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  3. 佐藤 圭さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年6月)

佐藤 圭さんのレビュー一覧

投稿者:佐藤 圭

16 件中 1 件~ 15 件を表示

インターネットで最も使用されているアプリケーションの1つである電子メールのプロトコルを詳しく解説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 電子メールは,インターネットで,最も古くから使用されている通信アプリケーションだ。最初は英文のテキストの送受信を行う単純なものであったが,現在では,画像や音声やプログラムを送ったりすることが可能になり,また,携帯電話からメールの送受ができるようにもなっている。
 電子メールのプロトコルはIETF(Internet Engineering Task Force)が公開するRFC(Request for Comments)と呼ばれる,インターネット標準を定める一連のドキュメントの中で定められている。本書は電子メールに関するRFCを分かりやすく解説したものだ。RFCは,常に更新されているので,インターネットの技術の理解が必要な人は,RFCを常に参照しておくことが必要だ。
 本書は9章で構成される。第1章 概観では,電子メールの構成要素,RFCの紹介,電子メールの歴史の簡単な紹介が述べられている。第2章 メール・メッセージでは,電子メール・メッセージの構造やヘッダーの内容が詳しく述べられている。第3章 メール配送では,インターネットのメール転送プロトコルであるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に付いて詳しい解説が行われている。
 第4章 MIME(MultiPurpose Internet Mail Extensions encoding)では,電子メールに画像や音声などのバイナリーデータの添付方法についての解説が行われている。第5章 POP(Post Office Protocol)では,パーソナルコンピューターで動作する電子メール・クライアント・アプリケーションと電子メール・サーバーとの通信プロトコルであるPOPに関して詳しく述べられている。
 第6章 IMAP(Internet Message Access Protocol)では,POPが想定していなかった使用形態,すなわち同じメール・ボックスに複数のクライアントがアクセスするような場合の処理に対応するためのプロトコルIMAPに関して述べられている。例えば,自宅と会社からそれぞれ別のマシンで同じメール・ボックスへアクセスしようとした場合,POPではうまく処理が行えなずIMAPが必要となるわけだ。
 第7章 フィルタリングでは,いわゆるスパムメールを除去したり,サブジェクトに応じてカテゴリ毎に分類したり,他の受信者にメールを再分配したりする方法について述べられている。第8章 メーリングリストの処理では,電子メールを使って複数の相手と会話するための手段であるメーリングリストについて述べられている。第9章 セキュリティでは,電子メールの認証,電子署名,暗号化,匿名性などについて述べられている。
 本書は,インターネットにおける電子メールの技術的な理解が必要な人,すなわち開発者や管理者向けに有用な情報を提供する。但し,標準プロトコルの解説のみであり,日本固有の電子メール環境については何も触れられていない。電子メールに関しては,日本語特有の問題が発生することもあるので,本書以外に,電子メールでの日本語の扱いに関する参考書が必要だろう。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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ソフトウエアパターンについての基本から応用までを講義式で横断的に解説。ソフト開発形態の変化へ対応

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 この本で取り上げているソフトウエアパターンというのは,建築分野でのパターンの理論をソフトウエアの世界に適用しようとするものである。パターンというのは見本や設計様式といった意味。たとえば住宅を設計する際に,陽光を多く取り入れたいといった要望に応じて部屋や窓の配置をさまざまに検討することになるが,設計毎にイチから考えるのではなくて,原則や経験則,手法を再利用可能な形で整理しておき,必要に応じて適用できるようにしたものが,建築分野で言うパターンである。
 ソフトウエア開発の分野でも,従来のオーダーメード型の開発形態から,既存の部品の再利用や市販コンポーネントの組み合わせといった開発形態に変えることで,開発期間の短縮や開発コストの低減,品質の向上が実現できると考えられている。ソフトウエア開発でのパターン利用は,システム全体のアーキテクチャの決定,分析段階,設計段階,コーディング段階で適用可能なものである。
 本書は,こうしたソフトウエアパターンについて,講義式に入門編と応用編に分けて解説している。入門編は,第1章ソフトウエアパターンの発祥,第2章ソフトウエアパターンのさまざま,第3章ソフトウエアパターンを巡る諸概念と考え方,第4章ソフトウエアパターンの実践例「じゅん」,第5章ソフトウエアパターンと方法論/モデリング言語の5章で構成される。
 応用編は,第6章ソフトウエアパターンの分類,第7章パターンの分類に必要な数学的概念,第8章分類の観点から見たソフトウエアパターンの構造,第9章分類の観点から見たソフトウエアパターンの表現,第10章ソフトウエアパターンの分類方法の5章立てで展開されている。
 本書は,ソフトウエアパターンの基本的な考え方を理解するためのものとして応用例などを交えて書かれており,ソフトウエアパターンを取り入れることを考えている開発者や設計者へ有用な情報を提供してくれる。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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Windows,MacOS,PC-UNIXが混在するネットワークの構築法を解説

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 現在,インターネットの普及に伴って,パーソナル・コンピューターの大半はネットワークに接続されている。そのため,同じネットワーク上にWindows,Mac OS,PC-UNIX(Linux)などの異種OSが動作するマシンが混在しても不思議ではない。さらに,異種OSのマシン間でファイル共有やプリンター共有などを行うことにより,共同作業を可能にすることができる。
 本書は,前半で,ネットワークを構築する際に最低限必要とされる概念や技術の解説が行われ,後半では,Windows,Mac OS,PC-UNIX(Linux)でネットワークを構築する場合の実際の手順を図版を多用して解説している。Linuxをサーバーにした場合を中心に,複数のマシンでネットワークを使ったデータ共有を行う方法が一通り網羅されており,手軽なネットワークの入門書として薦められる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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UNIXでのプロセス間通信を伴うアプリケーション構築方法を詳しく解説

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 UNIXにおけるアプリケーションには,1つの大きなプロセスにより構成されるもの,複数の小さなプロセスによって構成されるもの,さらに個々のプロセスが複数のスレッドによって構成されるものなどが存在する。複数のプロセスやスレッドによって構成される場合,プロセス間やスレッド間は互いに通信を行う。
 アプリケーションを単一のプロセスで構成するのではなく,複数のプロセスやスレッドに分けることで,複数CPUを持つシステムで並列に処理される可能性を高めることができ,プログラムの処理時間を短縮することができる可能性が生じる。また,プログラム単位が小さくなるので保守性においてもメリットがある。
 個々のプロセスやスレッドはプロセス間通信を行って処理を行うこととなるが,ネットワークを使用しない,単一のホスト内でのプロセス間通信には,メッセージ・パッシング,同期,共有メモリー,リモート手続き呼び出しがある。
 UNIXにおいてネットワークを介して通信する場合は,ソケットAPIを使用してTCP/IPプロトコルを用いることが多く,「UNIXネットワークプログラミング Vol.1」で取り扱われている。本書では,ソケットAPIは扱っていない。
 UNIXは非常に歴史のあるOSであり,バージョンによってサポートされる機能が異なっていた。従来は,BSDかSystem Vという2つの大きな流れがあったが,現在は,POSIX標準と呼ばれる仕様を満たすものが一般的になっている。そのため,本書でも,POSIXベースで記述されており,さらにSystem VのIPCについても章を分けて記述されている。
 本書は,第1部序説,第2部メッセージパッシング,第3部同期,第4部共有メモリ,第5部リモート手続き呼び出しの5部16章で構成されている。第1部は序説,POSIXのIPC,System VのIPCという3つの章で構成され,プロセス間通信についての基本的な内容とそれぞれのOSでの使用方法が示されている。第2部は,UNIXにおける古典的なメッセージ・パッシングであるパイプとFIFO,POSIXメッセージ・キュー,System Vメッセージ・キューの3章で構成される。第3部は,相互排除変数と条件変数,リード・ライト・ロック,レコード・ロック,POSIXのセマフォー,System Vのセマフォーという5章で構成される。第4部は,共有メモリー序説,POSIX共有メモリー,System V共有メモリーの3章で構成される。第5部は,Doors,Sun RPCの2章で構成される。
 本書は現行のUNIXにおけるIPCのプログラマー向けの参考書として書かれている。したがって,プログラム例も豊富であり,また解説もプログラマー向けの内容となっている。そのためプロセス間通信の概念を理解するといった目的には適さない。
(C) ブッククレビュー社 2000

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高速なJavaプログラムを高速に開発するためのイディオム集

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 オブジェクト指向言語Javaは開発言語として広く普及してきている。Javaは仮想マシンによって中間コードを実行する方式となっているため,CPUに対応した機械語コードを生成するC++などの言語よりも処理速度は低い。したがって,速度の低下を招くようなコーディングを避けることで,処理速度を向上させることができる。
 本書は,15章からなり,比較的経験の浅いJavaプログラマーを対象に,高速に動作するJavaプログラムを効率良く開発できるように,熟練したJavaプログラマーが使用するさまざまな技を提供している。カバーしている範囲は,プログラミングのみならず,パッケージの構成方法,名前付け方法や,仮想マシンの設定など全体にわたっている。本書はJavaの入門書ではなく,プログラミングは一通り行える程度のプログラマーが対象となる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本fmlメーリングリスト管理

2000/12/06 15:15

メーリングリスト・プログラム「fml」のインストールから運用までを詳しく解説

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 インターネットで最も多く使用される機能の1つは電子メールだ。メーリングリストは電子メールの仕掛けを使って,複数の利用者間でコミュニケーションを行うものだ。利用方法としては,電子掲示板システムのように,複数の利用者間で特定の話題について話し合うような場合や,商品のアップデートのお知らせを利用者に知らせるダイレクトメールなどに使用される。メールの発信を登録ユーザーのみに限ったクローズドなメーリングリストや,誰でも投稿可能なオープンなメーリングリストがある。簡単なメーリングリストであれば,標準のUNIXだけで実現することも可能だが,利用者の登録/削除や,過去のログ管理などのメーリングリストを運用する上で必要な機能が用意されているメーリングリスト管理プログラムは有用だ。
 「fml」は日本人によって作成された,メーリングリスト管理プログラムだ。Perlと呼ばれるスクリプト言語を使用して作られており,UNIX系のOSや,Windows NT 4.0,Mac OS X Serverなど,さまざまなOS上で動作する。非常に高機能であり,広く普及している。Perlで記述されているため,機能拡張などの改造が容易に行えるが,一方で処理速度は低い。
 本書は,メーリングリストとfml,インストールとメーリングリストの作成,メーリングリストの基本管理とトラブルシューティング,メーリングリストのカスタマイズ,メーリングリストのセキュリティー,fmlを改造する,の6章で構成される。実際のコマンドの実行例を示しながら解説されているので,実際に操作を行う場合の参考として便利だ。
 本書は,fmlを使ってメーリングリストの運用を行おうとするのであればお薦めだ。なお,UNIXの基本的な仕組み,シェルやコマンドの実行,Perlで記述された簡単なプログラムが理解できることが予備知識として必要だ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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記号論理を用いて演繹とアブダクションという推論方法を概説。人工知能の推論についても一通り解説

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 人工知能は,コンピューターに人間と同じような知的な作業を行わせようとするものだ。人工知能のテーマの一つに推論がある。推論は,既知の知識をベースにして,新しい知識を獲得するという知的な作業を意味する。
 推論には,ルールとケースから結果を得る演繹,ケースと結果からルールを得る帰納,ルールと結果からケースを得るアブダクションの3つがある。例としては,ルールは「人は睡眠が必要である」,ケースは「Aさんは人である」,結果は「Aさんは睡眠が必要である」といったものだ。
 本書では,演繹とアブダクションについて,意味論と手続き論を記号論理を用いて体系化を行っている。本書は,人工知能の推論についても一通り解説されており,この分野に興味を持つ読者に対するよい参考書となっている。
(C) ブックレビュー社 2000

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Linuxを使ったインターネット電子メール・サーバー構築技術を詳細に解説

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 インターネットで使用されている電子メールの転送を行うプログラムは通常sendmailと呼ばれるプログラムが使用される。sendmailはsendmail.cfと呼ばれるファイルで,振る舞いの設定を行うようになっている。すなわち,sendmailは転送先メール・アドレスに基づいて,そのメールの送り先のマシンを決定し,メールの転送を行っているのだが,そのための規則が定義されているのがsendmail.cfなのだ。スパム・メールと呼ばれる,インターネット上に大量にばらまかれる迷惑メールは,sendmailの設定に問題があるサイトを中継サイトとして利用するため,サーバーが悪用されないようsendmailを設定しなければならない。
 本書では,電子メール・サーバー管理者を対象として,sendmail.cfの作成と動作確認方法を中心に,POP3サーバーの設定方法やドメイン名の取扱い方法,システム管理方法など,sendmailを使った電子メール・サーバーの構築と運営方法が詳しく述べられている。
(C) ブックレビュー社 2000

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RedHatLinux6.0を使ったファイアウォールの構築方法を詳しく解説

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 ファイアウォールというのは防火壁のことで,イントラネットとインターネットの間に位置し,インターネットからの不正なアクセスを防ぐ機能のことだ。コンピューター同士をネットワークで接続することで非常に便利になってはいるが,知らぬ間に自分のコンピューター内のデータを盗まれては一大事だ。
 本書では,セキュリティーの重要性を詳しく述べるとともに,付属のRed Hat Linux 6.0の標準ディストリビューションのみを使って,ファイアウォール・マシンとして動作させる方法が詳しく説明され,さらに,安全性を検証する方法が記述されている。
 本書を利用すれば,比較的安価にファイアウォールを構築することができる。ただし,わずかな設定ミスから生じる針の穴のような小さなセキュリティー・ホールでも,攻撃される可能性があるので,慎重な作業が不可欠だ。
(C) ブックレビュー社 2000

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UNIXのシステム管理者が必要とするコマンドの使用方法や便利なテクニックを解説

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 UNIXはインターネットのサーバー・マシンとして使用されることが多い。また,イントラネットのサーバーとしても使用される。したがって,システム管理者はネットワークの設定やセキュリティーに関するさまざまな作業が求められる。しかしながら,標準のUNIXで用意されているコマンドだけでは,効率よいシステム管理作業が行えるとはいえない。
 本書では,システム管理全般,ネットワーキング,セキュリティー,システムの監視という4つの章で構成され,システム管理者が知っておくと便利なテクニックを紹介している。システム管理者が使用するコマンドや不正なネットワークからのアクセスの禁止方法,定期的に行わなければならないバックアップ作業や不要なファイルの削除などをスクリプトを作って自動化し,システム管理の手間を軽減する方法などが解説されている。
(C) ブックレビュー社 2000

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UNIXでよく使われるコマンドのちょっと便利な使い方を解説。BSDやAT&T系の違いも押さえる

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 LinuxやFreeBSD,SolarisなどUNIXベースのOSが普及しているが,操作はまったく同じではない。UNIXは,大きく分類するとBSD系とAT&T系の2種類あり,よく使用されるコマンドでも微妙に操作方法が異なっている。また,シェルと呼ばれるコマンド・インタプリターも数種類あり,操作は異なっている。したがって,一つのUNIXに慣れていても,別のUNIXでは戸惑ってしまうことが多い。
 本書では,BSDやAT&TといったUNIXの種類や,シェルの種類を示しながら,よく使用されるアカウントの管理,ファイルの管理,ディスプレイとエミュレーション,エディター(edとvi)・コマンドについて例を交えて使用方法が説明されている。
 本書は,UNIXに少し慣れたユーザーにより便利な使い方を教えてくれるだけでなく,UNIXの熟練者にも有用な情報を提供してくれる。
(C) ブックレビュー社 2000

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初心者向けに,やさしく書かれたUNIX入門書。LinuxとFreeBSDのプラットフォームを前提

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 UNIXは1970年にAT&Tのベル研究所で開発されたOSだ。それから30年にわたりさまざまな改良が施されてきた。パソコン用にLinuxというUNIX互換のOSが登場し,一般ユーザーにも普及が始まってきている。しかし,一般ユーザーの多くは,Windowsは必要に迫られて使ってはいるものの,UNIXとなるとよく分からないというのが実情だろう。もっとも,MS-DOSやWindowsのコマンド・プロンプト画面は,コマンド名は異なるものの,UNIXの操作環境に近い。
 UNIXは発展の過程で,ネットワーク機能をOSに取り込み,それが,現在のインターネット/イントラネットの発展を支えてきている。したがって,インターネット/イントラネットのサーバーを自前で用意しようとした場合,UNIXを使わなければならなくなる場合も多いわけだ。
 本書は10個のレッスンで構成され,ログイン/ログアウト,ファイルの操作,ディレクトリーの操作,標準入出力,エディター(vi)の操作,シェルの操作,便利なコマンドなどのUNIXの基本操作に関して,初歩的な操作方法を説明している。
 各レッスンはさらに複数のステップで構成され,ステップは例題と解説で構成される。読者は例題を自分で動作確認し,解説で操作内容の意味を理解するようになっている。また,レッスンの最後に問題があり,理解した内容をおさらいして確認できるようになっている。
 ただし,本書は「Linuxのインストール方法」といったものは含まれていない。UNIXが使える環境を用意していることが前提となっている。また,本書が前提としているプラットフォームはFreeBSD 2.2.8R,TurboLinux 4.0,Vine 1.1CRであり,他のプラットフォームやバージョンではコマンドの動作やオプションが異なる場合もある。
(C) ブックレビュー社 2000

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MkLinux

2000/10/05 18:16

Apple社が開発した,PowerMacintoshで動作するUNIX互換OSMkLinuxを解説

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 MkLinuxは,PowerMacintosh上で動作するLinux OSだ。Apple Computer社とOSF Research Instituteが共同で開発した。Mkはマイクロカーネルを意味し,CMU(カーネギー・メロン大学)が開発したMach 3.0マイクロカーネルの上でLinuxサーバーが動作する。LinuxはUNIX互換のOSであり,カーネルのソースが公開されている。
 Apple社とOSF Research Instituteによる開発作業は本書に収録されているDR3というバージョンで終了し,現在はMkLinux.orgという組織がR1バージョンの開発を行っている。
 MkLinux DR3は,Mach 3.0とLinux 2.0.28が含まれており,ベージュのPower Macintosh G3以前のPower Macintoshで動作する。
 Power Macintosh上で動作するLinuxは,ほかに,LinuxPPCがあり,最新のLinuxカーネルをサポートしている。しかしながら,NuBusベースのPower Macintoshはサポートしていないので,MkLinuxはNuBusベースのPower Macintoshにとっては貴重な存在だ。
 本書の原書は,1998年にDR3がリリースされた時のもので,したがって,内容は若干古い。そのため,現状にそった脚注による補足と巻末の補足情報が追加されている。また,原書にはMkLinux DR3とPTFリファレンスの2枚のCD-ROMが付属していたが,本書はさらに日本語関連のソフトウエアを収録したボーナス・ディスクが付属する。
 本書はインストールから簡単な使い方の解説を行うMkLinux入門パート,ライセンス,Mach 3カーネル,MkLinuxカーネルの説明を行うソフトウエア情報パート,入出力やチップの解説を行うハードウエア情報パート,資料パートから構成される。現在開発が進められているMac OS XもMach 3を採用していることもあり,ソフトウエア情報パートはMach 3に興味がある読者には有用な情報を提供してくれる。
(C) ブックレビュー社 2000

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インターネットの標準プロトコルTCP/IPの各種プラットフォーム上でのプログラミング方法を実例で解説

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 TCP/IPは,インターネットの標準プロトコルであり,現在最も多くのプラットフォームでサポートされている。TCP/IPは1980年代に確立され,現代に至っている。今後も,IPv6という初めての大規模なバージョン変更を経て長く使用されるプロトコルだ。
 ネットワークのプログラミングは,通常のアプリケーションと異なり,非同期的な振る舞いを制御することが必要となる。そのため,プログラミングには,多くのノウハウが必要とされる。
 TCP/IPではソケットというアプリケーション間通信のためのAPIを使用する。したがって,インターネットで使用されているWebサーバーやWebブラウザー,ファイル転送(FTP)や端末エミュレータ(Telnet)などのプログラムはすべて,ソケットを使用して作られている。すなわち,インターネット/イントラネット・アプリケーションを作成しようとすると,ソケット・プログラミングは不可欠となる。
 TCP/IPのソケット・プログラミングを扱った書籍は比較的多く出回っているが,UNIX,Windows,Javaに関するものが大半を占めている。本書のように,メインフレーム上のTCP/IPプログラミングを中心に扱った書籍は少ないのではないかと思う。特に国産メインフレーム上のTCP/IPの実践的なプログラミングについて書かれているものは希少だろう。本書は著者らは,メインフレーム上でのTCP/IPアプリケーション開発の実績をもとにしてまとめられており,実用的な内容となっている。
 本書は,第1章インターネット・プロトコルの基礎,第2章TCP/IPネットワークの基礎,第3章ネットワーク解析の実際,第4章ソケット・プログラミング,第5章Windows APIプログラミング,第6章その他のプラットフォーム,第7章メインフレーム,第8章実践システム作成例,第9章セキュリティーの全9章から構成されるが,第3章,第5章,第7章のボリュームが大きく,著者の経験に基づいた詳細な解説が記述されている。
 第3章のネットワーク解析の実際では,ネットワーク上を転送されるパケットの内容を直接のぞいて解析する方法が詳細に述べられている。第5章ではWindowsが提供するソケット・インターフェースWinSock APIを使用する方法と,WinSock APIをカプセル化したMFC(Microsoft Foundation Class)を使用したオブジェクト指向プログラミング方法,さらにVisual BasicからWinSockを使用する方法が記述されている。
 第7章ではIBM,富士通,日立製作所のメインフレームについてTCP/IPインタフェースの使用方法とトレース方法が解説されている。国産マシンのTCP/IPの実装がOSIの影響を受けて,UNIXやWinSockなどのAPIとかなり異なるものになってしまったことなど歴史的な解説も興味深い。
(C) ブックレビュー社 2000

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NTServer上で動作するMSProxyServer2.0のマイクロソフト社推薦の教科書

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 Proxyすなわち代理サーバーは,インターネットへアクセスする際に,重要な役割を担っている。セキュリティを確保するため,イントラネットとインターネットはファイアウォールによって分離されているのが普通だ。そのため,イントラネット上のユーザーは直接インターネット上のWebサーバーへアクセスすることができなくなる。
 Proxyサーバーは,ファイアウォール上で動作し,イントラネット上のユーザーに代わってインターネット上のWebサーバーへアクセスし,結果をイントラネット上のユーザーへ返すという方法で,イントラネット上のユーザーが直接インターネットへアクセスしているような環境を提供する。
 さらに,Proxyサーバーは,複数のユーザーからの要求を同時に処理できるので,インターネットとイントラネットを結ぶ回線の有効利用が図れたり,一人のユーザーがアクセスしたURLのデータをProxyサーバーがキャッシュすることで,別のユーザーが同じURLにアクセスした場合,キャッシュされたデータをユーザーに渡すことで,無駄なトラフィックの増加を抑えることが可能になる。
 本書は,マイクロソフトの認定技術資格制度(Microsoft Certified Professional Program)に基づく自習教材であり,Windows NT 4.0 ServerとIIS(Inernet Information Server),Microsoft Proxy Server 2.0について,インストール,操作から運用までが詳細に述べられている。
 全体は13章で,第1章ではMicrosoft Proxy Serverの概要,第2章ではインターネットの標準プロトコルであるTCP/IPに関する詳細な解説,第3章ではMicrosoft Proxy Serverの構造が述べられている。ここまでの内容は,一般的な知識としても非常に役立つ内容だ。第4章ではMicrosoft Proxy Serverのインストール,第5章ではIISのインストール,第6章ではインターネット・マネジャーとProxy Serviceの設定方法,第7章ではセキュリティーを保護するためのアクセス制御の設定方法,第8章ではインターネットとイントラネット・アクセスの設定方法,第9章では負荷分散を行うために複数のProxy Serverを設置する場合の設定方法,第10章ダイヤルアップ接続のためのリモート・アクセス・サービス設定方法が述べられている。第11章では運用を正しく行うための監視と調整,第12章では各種のトラブルシューティング,第13章ではイントラネットの構成や利用者数,利用形態に応じて適正にサーバーを配置する方法が述べられている。
 ネットワークの経験が少ない管理者が,Windows NT ServerとMicrosoft Proxy Server 2.0を使用して,Proxyサービスを提供しようとする場合に,マニュアルを補完するものとして適している。
(C) ブックレビュー社 2000

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