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先月(2017年6月)

二四〇さんのレビュー一覧

投稿者:二四〇

2 件中 1 件~ 2 件を表示

サイキックものの最先端と言える作品です。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「他人の意識に侵入し、記憶の変更・消去を自在に操作できる特殊能力を持つ、『ペット』と呼ばれる少年」たちの物語。(オビより)
さて、精神世界でのアクションものは、従来からいろいろありました。
たとえば、睡眠中の相手の心の中へ、攻撃や治療を目的に侵入するという設定では、小説だと筒井康隆『パプリカ』とか、マンガだと森生まさみ『夢限宇宙で恋をしよう』とか(って、例が少なくて、すみません)。
ところがこの「ペット」と呼ばれる少年たちは、覚醒してて日常生活を普通に送っている相手の心の中へ(至近距離で息を吹きかけるとか、キーワードを囁くとか限定条件はもちろんあるんですけど)、侵入できてしまうのです。その点が、戦闘的というか実用的というか、新しいし面白いなあ、と感じました。
あるいは、絵柄は好みが分かれるかもしれません。ですが、ずば抜けた作画・構成・ストーリーを思えば、もはや絵柄は問題ではないはずです。
(物語がまだ完結していないので満点にしませんでしたが、おすすめです)

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紙の本プラナリア

2003/03/29 22:05

たとえ、何もかも面倒くさくなったとしても。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

短くテンポのある文が小気味よいです。でもそれは、「やる気をなくし」「何もかも面倒くさ」くなってしまった主人公の、考えることに疲れ果て思考がブツ切りになっている様子のあらわれ、と読めるかもしれません。
何かと戦うことは、しんどいです。
ましてや、乳がんとの闘病、となると。
しかしながら、作者はこの表題作「プラナリア」で、考えること、生きること、戦うこと、を放棄するな、面倒くさがるな、というメッセージを逆説的に伝えようとしている、と僕には思えます。
というのも作者は、たとえば短編集『紙婚式』の「子宝」で、考えることの重大さとそれを放棄したときの罰の重さを、あまりに鮮烈に描いているからです。
生きていると、理由や度合いはさまざまですが、主人公のように「何もかも面倒くさ」くなることって、しょっちゅうあります。プラナリアのように「きれいな水の中でふらふら」「何も考えずに生きていられ」、怪我や病気になっても再生できちゃえば、恋愛や結婚で悩むこともなく「勝手に二つに分かれて増え」ちゃえば、どんなに楽でしょう。
それでも、人は人間として生きていかなければ……そう思います。
居酒屋で出口を探す主人公の姿は、以前デパートで「出口はどこ」と主人公に迫った老婆のそれと重なります。老婆が主人公の目には妖怪と映ったように、今度は主人公が読者にそう映るかもしれません。
そして指差された出口は、「遥か遠」いのです。
でもそこへたどり着き、さらに外の世界へ進まねばならないのです。

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