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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

いわしさんのレビュー一覧

投稿者:いわし

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本歩道の終るところ

2003/04/28 09:50

目に映る世界がちょっと変わる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著名人・有名人が執筆したりと、絵本ブームと言われている昨今ですが、
宇多田ヒカルさんが「エミリー・ザ・ストレンジ」の翻訳を手懸け、
そのブームにもいっそう拍車がかかったように感じられます。

その宇多田ヒカルさんのオフィシャルホームページ上に、好きな作家として
このシルヴァスタインの「歩道の終るところ」と「屋根裏の明かり」が挙げられています。

「エミリー」は赤と黒のコントラストが印象的でかわいらしい絵、シニカルなエミリーのキャラクタが特徴ですが、
この「歩道の終わるところ」はごくシンプルに白と黒の二色だけ。
絵は、なかなか日本の絵本では見られないようなかわいいけど毒のあるタッチ。
そしてブラックな?ユーモアに溢れています。

どちらも、世界をちょっと違った角度から見てみる、という共通点があるように感じます。
裏表紙には著者の顔写真が載っていますが、この怖い顔のおじさんがこんな柔軟で子供みたいな自由な発想を持っていたのか、と驚かされます。

なおこの「歩道の終わるところ」は絵本の短編集という感じで、だいたい見開き1ページで一つの作品が完結しています。よくある絵本とは違い、文の量が多く(文と言うより詩です)、見ごたえも読み応えもあります。

たくさんの作品が載っているので、何度でも読み返して楽しめます。
そしてその都度、何か新しい発見やヒントが見つかることと思います。
自分の中で何かが劇的に変わる、というような作品ではないでしょうが、
目に映る世界がちょっと変わる、そんな気がします。

大人でもというか、大人こそ読んで楽しめる本だと思いますが、子供がこれを読んで、どういう風に受け止めるのか、興味が湧いてきます。
するどい人間に成長するかもしれません。

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紙の本汝みずからを笑え

2003/04/19 01:26

危険です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この作品の著者土屋賢二氏は、お茶の水女子大学の哲学教授である。
さぞかし凡人には及びもつかない深遠なる言葉が記されているのだろうと考えるのは私だけではあるまい。
世界の、人間の真理がわかるのでは、と。

しかしその期待は、笑いとともに打ち砕かれる運命にあるのです。

さすが哲学の教授、こんなユーモアのある文章も書けるのか。
哲学を究めると、こんなおかしな人になるのか。
こんな人が教授で大丈夫なのか。
こんな大人(著者は昭和19年生まれ)がいていいのか。
この人は大丈夫なのか。

この本を読むと、以上のように、著者に対する気持ちが移り変わります。
大学教授というと近寄りがたいイメージをお持ちの方もいるでしょうが、そのイメージが、近寄りがたい⇒親しみやすい、と変化することは間違いありません。さらに、親しみやすい⇒いぶかしい、となってしまう可能性も否定できませんが。

これは一流のエッセイです。
しかも“笑える”という点においては、私はこれ以上のものを知りません。
この分野では無敵なんじゃないでしょうか。
私は笑いたくて読んで、笑いました。声を出して笑いました。
あまり期待しすぎると、思ったよりつまらない、ということがよくありますが、
それを考えると、笑いを期待して読んだら、笑えた、というのはすごいことなのかもしれません。

電車の中や図書館では読むのを控えることをお勧めします。
危険です。

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世界は密室でできている

2003/04/12 04:00

ジェットコースターと回転木馬

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

青春ものが好きだ。
ミステリが好きだ。
猟奇的殺人事件ものが好きだ。
独創的なものが読みたい。
こ難しいのは嫌いだ。
読むのに時間のかかる本は嫌いだ。
活字を読むのが嫌いだ。
映画のほうが小説より好きだ。
漫画が大好きだ。
村上春樹の本が好きだ。

以上のどれか一つでも当てはまる方。
是非読んでみてください。

第一作「煙か土か食い物」で衝撃的(まさに衝撃です)デビューを飾った筆者の第三作目。
既に舞城氏の作品を楽しんだ方はもちろん、まだ体験してない方も問題なく楽しめるでしょう。この作品が数作ある彼の作品の中で最も受け入れやすい作品であると思います。長くない割には、舞城作品の醍醐味が全て詰まっています。
そして驚くことに“さわやか”でさえあるのです。
これは彼の作品の中でも本作にしかないテイストではないでしょうか。
基本的にこれはミステリで、人がバッタバッタと死んでいきます。
しかも普通には死んでくれません。はっきり言えば異常です。
それなのにそこに“さわやかさ”が同居しているのです。

その“さわやかさ”はどこからくるのか。
青春ものであるということも一つの要因でしょう。
しかし、実は舞城氏を語る上で欠かせない破壊的な文体、そこに主たる要因があると思われます。
その文体は破壊的で、スピード感があり、とにかく独特で、初めて目にする読者を驚かせることは間違いないでしょう。しかしそこには“静けさ”のようなものも感じられるのです。
まるで村上春樹の作品のような“静けさ”。
これはほんとに読むたびにそう実感します。
私は村上春樹の本も好きでよく読むのですが、舞城氏もきっと影響を受けているだろうなと勘繰りたくなります。
彼のフォロワ—はたくさんいたと思いますが、ここまで見事に消化して、全く別物にしてしまった人はいないでしょう。
そういった意味で、村上春樹のあの独特の印象が好きな人は、きっと好きになれると思います。
物語の内容はジェットコースターと回転木馬くらい全く違いますが…。

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紙の本九十九十九

2003/04/10 17:20

九十九十九の正しい読み方

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あるときには映画を観ているかのような疾走感。
あるときには直木賞の候補に上がるような文学性。
あるときには女子高生の落書きのような日常。
あるときには絵本のようなファンタジー。
デビュー以来、常に新たな側面を見せつづけ、その正体を全くあらわさない作家のある区切りとなる作品ではないか。
そう感じてしまうほど、これまでの筆者の作品のさまざまな要素が詰まっている。

観るものを次々失神させてしまう美貌を持つ“九十九十九”が聖書の「創世記」
「ヨハネの黙示録」に見立てられた殺人事件に翻弄される。

というようなわけでこの作品はミステリである。
ミステリといえば、作者の正体が分からない、“九十九十九”の読み方がわからない、という点でも、これほどミステリな小説はまずないだろう。
仮タイトルが「メタ探偵の憂鬱」となっていたのだが、なるほどメタである。
ちなみにメタとは、作中作、とか、一段上の、とかいう意味らしい。
そのなんたるかは、是非本作を読んで感じていただきたい。

これまで、ミステリ、小説の枠組みをバットで強引に壊し広げてきた感のある筆者。
本作でも、読めども読めども謎が解けない、というミステリにあるまじき展開を見せ、読者の期待を裏切り、裏切らない。
舞城の作り出した、小説ともコミックとも映像とも言えないような新たなメディアに乗り遅れるなー!

なおこの作品は清涼院流水のJDCシリーズへのトリビュートであり、その設定の中で進行していくが、そんなこと関係ないというくらい、全てが舞城王太郎の世界に侵食されていきます。

世界は舞城王太郎でできている。のか。

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