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レビューアーランキング
先月(2017年1月)

しまさんのレビュー一覧

投稿者:しま

10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本少年キム

2003/04/11 16:45

小さな諜報員

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 19世紀インドの人間社会が舞台です。英国軍人の父とインド人の母の間に生まれた混血少年キム。両親は共に既になく、土地の子供に交じってそだった貧しい白人の孤児ですが、賢しくて、イキイキしてて、すごく魅力的な少年なんです。
 ある日彼は一人の老いたラマ僧と出会います。伝説の聖河を探すこのラマ僧の弟子となって旅立つキム。ところが道中、英国連隊と出くわして、大好きなラマ僧と別れ白人の子供達の入る学校へ入れられてしまいます。
 当時英領インドでは、イギリスとロシアの激しい諜報戦が繰り広げられていました。キムは才能を見込まれ、極秘の英才教育を受けたキムは、ラマ僧との求道の旅を再開しながら、小さなスパイとしての活動をはじめます。
 出てくる人間達が皆魅力的なんですよ。キムはもとより、求道的なラマ僧、スパイとして裏の顔を持つ男たち、旅の途中でであうたくましい男女。スパイ活動と言っても体温の低い感じは全くなくて、人々に愛し愛され、悪態をつき、乾いた暑い風土の中をたくましく生きる少年の物語になってます。
 「ジャングル・ブック」の面白さとはまた違った面白さと読みやすさがある、インドって土地の雰囲気がたっぷり味わえる、おすすめの1冊です。

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紙の本少女ソフィアの夏

2003/04/11 16:43

毅然とした姿

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ムーミンとも、筑摩から出てる大人向けの小説のヤンソン・コレクションの作品とも違う、だけど、どっちのテイストも感じられる素敵な本でした。
 ヤンソンいわく「わたしの書いたもののなかで、もっとも美しい作品」というのも頷ける感じですね。
 最近母親を亡くした幼い少女ソフィアと、おばあさん。この二人が初夏から晩夏までの北欧の夏を小さな島で過ごす、その日常を描いてあるんですが、どうやらこれはヤンソンの自伝的小説のようです。と、言っても、「おばあさん」のモデルはヤンソンの母。時々登場するソフィアのパパはヤンソンの弟ラルスであり、ソフィアはラルスの娘なのだとか。でも、ヤンソン自身がソフィアの言動にも、「おばあさん」の言動にも投影されてるんでしょうね。
 自己をきっちり持って、言いたいことは言うし、言いたいことがあるならば、それは言わせるという毅然とした、対等な立場の祖母と孫娘。すてきです。
 最終章、「気づかないうちに、日ごとに夜が暗くなっていたのだ。」とは、北欧ならではの夏の終りを感じさせる言葉ですよね。自然描写も美しくて、幼い少女の輝くような好奇心と、とりとめもない集中。年老いたものの散漫さと肉体の衰えなど、きっちりと書かれてて、ホント素敵な本でした。

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空白の日記

2003/04/11 16:41

戦争が何をもたらすか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 オーストリアに生まれ育った作者の少女時代をモデルにした自伝的な作品です。
 レナは、カトリック信者の家庭に育つ女の子で、兄のクリストフと両親とおじいさんと、親戚のおばさんと、狼の血を引く犬ヴォルフと暮らしています。
 お父さんがいつもあちこちを放浪している所為で色々大変な友達ベルニや、一つ年上のヴィリらと一緒に豊かな自然の中で遊びまわる毎日。
 しかし第二次世界大戦の直前、ヒトラーが率いる隣国ドイツに併合されたことによって、村の暮らしは一変します。
 重苦しい空気が、暖かい村人たちの交流をだいなしにしてしまいます。密告をおそれるあまり、思ったことを自由に言えなくなっていったのです。
 戦争が何をもたらすか。人々の暮らしにどんな変化をもたらすのか。少女レナの日記は、いまわしさのあまり空白になったままの時代がありました。

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ウィッチ・ベイビ

2003/04/11 16:36

天使の消えた街で

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 かつて天使の街ロサンジェルスと呼ばれていた街で、ウィッチ・ベイビはウィー
ツィーたち「家族ってことになってるみんな」の家で暮らしている。だけど、
実際は玄関ポーチに置き去りに去れていた「魔女の子」、それがウィッチ・ベ
イビ。紫の目をして、手がつけられないワイルドな小さい女の子。彼女は本当
の自分の居場所を捜し求めます。
 切なくて切なくて、だけどやさしいお話です。ウィッチ・ベイビが自分の本
当の居場所を知るシーンはホントに泣いてしまいました。

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美しい、切ない一篇

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 双子の姉妹が森で拾った裸の男の子。村人が魔女と呼ぶジェニーは、その子
は「妖精の子」だと言い、「ここにいられるのは一年と一日だけ」と予言する。
 十九世紀のイギリスの港近くの村を舞台にしたお話。
 ちょっと重めの筆致で淡々と描かれた、不思議な読後感と切なさのある物語
でした。

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家なき鳥

2003/04/11 16:32

誰もが知ってるけど、あまり知らない国インド

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 貧しさ故に13歳でお嫁に行く事になったインドの一人の少女の半生を描いた
物語で、実はインドでこう言った少女は多かったんではないだろうか…と思わ
せられます。
 カースト制によって定められた範囲のカーストの家にお嫁に行かなくてはな
らないって話も登場しますが、この作品では、どっちかと言えば、それは単な
る事実でしかないみたいですね。それよりも、ある意味一人の労働力として嫁
に行くようなところがあるにも関わらず、花嫁の方が婚家へ持参金を持ってい
かなければならないとか、未亡人に対する制度とか、文盲率の高さとか、色々
興味深く読みました。
 インド版おしんみたいな幼くして貧乏の所為で辛い生活をしなければならな
い少女の物語だけど、この子が芯が強くて、イジワルなお姑さんにイジワルを
し返したりして、なかなか魅力的。ラストのハッピーエンドが嬉しい、ちょっ
とさっぱりした感じの文体が心地よい作品でした。

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紙の本アベルの島

2003/04/11 14:41

ホントの一人立ち

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 新婚ほやほやのネズミのアベルとアマンダは、愉快なピクニックの途中で嵐
に出会ってしまいます。
 嵐の中、なんとかほらあなに避難したと思ったのもつかの間、アベルは飛ん
でいったアマンダのスカーフを拾うためにほらあなを出てしまい、そのまま、
がけを落ちて、川を流され…ついたところは、なんと離れ小島だったので
した。
 さて、アベルは自分以外だれもいない小島で、なんとかして愛する妻アマン
ダの元へ帰り着くことができるでしょうか?
 お金持ちで甘やかされて育って、結婚しているのにもかかわらずお母さんに
お金をもらって暮らしているようなアベルの、孤独で独創的な冒険の物語です。

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アウトサイダーズ

2003/04/11 14:40

元祖ヤングアダルト

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 YA(ヤングアダルト)という言葉が日本に初登場したのと同時にやってき
た作品がこれだったんじゃないかと記憶してます。
 コッポラの映画で有名なこの作品、「グリーサー」と呼ばれる所謂プア・ホ
ワイトの不良少年たちのグループと、「ソッシュ」と呼ばれる金持ちの不良息
子たちのグループとの抗争を軸に、「グリーサー」の一人14才のポニー・ボー
イの友情と兄達との愛情、悩みなどを描いてます。
 苦くて切なくてみずみずしい青春の物語。これが出版されたとき作者ヒント
ンは17才だったとか。30年以上前の青春小説ですが、今読んでも全然色あせて
ないの。大人の目で読んでも充分切ないし。これはやっぱり永遠の青春小説で
すね。

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悪童ロビーの冒険

2003/04/11 14:38

切ないひと夏

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ヴァーモント州の田舎町で暮らすロビーは10歳のいたずら盛りの少年。牧
師の父と母、姉と幼い妹と知的障害を持つ兄と暮らしています。
 時は1899年。1900年を迎える「その日」はこの世の終わりだとロビー
は信じています。そんな彼の目下一番の願望は自動車に乗ること。
 親友のウィリーと遊び回り、嫌味なウェストン兄弟とけんか…と少年時代
を満喫するロビーですが、澱のようにもやもやとした鬱屈が溜まってます。
父の関心が知的障害を持つ兄に行きがちなことなど、さまざまな苦しみを胸に
しているのでした。
 ある日ウェストン兄弟とやり合ったロビーは、行きすぎた行為を働いてしま
い、その叱責を逃れるため、また父の関心を引きたいがためもあって、以前か
ら知り合いだったホームレスの親子の住む小屋へ転がり込むのですが…。
「トム・ソーヤー」と比較される事が多いみたいなこの作品ですが、たしかに
一夏の少年の冒険というところについては頷けるものもあります。ただ、大き
く違うのは「父親」という存在。一応児童文学の範疇にある作品なんだけど、
これは大人でも充分満足出来ると思います。
 牧師である父が、当時異端だったダーウィンの進化論を読んでるのを見て感
じるショックがキュートでした。

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紙の本ギグラーがやってきた!

2003/04/11 16:39

きっと笑っちゃう

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 アイルランドの作家の子供向けの本です。大人向けの本でも独特のユーモア
があるドイル、この「ギグラーがやってきた!」ではそのユーモアがはじけま
くってます。
 すばらしく天気のいい朝、ビスケット工場で品質管理(つまり味見係)をし
ているミスター・マックは駅にむかってあるいていました。足もとにある超特
大の犬のうんちを踏むまであともう少し!
 おとなが子どもにひどいことをすると、子どもに代ってうんちをふませると
いう復讐をする不思議な生き物ギグラーの、ゆかいなゆかいな物語です。
 大人の本でドイルを知ってる人も、きっと笑っちゃうんじゃないかな。

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