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明平規男さんのレビュー一覧

投稿者:明平規男

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著者からのメッセージ

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「もうすぐ あめがふるよ」
「おはなが あめをうける じゅんびをしてますねー」

 こんなおしゃべりをするヒマラヤン猫の姉妹が我が家にやって来たのは、四年前の春のことでした。

「おかあさん おててを あたためてあげる」
 お姉さん猫のあすかが言うと、
「おかーさん あんよを あたためましょー」
 妹のまみもあわてて言うのです。

 お母さんというのは私の伴侶のことです。
 お母さんは二十四歳の時に膠原病という難病になりました。結婚してからも一年のうち半分は入院する生活が続きました。お母さんにとって、それはそれは辛い日々だったのです。

 でも、不思議なことにあすかとまみがやって来てから、お母さんは一度しか入院しませんでした。
 これって、信じられないでしょうが本当の話です。

 あすかとまみは毎日、お母さんのベットで楽しそうにおしゃべりをします。そして、光、雨、風、空気の流れ、花々や木々の声、小さな命のささやき、鳥や虫の羽音、といった自然との調和を慈しむように生きています。
 ですから、猫たちのおしゃべりはとても不思議で示唆に富んだおしゃべりでした。

「あすかとまみは天使のようね」
 ある日、お母さんは私に言いました。
「本当にそうだね」
 私は答えました。

 いつしか私は「人生におけるすべての巡り会いは必然なのだ」と思うようになり、「どんな辛い運命もそれぞれに意味がある」と思うようになりました。

「しあわせとふしあわせが ばらんすをとろうとしてる」
「春は、自然がエネルギーを使ってしまう」
「私たちの世界に降りてきた天使は、むしろハンディキャップを負ってるのよ」

 この本を開くと、遠い記憶の中で聞いたことのある言葉たちが蘇ってきます。
 この物語は、凛として自分に誠実に生きるお母さん、お母さんといつも一緒のお父さん、そして、エンジェルキャットと呼ばれる不思議なヒマラヤン猫、あすかとまみの物語です。
 この本を手にされた読者のみなさまが、それぞれの幸せに巡り会えたなら、著者としてどんなに嬉しいことでしょう。

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