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はるさんのレビュー一覧

投稿者:はる

2 件中 1 件~ 2 件を表示

甘さと苦さが交わる話

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 甘夏(カンナ)とセラの甘くも苦い恋愛を、繊細な絵と細やかな心理描写で綴る、「プライベート・ジムナスティックス」3巻。
 甘夏は男同士であるが故に親に対する後ろめたさや背徳感が拭えずに、自分の不実さに悩む。カナダへ2・3年のアイススケートの留学、高校三年、これからの進路…めまぐるしく変わってゆく周囲に圧倒され、焦るばかりでカナダへ行くべきなのか、セラとの恋は続けられるのか、何も答えが出せないまま時は過ぎる。しかし、ある日、親代わりの立木コーチにセラとのキスを見られてしまった…。

 私はこの作品のこの巻で、初めて藤先生の漫画を読んだ。それだというのに、こんなにも心が揺り動かされる。繊細な過渡期の心が良く描かれていて、登場人物の気持ちは痛いほど伝わってくる。藤先生は、ひとの心の動きをとらえるのが巧い。
 そして、漫画だからモノクロなのに、どこか淡い色合いの絵具で染められているような絵の温かさも、冬の景色の冷たさも、甘夏やセラの心理描写を引き立てている。
 
 私はボーイズラブを描いた最近の漫画や小説に「当たり前のように同性を受け入れている」という偏見を持っていた。自分を異常だと自覚している登場人物が出てくる作品との出会いは数少ない。そんな中で出会った「プライベート・ジムナスティックス」だが、甘夏の自分の責めようには涙が出そうになった。現実味は帯びていないかもしれないが、甘夏の思いは普通の青年そのものだった。

 繊細で淡い絵と、細かで共感する心理描写、少しのファンタジーと、少しの現実味を求める方は、是非この作品を。オススメです。

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紙の本天使の卵

2003/02/10 22:11

やさしい空気の流れる小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 芸大志望の予備校生・一本槍歩太の恋愛を描く。

 やさしくも鮮やかな色合いと比喩表現を巧みに使い、視覚に訴える情景が描かれている。それはまるで風景写真のような透明感を持ち、そしてそれに奥行きのある文章が加わり、その情景は事細かに瞼の裏に浮かぶ。
 テンポが良く、一度読み進めると、そのままどんどんページが進む。その点も、この小説の魅力のひとつだ。恋愛の胸を締め付けるような切なさと儚さ、そして歩太の心情にとても共感でき、私は最後までこの物語に引き込まれていた。

 この小説は最初から最後まで、恋愛の切なさや儚さがある一方で、胸がときめく瞬間や、とてもやさしい空気が流れている。

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