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    3月のライオン(1)

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    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

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    はらぺこあおむし 改訂

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    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

胸騒ぎさんのレビュー一覧

投稿者:胸騒ぎ

22 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本努力論 改版

2004/12/03 00:09

努力するということ

13人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 人が生まれながら背負う宿命に翻弄されているとしたら、努力はたったひとつだけ運命に対抗しうる事の出来る方法ではないでしょうか。その努力するという事すら運命といってしまえばそれまでかもしれません。けれど、私は努力にそれ以上の価値も込められていると思います。
 生きるという事実だけで、人は生きてはいけません。特に今は「生きる意味とは何か…」という問いの答えに渇いているように思います。その答えは誰一人として合致する物ではありませんし、決して本から得られる物ではありません。
 幸田露伴の努力論はかなり意義のある一石を投じた人ではないかと思えます。特に「運命と人力と」という章は目から鱗ものです。
 文体は現代からみると若干難しい仮名使いという事はありますが、理解できる所だけかいつまんでも伝えたい内容は染みてくるように思います。現に私がそうですし。これは日本語の職人、幸田露伴の真骨頂なのではないでしょうか。
 努力なんて堅苦しくて、誰もが知っている言葉だからこそ、その持っている価値や意味をもう一度考えてみてはいかがでしょうか。

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石田徹也遺作集

2006/07/16 22:29

絶望と希望を思い出させてくれます。

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

石田徹也の絵には一貫して同じ男の人が登場します。
作者自身ではないその男の人は自分の中に存在している
男性性なのかもしれないし、女性性の変形かもしれません。
じっと眺めていると、それは人間の形をした
心の象徴なのかもしれないと思えたりしてきます。
石田徹也の絵には空虚感と絶望感が漂っているように思います。
一体、生きる事って何なのだろう?という懐疑的な
視点を持ちながら生きてたんじゃないかと想像させられます。
何故なら一枚一枚の絵に描かれているのは
機械の一部として人間があるという物ばかりだからです。
しかし、人間がとても好きだったからこそ、
この現代の世の中の人間が人間らしくなく生きている姿に
映って悲しんでいたのかもしれません。
石田徹也の魅力は絶望と希望との微妙で曖昧な境目を
思い出させてくれる所ではないかと思います。
もっともっと作品を観たかった…。

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紙の本マイ仏教

2011/11/02 18:16

仏教はマイ解釈がベスト

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者のみうらじゅんさんは幼少期に仏像への強い興味から仏教にも関心を持ったと語っています。
流行語にもなった「マイブーム」の生みの親である著者が様々なマイブームを経ながら
ずっと続いているマイブームが仏像鑑賞・仏教だそうです。

みうらじゅんさんが何で仏教の本を出してるの?と
テレビやマンガでの活躍しか知らなかった為
読み進めていく内にかなり仏教的な解釈を踏まえた生き方をしているのだと感じました。
(街にある文字を写真におさめて般若心経を作った
アウトドア般若心経といった書籍を発行している事も知らなかった)

これが本当に面白いです。

仏教では禁欲が当たり前です。
けれどエッセイやボブ・ディランなどの文化にどっぷりつかった著者は
文化の原動力である欲望は必要だと語ります。
この感覚こそが現代で仏教を活かす方法として不可欠なんじゃないかと思います。

仏教の教えをそのまま受容して
他者にこうすると幸福になれると語る事も必要だと思います。
しかし、仏教に丸まる合わせるでなく自分で消化して
自分流にアレンジ・解釈をするという事が
人間として生きていく上で素晴らしいのではないでしょうか。
万人に通用する宗教としての仏教の真髄さえ感じます。
仏教についてほとんど詳しくない私ですが興味が膨らみました。

もっと面白いエピソードや最後に「地獄」の必要性を語っておりますので
是非仏教かみうらじゅんさんに興味がある方にはオススメです。

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自分の事がわからないのなら

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

もしも自分はどこの対人関係、組織において
これといって価値の無い人間なのではないかと感じているとすれば
早急にこの本を一読するのをおすすめします。

やや傲慢的にも横暴にも見えるかもしれない数々の人生のススメを
若かりし頃への著者と思われる若者への手紙乃至メッセージという文体で、
分かりやすく表現されています。
具体的に何がどうとかは言えませんが、
社会的には全く肯定的に受け取られない人生の訓練が書かれています。

社会的に肯定される行動以外に価値を見出せない価値観を
今現在持ち合わせている方には一読をお勧めします。
できるけれどしないという事と
最初からできないという事との間にはとてつもなく大きい溝があるのです。
それをこの書籍は行動面から教えてくれていると思います。

例え他人に嫌われようとも、社会的に多大な評価を受けたくて
受けたくてしょうがないけど、自らの力量がどれくらいか
苦しいほど感じてしまった方は、自分を殺し続けて迎合する事よりも
自分が自分でいる事の方に、もしかしたら生きる理由をみつけられる
契機になるかもしれない一冊だと思います。

かもしれないという表現を使ったのは、極論に次ぐ極論ゆえ、
共感すら感じる事ができない方もいるという想定での事ですが、
もしも自分の感受性や性分に悩んでいる人は絶対読んだ方がいいです。
最初から理解も共感も出来なくとも構いませんし、
自分の事を言っているのだと心底感じたのだとしたら、
そしてこの本の事を忘れられるようになったら、
きっと読む以前より、少しは生きやすくなっているんじゃないでしょうか。
少なくとも自分はそう、感じています。

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紙の本藤子・F・不二雄のまんが技法

2004/11/29 21:33

楽しいまんがの描き方

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは1989年に刊行された『藤子・F・不二雄のまんがゼミナール』の文庫化した物です。タイトルから想像できますように、中身はまんがを描く上で大切な事が書かれています。それも小学生が対称なのでとても優しい文体で丁寧に説明されており、どれもいいたい事がすぐに馴染んでくる感覚です。これを読めばまんがが描きたくなるのは間違いないと思います。しかも、これは藤子さんのエッセイの要素も沢山含まれているように思えます。読んでいて藤子さんの性格がドラえもんの人気を産んだのだなぁとつくづく感心させらるばかりです。藤子・F・不二雄さんのまんがに対しての気持ちが凝縮された一冊です。小学生の頃は当たり前だった事ですが、まんがはやっぱり楽しくないと。

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悩むのは人間だけ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

業田良家作品のSF傾向にある漫画でロボットを利用した人生の悲哀を題材とした
短編集という印象。人間を主人公としたら悲劇になってしまうだけ話も
人間的なロボットを主役にする事で死の概念も軽く感じつつ、
人間の行っている事の馬鹿らしさを笑うような作品集として感じられる。

しかし、一読のあと読み返してしまう。
ゴーダ哲学堂に近い「問い」を感じるから。
ロボットが行っていることは全て人間がプログラムした指示通りの動作。
それなのに、ロボット達は悩み、苦しむ。中には自爆し、逮捕され廃棄される。
プログラムされた通り、それ以上を人間に期待されている。ロボットなのに何故か切ない。

人間が作ったものにより人間が困惑させられる姿を見る。
ロボットと人間の関係は何かというよりも、
ロボットが人間に目覚めた時、改めて自らの人間性、情けについて改めて考えさせられます。
毎日毎日効率性や生産性について考えなければならない人は一読をおすすめしません。

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紙の本天才の読み方 究極の元気術

2003/02/24 23:09

天才を知る一冊

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

様々に氾濫する天才への偏見をこの本は一つの解答へ導いてくれています。俗に言う天才に対しての視点は天才とは凡人には不可能な難題を簡単にこなす事が出来る、やる事が病的で性格が変人であるなどから普通の人間と天才とは格段の差があると考えてはいないでしょうか? それははっきり言って誤解です。普通の人から見れば天才のやる事の一端は変人のように写る場合も確かにあります。だからといってそれだけを観て天才と変人をイコールで結び付けるのは間違いであるという事を著者は言っています。それを著者が選んだ超一流の天才を例にとって説明しています。ピカソ、宮沢賢治、シャネル、イチローといった一度は耳にした事のある名前が並んでいてそのおかげなのか非常に親しみ易く入って行けると思います。私個人ではピカソには変人と言うイメージがありました。ですがこれを読んで天才と呼ばれるためのプロセス、理由が解り易く説明されているのでその人間像が垣間見る事が出来、ピカソと言う人物が多少なりとも噛み砕け、身近に感じられました。そして著者は彼ら四人に天才と呼ばれる所以である共通の一事として『大量の数をこなす』事を提唱しています。(他にも様々な元気術のコツを挙げていますがそれは本を読んでみて下さいね。)これは誰しもが天才になれなくとも天才と呼ばれるための道を指し示された事によって希望を与えてもらえたと思いませんか? 人生を有意義に生きるコツを教えてくれる、それを天才という名を借りた教師が教えてくれているのです、そのメッセージ性をこの本は教えてくれています。現状打破を考えている方、更なる飛躍、進歩を考えている方へ本当に元気、希望を与えてくれる一冊だと思います。

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人間関係ハカイダーの人へ

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

小田ひで次…さっぱり聞いた事のない漫画家…これが第一印象。

新刊の棚に好みの絵柄と漫画家によるエッセイマンガという
ジャンルと帯に黒田硫黄の知っているマンガの帯に惹かれ購入。
(表紙のデザインもタイトルも好きです。)
読み進めていく内に、「拡散」「ミヨリの森」などの傑作を生み出している作家と知るが聞いた事がない…がそれはそれです。

このマンガの感想です。

もし、人間関係で自分が原因で今おかれている人間関係が
おかしくなってしまったと感じている方は
それ程の影響力を与えてはいないかもしれませんよ!と感じました。
この作品は自意識過剰な人間の自意識過剰を
客観的に描いたマンガでした。

今いる場所に自分さえ居なければ平穏だったのかもしれない……という
思い込みに囚われてしまっている方は
このマンガを読んだおかげで明日から現状からの脱出などの変化を起こす
衝動を期待するのはいきすぎですが
とりあえずは、現在の人間関係の悩みが
自分で大きくしていたのかもしれないなと思えてくると…思います。
自分が特別な人間である(と感じている)が故に
煩悶しているとすれば、このマンガを読んでみてください。
その煩悶している自分と重なってくると思います。
何となく不思議な気持ちがしてきませんか?

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種のような本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私だけではないと思いますがどうしても自己啓発系の本と先人の人生論とは一線を隔した何かがあるように思います。しかし、先人の人生論は個人的に現代と時代がずれているせいか抽象的な物としてでしか捉え難い物があるように思っていました。それ故斎藤孝氏のこのタイトルは私にグッとこさせる物がありました。
個人的に現代の方々の説法のような物には疑心暗鬼な私です。そのため古い人のをと選定していくとどれがいいのか解らないといった無意味な当惑に襲われ、結局諦めてしまっていました。
斎藤孝氏のタイトルは何となく現代的な利用法と先人の知恵とを良い具合に織り交ぜたような答えを導いているような期待を抱かせてくれる物でした。中身も著者自身もただ持論を述べるだけでなくゲーテの原文を解説する形で現代版に仕上げているような出来生えで凄くわかり易かったです。それはあながち著者が一人ではなく二人以上のそれも二人ではないというようなやや複雑な表現ですがプラスX、かけるXというようなものを感じさせる物があるような気がしました。
アドバイスは見易い項目分けでまた読み返す時も至極読み返し易いのがとても良いと思います。特に私が興味を引いたのがへたうまの考察です。現代ではデッサンが出来なくともへたうまが受け容れられる時代。これはおかしい、スポーツの世界ではへたうまが受けられる場所なんてないのにといった所に深い感銘を受けました。デッサンの有用価値といいますか基礎こそ最も尊く人生の真理であるような(堅苦しい上に敬遠されそうな表現ですが)気さえ起こさせられました。
これを契機に是非ゲーテに触れてみたいと思えるきっかけを多いに含んだ種のような一冊です。一読して損はありません。

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きっと何か・・・見つかる!・・・かも

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自伝的なマンガで一躍、名を轟かさせた漫画家、
福満しげゆき初の文章単行本です。
内容は主に編集者が福満さんに語って頂いたと
思われる口語的な文章が続くためとても読み易いエッセイとなっています。

著書である「僕の小規模な生活」「僕の小規模な失敗」を
既に読了されておられれば共感度は高まるかと思いますが
この一冊でも十分・・・・と云いたいのですが
以前より作品を認知・共感している事もあり感想は
肯定的なものしか出てきません。そういう素養を持ちえた作者でもあるのです。

こちらの書籍の内容は現代社会のひずみに対して福満さんが経験を踏まえて
これっておかしいと思いませんか?と突っ込みを入れ
読者である自分自身がそうですねぇ・・・・乃至は
ちょっと理解・共感できませんねぇ・・・・といった
読者と福満さんとの対談を想定させられる文面になっているのではと思います。
大半は福満さんの考えにそうだそうだ!と思えるのではと思います。

既に知っている方は改めて作者の
思いを知る事が出来るきっかけになります。
しかし、表紙とタイトルで読んでみようかな。買ってみようかな。
どうしよう・・・・と考えておられる方に
いえる事は、まず著作(マンガ)を読んでみてみましょう!という事です。
結局、作者に興味のない人が読んでも
肩書きが漫画家ですからマンガを先に読む事がやはり
作者にもいいのではないかと思います。
そして、やはり面白いですから
この書籍にも手が伸びるのではと思います・・・・。

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紙の本爆笑夫婦問題

2004/11/06 18:25

時間を温もらせる一冊です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新聞紙のテレビ欄を見て名前を見ない日はないであろう爆笑問題、太田光。著書は多数出版している事は周知の事実だがどれも笑える要素が多く面白い。しかし、私が数多ある爆笑問題の本にこの一冊とを比較(対比させるのもおかしな話かもしれないけれど)するとこの一冊に敵うものがないのではないかと思えてならない。それはエッセイという形式の違いかもしれないけれど、太田の自伝と比べるとやはり私は太田光代の方のエッセイの方が面白いと感じる。メディアに映る太田光の奥を少しでも観られたような気がするからというのもあるだろけれど自伝というのは自分を良く知る人に書いてもらう事で自分で書く以上の魅力が出てくるのではないかと思う。(太田光の事を書いているはずなのに前面に太田光代のキャラクターが出てきているのがまた面白い)それを証明していると思われるのがこの一冊で、こんなでれでれカップルのなれそめを本にして面白いのだから二人の関係はもっと面白いのだと羨ましく思ってしまう。私もこの本ぐらい互いになくてはならないと感じられる素晴らしい人とめぐり合いたいもの。

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エンターテイメントな分析

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

これは精神科医でひきこもり治療の第一人者であり、サブカルチャーにも関心が深い斎藤環氏の一冊です。氏は一人の精神科医であるため、批評ではなく、分析という武器を用いて映画に漫画に立ち向かうというような事を書いています。それ故これは批評集ではなく分析集なのだとも取れます。それがまたこの本を面白くしてくれるきっかけにもなっていると私は思います。
私は今だかつてこれほどまでに深く映画と接した事がありません。ちなみに私は斎藤環萌えです。精神科医である斎藤環氏は映画に潜む人間を感じる臭いを嗅ぎ分けられる事の出来る方だと思います。多くの分析が映画には人間が映されているのだと感じさせてくれます。その臭いを香りとして表現するかはたまた鼻をつんざく異臭のような物として表すのか、映画監督の才能というか魅力はそういう所にあるのかもしれないと思います。氏には映画で私に感じられる事の数十倍の鋭さを用いて嗅ぎ分け、また冷静に描かれたと想像に固くない論理的な文体。読んでいて新たな視点の開拓の示唆に富んでいて面白い一冊だと思います。とても知的な雰囲気を漂わせているので時折自分の頭脳が物凄く良くなった錯覚に囚われてしまうかもしれません。(私だけかもしれませんが)
あと私事ですが田舎在住の私にはあまり触れられぬ小映画館でしかやっていないような映画分析はほとんど解らず、しかも地元レンタルショップで扱っていないため、身近さに欠けているところが至極残念でなりません。これは著者とは関係のない所のいただけない点なので内容が悪いというわけではなく私個人の嘆息です。けれどこの本のおかげで映画の世界が奥深く、視野を広げても広げきれないほど存在しているのだと言う事を認識させて頂きました。著者が偏愛しているデビッド・リンチ、タルコフスキーは是非是非観てみたいと思いました。きっと斎藤環氏が居なければ知らぬまま生きていた事でしょう(オーバーですが)
あと漫画に対する分析も面白かったです。映画と同じ事ですがここまで深く読みこんだ事はありませんでした。特に稲中卓球部に関連して新たな漫画の表現が始まったというところはとても興味深かったです。それと少女漫画と少年漫画との対比も。映画というもの、漫画というものから得られる物こそリアルなのだという逆説的な真実を知る事の出来るきっかけを与えてくれる一冊だと思います。こういった本が楽しいと感じる私がいるという事は精神分析がエンターテイメントになった時代なのかもしれません。

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現代だから面白い!社会の狼藉者を斬る男アクメツ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

豊かな世界が繰り広げられている日本。しかし裏側には涙ばかり流している人達も居る。高校生のショウの友達しいなも一人社会の反する事の出来ない非情なルールに従わなければならない事へ悲しみと怒りを背負いショウとの別れをする。彼女は売られていったのだ…父親の仕事の失敗で背負った借金のために…。

世の中には甘い汁ばかり吸ってる奴が居る…それなのに泣いてばかりいる奴も居る…これで良い筈がない。誰もが思っている事だろう。しかし行動は別だ。それには死が近過ぎる…。背負う物が大き過ぎるだから誰もが避けるのだ、仕方がない。

第一話より…
そこは会合とはなばかりの痴話騒ぎ…(本文引用)女子高生との乱交騒ぎをしている外道の会合だった。そこに現れた異質の存在仮面男、アクメツ。奴は大手銀行を天下りしてきた男を斧で一閃! ギャラリーは唖然となり奴は死刑だという声が挙がる。そりゃあそうだ殺人は最高で死刑なのだ。そこに偶然居合せたしいなは何かに気付き悲しみに涙を流す。仮面を被っている男はさっき別れたショウだったのだから…好きな男がこのままだと法律の名のもと世論からみて正当な制裁を受けるのだ。すなわち死んでしまうのだから…。誰かが呼んだ警察も駆けつけ、一斉に危険人物の仮面男へ発砲する…はたから見ると仮面男は瀕死になっていた。胸を撃ち抜かれ生きているのは後少し…だが仮面の男は意外な行動を起こした。それは…!!

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血液型の必然の関係性を

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

さいとうたかを先生は御存知の通りゴルゴ13で有名な漫画家です。つまりは大量の人間観察を仕事として来たお方です。そのさいとうたかを先生が今まで描いてきた登場人物を創作するに当たって利用して来た『血液型』を複雑な人間関係の解消の素にしてほしいという願いもこもっています。さいとうたかを先生の幼少期からのエピソードには多々共感するところもあって偉大な漫画家先生も当然ですが悩んでいた時期があったんだと思えたりと勝手に身近なお方に感じられたり出来ます(笑

さいとうたかを先生は血液型人間学で権威のある能見正比古先生のABO会にも所属なされていたという事なので信頼性もあると思います。

どうして自分はこんな性格なんだろう…何で自分を抑えてしまうんだろう…と様々な性格や人間関係の悩みを解消する事を一冊の本に期待してはいけない。それは自分自身が考えなければいけないから。そのターニングポイントを与えてくれる。手付かずの他人への取っ掛かりを得られる温かい一冊です。

血液型で性格が決まるはずがないというお方も居られるでしょう。しかし、血液型の型が同じなのに関係性が無いと言う根拠はどこから来るのでしょうか?(本文の要所を抜粋) 少なからずこういった物質の違いがどこかに出ていると思うんです。それがたまたま性格の気質だっただけのことであって。疑っているお方も是非一読してみて下さい。

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紙の本はじめての認知療法

2011/08/08 18:56

こんな事で悩むのは私だけ・・・と思っている人へ

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

他の認知療法の書籍は読んだ事がありませんので
認知療法とは何かを分かり易く解説されてますので
啓蒙書といった趣も感じられました。

私個人は精神疾患は特になく、普段の生活で悩みを抱え易い
性格から試しに手にとってみました。
認知療法とはこちらの書籍では
認知とは「物事の受け取り方・考え方」と説明しています。

精神疾患やストレスは認知次第で起こりうるものであり
表面上に現れた疾患を治しつつ、土台部である
認知を改めていく事で治癒に向かいながら
普段の生活も生きやすくする事を目的としたものが
認知療法であるというのが私の解釈です。

その理由をこちらの書籍では
親しい友達にメールを送った時に
すぐに返事がなかった時を例に説明しています。
1.自分がきっと嫌われているから来ないんだ・・・
2.あの人がきっと怒っているから返事が来ないんだ・・・
3.あの人は返事を寄こさない嫌な奴だ!

事実は返事が遅れている、無かっただけで
上記の三つは個人の認知によって変わってきます。
認知療法というのはズバリ貴方の考え方は間違っているから
うつになりにくい絶対的な正しい考え方をしていく事でははなく
自分自身の考えた事が現実なのだという思い込みから一歩出て
現実的な思考に変えていくという事です。

上記の例でいえば受け取った側の人にも様々な都合があり
実際に嫌っていてメールが来なかったかもしれませんし
実際に怒っていたのかもしれませんし、不当な人なのかも
しれませんが、その事を自分の観念だけで絶対に
決めてはいけないという当たり前といえば当たり前の事に
気付いていくための療法です。
(個人的に帯の「こころが晴れる」には違和感を感じます。
即効性を期待してしまう一文だなぁと思いますが
認知療法は自分の認知を改めていくわけですから。)

あらゆる現実は自分だけではなく他人も見ていますし
自分が辛いと感じている時に他人も苦しいと感じています。
また自分が楽しいと感じている時に他人は辛いと感じているかもしれません。
苦しい・・・辛い・・・と思っているとどうしても独りよがりになりがちです。
そういったことの多い方は読んでみていいんじゃないかと思います。
目の前の他人にも人生があり都合がある事に気付かされます。

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