サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 玲音さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

玲音さんのレビュー一覧

投稿者:玲音

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本そのときは彼によろしく

2004/12/07 22:56

…ふわっと、心が温かくなりました。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

  15年前ゴミ山の中で出会った3人と1匹…。
 彼らは『変わりモノ』と言われてしまう者たちでした。

  水の中の世界を愛し、水辺の生き物に惚れ込んだ智史。
 冬でもないのにアーミーコートを着込み、男っぽく振舞う花梨。
  ぶかぶかの黒縁メガネをかけ、ゴミの絵を描き続ける佑司。
    そして…『トラッシュ』と名づけられた犬。

この物語は、彼らの15年前を回想として書きながら、現在の智史を主として進んでいきます。
最初のうちは現在と回想の切りかわりについていけず、
『今はいつ?』と思うこともありました。しかし、読み進めていくと、なぜそのような書き方なのかの理由がわかります。半分くらいまで読むころには、その不思議な表現に『なるほど』と納得さえしていました。

     なぜ彼らは離れてしまったのか? 
      一体、今どうしているのか?

そんな疑問を抱きながら、経ってしまった15年もの歳月。
その止まっていた彼らの関係と言う歯車が、
智史の元に現れた1人の女性、鈴音の影響で少しずつ動き出します。
  
  『知ってる? 世界にはぼくらが知っていることの
      100万倍もの知らないことがあるんだって』

そう言った佑司の言葉。
それが象徴するような、信じられない事実と共に…。


物語はゆっくりと進みます。
しかし、それにもかかわらず、会話の受け答えの面白さや智史を取り巻く人々の関わり合いに、ついついページをめくってしまいました。

15年も経てば人は変わります。いい意味でも悪い意味でも…。
そして、その年月の間に生まれた、たくさんの記憶や思い出は、心の中に残っているに違いありません。

目を閉じれば浮かんでくる懐かしい記憶や、優しい思い出たち…。
この物語を読みながら、そんな過去の世界に浸ってみるのも、
いいのではないでしょうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

一番ひどい事は誰かの時間を盗む事。…だって時間は戻らないんだから。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

少し背が低く、そばかすで赤毛の少女カーリー。
彼女の身に起こる不思議な出来事の数々。
気づくといつの間にか、私は物語の中に惹き込まれていた。


『人を見かけで判断してはいけない。』
よく耳にするその言葉。
しかし、本当にその意味をを理解している人は、
この世の中にいったい何人いるというのだろうか…?

子供の体に大人の心。大人の体に子供の心。
ありえない事ではないはずなのに、
『そんなことあるはずがない』『馬鹿な話だ』
そう考えてしまう人が、今の世の中には多いのではないかと思う。

大人が子供じみたことをしたり、言ったりすると
『大人なんだから』と注意され、逆に子供が大人っぽいと
『子供の癖に』と言われてしまう…。

だけど…本当にそれでいいのだろうか?

人間なんて、元々みんな子供で…みんないつかは大人になる。
ただ、それが早いか遅いか、というだけなのに…。


…本当の自分を分かってもらえない『辛さ』や『もどかしさ』。
この物語からは、その思いがひしひしと伝わってくる。

読み終わった後も胸に残る、カーリーの言葉。

たくさんあるその言葉を羅列しようとまでは思わないが、
この本は、ずっと私の心に残るだろうと思った。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本アナザヘヴン 下

2004/11/10 22:04

人間がいる限り「悪意」はなくならない。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

…ずっとドキドキが止まらなかった。
次々と予想を裏切る展開に引き込まれ、上下巻あるにもかかわらず、駆け抜けるように読んでしまった。
読み終わった瞬間に漏れたため息…。
それは内容の深さが身に染みたコトの証拠だった。

 猟奇殺人事件の担当となった二人の刑事、飛鷹と早瀬を主役としてこの物語は進んでいく。人間を殺し、その脳を料理して食べる「マッドクック」彼らはそんな犯人を追う事となった。警察をあざ笑い、殺しを楽しむ…化け物としか言いようのない犯人を…。

自分の見たものしか信じない飛鷹。
見えない世界をも信じながら、社会にどこか馴染めない早瀬。
サスペンスを好み、精神世界の中にいる美冴。
柔らかな考えを持ちつつも、社会に疑問を抱くチカ。
現実にとらわれず、直感を信じ行動する朝子。

この物語には、彼らのようにまったく違った価値観を持つ人々が、衝突し、いがみ合いながらも、なんとか同じ世界に生きている。
…それは我々の生きるこの世界にも言えることではないだろうか。

「グロい」と言われてしまう表現が多く、読んでいる途中で目を背けたくなる人もいるだろう。しかしそこをグッとこらえ、最後まで読み進めて欲しい。この小説には恐怖があり、人間の醜さや、狂気がある。
しかし、その中には確かで深い「愛」と、すべてを包み込む深く壮大な「テーマ」があった。

読み終えてふと思うこと…。

 それはきっと…自分たちの住む「この世界」の事であろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本青空のむこう

2002/11/26 21:30

少年が見下ろした世界は…。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自分を中心に考えていた少年が起こす、最後の“奇跡”…。

このお話の主人公であるハリーは、姉とケンカしたその日、交通事故で死んでしまいます。 ですが、それを認めたくない彼は、『あの世』で出会ったアーサーという少年と一緒に、自分のいた世界に行くことにしました。
ハリーは、『自分がいなくなって、みんなは悲しみに明け暮れているだろう』と考えていたのです。しかし、そこで彼が見たものは…。

ハリーの視点から書かれているので、彼の心情の移り変わってゆく様子が、よく伝わってきます。表紙にひかれてなんとなく買った本ですが、私の直感もなかなか捨てたものではなかったようです。
自分では、分かったような気になっている相手のココロ。
…実はまったく見えていなかったりするんですよね。
そんな当たり前のことを、この本を読んであらためて考えさせられました。

死んでしまったハリー。
しかし、彼はきっと『青空のむこう』にたどり着けるのではないでしょうか。
きっと、いつの日にか…。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

『ぼく』こといーちゃん=戯言遣いor詐欺師?!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 …人を殺す理由はあっても、
       人を殺してはいけない理由などない。

 ふとその文章を読んだ時、『なるほどその通りだ』と思った自分がいた。
そんなことに納得するな!という方もいるかもしれないが、
とどのつまりは、その『殺す理由』を持たなければ良い、というだけの話だ。

何せこのシリーズは堅苦しい言い回しが多い。
内容は単純…のはずなのだが、語り部である主人公が矛盾を並べ立て、  
話をこんがらがらせていく。
 …まぁ、そこがこの本の面白いところなのだから仕方ない…。

さて、第三弾となった今回は《首吊り高校》で起こる事件のお話。

    外からは分かるはずもない、その学校の真実。
      そこで起こった、理事長の密室殺人。
     そして…普通という枠から外れた生徒たち。

この話を読めば、人は比べるものや人がいてはじめて、
善悪の区別がつくのだということを、改めて感じることができるだろう。

 ただし、『可愛い絵だなぁ』と言う理由だけで読み始めた方は、表紙からは想像できもしない内容に、ビックリするかもしれないが…。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

5 件中 1 件~ 5 件を表示