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先月(2017年6月)

ノリリンさんのレビュー一覧

投稿者:ノリリン

1 件中 1 件~ 1 件を表示

劇的に改善した読みやすさシュート活字への最後の切符

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

タナカの前作・『開戦!プロレス・シュート宣言』(『シュート宣言』)は、書きたいことの全てを外国語のような悪文に詰め込み、さらにそれをメリーゴーラウンドのような構成で一冊にした大変な本だった。しかし、タナカのシュート活字にかける熱意が本の背から漏れてくるようで、臨界の原子炉のような迫力があった。
タナカがその本で打ち出したシュート活字の概念は静かに広がり、『流血の魔術・最強の演技』のようなフォロワーの登場もあいまって、今や爆発の時期を迎えようとしている。

前作はその魅力によって少数の強力な支持者を生み出した。プロレス評論の『聖書』だ。しかし、ヘブライ語で書かれているがごとく難読であるため、『シュート宣言』自身は数千部の販売にとどまった。その為シュート活字は名前が一人歩きし、その意味はまるで理解されていない。『シュート活字はシュート派の為のものだ』、『ヤオガチ判定の事を指す』などなどのひどい誤解もある。

今回の本はいわば『欽定英訳聖書』だ。欽定版『シュート宣言』であるこの本は、シュート活字の創造主であり王であるタナカ自らが、ヘブライ語で書かれた『聖書』を臣民の為に翻訳したJames1世にならい、気軽に読める形に翻訳したものと思えばいい。分量を適度に抑え、文章・構成も読みやすさを意識している。

これを読めば、名のみ有名なシュート活字とはいったい本当は何なのかが簡単に分かるだろう。最近でた『現代思想・プロレス』は実りのあるプロレス論が展開されるよい機会であったにもかかわらず、シュート活字を経験していない無知な『学者さん』たちが大挙して書いたために、プロレスの本質を全く無視した議論を展開してまるっきり空疎なムックになってしまった。いまやシュート活字の文脈を無視してプロレスを語ることは不可能だ。

前作を読んでない人にとっては、この本がシュート活字の意味を知る最後のチャンスだ。この機会を逃すと次の船は来ない。プロレスについて語る引き出しを1つ永遠に失うことになる。貴方が前作を読んでいても、プライドの興亡など『シュート宣言』以降の話題が載っているので充分読む価値がある。

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