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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

海璃さんのレビュー一覧

投稿者:海璃

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本刀京始末網 ヒツジノウタ

2004/01/31 01:47

羊に信じられる狼になりたい…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

…人を殺してはいけない。

そう世の中で暗黙のうちに決まっていたルール…それは新たな法律『始末法』によって砕かれた。
新政府は犯罪者『愚連』に賞金を賭け、人々にそれを始末する権利を与えた。つまり『人を殺してもいい権利』を人々は手にしたのだ。
『愚連』を始末することは、いつしか職業となり、彼らは『始末』と呼ばれるようになった。

『刀京』と名を変えた東京で、父の仇のため『始末』となった主人公…雅。女であるにもかかわらず『打ち砕く』の通り名を持つ彼女だが、同じ『始末』である明に惹かれていく自分に、不安をおぼえる。死と隣り合わせの生活…それでも雅は人は殺さなかった。『愚連』を追い始末する日常。その平凡とも言える生活がずっと続いていくかのように見えた。
しかし、ある事件をきっかけに歯車は崩れだしてしまう。
深まる謎、かすかな違和感…そして雅に突きつけられた真実とは…。

人が人を殺めることが正当化されている世界の物語。
内容は深く、人の本当の姿は見えないものなのだと教えられた。
『人が誰かを殺すこと』それはもはや、間違いでしかないけれど、世の中にはその間違いが多すぎる…。
だが、もしこのまま『始末法』なるものが出現するほどの世界になってしまったとしたら、私はその狼の群れの中で、ただ泣く事しかできない『羊』でいられるのだろうか。

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ゲームの達人 新書判 下

2004/04/24 18:41

4世代に受け継がれる壮大な物語。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

…この話は、ある男がダイヤモンドを求めて旅立ったことからはじまった。
およそ100年にまたがるこの物語は、主人公が何度も変わっていく。
少しずつ浮き彫りになるのは、人の欲望の汚さ、恐ろしさ…もしかしたら読んでいるうちに、人間の本性を疑いたくなるかもしれない。

二転三転するストーリ。上下巻と量があるにもかかわらず、止まることなく一気に読ませるところは『さすが!!』としか言いようがない。


読み終えて気づいたのは、真の主人公が『ケイト』であるということ。
私自身、彼女の勝負強さには大きな尊敬を覚えた。
何事にも自分を信じ突き進む。その信念があったからこそ彼女はすべてを手に入れることが出来たのではないだろうか。

何もかも自分の力で叶え、かなりの高齢となったケイト。
もう何もやることは無いと思った彼女にも、たった一つだけやり残したことがあった。普通に考えれば、もはやその最後の望みを叶えることなど、出来るはずも無い。

…しかし、きっと彼女はその望みすら、成し遂げることが出来るのではないだろうか。
  なぜなら彼女は『ゲームの達人』なのだから…。

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紙の本色の名前

2002/12/01 16:22

失われつつある“色の名前”…。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

…私たちが普段使う色の名前といったら、色鉛筆やクレヨンなどで知られる“12色”が妥当なところでしょう。
私もこの本に出会うまで、ほとんど“色の名前”なんて知りもしませんでした。
たまに耳にする色も、“〜ブルー”なら青、“〜レッド”なら赤といった具合ですから『その色ってどんな色?』と聞かれたら、口ごもるしかなかったんですよね。辞書で調べたところで、言葉だけの説明ですから本当の色は分かりませんし…。

でも、この本は、“虹の章”や“花の章”などといった7つの章に分けられていて、それぞれの色についての説明はもちろんのこと、その名前がついた由来までもが書かれていました。
もちろんすべて綺麗な写真つき!!
その上、色や色にまつわる話題も数多く紹介されていて…
まさに“色彩図鑑!”といった感じです。

人が自然の中にある、微妙な色の違いを感じ取ってつけた“色の名前”…。
この本に載っている色は、普段あまり使われていないものががほとんどですが、色は数限りなく存在するんだ、ということが実感できる一冊です!

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星に願いを。

2003/07/26 12:31

きっと…人は生き続ける。

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…『死後』とは、いったいどんなものなのか?

この話を読みながら、ふとそんなことを考えてみた。
しかし、そんなことを頭に思い描いた所で、到底理解できるはずがない。

『人の死』そして『恋の奇跡』…物語の主題はその二つだった。

交通事故によって視力と声を失った笙吾。
そのせいで、彼は生きる気力をも失った。

…なぜ助かった命を大切にしないのか?
   できる限り生きようとしないのか?

もし、私が彼と同じ境遇にあったなら…そんな風に思えるわけがない。
百歩譲って、声を失うことはまだいいとしても、失明するは、かなり痛い…。
本は読めないし、ネットも見れない。私にとっては地獄であろう。

さて、絶望の淵ににいた笙吾だが、彼は看護師である奏に救われ、再び生きる勇気を取り戻す。二人は恋人でこそなかったが、お互いになくてはならない存在だった。

…しかし、笙吾の死という悲劇が奏に降りかかる。
彼に生きる希望を与えた奏。それでも、自分自身を悲しみから救い出すことはできなかった。

一方、特徴のない男の体となって、笙吾はこの世に舞い戻る。
彼に与えられた猶予は、たったの3日間。
姿形が違う上、目が見え喋れる以外は、特別何かができるわけではない。
誰も自分に気づいてさえくれない中、笙吾がとった行動は…。


映画をもとにして作られたこの物語。
小説と映画では少し内容は異なるが、考えさせられたことは同じだった。

…人は死してもなお、誰かの心の中でずっと生き続けられるのではないか。

それが、恋人だろうと、家族だろうと…きっと自分を知っている人の中には記憶や思い出となって存在していられるのだろう。

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紙の本盗まれた記憶の博物館 下

2004/05/13 19:24

〜記憶が盗まれていく〜

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

      まず、表紙の絵の美しさに惹かれた。

抽象的で、何を表しているのか分からない絵。それでも綺麗である事には変わりない…。そう思って手にした本だった。

主人公である双子のジェシカとオリバーは、14歳にしてコンピューターと芸術においてそれぞれ天才と呼ばれる存在だった。
そんな彼らの家に突如『キミたちの父親の居場所を探している』と家に訪ねてきた警察…。彼らの父親は博物館の展示品を盗んだと疑いをかけられていた。しかし、二人には父親の記憶がまったくなかった。一緒に暮らしていた形跡もあるのに、彼らの記憶に『父親』は残っていなかったのだ。

記憶がなぜ消えたのか。博物館の物どこへ行ってしまったのか。
その謎を解明し、父親を探し出すため、立ち上がったオリバーとジェシカ。
そして、二人はだんだんと不可思議な世界に巻き込まれていった…。


この話は、壮大な冒険の物語だが、細かい歴史などが語られているため、少し読みにくさを感じた。冒険をしているのは確かだが、どちらかというと、それぞれの登場人物の過去を語っている場面の方が多いかもしれない。しかし、上下巻でかなりの長さではあるが、外国の歴史や空想の産物などに興味がある人は、一度読んでみるのもいいかもしれない。


…記憶が消えてしまう。
人間なら必ずしも、その経験を味わったことはあるだろう。しかし、もしすべての人々の記憶から忘れ去られてしまった『モノ』があったとしたら…それはこの世に存在しないのと、同じなのではないだろうか。

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