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アサミさんのレビュー一覧

投稿者:アサミ

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紙の本天国の本屋

2002/12/18 10:27

「本の読み聞かせ」

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 主人公のさとるは就職活動中なのであるが、実は自分のやりたいことが判らない。しかし、突然連れてこられた「天国の本屋」でさとるは自分の才能と出会う。
 天国では早くに死んでしまった人たちが生活をしている。さとるは本屋で朗読会を開く。たくさんの人たちがさとるの朗読に耳を傾ける。女の子が思い出の本をむねに抱えてさとるのもとに持ってくる。身を乗り出して聞き入る女の子。里には聞く者を幸せにする力があったのだ。

 わたしだったらさとるに何の本を頼むだろう。絵本じゃなくても構わない。長編小説ならわたしの気に入っているところを読んでくれるから。例えば気に入りの恋愛小説で、主人公がついに本音を吐いたあの場面。よみがえるのは大切な人との思い出だ。
 街を歩いていると、耳に入ってくる音楽。懐かしいメロディーに当時の気持ちを思い出す。記憶を刺激する音楽の効果は絶大だ。しかし、やはり本好きには本である。ゆっくりと染み入るような言葉の力で、思い出をそっと呼び起こしたい。

 大切な人に「絵本を読んで」とせがんでみた。優しい色使いの挿し絵を眺め、耳に入ってくる物語に聞き入る。心地のいい声。この絵本も大切な思い出の一冊になるかもしれない。両手いっぱいに思い出の本を抱えて天国の本屋を訪れたら、「どれか一冊ね」と苦笑いでもされるだろうか。

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