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先月(2017年1月)

沖  雅直さんのレビュー一覧

投稿者:沖  雅直

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本インターネット資本主義革命

2000/10/26 00:18

日経コミュニケーション1999/7/5

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「インターネット」 という言葉が一部の人々の専門用語から一般の人々にごく普通に認知されたものになって久しい。現在は,ちまたにはんらん気味と言っても過言ではない。ほんの2〜3年前には,名刺に刷られたパソコン通信の電子メール・アドレスが物珍しく,名刺交換の際ひとしきり話題となった。現在とでは,隔世の感がある。
 本書を手にした当初,「インターネット」と「資本主義革命」を一つにした書名に若干の違和感を覚えたが,読み進むうちに著者の主張と意図が程なく理解できた。
 著者はまず「インターネット」の成り立ちとそのベースとなる情報技術・通信技術を,平易に説明する。その上で産業にもたらす影響に言及すると共に,すでに兆候として現れつつある全世界的な産業構造の変化を指摘し,今後の企業や職場のあり方,ビジネスの変革を予言する。
 開かれたインターネットの対極にある「管理された」ネットワークを通じて日々の業務を営んできた我々銀行にとって,本書の記述は新鮮に映る。
 例えば第2章「情報のカプセル化」の中に「貨幣としてのIP」という小見出しが付いた文章がある。「パケット交換という管理されない維持管理コストの安い方法は,帯域も保証しないが世界標準にまでなった」という記述である。好むと好まざるとにかかわらず,発想の転換を迫られている我々にとって,考え方のヒントが随所に散らばっているように思える。
 話の展開が各章によって独立した形態になっており,また書名に「資本主義革命」という言葉を掲げた意図からか,「歴史的」な記述が各所にあり興味を引く。各章のつながりの点で若干の無理を感じるところもあるが,これもかつて経済学などをかじった方々にとっては懐かしさすら覚え,相殺されて余りある。
 通勤途中に手軽に読むのに適する文章量ながら,記述内容の水準は相応に高い。しかし,日常目に触れる新聞の経済面や産業面の断片的な知識さえあれば,インターネットの成り立ちから今後のビジネス展開までを,幅広く理解できる。
 日々仕事に追われ,最近の潮流に触れたいと思いつつもなかなか時間が取れずにモヤモヤしておられる文科系出身の「インターネット門外漢」にお薦めしたい一冊である。
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