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maroni_さんのレビュー一覧

投稿者:maroni_

3 件中 1 件~ 3 件を表示

信念を持つキャラでさえ、底なし沼にはまる。

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「現実は甘くない!」この言葉、耳にタコができる程聞かされてきた人、たぶん多数いるのではないでしょうか。そしてこんな言葉も。「経営者は、冷静で客観的な分析力が必要」…って、本当なの??? 勤勉なる日本人なら、おそらくこのマンガを読んで、底なし沼にはまる事でしょう。Heaven?に出てくるキャラは、本当に頑固。主人公は相変わらず無表情を貫き通しているし、オーナーは自己中心。シェフは相変わらず、マイナス思考に徹している。しかし、そんなマイ・ペースを貫き通すスタッフ達なのに、なぜか売り上げは伸びてゆく。仏料理店「ロワン・ディシー」には、どんな正論も通用しません。そこに一歩足を踏み入れると、確固たる信念の持ち主・飲食店経営コンサルタントでさえ底なし沼にはまってしまうのです。多分、私達が正しいはずなのに。多分…恐らく…いや、本当は?

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ぎりぎりロマンティックが楽しい!

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 「恋文」というテーマが主軸なだけに、ロマンティックな雰囲気の短編が多いです。ただし、要所要所でギャグや突っ込みが盛り込まれていたり、突拍子もないキャラクター(全身に入れ墨、GS・ガレージパンクにはまっているカギ開け名人…等)が登場したりなど、甘さ一辺倒では終わりません。そこがジョージ朝倉さんの凄い所! 風景描写や台詞の美しさにも圧倒されます。美とギャグを折り重ねつつ、ロマンティックに終止符を打つ…何度も読み返したくなる逸品です。

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自由奔放に育つこと

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 何が良く、何が悪いときちんと言えなくなる世界がある。
 圧倒的に駄目!なDVさえ、愛情にすりかわってしまう。
 そんな自由に生きる人々の世界感が、リアルに伝わってくる。

 そして思わず感じる、現代家庭の落とし穴。
 友達感覚の母子、お互いに深入りしない兄弟姉妹。
 世間体やルールに縛られず、個性を尊重した子育て。
 言葉自体は素敵だが、本当に素敵なものだろうか。
 大事な事を、見落としてないだろうか?
 思わず「大丈夫!?」と呟いてしまうのは、私だけだろうか。

 この本に出てくる登場人物達は自由奔放に育てられ、社会のルールと上手く折り合いをつけられずにいる。
 長女の麻子は、夫の暴力を許容してしまう。
 次女の治子は、性への欲望を許容し、恋人に構わず浮気してしまう。
 三女の育子は、貞操観念がなく、気に入った相手なら誰でも寝てしまう。
 
 普通なら「駄目!」とされている事を、いとも簡単に受け入れ、その事に対して疑問や自責の念を起こさない。彼女達のルール「思い煩うことなく愉しく生きよ」は、とても強固である。
 
 自由奔放に育てられる事の副作用、それがこの三姉妹の生き方によく反映されていると思う。
 それにしても、自由って本当にいいものなんだろうか?
 この本は、色々考えさせられます。
 
 

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