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先月(2017年6月)

タガオさんのレビュー一覧

投稿者:タガオ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本その名にちなんで

2004/11/30 11:34

つづきを綴る

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『停電の夜に』ももちろんおもしろかったけど、『その名にちなんで』はそれを上回る。主人公はインド系アメリカ人2世の青年。両親が彼につけた名は、ロシアの大文豪と同じ「ゴーゴリ」。この名前をめぐって物語は進行してゆく。
ラヒリの描く物語は静かでささやか、悲しみのなかに小さな希望が見え隠れする。
彼女はアメリカ在住のベンガル人。幼い頃にインドを離れ、異国の地で育った。もしかしたら、ラヒリにとってはインドのほうが「異国」なのかもしれない。
ぼく自身は、19歳のときに名前と国籍を変えた。それより以前、はじめて祖国を訪ねたのは中学生のとき。そこは「外国」だった。以来、一度も訪れていない。
ぼくらはさまざまな要素に規定されながら生きている。国、地域、社会、家族、友人、恋人、関わってきたありとあらゆるもの。しがらみももちろんある。でも、そういうつながりのなかで生かされていることも事実だ、それを幸福と感じるかどうか。
自分の息子に「ゴーゴリ」と名づけることには理由があり、そこに物語がある。その名を冠することは物語を生きることであり、つづきを綴ることかもしれない。

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