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名乃さんのレビュー一覧

投稿者:名乃

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本STAYリバース双子座の女

2004/07/10 14:49

大人のためのおとぎ話

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

STAYシリーズ第三弾。何だか第一弾の、それも第一話を彷彿とさせるなあ、と思ったのは果たして私だけかしら。アイデンティティーに問題を抱えた“少女”と、ごくごくフラットな、リベラルな視点で“彼女”達を見守る友人、刈川えりの物語。副題(?)の“STAYリバース”というのは、やはり“第一話アゲイン”の意味だろうか。双子達の魂の再生の物語、とした方が美しくはあるんだがなー…
友人はこれを“おとぎ話”と評していた。うん、私もそう思う。しかしこれは確信犯のおとぎ話だ。子供に夢を見せるための物語ではない。大人が現実を忘れるための、優しいおとぎ話。きっとうまくはいかないだろうけれど、彼らの行く末に光と、希望があるように、一緒に祈るための物語なのだ。

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紙の本きみとぼくの壊れた世界

2004/02/05 02:28

閉ざされた世界

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

他の人の書評を読んでいてふと気が付いた。そういえばこの小説には「大人」がいない。櫃内家の両親のようにその存在は示されるけれど、小説の中に登場はしない。無駄だと言わんばかりに、排除されている。
そう、実際無駄なんだろうな。ここに大人の理由や理屈が入り込む余地はない。これは「少年少女」のための小説だ。危うくて、極端で、ずるくて、幼い。軽くて、懸命で、愚かで、孤独だ。
「少年少女」のための小説だとは思うけれど、渦中にいる人達よりもそんな頃を懐かしみたい人にお勧めしたい。

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紙の本月魚

2004/06/05 23:42

彼女の可能性

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

若く、見目麗しい男が二人、過去に囚われて離れられずにいる。
おそらく作者が趣味に走りまくったのだろう。この小説は作者の趣味によってのみ書かれているような気がする。文章の上手い人が自分の好きな世界を書いた、と言う感じ。厳しい言葉で言うなら、まだプロじゃない。読み手のことを意識していないわけではないが、まだ足りない。
三浦しをんのホモ好きは小説以上のペースで刊行され続けているエッセイ集によって明らかだ。そりゃあもう鼻息も荒く、日々、ふと目に留まった男達の関係について王道と呼びたくなるような妄想を展開させている。ボーイズラブは敬遠しがちな私でも、彼女があの妄想を小説化してくれるならぜひ読みたいと思うほどの面白さだ。特にボンサイダーはぜひ読みたい。しかし照れからなのか、この本の二人の関係はひどく曖昧で、まるで中学生の恋愛のようだ。
文章は上手い。描かれる情景は薫りが立ちのぼるように眼前に浮かんでくる。特に、夜の描写は秀逸だ。「水に沈んだ私の村」や「名前のないもの」での高校生達の夜は、過ぎた日々への憧憬というか、郷愁を誘う。
これまで私が面白いと思ったエッセイの名手達は、何故か小説が余り面白いと感じられなかった。けれど三浦しをんはちょっと違う。次はこんな浮世離れした物語でないものを読んでみよう。残念ながら、この「月魚」は、あの大爆笑エッセイほど私の琴線に触れはしなかった。けれど、きっと次はもっと面白いものを書くに違いない。もう少し書き慣れてさえくれれば、と信じることができた。次は、どれを読んでみようか。同じ版元から出ている恋愛小説か、最近話題の連作集か。
どちらにせよ、きっと面白いに違いない。

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