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作務さんのレビュー一覧

投稿者:作務

26 件中 1 件~ 15 件を表示

モモが愛蔵版で帰ってきました!

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 エンデの「モモ」は既に読んでいる方が多いと思います。大都会の片隅にある円形劇場に一人で住んでいる女の子モモのところには、町の人たちが、話を聞いてもらおうと集まってきます。モモはだまって話を聞くだけですが、みんな自分自身を見つけて帰っていきます。
灰色の男たちは、いかに時間を無駄にしているか示し、時間を倹約するには貯蓄をしなさいと誘います。「時間節約」をする人がどんどん増えていきます。みんなはもうモモのところへはやってきません。そして、人々はいつもイライラ、ぎすぎすして、心が貧しくなっていきます。そこでモモは、古い友だちをつぎつぎとたずね歩きます。知らずに灰色の男たちの邪魔をすることになったモモを、男たちがつかまえようと追いかけます。うまく隠れたモモは、亀のカシオペアと一緒に、時間どろぼうから、時間をとりもどします。
もう随分前のことですが、「モモ」を読んだ3年生の女の子が「大人はどうして、すぐにだまされるのかなあ?」と言ったのを思い出しました。今は、子どもも時間に余裕がなくなっているような気がします。

少し小型になって、表紙に[MOMO]とだけ打たれたオレンジ色の布張りの本が、赤いケースに入っています。口絵には、エンデ自身による『モモ』表紙思案と書かれた、正面を向いたモモの絵が描かれています。前の本の表紙に描かれていたあの時計の間を歩くモモの絵が好きだったのに、と言うあなた、大丈夫ですよ、ちゃんと見返しにありました。でも、ちょっと違うような…どこが違うかわかりますか?
文字も挿絵もセピア色です。これは好き嫌いがあると思いますし、ちょっと読みにくいかな?とも思うけど、なんとなくおしゃれな感じもします。

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紙の本いもり、イモリを飼う

2002/09/24 13:06

生き物大好き少女の観察日記がおもしろい!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 いもりこと飯森めぐみは、生き物好きのもうすぐ5年生の女の子。いろいろな生き物を飼って、観察日記「きせつだより」を書いています。
 学校では、先生たちがスコップで穴を掘り、ビオトープを作ります。池にはミッチーが捕まえてきた、メダカやざりがに、どじょうをはなします。「ビオトープはいってみれば人工の自然環境なんだ。」そう説明する先生の言葉にいもりは、なにか疑問を感じます。
 生き物は好きなのに、なぜかビオトープはすきになれません。クラスの友だち、ガンコ(なんでもズケズケ・ガンガン言う女の子)テンジン(学年きっての秀才、学問の神様天神)ミッチー(菅原みちる、ちょっとふとっちょの男の子)4人でモリアオガエルの卵を見に行った沼で捕まえたイモリを飼って、卵をかえします。久しぶりに学校のビオトープ行くと、捕まえてきた生き物はいつのまにかいなくなっていますが、四人でよく見ると園芸品種が植えられたところには雑草が生え、小さなくもや昆虫がいます。雨水のたまった池にはトンボが卵を産んで、やごが育っていました。東京とはちがう里山のある自然のすばらしさに気づきます。
 餌の食べ方の特徴なども詳しく書いたイモリの観察日記が、県の展覧会で金賞とったり、みんなでツチノコをつかまえに行って、本来日本にはいないはずのワニガメを捕まえたりと、ちょっと盛りだくさんの気もしますが、あとがきに「生き物の飼育には、いくつかのルールがあります。生き物を飼うということは、その小さな命を預かることです。だから最後まで面倒を見る覚悟がいるし、責任感も生まれると思います。」と書いている作者の思いをはなしに盛り込み、子どもたちにさりげなくメッセージを送っている本です。
 作者自身も、身のまわりにいるありふれた虫や小動物が好きで、自身の飼育、観察体験にもとずいて書いているそうですが、いもりがおたまじゃくしやイモリを観察しながらいろいろな発見をして書く、「きせつだより」がこの本の魅力のひとつです。

★★★

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紙の本恐竜の探検館

2002/08/06 16:21

恐竜Dinosaurusはオーエンのつくった、Dino(こわい)+saurus(トカゲ)の意味

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

恐竜を意味するDinosaurusは、イギリスのリチャード・オーエンのつくった、Dino(こわい)+saurus(トカゲ)と言う意味の言葉です。

 単に、恐竜好きの子が、見て楽しむ本というよりは、もう一歩進んで、いろんなことを知りたい人(子どもも大人も)向きの本です。
 日本の恐竜情報の発信源、福井県立恐竜博物館、いわき市アンモナイトセンターでの体験発掘の様子、街の中で見られる化石の紹介など身近なところから、恐竜の定義、種類、どんな風に研究がすすんできたのか? と話は進みます。恐竜のすんでいた時代の説明や、日本の恐竜のはなしなど、もりだくさんです。じっくり読むもよし、気に入った項目を飛ばし読みしてもおもしろいと思います。発掘の様子やレプリカを組み立てているところなども写真で紹介しています。
 この本は、「恐竜を知ることは、地球を知ること」ではじまっています。それでかな? 後半三分の一に「地球と化石」が書かれています。これがまたいいのです。
 地球の歴史、地震の仕組み、地層のはなしから、実際の化石の話に移っていきます。三葉虫、アンモナイト、聞きなれた言葉だけれど、「どうしてそんな名まえがついたの?」「どんな所にすんでいたの?」「なんの仲間なの?」と化石にインタビュー、写真とイラストをうまく組み合わせて、わかりやすく書いてあります。大人でも、「ふーん、そうなんだ。へー知らなかった。」と読み進めます。
 実際に化石を探しに行くときの服装や道具のことも載っています。どこでも勝手に掘っていいわけではなく、いくつかルールがありますが、今までにも、小学生が恐竜の歯や骨を発見しています。今年の夏休みは、親子で発掘に挑戦してみますか?
 最後に、全国の恐竜・自然史・博物館ガイドと索引がついています。
 親と子の行動図鑑(親子のではありません)というシリーズ名は、何を意図しているのかわかりませんが、親も子も楽しめるし、親子で読んだら会話もはずむかもしれません。東京では「世界最大の恐竜博」もあることだし、読んでからいくか、行ってから読むか、どうします…?

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紙の本機関車・電車の歴史

2002/07/16 17:00

まるごと一冊機関車・電車機関車・電車の歴史の本です

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1712年イギリスの産業革命から1999年日本の特急電車700系のぞみまで、まるごと一冊機関車・電車の歴史の本です。

 2本のレールの上を走る車は、中世ドイツの炭鉱で、木のレールの上を人がトロッコをおして、石炭を運んだのが、はじまりと言われています。人から馬へそして、蒸気の力をピストン運動に変え、1769年には、ジェームス・ワットが、蒸気機関を発明しイギリスの産業革命の力になります。電気機関車から電車、そして、高速鉄道へ。
 表紙に描かれた、カラフルな電車や機関車の絵に、電車好きな小さな子も手に取るかもしれませんが、内容は、イギリス、アメリカ、ヨーロッパ、日本と年代を追って、機関車のイラストとともに、しっかり書かれた、機関車の歴史です。蒸気機関車としての基本スタイルが、確立されるまでの機関車の進化の流れ。電気式ディーゼル機関車の構造と動力の流れ、煙突のしくみなどの説明や、手動シグナル、蒸気機関車用水槽タンクなどの絵や高速列車の編成図なども書いてあります。イラストには、製作者、大きさ、シリンダ、動輪の直径、重量、速度などが、細かく書いてあります。
日本最初の鉄道は、新橋〜横浜間8.8kmを走った蒸気機関車と有名ですが、日本で最初に電車が走ったのは、1890年第3回国内博覧会で、上野公園の桜ヶ丘〜両大師間約500mでした。その後、1895年から京都電気鉄道の路面電車が営業します。なんていうことも書いてあって、「へーっ、そうなんだ」と思いながら、読みいってしまいます。
鉄道マニアにとっては、たまらない一冊だと思いますが、特に鉄道に興味がなくても、目次を見て、興味のあるところだけを見るも良し、はじめからイラストを追うも良し、いろいろ楽しめます。細かいことは読まずに、山本忠敬のイラストを見ているだけでも、楽しくなります。最後に書かれた、山本忠敬の絵本作品リストも必見です。

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紙の本難民と地雷 3巻セット

2002/06/18 12:52

ありのままを伝える写真が、悲惨さと悲しさ、そして強さを伝えます。

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地雷の被害にあった子どもたちや戦争のために難民になってしまった子どもたちの写真集、ありのままを伝える写真が、悲惨さと悲しさ、そして強さを伝えます。

『難民と地雷−わたしたちにできること』というシリーズの名前にはちょっと無理があるような気がしますが、2冊の写真集と「調べてみよう、やってみよう、考えてみよう」の3章からなる解説、資料集です。写真がいいです。どんな状況の中でも、子どもたちは一生懸命に生きているのだ! ほんの少しでも希望があると、笑顔がうまれるのだ、そんなことが伝わってきます。
『難民が生まれるのはなぜ?』『地雷がうばうものはなに?』は写真集です。地雷除去の様子はカラー写真で紹介されています。地雷で片足を失いながらも、義足を付けたり、片足で自転車に乗ったりと、懸命に生きる子どもたち、銃を持ち戦う子どもたちに胸が痛みます。飢えとたたかう、アフリカの子どもたちや難民キャンプで配給を待つ子どもたちの写真が続きます。難民キャンプの中で、ボランティアや様々な援助に支えられ、机や教科書がなくとも学ぶことを喜ぶ子どもたち、身のまわりにある物を、おもちゃにして遊ぶこどもたちの笑顔が救いです。
『できることからはじめよう!』では「難民ってなに?」「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の仕事は?」「地雷ってどんなもの?」などをわかりやすく説明しています。「国境なき医師団(MSF)日本 子どもレポーター」として、難民キャンプを訪れた中学生の話や戦争や地雷のことを調べたり、ボランティア活動をはじめた3つの小学校の活動の様子が書かれています。
 アフガニスタンに何度も行って、そこで会った人々のことや、美しい村のことをたくさんの人に伝えようと絵本を描いた小林豊さんや難民キャンプで図書館活動をしている安井清子さんなど、実際に難民キャンプに行って、いろいろな活動をした人々の報告も伝えます。
 少し難しいかもしれませんが、きちんと書かれています。悲惨さだけを伝えるのではなく、写真に付けられた短い文章でいろいろなことが伝わるような気がします。とてもいい写真なので、興味本位に見るのではなく、大人がきちんと手渡してほしい本です。
 一度に全部読むのではなく、必要なときに、少しずつじっくりと読んでほしいと思います。学校図書館にはぜひ置いてほしいし、先生たちにうまく使ってほしい本です。

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字のない絵本、そして主人公も描かれていない……?絵本です。

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 外は雪、小さな女の子(たぶん)がベッドから起きて、顔を洗って、着替えて、食事をして(なぜか一人で)犬と一緒に出かけます。途中鳥やウサギにあって、馬には草をあげます。いろんなことした帰り道、お父さん(たぶん)にあって、一緒にマキを運びます。そんなおはなしが、足あとだけで進みます。絵本の中に描かれている主人公は、黒い短い髪と笑っている片目がテントからのぞいていて、犬が顔だけ出している絵だけです。字がないだけじゃない、「みえないさんぽ」なのです。
 表紙の見返しと、絵本にはさまれた「このえは ほんのなかの どのばめんかな?じゅんばんをつけて おはなしをつくってみよう」と書いてある紙に小さな女の子と犬が、いろいろなことをしている絵が描いてあります。そして裏表紙の見返しには同じ絵が、絵本の中でおこった順に並んでいます。つまり、情景と主人公とかかわる馬や木、通りかかる鳥やウサギの他は絵本の絵には足あとしか描いてないのです。わかります?「このあしあとだれの?」なんて副題が書いてあるから、いろいろな足あとを見て誰が(何が)いるかあてるのかな?って思うかもしれませんが、そうじゃなくて、足あとを追って女の子と犬が何をしたのか考えて、お話を作る絵本なのです。
 今までに無かったよなこんな本!という絵本です。ああ…、うまく説明できない!!とにかく一度読んで、いや、手にとって見てください。親子で、友だち同士で、大人も子どもも、その年齢なりに遊んで楽しめる絵本です。

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「イチャリバ、チョーデー」は沖縄のことばで「出会えば、みな兄弟」という意味。

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「イチャリバ、チョーデー」は沖縄のことばで「出会えば、みな兄弟」という意味。ミャンマーとラオスの友だちから4通の手紙が届いたよ。

 ミャンマーとラオスの友だちから届いた4通の手紙には、毎日の生活やお祭りのことが書かれています。
 ミャンマーの新年のお祭りティンジャンは、1年のよごれを落として「新しい年が、幸せでありますように!」と願いをこめて水をかけあうお祭り、おとなも子供も1年でいちばん夢中になれる日です。
 ラオスの新年のお祭りピーマイラーオでは、プーニュー、ニャーニューやヒンドゥー教の神様の伝説にまつわるパレードがあります。
 お祭りの様子や、願い事を叶えてくれるという、ミャンマーのナッカドーの踊りやラオスの伝統織物に織られる、へびのように長い水の神様ナーガなどが、スズキコージの迫力ある絵で描かれます。白がとても印象的で躍動感があり、村の人々のざわめきや踊りの音楽が聞こえ、リズムが体に伝わってきます。
 スズキコージファンはもちろん、どうもあの絵は苦手と思っているあなたも、ぜひ一度手にとって開いてみてください。
 裏に本文の解説のついた地図が一枚付いています。

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ジル・バークレイの絵本が一冊の本になりました。

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 小川に沿ってつづくのばらの茂みのなかにある、のばら村の小さなねずみたちのお話です。
 元気いっぱいの男の子ウィルフレッド、お料理名人のアップルおばさん、おおきなかしわの木に住むもりねずみだんしゃく、にわとこ荘のジル魅力的なねずみたちがいっぱいです。みんなピクニックやパーティーが大好きです。
 
 のばらの村の四季や生活が楽しいお話と絵で描かれています。
 ちょっと大きくて重たいけれど、字も大きくなってとても読みやすいです。絵本の時よりもルビが少しへりました。絵も大きくなっただけでなく、色彩も鮮やかになりました。水車小屋の中や、かしの木やかたの中、ピクニックのごちそうもよーくわかります。
 
 装丁もとても素敵です。プレゼントにも最適ですよ。

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紙の本ちいさなピョン

2002/07/26 15:19

おたまじゃくしから、かえるになったばかりの、ちいさなピョンの冒険のおはなしです。

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 おたまじゃくしに、手がはえて、しっぽがとれて小さなかえるになった。ぼくと同じつち色の大きなかえるが「ギーコ、ギーコ」とないている、ぼくも、あんなに大きくなれるかな? つちがえるに名前を聞かれてさあ困った、ぼくには名前が無い、「さよなら!」ぴょんととんで気がついた。「きっとぼくの名前はピョンだ」つちがえるのピョンだと思ったのに、からだがまだらになってきた。
 田んぼの中で「がる、がる」ないているのは、ぼくと同じまだらのかえる。「あなたは誰?」「とのさまがえるの、ガル。」「ぼくも、とのさまがえる?」「いいや、背中にすじがないようだ。」がっかりして、からだを見ると、すっかりみどりいろ。
 嬉しくなって、ぴょん、ぴょんとんでいると、草むらで「りり、りり」ってないている、みどりいろのかえる、こんどこそぼくの仲間だ。ところが…。
 からだの色が、次々かわる、かえるのピョン。仲間を探してとんでいくけれど、いつもちょっと違って、がっかり。やっと出会えた仲間はあまがえる。「雨をよぶのが、僕らの仕事」喜んで「くわっ、くわっ、くわっ」ないていると、さぎがえさを探しにやってきた。「かくれろピョン!」あわてて枯れ葉のかげに隠れたけれど、みどりのからだが目立ちます。「かわれ、かわれ、色かわれ」ピョンの願いは…。
 かえるになったばかりの、ちいさなピョンの冒険のおはなし、絵がとてもきれいです。風の音、雨のにおいを感じます。今の時期にぴったりの絵本です。私は、蕗のはっぱの表紙と、危険が去って、みんなととぶ最後の場面が好きです。
 『トカゲのすむしま』で第19回講談社絵本新人賞を受賞した、串井てつおの受賞後第一作です。

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じどうしゃのしくみ

2002/06/07 16:50

小さなカメラから飛行機や高層ビルまで分解して、イラストで構造を紹介している本が出ました。

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小さなカメラから飛行機や高層ビルまで分解して、イラストで構造を紹介している本が出ました。大人が読んでも面白い、ためになる本です。

 ある年齢から上の人は、小さい時に古い電気製品や、おもちゃを分解したり、修理するために中を見たりしたことがあるのではないでしょうか?また、近所で家が建つとき、基礎の上に柱を立て、床を張り、少しづつ家がかたちになっていくのを、見たことがあると思います。今は電気製品も構造が複雑で、開けてはいけない物も多いですし、マンションや工場で組み立てて、プレハブのように作っていくのでは、家の構造はわかりません。子どもたちは物の中を見る機会が減っているのではないでしょうか。
 この分解ずかんは、身近にある物の、構造や名称、動きかたなどをイラストで紹介している本です。かなり専門的な言葉や用語も書いてあって、難しいかな?とも思いますが、ひらがなも多く、ルビもしっかり振ってあるし、用語や名称の説明もきちんとしているので、小学生でも読むことができます。おそらく、写真では撮ることのできない、内部の細かいところまで、丁寧なイラストで描かれているので、大人でも、「ふーん、そうなんだ!」「えーっ、そうなの?」と感心したり、納得したりしながら読めて、子どもの本にありがちな中途半端さはありません。子どもだって、何かに興味を持ったら、細かいことまで知りたいと思うものです。そんな時にお奨めの本です。セット売りではないのも嬉しいです。
 最後に用語索引もついていますので、調べ物にも使えます。
 飛行機が滑走路に出る時、バックしますが、自分でうしろには進めないので、牽引車に押してもらうそうです。知ってました? “十字目ちがい”“こしかけかまつぎ”“いすかつぎ”何のことだか分かりますか?木造家屋の柱のつなぎかたなんですよ。自動改札機も何気なく使っているけれど「どうして?」って思うことありますよね。自動車のしくみは、免許を持っている人必見の1冊です。
 各巻の内容は、1.自動車、2.飛行機、3.家、4.超高層ビル、5.自動販売機、6.テレビ・冷蔵庫、7.カメラ、8.パソコンです。5には自動改札機、8にはデジタルカメラのことも載っています。

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紙の本日本の楽器 日本の音 1 打楽器

2002/04/16 16:47

見て楽しい、読んでためになり、聞いて学べる、そんな「日本の音」の本がでました。

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日本の楽器について書かれた本6巻セットです。全巻にCDが付いています。
1巻から4巻までは、楽器の紹介、5巻が歴史、6巻が理論です。
1打楽器:大太鼓と締め太鼓、小鼓と大鼓、2弦楽器:筝と三味線、3管楽器:篠笛と尺八、4歌・合奏:歌舞伎や民謡、謡曲、どの巻にも写真が豊富に使われ、楽譜もついていて、基本的なひき方が丁寧に紹介されています。CDがついているので、実際に説明を聞きながら練習することができます。鑑賞曲も入っています。
5歴史では、筝、三味線、尺八などの楽器のことと、雅楽、琵琶の音楽、能と狂言、歌舞伎と文楽のほか、インドからやってきた仏教音楽、声明、沖縄、アイヌ民族の音楽についても語られています。
6理論では、「小さな楽器たち」として、はと笛、土鈴、でんでん太鼓、がらがらなど、玩具や音具、身近にある音を出す道具から、祭りや各地方に伝わる独特の楽器などが紹介されています。そして、「日本の声を探す」では、相撲甚句やガマの油売りの口上、人形浄瑠璃の義太夫節などについても語られています。これらの、声や音楽をCDで聞くことが出来るのも魅力です。
日本の暮らしの中にはなんてたくさんの、声や音があるのでしょう。意識する、しないは別として、私たちは日々の生活の中で、わらべ歌や、民謡、祭りなどで、日本独特の音階や音を耳にしています。それを、あらためて感じさせてくれる本です。
ルビが少ないので、小学生が自分で読むには少し難しいかもしれませが、写真が多く使われ、わかりやすく書かれているので、興味のある子には見て楽しい本です。日本の楽器、伝統芸能を紹介する意味でも、高等学校の図書館、公共図書館には、ぜひ、おいてほしい本です。

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みどりの谷にある、ネズミ町の消防署の一日です。

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 みどりの谷にあるネズミ町のまんなかに、消防署がありました。火の見やぐらではいつもタッペル隊長が、困ったもの、たすけを必要とするものがいないかみはっています。道に迷ったもぐらの親子、巣からついらくした鳥のひな、迷子のネズミの兄弟などをみつけるたびに、消防車と救急車が出動してみんなをたすけます。ところが、火事は起きないし、野ネズミやネコまで助けたので、町の博士ネズミがやってきて、この町には消防署はいらない、と言います。がっくり肩を落とすタッペル隊長、夜の町をとぼとぼ帰ります。おや、この鼻をつくにおいはなんだ?大変、火事です!!さあ隊長はどうするか!?
 スウェーデンの作家、画家の絵本です。タッペル隊長やたすけを必要とする動物たちの表情の豊かなこと、絵を見ているだけで楽しいけれど、おはなしはちょっと長いので、読み聞かせというよりは、一人で本が読めるようになった子が、絵を楽しみながら、ゆっくり読むのにいい本でしょうか。でも、本文の漢字にはルビがふってはあるけれど、同じページでは、最初に出てきたほうにしかついていません。小学校2年生以上向きかな?絵が素敵なので、みんなに見せてあげたいのだけれど、どうやって手渡そうか迷う本でもあります。個々の子どもを知っている大人が、うまくすすめて読んでほしいなって思います。

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紙の本モスフラワーの森

2002/02/05 17:12

不思議な力を秘めた剣を手にいれた勇者マーティンは、モスフラワーを救えるのでしょうか?

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レッドウォール伝説のシリーズ2作目です。

モスフラワーの森に住む動物たちは、北から軍隊をひきいてコター砦にやってきたヤマネコに支配され、イタチやオコジョの兵士に、集めた食料や育てた作物のほとんどを取り上げられています。森の動物たちはみな住み慣れた土地を離れ、森のはずれのアナグマ邸にかくれます。モスフラワー地下会議(モチカ)という組織を作り、もう一度力をつけて、ヤマネコと戦うその時期をみはからっています。たまたまこの森を通りかかったネズミのマーティンは、盗賊ねずみやモグラと共に、アナグマに伝わる謎をとき、勇者の剣を手に入れ、真の自由と平和を手に入れるために、戦います。

前作「勇者の剣」(1999年7月刊)は、モスフラワーの森近く、赤い壁に守られたレッドウォール修道院では、ネズミたちが、いにしえから伝わる、勇者マーティンの肖像が描かれたタペストリーを心のよりどころに、平和にくらしていました。ところが凶悪なドブネズミ鞭のクルーニーがしゅうげきしてきます。勇者マーティンにあこがれる若い修道士ネズミのマサイアスが、タペストリーの下の壁に書かれた言葉の謎を解き、伝説の剣を手に入れ、修道院を救うという物語でした。

「勇者の剣」の続きかと思って読み始めたので、何か変だなあと思っていたら、実は続きではなく、レッドウォール修道院が建てられるずっと昔の物語なのです。確かに、「序」に「ここモスフラワーに赤い壁修道院が建てられる前の、うんと昔の冬のお話をしてあげよう。」とありました。冬の夜、暖炉の燃える暖かい部屋で、アナグマのベラによって語られる、モスフラワーを救った『勇者マーティン』のおはなし、実は、前作「勇者の剣」の主人公マサイアスが、手にした剣の真の持ち主、伝説の英雄『勇者マーティン』の物語です。

この物語は時代や主人公をかえ、1冊づつ独立した物語でありながら、シリーズ全体を通して大きな世界をつくっています。イギリスでは既に12冊の本と1冊の絵本が出版されています。日本では、訳者が3冊目の翻訳を進めているそうです。今度はどんな主人公が活躍するのでしょう。

「勇者の剣」「モスフラワーの森」どちらから読み始めても大丈夫です。

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サンタクロースってやっぱりいるんだ!と思い出させてくれる、心暖まる本です。

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弟のユウがまた夢を見てうなされている。ぼくは思いっきりゆすって起こす「お兄ちゃん?」「夢だ。もう大丈夫、いい子だから目をさまして、それからもう一度寝ような」ユウはコクンとうなずいて、もう一度眠る。けれども、ぼくは目がさえてなかなか眠れない。
ママは春に交通事故で死んだ。道路に飛び出したユウを突き飛ばして…。家のことは学生の時から一緒に住んでいるママの妹のサトちゃんが、仕事をやめてやってくれている。ユウが夢でうなされていることは、ぼくとサトちゃんしか知らない。パパは仕事、仕事で休日も働いているから、頼りにならないし、きっと知ったらとても悲しむと思うから。でも、このままじゃユウが壊れてしまいそうだ。
アルバムで見つけたママとユウの写真。三年前のクリスマスにいたずらをしたユウを叱った後「ママはユウが大好きよ」と言いながらユウを抱きしめた時、ポラロイドカメラで写した写真に話かけることで落ち着いていたユウだったのに、学校でいじめっ子に破られてしまい、ユウは学校にも行けなくなってしまった。なんとかしなくちゃ。
そんな時、不思議な本を拾ったんだ。男の人にぶつかった後に見つけたからその人のかと思って追いかけたけど、そのお兄さんのじゃないと言われた。「満月に願いをかけるべし。一生に一度のみ……。」光るページに文字がうかんだ。「信じる?」お兄さんと顔を見合わせたとたん、「満月の光を浴びながら、秘密の呪文をとなえると、一生に一度だけ自分のなりたいものに変身できるの」昔、ママから聞いたお話を思い出した。そして「ぼくは信じる!」そう言いながら、サンタクロースに変身して、三年前にもどろうって決めたんだ。お兄さんはぼくの話を聞いて、「よし!立ち会ってやるよ。」そう言ってくれた。一緒に信じて待っていてくれる大人がいるって、なんて心強いんだろう。そして、お兄さんがいなかったら、本当に大変なことになったかもしれない。
クリスマスイヴに起こった奇跡、あなたは信じますか?

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イネつくりに挑戦!まずは苗つくりから。

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ぼくらのイネつくり全5巻シリーズの1巻目です。
都会のビルの屋上で、イネ作りに挑戦します。春、桜の咲くころに、まずは苗つくりからはじめます。
種もみを塩水につけて、栄養のつまったもみをみつけます。次に種もみを7日間くらい水につけて目覚めさせます。前の年に取れたお米を大切にしまっておいて、こうして種もみにするのですね。朝顔や野菜の種も前の日から水につけるけど、同じですね。そういえば何年か置いてあった朝顔の種も、3日間くらい水につけておくと芽を
だしましたっけ、ねむっていたんですね。
プランターやバケツなど、身近な材料を使って作れるし、土のまぜかた、肥料のことなど、写真をたくさん使って説明しているので、とてもわかりやすいです。本を見ながらきちんと、面倒をみれば丈夫な苗ができそうです。時々専門用語が出てくるけれど、ルビがふってあって、説明もきちんとしてあるので小学生が使える本です。ぜひ学校図書館には置いてほしい一冊です。
この本では、いろいろな容器や方法で種をまいて、苗のでき方を比べたり、芽をだしたあとのもみを切って、栄養がなくなっていく様子なども見せてくれます。はかせの米、米クイズはちょっとむずかしいでしょうか?最後に資料として、いろいろな数字や実験のしかた、種もみの入手方法などがでています。

近所のお米屋さんの前の歩道に、毎年プランターで育てた稲が植わっています。お正月の飾りにする藁を取るために作っているそうですが、ちいさな苗が育ち、青々と繁り、穂をつけ、実るのを見るのはとても楽しみです。この本を読んで、これならベランダでも作れるかなあ?などと思っています。

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