サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. かっぱさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

かっぱさんのレビュー一覧

投稿者:かっぱ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

境界の糸

2003/01/08 21:25

DV被害者の苦しみを訴えた全女性に捧げる珠玉の一編

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 主人公「裕子」は、あるデパートの古着市で買った赤朽葉色の飯田紬の着物が縁で、織恵親子に信州飯田で出会う。
 そこで、この飯田紬の着物は、織恵が娘時代に織ったもので、祖母が織ってくれた大切な着物であったが、機屋の主人栄治朗との不倫の恋で授かった一人娘、登美子の大学進学のために手放したことが判明する。
 DV(ドメステイック・バイオレンス)で長年苦しみ悩んだ裕子は回想する。
「この飯田紬の着物は、私の守り神。織恵に会いに行く行動力を生み出した。また、新しく生きる道へと導いてくれた。夫の暴力により荒んだ私の心をこの着物が癒してくれた」と。
 そして、織恵の一人娘登美子も裕子同様に夫の暴力で苦しんだ一人であった。美しい日本の伝統、着物に寄せる著者の思いが、著者同様にDVで苦しみ悩んだ登美子にも生きる勇気を与える。苦しみの挙句の死への思いが、目に見えない一本の糸によって救われるのである。
 男女雇用機会均等が叫ばれる昨今、DV被害者の苦しみを訴えた全女性に捧げる珠玉の一編である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示