サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 海の王子さまさんのレビュー一覧

海の王子さまさんのレビュー一覧

投稿者:海の王子さま

37 件中 1 件~ 15 件を表示

おいらのマップを見てくれないかい?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自分が偏愛するものを1枚の紙の上にちりばめていく“偏愛マップ”を作って見せ合うことで、お互いをよりよく知りましょうというお話。面識のない(はじめましてな)人とから、職場で毎日いっしょに仕事をしている人とまで、あらゆる人を相手に使えるツールです。きっと、偏愛っていうのがいいんですね。「あんまりメジャーではないけど」なんていう心配もなく、好きなことを書ける。から、マップを交換したお互いがいろんな発見をするのですね。

セミナーかなにかの機会でもない限り、人を集めてそれぞれの偏愛マップを交換し合うんあんて難しいと思います。けど、便利なツールっぽいですねぇ。自分のWebサイトを持っている人は 自己紹介 のコンテンツに偏愛マップを含めてしまうのもいいかもしれません…というか、個人サイトって、実は 偏愛マップ なんですね。

「趣味:読書」って、(表現として)ツマラナイじゃん? そこに「森博嗣」と書いてあっただけで、「西原理恵子」って書いてあっただけで、その後の展開はずっと変わってくると思うのです。仲良くなりましょう。>「森博嗣」と書いた人 & 「西原理恵子」と書いた人

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ひとり暮らし、楽しんでますか?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

不動産屋さんからもらった間取り図を見つめながら夢を膨らませる、初めてのひとり暮らし前夜。そんな人が読んだら、きっと、絶対、次の日からのひとり暮らしが ぐっ と豊かになります。それはもぉ、お約束。

部屋がこんなんだったら、こっち向きにベッドを置いてみようか。寝るスペースと食事をするスペースはこうやって分けてみる? そろえなきゃいけない小物って、こんなんだっけ? そんなひとり暮らしの知恵が満載。これからひとり暮らしを始める人だけでなく、ひとり暮らしにいまいち楽しさを見出せない人、自分の部屋作りにどうしても納得ができない人にもオススメです。

あるいは、そのずっしりとした質感から、プレゼントとしても喜ばれるかと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

この世界はネットワークに満ちている!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

僕にとってネットワークといえばコンピュータのそれなんだけれども、この本はもっと広い意味で、高速道路のネットワーク、航空会社のネットワーク、細胞内の化学反応に関与する分子ネットワーク、ハリウッドの共演関係に関するネットワーク、テロ組織の組織構成というネットワーク、などなど。おおよそ ノード (“何か”)と リンク (何かと何かを結びつける“関係”)から形成されるものを幅広く ネットワーク として捉えています。

それぞれにどんな特徴があって、どうやって成長し、どのように維持されるのか、どうやったら分断できるのか。とてもとても興味深く読めました。なるほどなるほど。だから、人気者はますます人気者になるのか。お金持ちのもとにはお金が集まるようにできているのですね。

「訳者あとがき」には「ネットワークは魅力的な紹介者を得たものである」とありました。まさにその通り! ハブとかベキ法則とか、日常でそういったものを見つけてはにやり、にやり。きっと僕はそうするんだろう。この一冊で、僕の ネットワーク観 が大きく変わりました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ま、デキるところから。ぼちぼちキッパリ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「たった5分間で自分を変える方法」がキーワードなんだけれども、どれも難しいものではなくって。「脱いだ靴は、そろえる」とか、「テレビのスイッチを切る」とか。そういった、意識すればすぐに実行可能なことばかり。そして、それぞれのトピックは見開きでまとめられていて、お約束の4コマイラストも(←このごろ、こういう本が増えてません?)。

天コブ(「天高くコブシを突き上げる」の略)のポーズで、ちょっとでも気分よく、元気よく毎日を送れたらいいですね。ここのところ、毎日ココロは曇り空。そんなアナタにこそオススメの一冊です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ぐるぐるまわるすべり台

2004/08/15 18:17

こんなにも優しくて乾いた毎日

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

僕にとっては、初めての中村航でした。「ぐるぐるまわるすべり台」と「月に吠える」の2編が収められています。どちらも“中村航らしい”作品でした。これまで中村航を読んだことがないのに、「らしい」なんていう表現を使うのはおかしいかもしれないけれども。どちらも、同じような特徴を持った作品でした。まとめてしまえば、乾いた優しさと音楽に対する熱い思いというところでしょうか。

会社勤めをするようになって、僕はバンド活動からすっかり縁遠い毎日を送るようになってしまいました。3年くらい前、まだ僕が学生だった頃にも、音楽活動にどっぷりだったワケではないけれども、その頃にこの作品と出会っていたら、恐らく、もっとのめり込んで楽しめたでしょう。けれども、いまの僕はそれより少しだけ高いところから作品を楽しめた気がします。当時の僕だったら、きっと作品の乾いた感じや優しさには気がつかなかったんだろうなぁ。そんなことを思いました。

笑顔を「にゅいーん」ということばで表現する。そんなこと、きっと天才にしかできない!

「ぐるぐるまわるすべり台」は、「リレキショ」や「夏休み」と合わせて三部作になっているのだそうです。「リレキショ」や「夏休み」も、近いうちに読んでみようと思います。

そういえば、今月末の土曜は新宿でライブだよね。久しぶりじゃないですか。楽しんできましょうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ダーリンは外国人 2

2004/07/25 04:05

トニーカムバック!カムバックトニ〜ィ!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前著「ダーリンは外国人」の、ほんとうに続編という感じで。前作を読んでからの方が、トニーの習性(?)などが分かって、より楽しめると思います。もちろん、「ダー2」から読んでも格段困ることもないとは思いますが。どうせなら、両方読んで、楽しんでくださいませ。

で、「ダー2」は終わり方がちょっとだけ感動的。こんなにいいエンドにしたら、「ダーリンは外国人3」は絶対に期待できないよなぁ、という気すらします。たぶん、「ダー3」の企画がないからこそ、ああいうエピソードを最後に持ってきたんだろうと思うんだけれども…。どうだろう。半年後の書店に期待、してみますか?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本探偵伯爵と僕

2004/07/22 01:51

こどもに読んでもらいたいもの感じて欲しいことこどもの定義って?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

炎天下の公園で暑苦しい不思議な身なりをした 探偵伯爵 に出会った 僕 と、僕 の周りから消えていく 友達。こどもの夏休みの宿題“風”に書かれた小説で、ぎゃふん。再三のことではありますが、またもや「さすが」と言わずにはいられない作品です。森ファンも、そうでない人も、ぜひぜひ!

それにしても、森博嗣。作品の中でこれまでに何人も殺している身ながら、「人が人を殺すことは悪いことか?」にとても拘っていらっしゃる気がする。のは、気のせい? 今回も、その話は出てきます。虫は殺すのに、犬や猫は殺さないの? どうしてだろう? どうして、人を殺しちゃいけないの?

最後の方に出てくる「一番大事なことは」と「その次に大事なことは」という部分、とてもダイジな2つだと僕も思います。特に、その順序がポイントだよね。

山田章博による鉛筆画のようなイラストもステキです。けれども、個人的には 探偵伯爵 の姿を克明に描くのは、読者から不思議キャラ(=探偵伯爵)を想像する機会を奪うので。ご遠慮願いたかった…。ちょい残念でした(単に、僕のイメージとはイラストの探偵伯爵が違っていたというダケです、ハイ) 。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本4TEEN

2004/07/06 23:47

橋の上を颯爽と吹き抜ける潮の匂いのしない海風のように

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中央区月島を舞台に走り回る14歳の中学2年生4人組。あ、4人のティーンだから「4TEEN」なのかな。(複数形の“s”がないとか、細かいことは気にしないことにします。)

4人のキャラクタは、おおよそジャイアン、スネ夫、出来杉くん、大原正太(オバQ)。4人がそれぞれ何かをしでかす、あるいは、クラスの変わったヤツが絡んで何かをしでかしてくれる。そんな短編が8編。とてもお約束なチーム構成です。そのへんは、ちょっとだけゲンナリ。

けれども、舞台として描かれている地域が、とても身近なところで。親近感を持って読むことができました。また、小道具としての自転車が非常に活きていて、全体的に文章にスピード感が出ていたように感じました。ページをめくりながら風になるような、心地よさ。

途中、ところどころに「過去の話なんだな」と読み取れる部分があって。「そのことは、いまでも覚えている」とか。時代設定がいつなのかは明確にされていないけれども、おおよそ2000〜2002年頃でしょう。そうすると、作品を俯瞰する「ぼく」にとっての現在はいつなんでしょう? ちょっとだけ気になりました。

作品の最後を飾る章は「15歳への地図」。総集編としてトリを飾るのにふさわしい一編に仕上がっていて。とても爽やかに読み終えられました。

とても楽しめた、懐かしめた一冊でした。そのうち、月島から新宿中央公園まで、☆十五歳への旅に出てみましょうか。(何年後かな?)

石田衣良、とても気に入りました。他の作品も気になるところです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本蹴りたい背中

2004/05/04 01:22

汗臭いあの頃の

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「愛おしいよりも、いじめたいよりも、もっと乱暴な、この気持ち」という帯のコピーそのままの「蹴りたい」という思い。それは愛情表現なんですか? それとも、そうではない何かなのですか? 僕には分からないけれども。「もっと惨めになれ」というところなんかにも、そうだよね!そうだよね!って共感する読者はいるのでしょうか。

その気持ちには共感できなかったけれども。以前読んだ「インストール」よりも、ずっと楽しく、ずっとのめり込んで読めました。「インストール」のような物語っぽさがなくって、もっと平坦な日記に近い感覚で書かれているという印象でした。自分の高校時代と重ね合わせながら、うんうん頷きながら、「リアルワールド」にも重ねながら、それでも最後には綿矢ワールドにどっぷり。

「蹴りたい背中」、いいです。「インストール」よりも、ずっとずっといいです。綿矢りさの、次の作品が楽しみになりました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

情熱だぞ!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

基本に忠実であること、情熱を持ってシゴトに取り組むことが大事なんだって。そんな、あまりに基本的で もう聞き飽きたよ! というお話が、コーヒーショップを営むジャックとコンサルに訪れたキャロルの会話によって 物語 として編まれていきます。聞き飽きたはずのお話なのに、引き寄せられる、引き寄せられる。

そう。シゴトって 情熱 なのですよね。自分の思い入れがなければ、サービスは薄っぺらになります。薄っぺいサービスには、お客さまはついてきてくださらない。多くのお客さまに愛していただくためには、愛されるサービスを提供するには、情熱が必要。

翻って、ちょっとだけ考えてみよう。僕は、いまの仕事に情熱を傾けているだろうか? 何を大事にしているだろうか? それはお客さまへのサービスと十分に重なっているだろうか?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

彼女を掘り出した夜は、何で乾杯しましたか?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アウストラロピテクスの「ルーシー」って、ビートルズの名曲“Lucy in the Sky with Diamonds”から取られたのですね。ルーシーの骨を発掘した夜の、アフリカの闇を照らす焚き火の炎とビートルズのメロディ。なんか、すてきだなぁ。

アウストラロピテクスやなんかの古人類学に関する学術的なお話に加えて、著者の 祖先 に対する熱い思いが感じられる一冊。お手軽、お気軽ではないのですが、学問に対する研究者の思いを味わえるというところがオススメです。

オモ事件なんて、知っていたってこれっぽっちも人生が豊かになるワケはないのですが。オモ事件を訴えることで明るく開けてゆく数百万年前の闇を感じられるココロは大事だと思うのです。うん、学問っておもしろい。

そして、そういった小難しいハナシの末に披露されるルーシーの生活。その物語の中で草原を駆け回る 彼女 は、ほんとうに生き生きとしていて。いつの間にか、彼女に「会いたい」という思いに駆られている自分に気がついたりします。

本書のラストを飾るオチも、また秀逸。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本迷宮百年の睡魔

2004/03/30 01:49

拭い去るのではなく上塗るのなら

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ルナティックシティを舞台に展開した前作「女王の百年密室」の続編的な存在の「迷宮百年の睡魔」。出た当初から書店の本棚で目にするたびにずっと気になっていたこの作品を、ようやく手に取ることができました。

また会えましたね、ミチル&ロイディ。このふたり(?)の関係の背景については「迷宮百年の睡魔」でも何度か描かれているけれども、ふたりの関係と構造がどうなっているのか、その具体的な説明は出てきませんでした。かなりギリギリまで迫った箇所はありましたが。「女王の百年密室」を読んでからでないと、その部分の理解に関しては難しいものがあるのかなと思います。

全体を通して振り返ると、「女王の百年密室」に対する完結版というよりは続編という印象。何かを 拭い去る のではなくて、上塗りしている感じでした。となると、さらに続編があるのでしょうか。気になるところです。「百年」シリーズ、次の作品(の存在)に、ヒソカに期待です!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本博士の愛した数式

2004/03/21 00:42

友愛数のマジック

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

何年も前の事故以来、新しい記憶が80分間しか維持できなくなってしまった数学者“博士”と、博士の元へ通う家政婦“私”、その“私”の10歳になる息子“ルート”のココロアタタマル物語。博士と私、博士とルート、私とルート。この3つの関係が数々の数学ネタや野球の話によって描かれていきます。

短時間で記憶が消えてしまうハナシと言えば、映画「メメント」(僕は観てないから映画の詳しいストーリィは知りません)。「メメント」に比べれば、(たぶん)もっとのんびりとした、(おそらく)ずっと穏やかで優しい気分になれるストーリィです。博士と接することで私が変わっていく、博士と接することでルートが変わっていく、私やルートとと接することで博士はほんの少しだけ変わっていく。その変化って、要するに 受容 ってことなんだろうな。この 受け入れ という変化があるからこそ、ストーリィに優しさが出てくるんだろうな。

地の文が、ずっと“私”の視点から過去形で綴られていることに、物語の最終的な悲しみを予感しながら、僕は読み進めました…。ま、ラストについては読んでのお楽しみということで。割愛。んでもね、僕はそのラストは少しストレート過ぎると思いました。もう少し、いろいろな方面からの影響があったり、本人の内側でのやりとりがあったりして、博士の愛をしっかりと受け止めながら、もっと別の 何か になって欲しかったなぁ。贅沢なお願いかもしれないけど。

「博士の愛した数式」、オススメでございます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

「ねじとねじ回し」をネタに1冊の本を書き上げることが可能なのか!?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「ねじとねじ回し」というタイトルの通り、「ねじとねじ回し」について語られた1冊でした。なんでも、ここ1000年間で最大の発明はねじとねじ回しなんだとか。うん、たしかに、ねじとねじ回しがなかったらいまの僕たちの暮らしはあり得ない。

たとえばさぁ、小さなころ。不思議に思いませんでしたか? どうして、ネジにはプラスとマイナスがあるんだろう? どうしてマインナスのネジはネジのアタマいっぱいに溝が彫ってあるのに、どうしてプラスのネジはネジのアタマの中央に ちょこん と少しだけ溝が掘り込まれているんだろう?そもそも、どうしてプラスのネジ回しって先が屋根のように尖っているんだろう? 先っぽが「×」のカタチになっていたっていいじゃん?

そんな僕の 謎 にも、すんなりと答を示してくれます。なるほど、なるほど。そういう理由があって、そういう改良があって、いまの「ねじとねじ回し」があるのですか。

と、渦巻きはスパイラル、螺旋(らせん)はヘリックス。なのですね。ちょっとだけ、そんな勉強にもなってしまったり。

一度でもパイプベッドを組み立てたことがある人なら、カラーボックスを組み立てたことのある人なら、収納ラックを組み立てたことのある人なら、楽しく読めるハズです。シクミ系の本にもかかわらず、本文中の挿絵は若干少なめですが。そこは イマジネーション で補ってゴ〜!です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ベロニカは死ぬことにした

2003/10/23 18:23

睡眠薬の効能と狂人たちの魔法

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

パウロ・コエーリョの「ベロニカは死ぬことにした」。原題は「Veronika decide morrer」っていうらしいですね。英語版のタイトルは「Veronika decides to die」ですか。「死ぬことにした」っていう日本語がステキです。「死ぬ決意をした」というような、そういう重いものじゃなくって、ほんとうに「死ぬことにした」のだから。

何でもある代わりに何もない、そんな毎日を繰り返すのはもういいや、死のう。そして、睡眠薬を、思いとどまったらいつでもやめられるように1錠ずつ飲むベロニカ。「ええいっ!」って勢いを付けて何錠もいっぺんに飲まずにはいられない人たちとは大違いです。1錠ずつ、飲んでいくごとに死のうという思いが強まっていくのだから、もう後戻りはしないよね。

そんなベロニカがギリギリのところで助かってしまうという悲劇。そして、残念だけれども彼女の弱りきった心臓ではあと1週間がやっとだろうなという喜劇。そんな笑えないけどおもしろすぎる一週間を、ベロニカはどうやって過ごしていくんだろう。収容された ヴィレット の狂人たちはベロニカにどんな魔法を起こすのだろう。

弱りきった心臓が最後の鼓動を打つとき。残念だけれど奇跡は起こりません。奇跡が起こるとすれば、それは人の心の中だけなんだろうな。

パウロ・コエーリョって、そういう話が多い、そんな気がします。こんど機会を見つけて「アルケミスト」を読み返してみよう。何年も前に僕をアフリカまで連れて行ってくれた魔法の書。

そして。スロベニアはどこにあるのでしょうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

37 件中 1 件~ 15 件を表示