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神代 邦雄さんのレビュー一覧

投稿者:神代 邦雄

4 件中 1 件~ 4 件を表示

単相インバーターの原理と仕組みを,製作と実験を通してよく理解できる参考書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 インバーターは,誘導モーターの速度制御に最適であるため,工業設備ばかりでなく,家電製品などにも広く使用されている要素部品である。メカトロニクスの中枢となる要素部品であり,電子技術者として学習することが望まれる重要な対象である。本書は,著者が短期大学での電子回路,自動化制御回路の講義として,回路の製作・実験に十分な時間をかけて行なった授業内容をもとに書かれてたもの。
 本書で取り上げた単相インバーターには,整流回路やオペアンプ回路,シーケンス回路やパワー・エレクトロニクスが含まれており,電子,自動化制御の回路を一通り学ぶことができる内容になっている。インバーターによる誘導モーターの速度制御の概要から始まり,インバーターを構成する直流電源回路やインバーターの中心部となるPWM(パルス幅変調)制御回路やIGBT(バイポーラMOS複合半導体素子)とその駆動回路など,単相インバーターの原理と仕組みが詳細に説明されているが,数式を使った理論説明だけでなく,実験と測定データによる検討や波形確認を行なうことで,より理解が深まるように工夫されている。また,リレーシーケンス回路,周波数カウンター回路などの周辺回路も取り上げられており,単なるインバーターの原理の解説書とは異なり,実用インバーターについてよく学ぶことができるのが特徴。
 各回路がプリント基板としてモジュール化されていることや,回路図だけでなく,部品表,実体配線図や写真を多く用いて示すことで,電子回路の技術がある程度あれば容易に製作でき,かつインバーターの全体構造が良く分かるようになっている。また,実験方法も平易なため実践が容易であり,インバーター制御による誘導モーター運転の特徴が実験を通して実感できるものである。
 本書は製作と実験という作業を通して単相インバーターの動作原理や仕組みを理解することができる,これからインバーターを学ぼうとする技術者に最適の入門書である。
(C) ブッククレビュー社 2000

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演習問題を実際に解きながら読む学習によって実用的な機械製図作業分野のかなりをカバーできる実務書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 機械設計に長らく携わってきた者からみると,CAD(コンピュータを利用した設計)は既に成熟の域に達している。その中でも,2次元CAD(Drawing)はデザイン(Design)と相互に連携しながら,製図実務の広い裾野の大部分を受け持っている点で,機械設計,製作の生産性向上に大きな役割を果たしている。「AutoCAD LT」はパソコンCADソフトウエアの一つとして広く普及しているが,これまでの解説書は,建築設計製図や操作マニュアル的なものが多く,AutoCAD LTによる機械製図の本格的な解説書が求められていた。
 本書は,まず機械製図の概要として機械製図のルールを解説し,次いでAutoCAD LTの機能の概要と基本操作を,内容と手順を丁寧に示しながら演習問題を解く実習から入っていく。演習終了時にはAutoCAD LTが楽に使いこなせるような腕前に仕上がる構成となっている。
 さらにCAD利用技術者試験対策の演習を添えることによって,基本操作の習熟度の向上に役立たせている。第4章の演習(機械製図)では,機械要素や機械部品などを素材にした豊富な演習問題が用意されており,詳細に示された操作順番に従って自らの手で演習することでAutoCAD LTの高度な操作が学べるだけでなく,機械製図の基本も習得できるように工夫されている。
 また,それが必要十分な範囲であるのも,AutoCAD LTによる機械製図への入門を容易にしている。読者はさらに必要な個所を,ソフトウエアに添付されたスタートアップ・ガイドによって充実させて行くことになる。プロッタの設定手順などはAutoCAD LT添付のマニュアルにまかせ,CADによる機械製図の習得を念頭において構成されているのは本書の狙いがよく表されている。
 本書は,豊富な演習問題を解くことによって操作手順を習熟するとともに,機械製図のルールも同時に学ぶことに重点を置かれている点が優れていると感じた。AutoCAD LT 2000のすばらしい機能を自らの機械製図用CADとする近道が示されている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本やさしいマイクロ加工技術

2000/12/01 21:16

詳細な技術説明を思い切ってカットし,マイクロ加工を全般的にとらえる技術紹介に焦点を当てた参考書

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 本のタイトルに「やさしい」と銘打つ本が,内容が本当に「やさしい」とは限らない。完璧な専門書でありながら,文末表現を単に『です』『ます』調にしただけで「やさしい」と題するものすらある。愚鈍な弟子の問いに師匠が「やさしく」答えるQ&A形式をとりながら,著しくハイレベルな会話が展開されるものもある。学者が発想する「やさしい」表現方法は,往々にして一般読者には「むずかしい」ものも多いのが実情だろう。
 この点が,本書は異なる。その違いは,「あとがき」に書かれているように,『思い切って技術の詳細はカットし,マイクロ加工という技術分野の全体だけが読みとれるような本にすること』に力点を置いていることにある。思い切った発想である。そして,この姿勢は本書全体を通じて揺らいでいない。等号を含んだ数式をまったく用いずに書かれていることがそれを証明する一つの証拠である。
「マイクロ」という桁(けた)は,日常生活においてはまったく縁のない特殊な世界である。これまでの「やさしく」と称する多くの本では,家庭にも広く普及し始めたコンピュータにおけるCPUの製造プロセスルールは0.18μm(ミクロン)などと引き合いに出すことで現実感や生活への隠れた密着感を醸(かも)し出そうとする。果たして,このような例示が適切なのだろうか。
 本書は違う。針穴写真機の穴から説明が始まるのである。針穴径を小さくしていってミクロンの桁へ,針からドリルへ,そしてドリルから放電加工へ,そして“穴”の次は“溝”へというように,極めて身近な例を引きながら,精度(桁)と技術課題と加工法(手段)とを相互に関連付けながら次々と掘り下げていく。また,加工にとどまらず,観察方法や測定方法,組み立て,さらには素材に関しても解説する。執筆者の本書への意欲と熱意とが強く感じられる構成となっている。
 著者は,本書の読者層をどのように設定し,読ませようとしているのだろうか。研究室に配属されたばかりの大学生の知識向上なのか,新入社員の導入教育における技術認識かのか,現場作業者の自己啓発なのか。いずれも正解だろう。意図は明確である。初心者に対して,まずはマイクロ加工への意識付けを狙っている。ここまで一貫した執筆姿勢がとれるのは,マイクロ加工が次世代の道を開くキーテクノロジーの一つであるという信念から,次世代を担う技術者の裾野を広げようとしているためである。読者は,この平易な文章の中からこぼれる珠玉のノウハウをすべてすくい取るだけの心構えをもって,第1ページを開くことをお薦めしたい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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油空圧機器の基本技術から回路保守点検対策まで,Q&A様式で要領良く紹介する手引き書

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 本書の前書きにうたわれているように,生産現場での生産技術者を主な対象読者として,油空圧技術について基礎知識から始め,現場で実際に生じる基本的な故障・トラブル内容とその対策および保守技術の紹介に重点が置かれて書かれている。本書1冊だけで,現場技術者が油空圧技術の基本を知るのに必要な内容を網羅し,概ね良くまとまっている。また,内容展開にはQ&A形式が採られ,生産現場あるいは油空圧装置の設計などに携わり始めた初心者の技術者にとって,読みやすい入門書といえる。
 油空圧技術を用いた加工,製品試験設備,製品としての装置・システムは,基本技術に加えて,生産効率などの点から,各企業において独自かつ専門的で,より複雑な回路構成を採っている。従って,保守・点検の個所も多く,その対策も多岐にわたり,対処にはかなりの知識と経験を必要とする。それぞれの生産現場では,トラブルシューティングのマニュアルなどは,当然長年にわたって整備され充実したものとなってはいるが,故障発生時に即座に故障個所をつかみ原因を見出すには,何よりも現場での直接経験を積み重ねていくことが重要となる。
 とは言え,故障・トラブルのほとんどの原因は,本書が紹介しているような基本的な事象に起因する場合がほとんどであり,まず,油空圧技術に関する基礎的な設計技術,現場技術を習得しておくことが大切となる。その点,本書では図表を多く用いるなどして初心者にも理解しやすい構成となっている。
 本書は,油空圧技術から故障診断とその対策について,基礎的な事柄を幅広く記述している。より深い知識を得る手助けとなるように,関係規格などの紹介もあるので,どこに何が書かれているか折に触れて読み返しておけば,各生産現場などでのマニュアルをより速く理解し実際に応用するうえでも,手引書として十分役立つだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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