マーシーさんのレビュー一覧
投稿者:マーシー
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紙の本心をそだてるはじめての伝記101人 決定版 マザー=テレサ/良寛 坂本竜馬/エジソン ファーブル/源義経 手塚治虫/ピカソほか
2003/02/20 00:08
子供のあれこれ知りたい欲求を納得させてくれる本
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小学2年生の子供がモーツアルトの伝記が読みたいと言うので、モーツアルトで検索したところ出てきた本。肝心のモーツアルトは子供時代のことしか書かれていなかったが、なんといっても101人の人たちのことを、ある人は数ページであったり、ある人は1ページの3分の1であったりするが、紹介しているのは圧巻だ。うちの子供は届いた日にたくさん読みたくてたまらないという感じだった。今まで絵本やほかの本で知っている人のことを再度読むのも楽しいし、聞いたこともない人の話も楽しい。装丁もきれいで、幼稚園児にも絵本として読んであげられる。また、モーツアルトのように、その人の生涯の一時期しか子供用に書かれていなくても、大人向けに解説が少し書いてあるので、結局どうなったかは説明できるようになっている。
大人の目でみると、1人1人についてあまりに短い気もするが、101人載せてあることをよしとして、幼稚園から小学1〜2年向けの人物辞典という感じで私はとらえた。
2003/02/19 23:52
リトミックの意義、実際だけではなく、育児の正論を説いた育児書
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「家庭でできるリトミック」というフレーズに惹かれて買った本。読んでみると、リトミック教室に通う子供たちのお母さんたち向け機関紙の記事をまとめた本というだけあって、内容はちょっとした育児書だ。リトミックが単に、ピアノなど音楽の習い事をさせる前段階のものということではなく、頭で考えていることと実際に体を動かすことをつなぐものであることや、豊かなイメージを育てるものであることなど。第5章では、モンテッソーリの考え方を紹介している。ことばをしゃべり始めて、「言葉の爆発期」に周囲の大人が適切に対応することが大切であることや、3〜6歳は「感覚の敏感期」であることなどは、うちの一番上の子供がもっと小さい時に聞きたかった内容だった。
そして、実際に家庭でできる具体的なリトミックとしては、191pのうち、148p以降の第6章だけなので、そこを期待する人にとっては、もしかしたら的はずれの感があるかもしれない。が、第5章までに書かれていることは、特に子育て中の母親にとって、わかってはいるがはっきりと言葉で指摘してもらいたいことばかりで、価値がある。
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