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先月(2017年8月)

ピリカメノコさんのレビュー一覧

投稿者:ピリカメノコ

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身体は畑、よく知って耕さなければ収穫はない

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4冊シリーズの第一冊目。シリーズ名は「からだはステキ」だが、2冊目のタイトルは『異性のからだがこわい 自分のからだがこわい −性(セックス)を知ろう−』、以下『セックスがこわい −からだは変わる?−』『大人になるのがこわい −老いてくからだ、死ぬからだ−』となっている。この“ステキ”と“こわい”の落差を、まさに埋めてくれるのがこのシリーズ。
シリーズ4冊を通じての主人公は13歳の女子中学生、“ココ”。進行係の“ナビおばさん”、東洋エクササイズのリー先生ほかが、ココを具体的でかつ神秘的な身体について、道先案内をしてくれる。単純な決め付け方ではなく、さまざまな選択肢をたどりながら自分自身の身体を知り、そしてその身体をどう耕していったらよいかを、ココ自身に考えさせてゆく。例えばセックスに関しても、これまでの多くの本のようにまだ早いときめつけるのではなく、したことのある子、未経験の子、大人も含めてさまざまな立場の声を載せ、選ぶのはあなたと言う。でもつき放してそう言うのではなく、セックスは文化であるという考え、良いセックスができるための身体の条件などを丁寧に教えてくれる。そのためのエクササイズもあげてくれている。身体に関するエクササイズのメニューが多いのもこの本の特色で、書評子も早速実践させてもらっている。著者自身が身体表現の専門家であるのでこれは結構役に立つ。
第1冊で自分の身体を見つめ、2冊目で他者の身体へのふれ方を学び、3冊目でそのことがもたらすものを知り、そして4冊目でやがて死に至る身体を凝視する。何もかも呑み込む強靭さと、簡単に壊れてしまう脆さをあわせもつ身体こそ、目には見えない心の相棒であることがよくわかる。主人公は女子中学生ではあるけれど、性別を問わず、年齢を問わずぜひ読んで欲しい。だれもが死ぬまで必ず付き合うのが、身体なのだから。随所に取り入れられたイラストも、身体の世界へと読者の背中をそっと押してくれる。

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