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小説大好き人間さんのレビュー一覧

投稿者:小説大好き人間

1 件中 1 件~ 1 件を表示

帰還

2003/05/28 22:44

「帰還」(理怜/RayLee)について

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 何の先入観もなく読むと、最初は純文学か広義のミステリーかと思います。後半でSF的な記述が出てきて、あ、これはSFだったんだと思います。しかし、エピローグに近づくに従って、ちょっと違うなという感慨に戻ります。要するに、この小説は既成のジャンルに分類しにくいものです。その理由の一つは、この小説のベースが「竹取物語」にあり、それを現代的なストーリーに焼き直したからかも知れません。「竹取物語」をSFとすれば、これもSFということになります。
 この小説が純文学的な理由は、そのテーマ性や文章表現にもあるのでしょう。物語の中には宇宙人が出てきますが、それが話の展開にとって重要な役割を果たしています。その姿(外観と内面)が、実に人間臭い感じをもっています。宇宙人として地球の人間とは異なった部分はあるものの、おそらく、これから地球の人間が直面するであろう生死の問題を、彼等が先に経験した歴史が語られます。本の帯にはTHE REDEFINITION OF A HUMAN BEINGと書かれていますが、これがこの小説の主題に結びついています。
 SFやミステリーは、一般に乾いた文体が多く、内面描写が希薄なものが一般的ですが、この小説はそうではなく、流麗な一人称で人間が丹念に描かれています。
 お金(¥1200+税)を支払って買い、読む時間を費やしても後悔しないものだと思います。

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