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先月(2017年1月)

佐伯洋一さんのレビュー一覧

投稿者:佐伯洋一

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本坂の上の雲 新装版 1

2003/03/07 19:10

自信をなくしかけている日本人へ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本の主人公は日露戦争で活躍した秋山兄弟と正岡子規、、と最初はそれでも別段不自然さは感じない。しかし、後半になるにつれて、物語は連合艦隊を指揮した東郷平八郎と旅順で陸軍を指揮した乃木希典を中心に回っていく。あえていえば、主人公は日露戦争そのものではないか、とさえ思う。

 乃木将軍とともに旅順でロシア軍と戦った経験のある人々は、旅順と聞いただけで、同胞のことを想起し、涙が止まらなくなってしまう人が昔は多かったらしい。しかし、現在ではそれらの人々はもはやこの世にいないであろう。だが、司馬先生の本を読むことによって、追体験することは現代でも可能なのです。文学の普遍性はまさにここにあると、感じざるを得ない。
 
 クライマックスは世界最大の領土を誇るロシア軍に立ち向かう弱小国日本の勝利を描く対バルチック艦隊戦。東郷平八郎の将帥としての器量、当時の日本人の優秀さ、どれひとつを書いても勝利はありえなかった。本当に、よく勝ったもんだ、と何度見ても不思議に思ってしまう。いったい、どのようにして勝利を得たか? それはいくつもの選択肢を逐一取捨選択していった、男たちの決断の積み重ねである。
司馬先生はそれを克明に再現なさる。

 中東の国々には、坂の上の雲に登場する乃木将軍と東郷元帥、そして有色人に唯一挑戦しそして勝利した日本人への尊敬をこめて、未だに名前に「ノギ」や「トウゴウ」とつける人がいるという。海外の国でも知っているわが国の誇るべき歴史を是非、坂の上の雲を通して知っていただきたいと思います。

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法律を使った本当の事件解決能力の養成に最適

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本を見て多くの人は「なんだか軽そう。テクニックばかり重視してて実力はつかなそう」と思うかもしれません。実際、大学の法学部の講義では著者である、柴田講師を筆頭とする司法試験予備校の講師たちに対しての、教授たちの「ある種の敵意」を感じたことは誰しもあると思います。たとえば、私も「予備校の講師はすぐに小手先のテクニックばかり求めて法学の本質を忘れている。」などと何度となく聞かされました。

 しかし、この本はしっかりと法律による物事の解決に目を向けた基本重視の本です。著者は条文による解決を最優先します。予備校の講師というのは、確かにいわゆる論点ばかりを解説して基礎たる条文を忘れているというのはあるかもしれません。その点で大学教授たちの批判は的を射ています。しかし、条文重視のスタイルと、論点は必要なときに、条文で解決のつかないところでやむを得ずに使用するという本書のような考え方の前では、先のような批判はまったくの的外れということになります。

 本書は、司法試験をはじめとする法律関係の資格試験を目指す人たちの忘れている、「法律を使った問題の解決」という基本を思い出させてくれる。そういう意味で、司法試験のみならず、国家公務員一種試験や、司法書士試験など法律が試験科目となっている資格試験全般に必携といえます。

 とくに、近年の司法試験の受験生は論点ブロックに固執しがちで、柔軟な法的思考能力の欠如が指摘されています。そのような、受験生の蒙をこの本は啓いてくれるはずです。

 内容としては、前半は法律を使った事件解決(問題解答)の基本を説明する。さらに、憲法、民法、刑法、商法、刑訴法、民訴法の六法について司法試験の過去問と著者の創作問題による問題演習。そして、すべての解答は著者オリジナルのもので著者が説明したことを懇切丁寧に実践してみせる。
 

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