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先月(2017年8月)

ナナさんのレビュー一覧

投稿者:ナナ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本シャングリラをあとにして

2003/02/16 21:56

ぜひ子どもにおすすめしたい!世代を通じて伝わる「想い」をあざやかに描いた物語。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ぜひ、子どもにおすすめしたい本です。

突然あらわれた、浮浪者のような老人は、実は主人公である11歳の少女の祖父。

祖父と父の葛藤にとまどいながらも、主人公は祖父ができたことを喜びます。
その後、祖父は記憶喪失になってしまいますが、
主人公は、祖父の秘密めいた記憶を取り戻すことに成功します。

その祖父の思い出は、終ってしまったただの記憶ではありません。
それは、今を生きる祖父の、今の生き方を決める物語なのです。

祖父は記憶を取り戻したあと、その思い出の結末をつけに行き、
主人公もそれに協力します。
そして、主人公はその祖父の思い出を共有し、自分のものとします。
祖父の思い出と、それにまつわる祖父の「想い」は、祖父のものだけでなく、
主人公のものとなったのです。

そして、その主人公と祖父との交流をつうじて、
主人公の父は、祖父と和解し、主人公の父もまた、祖父の
さまざまな「想い」を受け取るのです。

思い出は、ただの記憶ではなく、過去のできごとではなく、
今を生きる私たちの血肉であり、
世代を通じてつたわる大事なものであること、
受け継がれていく「想い」の貴さを、私達にも伝えてくれます。


テーマは地味ですが、文章が見事で、読み手の感情を揺り動かす力があるので
どんどん読めます。

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