万知代さんのレビュー一覧
投稿者:万知代
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紙の本エジプトのミイラ
2001/01/24 00:18
ミイラってこわい?どうして,どうやって,つくられたのかな?
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古代エジプト人は,人が死んでも「魂」はいつまでも生きていると信じていました。その魂がいつでも戻ってこられるように、死んだ体を残さなくてはならない…。それでミイラがつくられるようになったのです。貧しい人はつつましく、お金持ちや王族などは手間をかけてぜいたくに、いろいろなミイラがつくられました。
この本には、いろいろなミイラのつくりかたといっしょに、エジプトの神さまのこと、ピラミッドやお墓について、描かれています。
作者のアリキはアメリカ生まれの作家ですが,この本の絵の多くは古代エジプトのいせきで発見された絵や彫刻に基づいて描かれたもので,絵をみているだけでエジプトの空気を感じます。
「ミイラ」というと、こわい,あやしい印象がありますが,この本を読むとそれが少し変わるかもしれません。大切な人を、死んでしまったあとも丁寧にあつかう気持ちが伝わってきます。
1981年佑学社刊の再刊です。
紙の本メールの中のあいつ
2001/01/24 00:32
うそをつきはじめたら、ほんとの自分にもどれなくなっちゃった!
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パソコンが好きな祥太には,会ったことのないメール友だちが何人かいる。夜おそくまでパソコンをいじっていて、朝起きられないこともしょっちゅうあった。クラスメイトに「仙人」なんてあだなをつけられ、いやな気持ちを伝えることもできない自分に嫌気がさしている。学校が、なんとなくおもしろくない。
メールの中では、少しだけうそをついて、カッコつけたかった。気の弱い祥太ではなく、バスケが得意でクラスの人気者の「アキラ」でいられる。小さなうそが、少しずつ、増えていく。
そんな時に、メール友だちが会いたいと言ってきた。一度はごまかして会わないようにできたけれど、このままではいられない。どうしよう、このままずっとうそをつきつづけるのか?
大人の世界でも、こんなことってあるのではないでしょうか。大人同士で起きることは子どもたちの間でも起こるのです。
メールの中で「アキラ」を演じる「祥太」が、どうやって「祥太」に戻れるのか、自分をとりもどせるのか、パソコンの前のあなたもぜひ読んでみてください。
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