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先月(2017年6月)

野村早苗さんのレビュー一覧

投稿者:野村早苗

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フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)誕生!

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 フリー・ザ・チルドレン(FTC)は、1995年、当時12歳のカナダ人少年クレイグ・キールバーガーにより、児童労働の廃止、また国連で採択された「子どもの権利条約」の普及のために、カナダ・オンタリオにて設立されました。以後、子どもの権利条約の中の「子どもの参加の権利」を強く訴え、子どもたちによる子どものための国際協力団体として、アメリカ、ヨーロッパ、アジアへとそのネットワークが広がっています。
 その日本支部であるフリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)は、現在の代表の一人が以前アメリカで環境問題に取組むNGO活動をしていた頃(1997年)、ある雑誌でFTCの活動を知り、子どもたちが主体となって活動していることに大変驚いて日本の子ども達にも紹介しようと思い立ったことから生まれました。帰国後、多くの人たちの協力でFTCJが生まれました。
 FTCJは1999年1月より活動を開始し、これまでにフィリピンでの児童買春や児童労働の実態を視察・調査するためプレダ基金(性的虐待を受けた子どもを救出・保護している施設)への訪問、児童ポルノ廃絶に向けて他団体と協力してプレダ基金の創設者・カレン神父の日本講演会の実施、コソボ紛争による難民支援バザーの開催、プレダ基金所属の15歳子ども活動家・ピアとの交流会の実施、などを行ってきました。
 最初は子どものメンバーが少なかったFTCJでしたが、現在は子どものリーダーも現れ、子どもメンバーを中心に活動しています。現在は、プレダ基金の子どもたちの移動用にジプニーを贈ろう、というFTCJ独自のプロジェクトに取り組み、募金活動に力を入れています。
 また、今秋11月頃に創設者の「クレイグ」君を招聘し、児童労働の現状と問題に取り組むために子ども自身でも出来る事、などのテーマで講演をしてもらう企画を進めています。


「僕たちは、自由だ!」について

 フリー・ザ・チルドレン(FTC)を15歳で設立したクレイグ・キールバーガーは、児童労働の実態を自分の目で確かめるためバングラディシュ、タイ、インド、ネパール、パキスタンの5カ国を旅しました。その冒険記とFTCの活動が紹介されている彼の著書が、この『僕たちは自由だ!』です。
 この5カ国をまわった旅行では、生活習慣や文化の違いに加え、言葉も通じない中、さまざまなハプニングにも遭遇したようですが、マザー・テレサに会ったり、当時のカナダ首相・クエンティン氏と会談をしたり、現地NGOとの出会いがあったりと、一生忘れられない旅となりました。特に、現地の子どもたちとの触れ合いは、なによりも素晴らしい宝になったと、クレイグは本の中に記しています。
 しかし彼は、楽しい交流だけを体験したわけではありません。むしろ、彼が目撃したものは想像を絶する苛酷な児童労働の現状、搾取や虐待されている子どもたちの姿でした。
 彼は著書の中で、「出会った子どもたちのことを多くの人に伝えよう、そして子どもたちが1日も早く安心して生活できる環境を世界中の人と一緒に作っていこう」と言っています。
 そして、「子どもが子どものために声を上げよう!」というメッセージを発信しています。
 このクレイグのメッセージが国境を超えて、より多くの世界の子どもたちに広がっていくことを願って……。 


★フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの公式ホームページはこちら!

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