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レビューアーランキング
先月(2017年6月)

野辺名 豊さんのレビュー一覧

投稿者:野辺名 豊

5 件中 1 件~ 5 件を表示

既存のビジネスとサイバースペース(電脳空間)でのそれと,どう違うのかが理論的に理解できる

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 情報技術(IT)の浸透で,ビジネスのあり方はどう変わるのか。インターネットの出現後,さまざまな研究者や経営者によって論議されてきたテーマだが,本書は2001年上半期という最新時点での状況を踏まえたものとして評価できる。
 本書は,主に経営面とマーケティング面にスポットを当てている。会社の組織や企業・顧客間にサイバースペース(ネットワーク上の仮想空間)が広がる中で生まれてくる,新しいモデルを考察している。特に興味深いのは経営面での考察である。ITと経営面との関わりについて論じている書籍も多いのだが,「事例先行型」で終わることもある。そういう本の場合は「どうせ成功している会社は違うのだ」で片付けられる側面がある。しかし,本書はバーチャル・コーポレーションの組織化や既存組織との比較など,あくまで理論的な視野を主眼に論じている点が好ましい。決して他人事ではなく,社会の底辺の流れとして起こっている出来事として理解できるはずだ。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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ビジネスモデルを考えるうえで重要なことは,企業がどう進化できるかである

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 「ビジネスモデル」という言葉はちょうど昨2000年あたりから日本でも流行し,瞬く間にビジネスマンの間に定着した感がある。が,著者が述べている通り,この「ビジネスモデル」という言葉の意味自体ははっきりとした定義はない。むしろあいまいなままに使われている。評者の個人的な感覚としては,「ビジネスモデル」とは,ビジネスモデル特許で有名になった逆オークションのプライスライン・ドットコムなど,アメリカの「ドットコム企業」の繁栄に典型的に体現されていた。それは確かに「儲かる仕組み」ではあったが,まるで一種のゲームのように企業や顧客を結ぶ収益のフロー図を掲げたに過ぎないものも多かった。皮肉を言えば,その図を描く目的は自らが競争に勝ち残るためではなく,投資会社の人間を感心させて資金を集めるためのものであったかもしれない。
 今は,ITバブルがはじけてドットコム企業に一時の勢いが見られず,パズル感覚のような「ビジネスモデル」に対しては厳しい視線が注がれるようになっている。そうした時期を迎えているからこそ,真の「ビジネスモデル」を理解するために,本書は読まれるべきであろう。本書が題材として取り上げているのは,ソフトバンク,AOL,ソニー,GE,セコムといった,いわゆる「勝ち組」としてその名が浸透している会社である。ラインナップを見れば,目新しさは感じないかも知れない。しかし,いずれも長い間「勝ち組」に入っている企業である。現在の市場変化のスピードが激しいことを考えると,それに対応して進化し続けてきたこれらの企業というのは,やはり驚嘆に値する。市場のパラダイム変換の中で「勝ち組」を維持するために行ってきた企業変革の過程こそが,優秀な「ビジネスモデル」の源泉なのだ。
 とすれば,真に優秀なビジネスモデルとは,本書が述べるように競争力優位を得るための企業戦略や経営そのものである。「ビジネスモデルとマネジメントモデルは独立したものではなく,有機的に結合しなければならない」(本書中抜粋)。まさにいまの企業に「経営」の重要性を改めて伝えてくれる本書の象徴的なフレーズであろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本情報セキュリティ

2000/12/16 21:15

不正アクセスなど情報セキュリティーについてシステム運用から社会的背景まで総合的に網羅した決定版

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 2000年の1月に起こった省庁ホームページ改ざん事件あたりから,日本でもクラッカーやサイバー・テロによる不正アクセス対策への意識が浸透してきたように思う。2000年の2月からは,他人のパスワードの無断使用を犯罪とする一方,アクセス管理者による防御措置を義務付けた「不正アクセス禁止法」が施行。インターネットはますます普及するわけで,企業の情報セキュリティー従事者はもちろん,経営者にとっても情報セキュリティー対策が重要課題になりつつある。そういう意味では,本書はこのトピックに関する情報を,第一線で活躍するさまざまな執筆者の寄稿によって完全に網羅されている。本書がうたう通り,現在市販されているセキュリティー関連の書籍はインパクトを重視した事件主体の内容か,最新のセキュリティー技術(特にコマース関連)に偏っている。
 が,本書の場合はリスクの想定やトラブルが起こったときの対処法(いわゆるクライシス・マネジメント)といった運用者の立場に立った記述もあるのが特徴だ。もちろん,不正アクセスの現状や手口,ファイアウオールなどの基礎技術,ユーザー認証の公開鍵といった雑誌でもよく取り上げられる情報に加え,セキュリティー技術の最新情報も網羅されている。
 個人的に興味深い点を挙げるなら,認証技術の先端を行くバイオメトリクスの部分であろう。パスワード入力の認証の代わりに,個人の指紋や声といった人間の身体的な特徴による本人認証の技術の進歩もめざましい。たとえば携帯電話の画面に親指を押すと,その指紋が認証サーバーに送られて本人認証,などということができるようになる。ネットビジネスに携わる関係者もその存在は噂に聞いていようが,ここの記述でその基礎知識は学べよう。
 さらに,本の後半は「不正アクセス禁止法」をめぐる課題と内容,警察の取り組み,さらにはネット管理者だけでなくネットユーザー全体が考えなければならない「倫理問題」といった社会的な考察で締めくくられる。これも非常に興味深い。ここでは現実世界とを比較しながらネットワーク上の倫理=「情報倫理」について,現段階における考察がなされている。この種の議論はとりわけマスコミでは安易に片づけられる傾向があるのだが,こうしてきちんと研究を行っている場があることを知るだけでも,読者にとっては大いに啓蒙になると思われる。こうした問題をマスコミやユーザーももっと真剣に考えるべきであろう。
 本書の多彩な内容の中から一つ,二つを例として紹介したが,その他各項も内容が充実しており,セキュリティーに関する一種の白書といってもよいだろう。できればこうした試みを毎年年度版として続けていただきたいと思うほど,成果を感じさせる一冊だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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高速かつ快適なCATVインターネットの導入を手ほどきする。CATV一覧も掲載する

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 昨今はASDLなど,ISDN以上に高速,かつ月額定額制なのでつなぎっぱなしという高速回線が人気になっている。中でもここ1,2年の間に広まってきたのがCATVインターネットである。ケーブルテレビの回線を使うことで高速インターネットを実現するわけだが,初心者にとってはなかなか情報が不足しているサービスでもある。
 その点,著者が自分の住んでいる地域のCATVはインターネット・サービスを行っているのか,必要な機器は何かといった初歩的なことがらもこの本で手ほどきされている。CATVインターネットの接続を考えている人にとっては,この本1冊手元にあれば事足りるだろう。もちろん,接続で困ったときの解決法もきちんと解説されている。まずは巻の後半に記載されているCATV一覧から,近くにあるCATVを探すことから始めたい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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ITSでどこが便利になるのか。その現況と将来スケジュールを確認できる格好の「資料」

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 携帯電話の進化,ディジタル・テレビの登場とここ数年で一気にITが日常生活に浸透していく感があるが,ITS(高度道路交通システム)も同じく重要な分野である。高速道路のゲートを車が通過するだけで高速料金の決済が可能,交通渋滞の緩和に役立つ料金自動収受システムはすでに実用段階。今後も渋滞情報のカーナビへの提供,インターネットとの連携,車間距離を保つなど安全走行支援のシステムなど,新技術は目白押しの状況だ。
 こうしたITSの現況と今後のスケジュールを確認するための格好の「資料」が本書である。本書は,日本を代表する自動車・情報通信産業のメーカー,通産省,運輸省などがメンバーに名を連ねる「電気通信技術審議会ITS情報通信システム分科会」がまとめた答申内容が核である。文体自体は官庁の報告書形態であり,読み物として面白い部分は少ないかもしれない。が,技術の概要から世界の動向まで必要な情報はすべて収められている。業界関係者やITSに興味のある人であれば現時点での必携資料となるだろう。
 もし初心者であれば,まず本書後半の参考資料中にある「ITS情報通信システムがもたらすライフスタイル・社会構造の変化についての仮説」から入るとよい。「2015年発行の中学生向け社会教科書」の体裁をとり,ITSの進化と未来像をシミュレーションしたもので,文章も平易だ。ITSでどこが便利になるのかが具体的に描かれている。「デパートの駐車場が混んでいて車が行列を作っている場合,ユーザーは車を降りて買い物を始められる。車は自動的に駐車場に入る」などである。
 改めて思ったのだが,このアプリケーションの「具体性」に関しては,ITSは携帯電話やディジタル・テレビ以上かもしれない。携帯電話ではショッピングに動画配信,テレビでは双方向番組にショッピングとさまざまなコンテンツが構想途中だが,どこまでユーザーをひきつけるか未知数の部分がある。だが,ITSの場合はもともと「車の運転」という行為自体が明確な目的を伴なっているためか,ここで提示されたアプリケーションは,確かに「便利だ」と納得させられるものである。
(C) ブックレビュー社 2000

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