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中小企業の明日はどっちだ!?さんのレビュー一覧

投稿者:中小企業の明日はどっちだ!?

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倒産寸前の会社を甦らせる法

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「たかが債務でクヨクヨするな!」というメッセージを、債務超過で苦しんでいる経営者に伝えるために書かれた本だが、それだけで終わりではない。
「借りたお金を返す」ために苦しんでいる経営者は多く、中には自殺するほどまでに追い詰められてしまっている場合も多い。もちろん、借りたお金は返すというのは人として大切なことなのだが、社会構造が変化しつつある現在、中小企業の経営者の債務返済は単純に友人に借りたお金を返すということこととは意味が違ってきている。
社会構造の変化が、社会の歪みが引き起こし、中小企業の債務という形で現れてきているのである。だから、まっとうに企業経営をしてきたつもりでも、気がついたら債務超過で苦しんでいる状態になっていたということも少なくない。だから、「たかが債務でクヨクヨするな!」というメッセージはまったくもって正しいと思う。その債務は中小企業の経営者だけの責任ではなく、お金を貸した銀行側の課題も大きいのである。
また、長期的に見た場合には、銀行のいいなりになって無理に債務を返済して倒産・自殺するよりも、一部の債務の返済ができなくなったり、遅れたりしても、やがて事業再生ができるのであればその方がずっと良いと説く。中小企業の経営者にとってはもちろん、銀行側にとってもである。一見、詭弁のようにも感じられるがそうではない。日本の企業の97%は中小企業であり、中小企業が日本を支えているともいえる。それを潰してしまっては、銀行も立ち行かなくなってしまうのだ。
まず、苦しんでいる経営者を「借りたお金を返さなければならない」という盲目的な呪縛から解放し、次にはどうしたら良いのかという具体的なプランを示していく。つまり銀行側の目先の資金回収に惑わされることなく、自分の資産をどうやって守ったらよいのか、やがて企業再生していくためはどうすればという、手段である。これは著者が2000社以上も救ったという倒産寸前の会社を救ってきたという実績もあり、かなり説得力がある。(ここに書いてあることを読んだだけで企業再生ができるわけではなく、実務家に相談することが必要だが)
本書の素晴らしいところは、単に中小企業の経営者を債務から救うだけではなく、将来のビジョンをしっかり描いているところである。中小企業の経営者は、旧来のやり方を脱皮して財務や法律、不動産の知識も身につけ、自分の企業をマネージメントしなければならない。また、銀行側は不動産担保や連帯保証人制度に頼るのではなく、融資時の審査をしっかり行える能力を備えなければならない。つまり、お金を貸す。借りるという関係から、企業に投資する、投資されるという関係になっていかなければならないということである。欧米では当たり前のこととあるので、日本でできないはずはない。
そして、企業リサイクル説として、創業→成長→競争→優勝劣敗→淘汰再編→整理→再生→成長という企業環境のリサイクルが活発していくのでないかという説を紹介し、敗者復活がしやすい社会というものを1つの理想としてイメージしているようである。
勝ち組、負け組という言葉が言われるようになって久しいが、負けないためにさらに弱いものをたたくという社会は息が詰まる・・・。一時の勝ち負けにこだわるのではなく、最終的に勝つことをイメージして何度も挑戦できる社会の方が、健全でいいなー。

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