぶん明らかになってきている。
 お互いに事実を直視し、言うべきことは言い、改めるべきは改める、という姿勢が、真の友好に繋がるのだろう。
 ただ、評者は個人的にやや悲観的である。金子恵美著「韓国に嫌われた私」という書がある。親韓派だった金子氏が韓国社会で過激なイジメに遭い、韓国社会に幻滅した顛末が書かれたものである。「韓国人はどうして書かれたことの真意を汲み取ろうとしないの?!」という金子氏の叫びは印象的だ。これなどを読むと、よほど韓国社会が変わらなければ日韓の友好など砂上の楼閣ではないか、と思える。
 しかしながら、日本国内における日本人と在日との関係では必ずしも悲観的になることもないだろう。在日の中でも、反日活動に精を出すのは一部の人たちであって、多数は日本人に同化しているのではないか。今後は是非とも良識派の増加を願いたいものである。

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紙の本米ソのアジア戦略と大東亜戦争

2007/05/07 11:40

グローバルな視点から捉える大東亜戦争

18人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 あの戦争へ至る歴史については、いろいろな見方がある。評者は個人的に、あの戦争は様々な要因が絡んだ複雑な背景のもとに起こった戦争だったと認識している。決して、日本が起こした侵略戦争などと単純に言うべきではない。
 本書は、あの戦争について、米ソのアジア戦略という視点から捉えるものである。
 学校で学ぶ歴史や一般に信じられている歴史では、あの戦争の原因を日本国内にばかり求めているようだ。日本国内だけでなく、グローバルに諸外国のアジア戦略という視点から捉えることも大変重要である。
 日本が満洲事変を起こす前、列強の中国侵略に出遅れたアメリカは、満洲の権益を狙っていた。そこに、満洲進出と共産国家の伸張を企図していたソ連の戦略も絡み合う。
 本書では、満洲事変の背景となる、日本に対する中国側の排日行為、支那事変に至る中国側の反日行為の数々も分かりやすくまとめられている。そうした中国側からの挑発の背後には、アメリカの中国に対する経済的・軍事的援助があった。そうした援助は、侵略国家・日本を叩くなどという義侠心によるものではなく、極東での権益確保が目的だった。
 一方、ソ連の戦略も重要である。ヤルタ密約はその後の共産国家伸張へとつながる。
 本書では、戦争になった要因を日本国内に求めてはいない。しかし、日本に責任はないとは到底言うべきでない。自己の責任を謙虚に反省する姿勢も重要である。そうでなければ、不都合をすべて日本の責任にしてしまうような某国と同じになってしまう・・・。
 本書はあくまでも、グローバルな視点から、ひとつの見方を提供するものと理解すべきだろう。平易な記述であり、200ページ程度にまとめられていて読みやすい。
 ところで現在、アメリカは日本にとって「かけがえのない同盟国」である。東アジア情勢を考えた場合、日米同盟を抜きにしては日本の平和と安全は考えられない。決して憲法9条を護っていればよいなどという能天気な状況ではないのだ。そして、日米同盟を実効性のあるものに維持するためには、相互の信頼関係の醸成が不可欠である。
 だが、過去の歴史の検証によって、当時のアメリカの野心、日本に対する敵意が明らかとなることにより、日本国内の反米感情に結びつくことが危惧される。それが悩ましいところである。
 とは言え、日本人の場合は某隣国人とは違って、何十年も昔のことを恨みつづけるという国民性ではない。対米感情についても楽観できると言いたいところなのだが・・・。

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