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  3. 松山 真之助さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年8月)

松山 真之助さんのレビュー一覧

投稿者:松山 真之助

52 件中 1 件~ 15 件を表示

発案者みずからが解説した本であり、メーカー生産現場のバイブル

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■<ワン・チョット>
 「必要なものが、必要なときに、必要なだけ… JIT。」

■<モウ・チョット>
 大量生産によるコストダウンを図ったフォードに対し、多品種少量生産(=多様化)にも効率的に対応できるトヨタ生産方式は、本書の著者である大野耐一氏(故人)が作りあげた日本が誇る生産マネジメントである。

 当初は大野方式とよばれた「ムダを徹底的に省く生産方式」は、いまやトヨタ生産方式となり、日本をはじめ世界の多くのメーカーでも取り入れられている。kanbanが英語の辞書に載るくらいである。

 本書は、その生産方式の要諦と真意を、発案者みずからが解説した本であり、メーカー生産現場のバイブルともいえる本である。初版はなんと23年前。

 オーノイズム(大野方式)は、ムダを徹底的に排除する仕組みを、逆転の発想で提示したところに特徴がある。ムダには、在庫のムダ、動作のムダ、不良品をつくるムダ、運搬のムダなど様々なフェーズにあるが、もっとも重要視したのが「在庫=すなわち作りすぎのムダ」である。そこから「後工程が前工程に取りに行く」というかんばん方式が生まれる。

 「“かんばん”によって“つくり過ぎ”が完全に押えられるので、余分の在庫を持つ必要もなく、したがって余分の在庫を持つ必要もなく、倉庫もその管理人も不要であり、無数の伝票類をまきちらすこともない。」のだ。ジャスト・イン・タイムだ。

 TOCの原理を物語で示した『ザ・ゴール』にもムダな在庫はいけないことだと気付く場面がある。「在庫は、B/Sでいうと仕掛資産に入っているが、財産としてみるところに、そもそも間違いがあるのだ…」というところに新鮮な印象を受ける。

 大野方式のコンセプトのユニークさとともに、トヨタ自動車創業の歴史やフォードの歴史もみえ、なかなか面白い内容の本だ。

 現トヨタ社長の張氏は、大野氏のまな弟子だという。現在のトヨタの源流を本書でみて見よう。
 

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紙の本建てどき

2001/08/06 19:41

私達は知らず知らずの間に、住まいのイメージを刷りこまれている…

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■ <ワン・チョット>
 「家は、家族の“舞台”である。人生の舞台を作る哲学がここに…。」

■ <モウ・チョット>
 サラリーマンでも自由業でも、家を建てるというのは、人生の一大事である。その一大事にあたって、どう対処しているかといえば、住宅展示場めぐり、不動産屋さんめぐり、折り込み熟読… などなど意外に型にはめられた中で検討したり決断しているのではないだろうか?

 本書は、家づくりが人生に持つ意味を問い直し、自分の人生の主人公になるための哲学、そう「施主の哲学」とでもいえばいいだろうか、そういうものにスポットを当てた本である。

 住宅展示場で見たあの吹き抜け、CG画像でたくみに演出されたあのロフト、私達は知らず知らずの間に、住まいのイメージを刷りこまれている。著者は、まずその呪縛から抜け出すことを、自分の体験を披露しながら提案する。

 曰く「モノでライフスタイルは手に入らない」!。

 家を建てる前に50冊ものの本を読み、業者選びは、8社の一次見積りと、最終3社のコンペを行い、「家族」と「家」の意味を自らに問い直し、子供のための大工さん教室イベントを行い… さまざまなエピソードを注ぎ込んで作り上げた家。著者の徹底したこだわりは、家造りの中に人生の哲学を生み出している。

 メーカーに提示され、折り込みの中にみつけた出来合いの住処ではなく、自分たちの人生を演じる舞台としての家をつくる。そんなプロセスを楽しんでみたい。これから家を作ろうとする方には、是非オススメしたい、家づくりの哲学。

 施主の哲学を掘り起こしてみよう。

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紙の本ザ・マン盆栽 2

2001/10/17 13:38

この小さな宇宙、なごみの日常、ファンタジックな非日常、…さまざまな新しい発見を覗いてみよう

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■<ワン・チョット>
 「凡才には分からない、マン盆栽のゲイジュツ度。ところで、あなたは… きっと天才!」

■<モウ・チョット>
 ごく日常的であるが故の「非日常」、それを小さな盆栽とフィギュア(ミニチュアの人形)で演出した“ゲイジュツ”。それが「ザ・マン盆栽」だ。

 本書は、99年に発行された「ザ・マン盆栽」の第2弾。よくぞ出ました! というワクワク感でページをめくる。シリーズ二番目は感激が少ないというハンディをのりこえ、見事な出来栄え!。

 と言ってもマン盆栽を知らない方は、キョトンであろうから、ちょっと解説しておこう。ザ・マン盆栽とは、いわゆる盆栽にミニチュアの人形や小道具をリアルに配置し、盆栽を見る私たちの感覚をボンサイの中に引き込み、想像と創造の楽しさを味あわせてくれるゲイジュツである。

 本書はその写真集で、ザ・マン盆栽にユーモアと人間の温かみを与える解説、さらに、分類王石黒謙吾のマーケティング的な各種チャートが付加された内容の本だ。

 おそらく、このメルマガ(注:Webook)にお付き合いいただいている方なら、本を手にしてパラパラ見ているときっと欲しくなるはず。さらに気持ちが高揚したら、自らザ・マン盆栽を手がけてみたくなる。

 海外の知合いにプレゼントなんてのもいいなぁ。「オォ、コレハ、ポスト・ジャパネスクのシンウチね」なんて誤解(笑)されるかもしれないが、それは、それでまたよき哉(かな)である。

 是非、この小さな宇宙、なごみの日常、ファンタジックな非日常、…さまざまな新しい発見を覗いてみよう。

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紙の本改革王になろう

2001/10/16 19:49

実在の企業を引き合いに出し、目に見えない価値のリスクマネジメントを語る

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■<ワン・チョット>
 「改革を、習慣づけることができた人が、成功する。」

■<モウ・チョット>
 変化の時代、生き残るには改善ではなく、改革だ… というテーマでまとめられた本だ。『週刊ホテルレストラン』に連載された内容から、各界における改革推進の中心人物にスポットを当て、一冊の本が生まれた。

 登場人物は、オリエンタルランド常務取締役奥山康夫氏、スルガ銀行代表取締役社長岡野光喜氏、リスク・ヘッジ代表取締役田中辰巳氏などだ。

 改革は、反対や痛みを伴い“やりぬく”覚悟と行動がポイントである。「やりたい」と「やるんだ」には天地の開きがあるというシェラトン・ベイ・グランデ・トーキョベイ・ホテルの副総支配人三浦至氏の婚礼サービス物語はなかなか迫力がある。もうひと粘り… その差が改革の成否を握る。

 本書で一番印象的な内容は、リスクヘッジ代表の田中辰巳氏のインタビュー。「サービスは、究極、危機管理だ。」というのは、至言ではないだろうか。

 通常の業務の中でお客様に感動(経験)や、信頼を築いていても、不測の事態にどう対応するかで、それらの価値は一瞬にリセットされる。へたをするとマイナスまで振れる。危機をチャンスに変えたジョンソン&ジョンソンの事例や危機を転換できなかった東芝(胃カメラ)、三菱自動車、ブリジストンなどを引合に出しながら、目に見えない価値のリスクマネジメントを語る。

 スルガ銀行の“銀行らしくない”サービスの話も興味深い。
 
 どんな世界においても「改革物語」は面白い。
 

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紙の本十二番目の天使

2001/10/16 19:41

雨の日曜日に読んだ僕は、「どうして泣いているの?」とかみさんに見つかってしまった

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■<ワン・チョット>
 「ゼッタイ、ゼッタイ、ゼッタイ、泣けます…。」

■<モウ・チョット>
 オグ・マンディーノの作品は、いつも私達を物語の中へ引き込み、いつしか、物語の中に立っている自分に気づかせてくれる。まるで映画をみているような気分だ。本書も、まさにそんな感じ。

 ちょっとサワリのストーリーをご紹介。

 ミレニアム・ユナイテッド社のCEOとしてヘッドハンティグされビジネスにおける成功を収めたジョン・ハーディング。彼は家族にも恵まれ、町中の多くの人に祝福され人生最高の時を迎えていた。しかし、ある日、最愛の妻サリーと一人息子のリックを事故で失うことに…。

 悲しみにくれる彼は、生きる気力を失ってしまい部屋に引きこもり自殺まで考えるようになる。そんな彼をなんとか立ち直らせたいと思う古い親友ビルが、その町のリトルリーグ(エンジェルズ)の監督を依頼する。ジョンがかつてプレーしたことがあるチームだ。

 この物語の核心でもあるのだが、ジョンが監督を引きうけた「エンジェルズ」には、一人の小さな少年ティモシーがいた。ティモシーは、体も小さく、守備もバッティングも実にへたくそ。お荷物のような存在であった。チームのメンバーの12番目に選ばれた選手(天使)だ。

 そして… ティモシーは、ジョンが亡くした一人息子リックに生き写しであった。そして、ティモシーには不思議な力があった。へこたれない、逃げ出さない、いつも精一杯頑張る、そんな純粋な気持ちが彼のパワーだ。ティモシーの「常にあらゆる面で良くなるんだ」「ネバー、ネバー… ギブアップ」といったポジティブな姿勢は、いつしかチーム全体のパワーになっていくのだ。

 決勝戦までつきすすむエンジェルズの活躍とジョンとティモシーのふれあいの中、ジョンは、やがて生きる勇気を取り戻していくのだった。

 チームはついに、決勝戦まで突き進むことになる。

 人生をはかなんで自殺まで考えていたジョンを救ってくれたのは、12番目の選手(天使)。クライマックスは、ティモシーの秘密が明らかになり、読者は、ハンカチを押さえずにはいられなくなる。

 アメリカの古きよき時代の気風をそのまま現代に移植したような町の人々、そして、ジョンとティモシーの心のふれあいが、読者の心に爽やかな涼風をおくってくれる。全米が泣いたベストセラー小説は、今、この国でも涙の渦をあちこちで起こしているに違いない。

 訳者の後書きに、この本の出版に関わった多くの人が泣いたということが書かれている。訳者、訳者の奥さん、編集者、求龍堂の社長…。「編集会議のときも涙ぐんでしまいました…」という編集者の気持ちはよくわかるような気がする。

 雨の日曜日に読んだ僕は、「どうして泣いているの?」とかみさんに見つかってしまった。そのうち、きっとかみさんも、なくんだろうな…。(うふふ)

 秋の夜長に、泣いてみてください。
 

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お金はその目的に合わせて異なる通貨が必要だという…

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■<ワン・チョット>
 「あなたのお金に対する常識が、揺らぐかも…。経済を哲学してみよう。」

■<モウ・チョット>
 お金は、できればたくさんあったほうがいい。宝くじが当たんないかなぁなんて思うこともある。金持ち父さんの要諦は、せこせこ働かなくても儲かる状態になることである。『金持ち父さん貧乏父さん』の著者、ロバート・キヨサキは、お金がお金を生むと表現していた。(ちょっと語弊があるが)寝ていてもお金が増える状態になることだ。
 本書では、「お金」がもつ機能を「パン屋のお金」と「カジノのお金」という比喩で区別し、お金っていったい何だろう? を考えさせてくれる本だ。

 ミヒャエル・エンデが夢見たファンタジアの経済のしくみを考える本である。

 お金に関する我々の“常識”を超え、今、世界のあちこちで新しいお金の仕組みが試されている。老化するお金(年を経ると価値が減る)、地域通貨などと呼ばれる新しいお金は、本書でいう「パン屋のお金」にあたるものだ。

 一方の「カジノのお金」は投機や金利など、サービスや生産を生まないでうごめくお金である。どちらも同じ「お金」が使われているところに、資本主義経済がかかえる弱点(たとえばバブル崩壊で多くのひとがとばっちりを受ける)がある。お金はその目的に合わせて異なる通貨が必要だというのだ。
 「お金は人間が作り出したものだから、それは変えることができるのです。」というエンデの遺言は、お金の機能は変わるわけがない… と思っている我々に常識を超えた思考をせまる。

 私達の世界が営んでいる経済のしくみ、お金の機能、資本主義の問題などをやさしく理解しながら、「お金」という存在を哲学できる本だ。
 ミヒャエルエンデの思索の系図をひもときながら、脳みそに刺激をあたえてみよう。お金に対する常識が、揺らぐかもしれないが、それも、またよし。

 経済(お金)を哲学してみよう。

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人間感係を生きる

2001/10/03 21:11

「関係」を「感係」と置き換えたところに本書の意図が集約される

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■<ワン・チョット>
 「人と人との関係は、“感情”を通して成立し、機能する。」

■<モウ・チョット>
 インターネットが距離と時間を縮め、現代を「関係性」の時代と言わしめているこのごろ、生産者と消費者、サービス提供者とクレーマー、教育機関と生徒、上司と部下など、様々な関係は従来の姿から大きく変わりつつある。しかし、それらを煎じ詰めていけば、結局は人と人との関係である。

 そして、人と人との(よい)関係は、お金や数字や義務や義理ではない。“感情”という微妙な心の動きをベースにして成立し、機能しているのだ。

 人が生きがいを感じ、活き活きと生きていけるためには、「いい人間感係」がなによりである。「関係」を「感係」と置き換えたところに本書の意図が集約される。

 自分は認められているという実感がわく「私の居場所」を「他者のこころ」のなかで見つけるヒントが、著者の語りの中に散りばめられる。

 分かり合うことの難しさとそれゆえの喜びを包含する夫婦の距離、逃れられない関係ゆえの“苛立ち”と“感謝”が輻輳する親子の絆、仕事と家庭の危ういバランス、教育、老いと死など、人生のプロセスに応じた「人間感係」の機微を考える素敵なエッセイ。

 著者が小学校3年のとき、その心を育んでくれた松田先生という女性教師のエピソードは、なんど聞いても涙が出る。いじめに立ち向かった校長の水泳大会エピソードも考えさせられる点が多い。

 人が人として生きていくために必要な「人間感係」を考えてみたい。そして、感じてみたい。
 

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企業と個人の価値創造のベクトルを一致させ、価値創造と戦略の関係に重きを置いている

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■<ワン・チョット>
 「価値創造のための企業戦略と個人戦略、その要諦がここに…。」

■<モウ・チョット>
 大量生産の時代には効率やプロセス改善が重要テーマであった。それは今も大切な課題である。しかし、時代はさらに「新しい価値の創造」により重要性を見出すようになってきた。企業も個人もあらゆるところで“創造性”というパワーをいかに作り出すかを求められているのだ。

 企業には、企画部とかマーケティング部とか、営業部とか、工場とか、財務部とか様々な部署がある。その目的も組織の雰囲気もことなるが、本書では、どの部署においても「価値創造」が可能であり、必要であるとしている。

 そして、企業も個人も「価値とは何であり」、「価値を高めるバリュードライバー(キー要素)は何であり」、どうすればいいのか… と常に自問することが必要だと言う。正にそのとおりだと思う。

 例えば、「あなたの会社の戦略は何ですか? 3点ほど簡潔に」「企業価値を高める要素=バリュードライバーは何ですか? 企業戦略とどう関連してますか」といった問いにうまく答えられるだろうか…。戦略レスをいつも反省する僕としては、辛い質問である…。

 本書のいいところは、企業と個人の価値創造のベクトルを一致させ、価値創造と戦略の関係に重きを置いているところだ。(訳者もこの点をとても評価している)

 そして、通常スタッフ部門、コスト部門と認識されがちな財務部とか人事部とかの管理部門における価値創造のありかたにも力点を置いているところも注目である。

 個人も会社もいかにしたらよい価値創造者になれるか… そのヒントが書かれている。ミシガン大学MBAの講義のように、ちゃんと演習やケースが豊富にあるところもオススメだ。

 価値創造家(バリュー・クリエーター)をめざすあなたに是非!
 

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マーケティングやブランドなどのビジネス書のキモのところをてっとりばやく押さえておきたい方におすすめ

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■<ワン・チョット>
 「入門の入門は、商いの原点なのです。」

■<モウ・チョット>
 商いにも新しい時代の波が押し寄せている。大きな流れのひとつは、いわずもがなのIT(情報技術)。「ITが企業戦略の大きな軸になっている」ということだ。もうひとつは「市場の主導権が生活者・顧客に移った」ということだ。

 こうした新しい市場環境の中で、企業が自社のサービスや製品の価値を正しくそして儲かるようにアピールしていくにはどうしたらいいかを「パーミションマーケティング」という言葉に凝縮し、そのエッセンスを提示する本がこれ。

 著者が訳書や著書で出している一連のコンセプト(考え方、哲学、商人魂)を入門の入門というとてもとっつきやすい形でまとめた本である。

 セス・ゴーディンの『パーミション・マーケティング』に源流をなす新しいマーケティグの考え方は、いまや常識となってきている。

 「見知らぬ誰か」に土足で踏み込んでいた従来のビルボードマーケティングから、よろしかったら… というパーミションマーケティングへの切り替えがまず第一、そしてそれは、xxがすきな○○さんへというワンツゥワンマーケティングにも繋がっていく。ITによる市場の変革の中、商いは原点へと回帰することになる。

 パーミションマーケティングをベースにしたeメールマーケティング、ウエブサイト構築など具体的な事例やシミュレーションなどがあり、わかりやすいところがウリだ。最近のマーケティングやブランドなどのビジネス書のキモのところをてっとりばやく押さえておきたい方におすすめ。
 

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紙の本知られざる特殊特許の世界

2001/08/09 19:26

脱力系でありながら、しっかり特許の実務的なところにも気配りしているところがいい

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■ <ワン・チョット>
 「特許の世界にもドンデモなものがある。うーん… 意外や意外!」

■ <モウ・チョット>
 どんな世界にも「フツーじゃない」ないものはあるものだ。特許とて例外ではない。実にユニークというか、面白いというか、唖然というか… いろんなものがあるものである。

 本書は、特殊特許というちょっと変わりダネ特許について、出願者や特許の内容などを独自の調査をもとに解説したものである。

 何で、この人が? え、あの人が?!
 何で、こんなものが特許に?!
 何で、そんな主張ができちゃうわけ?!
 何で、これが特許になるの?!

みたいな世界を道案内してくれる本だ。

 プロセスラーの大仁田厚の特殊プロレスリング、金メダリスト鈴木大地の水泳トレーニングマシン、白塗り女王の鈴木その子の食品特許など、へぇあの人がねぇ… というものから、女性用立小便器(TOTOの製品写真まである!)、メッカの方向を指示するカシオの時計、もぐらたたき目覚まし時計(トミー)など実に興味深いものが紹介されている。

 脱力系でありながら、しっかり特許の実務的なところにも気配りしているところがいい。

 特許の本で、脱力系の本はこの本くらいであろうか…。

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ユニークな発想は、「発見」という心のビタミンをわたし達にくれる

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■ <ワン・チョット>
 「子供、初心者、素人から抜出るにつれ、見えなくなるものも… ある。」

■ <モウ・チョット>
 コンセプト・デザイナーの著者が、これまで様々なモノのデザインに関わってきた経験と、そのプロセスで“発見した”モノつくりの原点をエッセイ風に説いた本である。左右の見開きでひとつのテーマを扱っている。

 メーカーの商品開発や、デザイン構想だけでなく、わたし達の日常に埋没してしまった“素直な目(感性)”を呼び戻してくれる。

 肝心なことは、作る側の勝手な思い入れ(思いあがり)ではなく、使う側のささいな感覚にモノの価値が宿っているというところだ。

 デザインのプロでありながら、素人の目、素直な目、子供の目、老人の目、色メガネをかけない目を心がける著者は、わたし達の目からウロコを落としてくれる。

 使う人の行動を「点」ではなく「線」として意識するところ、モノのデザインに使うときだけでなく使わない時のことも考えるところ… などなど、ユニークな発想は、「発見」という心のビタミンをわたし達にくれる。

 見えなくなってしまったものを、再発見してみよう!

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人間の行動心理を今までとは異なる視点でとらえながら、プロジェクト戦略を練ってみるのも面白い

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■ <ワン・チョット>
 「小さな変化が劇的な変化を生む—まさに複雑系の世界に私達はいる。」

■ <モウ・チョット>
 世の中の現象には、あるとき突然何かが「傾いた」たような印象をもつことがある。小泉人気もそのひとつであろう。すでに小泉内閣メルマガは200万部を超えている(凄い!)。もちろんメルマガだけがその支持行動の表出ではないが、ネット上で影響力を持つ人たちが注目した… の小さな行動が予想もしない読者数の獲得を産み、今後の政治のダイナイックスをも変え得るパワーを持ち込んだことは、ティッピング・ポイント(臨界点)を超えたと言ってもいいのではないだろうか…。(もちろん要因は複数あるのだが)

 本書は、社会現象で突如として現れる劇的な変化をティッピング・ポイント(感染の臨界点)と表現し、その要因と影響力を様々な事例と分析をもとに洞察した本である。

 新商品のバカ売れ現象や、犯罪や病気など社会現象の大ブレイクは、次の3つの基本法則が絡み合っているという。

 1つめは、少数者の法則。口コミ伝染を始動する少数の人々の影響が大きいとする法則だ。イタリアの経済学者パレートが最初に提唱した80:20の法則と同一線上にある。
 2つめは、粘りの要素。これは、口コミ伝染するときの言葉、キャッチコピーの良し悪しによりブレイクするかしないかが影響されるというものだ。心に粘りつくような宣伝文句が大切だというわけだ。
 3つめは、背景の力。これは、環境の要素である。人は陰に陽に環境に左右されやすい存在なのだ。

 犯罪の街NYCが、ある時期を堺に治安が急激に回復した現象や、セサミストリートの番組製作に工夫など面白い事例を分析しながら「感染の臨界点」を探る考察が展開されている。

 商品開発や風土改革など様々な場面で応用が利きそうだ。人間の行動心理を今までとは異なる視点でとらえながら、プロジェクト戦略を練ってみるのも面白い。

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この世で一番の奇跡

2001/08/09 17:56

「私」とサイモンの数奇な関わりが実に素晴らしい虚構をなす。見事というほかはない。

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■ <ワン・チョット>
 「今ここにいる自分…。その存在すら奇跡だ!」

■ <モウ・チョット>
 大人の絵本。(ただし絵はない)
 デジャヴを体験しているような幻想的な感じをうけながら、いつしか物語りの不思議な展開に引きこまれていく。

 「私=著者自身」は、ある寒い雪の日、駐車場でシワシワの外套をまとった老人と出会う。その老人はサイモン・ポッターという名のラグピッカーだった。
 ラグピッカーというのは、日本でいえば街角やゴミ溜めからぼろ布や不要品をあさる乞食みたいなものだ。しかし、サイモン・ポッターは、実は単なるラグピッカーではなかった。
 古新聞やビール缶ではなく「廃品になった人間」を探しては、再生(復活)させるラグピッカーだったのだ。

 本書に登場する「私」は、リアルな世界での存在そのままで、「世界一のセールスマン」、日本では「地上最強の商人」というタイトルの本を出し、それがベストセラーとなり、雑誌社を成功させている社長である。成功している「私」の前になぜ… 「廃品となった人間」を探すという彼が現れたのか…?

 聖人や聖職者を彷彿とさせるサイモンは、「神の覚書」という不思議な文書を私に託すために現れたのだった。神の覚書は、100日間繰り返し読むことで人生が変わるというものだった。
 その覚書は、最後に登場するのだが、とても慈愛に満ち、生きる叡智を与えてくれる素晴らしい内容である。

 それだけを読んでも面白くないのだが、そこに行きつくまでの「私」とサイモンの数奇な関わりが実に素晴らしい虚構をなす。見事というほかはない。
 キリスト教の世界を色濃く滲ませているが、宗教に興味ない人も感動できる内容のストーリーがある。

 自分を見失いそうな不安を覚えている方、超おすすめです。是非!(僕の目から奇跡の雫が流れ落ちた…)

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レミングが崖から集団で飛び降りる話から自分への問いかけという哲学の世界

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■ <ワン・チョット>
 「変化の時代に必要なもの… 目的とビジョン。それは…、なぜ? と思うところから始まる」

■ <モウ・チョット>
 最近、ねずみの寓話が流行りだ。二番煎じが又出たのか… とヒヤカシ半分に手にしたのが本書。しかし… チーズやバターの一連の本とはちょっと異なる趣があり、自分への問いかけという哲学の世界があった。

 本書では、崖から飛び降りる習性をもつ不思議なねずみ、レミング(たびねずみ)の物語を題材に、生きる哲学を考えさせてくれる本である。
 レミングが崖から集団で飛び降りる話は聞いたことがある。その理由は多くの学者の研究によってもまだ解明はされていない。

 前半は大人の絵本、後半に著者の洞察と、読者に考えるきっかけを与えてくれる問いかけがある。前半の物語は、エミーというレミングが、「どうして崖から飛び降りるの?」という素朴な疑問を深化させていく過程を、童話風に進める。長老や妙なコンサルタントなどが登場するちょっと面白いお話である。レミングが、なぜか、みんな崖から飛び降りることに疑問を持たず続けている… という状況設定がこの物語のキーファクターだ。

 ダーウィンが言ったように環境変化に対応できたものだけが生き延びるとはいえ、変化すること自体は目的でもなんでもない。それは、ハウツウの一つだ。大切なのは、本当に追い求める目的、そして何をしたいか… である。

 自分は、「なにのためにここにいるのか?」(目的の意味)、そしてその目的のために「わたしは何をしたいのか?」(ビジョンの意味)を考えるというのは、結構脳みそが汗をかく話である。考え始めると、疲れるものだ。

 xxxになりたい… なぜなりたいの? xxxをしたいから… なぜしたいの?、xxxを得たいから、なぜそれが欲しいの?、…なぜ、なぜ?と問い詰めていく思考のプロセスは、哲学そのもの。

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振り向いてくれたお客さんをファンに育てる仕組みにポイントを置く

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■ <ワン・チョット>
 「感情は理性をコントロールする?!」

■ <モウ・チョット>
 感情的にならずにロジカルにいきましょうよ… てなことを議論白熱した会議などでは言ったりする。しかし、所詮、人は感情の動物。表向きはいくら冷静を保ち、フンフンとうなずいても内心は「プーッ」なんて思ったりする。人が本当に動くのは、ロジカルな納得といっしょに感動、感激、感謝など感情(エモーション)がついてく
る時である。

 モノを買う時も同様。消費者として買う買わないの選択権が100%自分にあるときはなおさらである。
 本書は、どんな商売においてもお客さんの感情をベースに考えようというものである。曰く「感情マーケティング」!!。

 人の感情をベースにビジネスを再構築する感情マーケティングは
 Emotional Mission Management
 Emotional Team Management
 Emotional Loyalty Building
 Emotional Strategic Repositioning
 Emotional Response Marketing
 Emotional Closing Process
というふうに体系づけている。感情は一瞬であるが、それを「点」ではなく、時系列の「線」上の動きにも配慮しているところがミソである。

 本書は前作『あなたの会社が90日で儲かる!』の続編で、前作が広告宣伝における反応アップ作戦だったのに対して、今回は振り向いてくれたお客さんをファンに育てる仕組みにポイントを置いたものだ。

 「21日間顧客感動プログラム」(TM)など、事例を交えた説明がとても面白い。本書のキモのところだ。

 効果的なチラシ、接客方法、購買後のフォローなど、中小の企業事例が参考になる。最後に本書のノウハウで業績を上げた事例339社がリストアップされている。圧巻。

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