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  3. 成田 雅和さんのレビュー一覧

成田 雅和さんのレビュー一覧

投稿者:成田 雅和

10 件中 1 件~ 10 件を表示

約3万6千行のLinuxTCP/IPプロトコルスタックソースコードを詳細に解説

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は,LinuxのTCP/IPプロトコルスタックのソースについての解説書だ。7割以上になるソースコードに次いでネットワークの基本概念やISO(International Organization For Standardization)モデルに軽く触れた後,第4章からはソースを参照してICMP(Internet Control Message Protocol)が説明される。以後は同様の解説がソケットAPI(Application Program Interface),ルーティング,IPv4(Internet Protocol version 4),UDP(User Datagram Protocol),TCP,そして第10章ファイアウォールと続く。全ての関数やソース行が解説されているわけではないが,ある程度のC言語とTCP/IPネットワークに関する知識があれば,読み進んで理解するのはそれほど困難ではないはずだ。逆にC言語,特にポインターの理解に自信が無い場合には,先にそちらを学んだほうが良いだろう。レイアウトの関係で行が折り返されており一部読みづらい部分もあるため,可能であれば付属CDのソースを直接参照するほうがよい。
 対象となっているソースのバージョンが古いものの,TCP/IP処理の内容を詳細に知りたい人,Linuxのソースを読んでみたい人などにはうってつけだ。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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大規模ネットワーク設計のための基礎知識とケーススタディで実際の設定を学ぶ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は大規模なネットワークを設計し,実装するための基礎知識を解説するものである。CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)基本ガイドと題にあることでも判るが,ネットワークに関する広い範囲の話題を網羅し,前半の「設計」部分と後半の「ケーススタディ」とで構成され,23の章と9つの付録からなる1000ページ近い本である。
ネットワーク設計の部分では,導入と基本から始まり,IGP(Interior Gateway Protocol),BGP(Border Gateway Protocol),ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード),パケットリレーとVoFR(Voice over Frame Relay),APPN(Advanced Peer-to-Peer Networking:拡張分散ネットワーク機能),DLSw+(Data-Link Switching Plus),CIP(Channel Interface Processor),DDR(Dial-on-Demand Routing:ダイアルオンデマンドルーティング),ISDN,スイッチLAN,PIM(Protocol-Independent Multicast)と,13の章で構成される。各章,例えばIGP の章では IGP を使う際に注意すべきポイント,何をどう考えるかなどの設計のガイドラインが提示される。その章で扱うトピック(この例では IGP)自身についての説明は無いか有っても最小限である。題名のとおり,「設計」に焦点を当てているわけだ。各章の分量は30-40ページのものが殆どで,読んですぐ設計できるようになるわけでもないだろうが,スタート地点としては悪くないだろう。
 ケーススタディの部分では,スイッチ管理,パケットスイッチング,EIGRP(Enhanced Interior Gateway Routing Protocol)/OSPF(Open Shortest Path First)のリディストリビューション,IPX/AppleTalk,ATM,DDR,ISDN,IPネットワークセキュリティ,HSRP(Hot Standby Router Protocol)といったことについて,例題を元に管理コマンドやMIB(Management Information Base:管理情報ベース),実際の設定例を解説する構成となっている。こちらの部分でも,どのような設定をするかという事について解説されており,使用されているコマンドの説明は最小限だ。IOS(Internet Operating System)についての基本的な経験・知識は前提とされている。
 IP全盛とはいえ,大規模な企業ネットワークではIP以外や音声,ホスト系ネットワークの知識も必要となる。その点でも本書の範囲の広さは有益な場面も多いだろう。誤字はともかく日本語訳がこなれていないのが残念であるが,IP以外についても広くネットワーク設計を学ぼうとする場合には目を通しておくのも良いだろう。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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VisualC++統合開発環境によるデバッグ手法を一から解説する,デバッガ初心者向け入門書

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 背表紙には「C++デバッグ技術」とあるが,表紙のサブタイトルにあるようにMicrosoft Visual C++を使用するデバッガ初心者(デバッグをあまりしない,あるいはデバッガを使ったデバッグをしないプログラマー)に向けたものだ。
 本書は多くの話題を取り上げているので,通常のように1章から順に読み進むのはお勧めしない。まずは「4章デバッガの必須要素」,「5章デバッグおよびリリースの候補」の2章を読みデバッガの使い方の基礎を覚える。次いで「6章コマンドラインコードにおけるエラーの特定,分析,修正・・」ではデバッガを使用してプログラムミスを発見するまでを詳細に解説しているのでこの章を読むのが良いだろう。
 6章からは各種のプログラムのタイプ別にデバッグの進め方のヒントを解説する。前出の6章ではコマンドラインプログラム,以降,インラインアセンブリ,Windowsコード,MFC(Microsoft Foundation Class),STL(Standard Template Library),ActiveXコントロール,COM(Component Object Model)/ATL(Active Template Library)というように分類され,解説する。この中から自分が必要な章をまず読んでみるべきだろう。各章は陥りやすい間違いを例にデバッグ方法を解説する,というスタイルで構成されているので,他の章に一通り目を通しておくのも良い。
 一通りデバッグの手法がわかったところで,2章の最適化されたコードのデバッグや,1章のコーディング段階で以下にプログラミングミスを減らすか,といった話題を扱う部分へ進む方がよい。一つ注意が必要なのは,「設計」というとプログラム構造設計などの上位のタスクを指し,本書で使われているような「プログラムコードの検討と決定」という意味では使われない事が多いという点だ。前者のつもりで読み進むと混乱することが多いと思う。
 6章以降に該当部分が多いデバッガ・ビギナーは参考になる点も多いだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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基本項目からルーティング設定までをカバーする,IOS入門書。IOSチュートリアルとしても利用できる

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 IOSはシスコ・ルーターに搭載されるOSで,このIOSのコマンドライン・インターフェース(Command Line Interface:CLI)によりルーターを設定したり,状態表示をしたりすることができる。GUI(Graphical User Interface)設定ツールが無いわけではないが,設定変更はCLIの方が早く簡単で間違いも少なく,ルーターにシリアル・コンソールまたはTELNETでログインさえできれば使用可能なためトラブル時に強いということもあって,もっぱらCLIが利用されている。
 IOSのCLIは慣れてさえしまえば簡単に使うことができる。コマンド入力の支援機能,例えばコマンド名の省略,補完,ヘルプ表示,コマンド・ヒストリーと行編集などもある。こういったコマンド入力のための機能も詳細に解説されている。本書の目的はIOSベースのルーターの基本的な設定をすることと,初めてIOSに触る新人のためのチュートリアルとして使われることとあるが,その目的は十分に果されていると思う。
 内容は初回電源投入時に起動される初期ダイアログの説明から始まり,ユーザーモードと特権モード,コンフィグモードなどの意味やモードの状態遷移,数多くのshowコマンドの「読み方」,設定を内部メモリやネットワーク上のサーバーに保存する方法などが詳細に解説される。その後3台のルーターを相互接続するという想定で各種ダイナミックルーティング(RIP,IGRP,EIGRP,OSPF)の設定例が解説される。それぞれのルーターに対する設定内容とshowコマンドで表示される内容が説明される。IP以外ではIPX,AppleTalk,DECnet,VINESでの場合が個別に取り上げられ,トランスペアレント・ブリッジやFRを使用するケースが続いて解説される。
 IOS初心者のための本であってネットワーク初心者のためではないので,IPアドレスやルーティングについての説明は最小限である。これらのことを学んでから本書を手にとると良いだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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シスコIOSのダイナミックルーティング,QoS,セキュリティ機能を解説する

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 本書は,シスコシステムズ監修のいわゆる「オフィシャル本」シリーズの一冊である。企業のネットワークエンジニアを対象に,シスコルータをどのように設定するかを説明する。当然ながら,IPあるいはルーティングに関する基礎知識レベルの解説はない。
 構成は4つのパートに分けられており,それぞれルーティング,QoS,セキュリティについての話題,付録となるパート4は忘れてしまったパスワードの回復方法や,IOSコマンドについての説明となっている。
 ルーティングの部分ではIPアドレスの説明で始まり,ルーティング設定と経路アナウンスについての設定例が提示される。ただ設定するだけでなくshowコマンドを使用して状態を表示させ,それをどのように読んで確認するかという例もふんだんに含まれている。
 パート2となるQoSの説明は,各種のキューイングによる手法からはじまり,RSVP,RED,CARを使用した方法が紹介される。それぞれの方法の問題点(特定の条件下では有効でない,等)の指摘もあり,ネットワーク設計の段階で参考にすることもあるだろう。キューイング動作についての説明もあるので,実際にルータがどのように動いているのかというイメージをつかむことができるだろう。
 パート3のセキュリティではアクセスリストやAAA,IPSec,IKEを使用する場合の設定が解説される。またIOS Firewallフィーチャーセットに含まれるCBAC(コンテンツベースアクセスコントロール)についての解説が続く。またFirewallフィーチャーセットのCBAC以外の機能については解説されない。それについては同じシリーズのセキュリティを中心に扱う一冊『ネットワークセキュリティ設定ガイド』を参考にするのもよいだろう。
 初めてIOSでダイナミックルーティングやQoS,セキュリティをやる場合には参照してみるとよいだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本実例で学ぶXML

2000/12/16 21:16

Javaコード・サンプルによって学ぶアプリケーション開発者向けXML解説書

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 「実例で学ぶ(原題ではby Example)」というだけあって,本書の後半にはJavaScriptとJavaで書かれたプログラム・サンプルが並ならぬ量で登場する。その部分だけをみるとJavaの解説書か何かと思うくらいだ。本書の対象はHTMLを書ける人とあるが,それだけでは辛いのではないかと心配になる程である。付録の1章に「Java速習講座」がついているとしてもだ。
 しかし,逆にHTMLを書くことができ,JavaScriptとJavaを知っていてXMLを学び,XMLアプリケーションを開発しようとする人には適切な指南役となるはずだ。設計からコーディングにかけてのヒント,アイデア,実例には事欠かないからだ。
 本書は導入部に続いてXMLの構文,スキーマと続いた後は1章を割いて名前空間の解説となる。その後はXSL,CSS,DOMが解説され,XML生成方法,柔軟性についての議論,階層化アーキテクチャーの説明となる。そして本書の特徴でもある,1章を費やしてのJavaプログラムの実例へと続く構成だ。この章立てだけを見てもXMLとは何かといった点を解説する本ではなく,XMLをどう使うか,どうやって作るかという,アプリケーション開発のための本だということが分かってもらえると思う。
 柔軟性のモデル化と題された章では,データをどこまで分解しタグにするかといった話題や,要素と属性のどちらでデータを表現するかといった,多くのアプリケーション開発者が直面するような問題についてヒントを提供してくれる。また階層化アーキテクチャーの章では複数のサーバーを階層化して使用する場合についての議論が行われ,アプリケーションやシステム全体の設計を考える際の助言となっている。プログラム・サンプルは簡潔で決して分かりにくいものではないが,コードそのものの説明はほとんどない。それでも分かる人のための本なのである。
(C) ブッククレビュー社 2000

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シスコ・ルーターのルーティング設定を豊富な実例をもとに解説する

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 ルーティング(経路制御)とは相互接続された複数のネットワーク間で,正しい通信相手に正しくデータを届けるための制御をいう。それを行っているのがルーターで,ごく小規模のものを除けば,ほとんどのネットワークでルーターが使用されている。
 ところがこのあちこちで行われているルーターの設定(ルーティングの設計と設定)がTCP/IPの中でも最も難しいことの一つなのだ。設定を誤れば相手にデータが届かないということもあるが,単に複数ネットワークを接続するというだけでなく,ルーター自身やWAN回線の冗長化,セキュリティー対策のためのフィルタリング,日々変化・拡大するネットワークの動的なルーティング設定と制御,さらにはそれらすべての安定した動作などなどが必要とされるからである。
 そういった点を含め,ISPを中心に最も利用されている米シスコシステムズ社のルーターを解説したのが本書である。TCP/IP上級編ともいえるルーティングを解説するだけあって,TCP/IP自身のような基本部分の説明は少ない。ルーティング・プロトコル,レガシーLAN(TCP/IP以外),WAN接続と章が続き,ネットワーク構築とトラブルシューティングで終わる。ルーティングの章では6種類のプロトコルの説明と設定が提示され,ネットワーク構築の章ではトポロジーからセキュリティー,アンナンバード,SNMP,忘れてしまったパスワードの回復手順など,広く話題が展開される。全体でもルーティングからトラブルシューティングまで幅広くを網羅していてありがたいが,さすがに400ページの本書ではそれぞれの解説は最小限になってしまう。原題にあるとおり,まさにリファレンスなのである。
 既にルーティング・プロトコルやWAN回線についての知識や他社ルーターでの経験があり,シスコ・ルーターでどのように設定するのかということを知りたい人のための一冊である。必要に応じて必要な部分を参照する,というのがいいだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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物理層からアプリケーション層,ネットワークの構築までTCP/IPの基礎に必要な知識を網羅した入門書

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 TCP/IPを学ぶのは難しいと言われることがある。中級くらいまでのレベルであれば,決して難しいわけではないのだが,学習し体得する上で障害になるような点がいくつかあり,それにつまずくとやっかいだ。
 その一つは,TCP/IPを平易にちゃんと解説する書籍が少なく,何かというとRFCを読む羽目になることだろう。RFCに目を通すことが望ましいのは言うまでもないし,時には必須でもあるが,これからTCP/IPを学ぼうとする入門者にTCP/IPだけで200ページにも及ぶ英文技術文書を読んで理解しろ,というのも無理がある。
 もう一つは,TCP/IPがネットワークの知識であり技術であり,ネットワークは正しく動かして初めて意味があるものだということだろう。TCP/IPを学ぼうと思ったら,ネットワーク環境を構築し動かしてみることが必要だ。TCP/IPに限らずネットワークは直接動きが見えるものではないので,その点からも目の前に動くネットワークがあったほうがいい。
 3つ目がネットワーク構築や,構築後の運用にあると思う。TCP/IPを学ぶということからすれば,そのプロトコル部分だけを知っていればよいようなものだが,ネットワークの構築・運用となるとそうもいかない。TCP/IP自身の知識だけではなく,ケーブルなどの物理的な話から,アプリケーションの動きやその設定までを正しく行わないと動作しないからである。ましてやトラブルが発生したときなどは,TCP/IPだけの知識ではどうにもならないことが多い。いまやTCP/IPといってもプロトコル階層構造のTCP/IP部分だけを指すことは少なく,「TCP/IPにより構築されたネットワーク環境」ともいうべき,より広義の意味で使われるからだ。TCP/IPだけを知っていてそれが現実に役に立つのは,非常に限定された場面しかない。
 というように入門していきなり広く知識を要求されるのが今のTCP/IPである。本書はまさにそれにこたえるように,インターネットの歴史からTCP/IPの基礎と続き,ネットワーク・アクセス層,IP,TCP,アプリケーションとプロトコル階層を解説する構成になっている。その後はネットワーク構築やリモート接続,インターネット接続と幅広くTCP/IP関連の話題を取り上げ,IPアドレスを設定する方法や,ルーティング,ドメイン,ファイアウォールといった点までも解説している。図や表も豊富に使われており,日本語も平易でわかりやすい。役に立つTCP/IP技術を身に付けようと思うなら,本書を傍らに自分でネットワークを構築してみるのがよい。そういう人にお薦めの本である。
(C) ブッククレビュー社 2000

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豊富な例題をもとにOracle,Accessを使用しながら実践的にSQLの基本を学ぶ

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本書は数多くの例題とサンプル・プログラムをもとに,SQLの基本を平易に解説している。この手の解説書にありがちな文法から始まるスタイルではなく,例題をもとにSQLプログラムを説明するスタイルなので初心者にもとっつきやすい。
 付属のCD-ROMにはWindows環境で動作する,トライアル版OracleとAccessが収納されており,実際にSQLプログラムを動作させてみることができる。このような場合にデータベースを構築してデータを入力することが最も煩雑で高いハードルとなるが,本書には初期データベースを構築するためのスクリプトが付属しているので,読者はすぐにでもプログラムを動かすことができる。
サンプル・プログラムに間違いが何点かあるので注意が必要だが,SQLを学ぼうとする人にはよい材料となるだろう。
(C) ブックレビュー社 2000

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1ステップずつ細かく説明が付けられたサンプル・プログラムをもとにJavaを速習する

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 Javaは本格的なオブジェクト指向のプログラミング言語だ。Cなどの手続き型言語に比べてオブジェクト指向言語の習得が難しいのは,オブジェクト指向そのものにあるように思う。文法自体は特に複雑ではないので習得できてもオブジェクトの概念で挫折したり,付随する多量のクラス・ライブラリを前にして絶望的な気持ちになったりする。
 しかしオブジェクト指向は時代の要請であり避けては通れない。中でもJavaは,プラットフォームからの独立や実行速度,ネットワークやデータベースのアクセスが容易であることなどから,大規模WWWサーバーのアプリケーションの開発言語としてほとんど唯一の選択肢となっている。そのJavaを3日で解るようになるというのが本書のねらいである。
 本書はコマ割りされた紙面でプログラムの動きを1ステップずつ解説するという方法を採っている。初めは戸惑うかもしれないが,読み進むにつれ違和感も減り,網掛けされた説明に集中できるだろう。Javaの基本的な点から始まり,GUIやスレッド,例外処理,アプレットと,広くポイントを押えた構成だ。
 説明に使用されているプログラムはどれも短い。紙面の制限のためか変数名やクラス名などに不自然な省略形が使われていたり,ローマ字,英単語が混在したりしていて解りにくくなっているのが残念だが,サンプル・プログラムを自ら入力し,実行してみることを勧める。プログラム言語を習得するにはそれが一番速い。Linuxを使用してJavaが動作する環境を構築することも可能なので,個人でじっくりやってみるのもいい。文法やクラス・ライブラリの詳細には触れられていないので,本書を卒業した後はそれらの解説書に進むとよいだろう。そのような解説書を読むことができるようになる,というのも本書の目的だからだ。
(C) ブックレビュー社 2000

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