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  3. 奈良 雅弘さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年4月)

奈良 雅弘さんのレビュー一覧

投稿者:奈良 雅弘

9 件中 1 件~ 9 件を表示

ドッグイヤーと呼ばれる環境激変の時代に適した戦略思考法とは何か。「8つの心得」に集約して解説

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 21世紀初頭,巷には,「変わらねば!」のスローガンが満ち溢れている。戦後の長期安定化の中で築かれてきたわが国の政治システムや経済システムは,恐るべき速度で激しく変化する時代状況にあらがえないばかりか,崩壊の淵にさえ立っており,根本から変わらない限り,もはや国にも企業にも明るい未来はない——誰もがそう感じ始めているし,実際にその通りだと思う。
 しかしながら,簡単に変えるといったって,一体,何をどのように変えていけば良いというのか。この本の標題にある「まず,戦略思考を変えよ!」というメッセージは,正にそうした問いに対して,著者の田坂氏が用意した1つの答えなのである。トップもしかり。ミドルもしかり。全ての人が,自分に深くしみこんだ「思考の枠組み」を変えることで,変革を進めていくこと。それが,この時代に生き残るための唯一の方法だと,田坂氏は考えている。
 本書に出てくる,たとえば「抜去りの戦略思考から先回りの戦略思考へ」という転換。多くの企業経営者は,数字に血眼になり,ライバル企業との抜きつ抜かれつの売り上げ競争にのめりこむ傾向があるが,それが消耗戦を招くだけだということは,火を見るより明らかである。それよりも,時代の趨勢を読み,「次なる主戦場」に先回りするという戦略を構築した方が,はるかに有効性は高いというわけだ。
 また,これ以外にも「山登りから波乗りへ」「組織の耐久時間を伸ばせ」など,新鮮な立論が次々に披瀝されていく。アナロジー的な表現を多用するなど,誰が読んでも分かりやすいように工夫されている点も含め,一般の経営理論書にはない「消化しやすさ」がある。特に,ミドルマネジャーの方は,国や会社のトップが駄目だと嘆く前に,そういう自分自身の思考方法に問題がないのかどうか,本書でチェックしてみるのもいいだろう。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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消費者のレーダー(猜疑心)をかいくぐり,その関心を引くための広告手法を,豊富な実例をもとに解説

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 消費社会の成熟化につれ,広告や販促活動の展開が難しくなるというのは,洋の東西を問わないようだ。なにかモノを買うことが,イコール人生の幸福を約束してくれるなどとは,少なくとも,一定の生活水準に到達した先進諸国の人々なら,もうだれも信じてはいないだろう。多年にわたる消費体験を通じ,人々の間には「広告に対するレーダーの防壁(猜疑心といってもよい)」がすでにできあがっており,素直にメッセージ発信者の考えを受け入れるなどということは,ほとんどありえない。今なお無邪気に発信されつづける「これ買えばハッピー型」の広告は,いまや成熟した消費者のレーダーによって,瞬時に撃墜され,なんの有効性も持てない状況となっているのである。
 本書は,このような時代にあって,企業(およびその代理人としての広告会社)は,いかにして消費者のレーダーをかいくぐり,彼らの懐深く入り込んでいくかを論じたものであるが,その見事さは,それが単なる理論書ではなく,著者の実際の仕事を列挙することにより,きわめて具体的に論じられていることである。たとえば,フレーバーの広告をするために,全米のスーパーに並ぶ3,000万個のマンゴーにステッカーを貼る。シャンパンの新聞広告を,湾岸戦争終結に合わせて掲載し,終戦記念の平和パレードに,広告を切って作った紙吹雪をもって参加しようと呼びかけてみる。ウイットに富むと同時に,社会的インパクトを十分に計算した事例が続々と紹介され,その内容の濃さに圧倒されてしまう。まさに「プロの広告人」にしか書けない1冊といえるだろう。
 広告人対象の本であるが,全編を貫くのは,紋切型・形式主義に陥らないで生きていくことの大切さということでもある。その意味では,ビジネス社会に生きる全ての人にお薦めしたい。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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最新の経済環境をふまえ,先端的な戦略経営理論を体系的に収録。用語集もあり,ビジネス世界の俯瞰に最適

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 世界的コンサルティング会社の俊英メンバーによる,戦略経営に関する最新理論を集めた1冊。内容は多岐に及ぶが,基本的には,刻一刻と変化するビジネス環境(彼らはそれを,開いてはすぐに閉じてしまう「機会の窓」と表現している)に対し,いかにして的確かつスピーディーに判断を下し,行動を起こすかについて,最新事例などを採用しながら,その基本原則をまとめたものといえるであろう。
 また,これらの論文とは別に,本書には,人格的知性(EQ)に関する研究で著名なガードナー教授(ハーバード大学)ら,海外の著名経営思想家5人のインタビューが掲載されていて,これが非常に面白い。とくに同教授のいう「リーダーが語るべき包含的ストーリーと排他的ストーリー」のあたりは,ミドルマネジャーなどにとって,有効性が高い理論である。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本証券投資理論入門

2000/12/28 12:16

最先端の証券投資理論について,きめこまかく理解しやすく解説。証券投資の全容を把握するのに最適

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 本書は,証券投資理論に関するきわめて正統的な入門書であり,「ポートフォリオ」「CAPM」「プレミアム」「信用リスク」「デリバティブ」「オプション」といった,証券理論の基礎概念が,学術的な背景を踏まえて,きめ細かく説明されている。やや難解と思われる数式や数学的表現が登場するため,少し読みにくいと感じる向きもあるかもしれないが,それに耐え読み進むことさえできれば,初心者の方でも,投資理論の世界をかなりの程度まで概観できるのではないかと思う。
 さて,本書の「本筋」としての魅力については今述べた通りだが,本書の真の魅力はもう少し別の角度から語る方がよいのではないかと思う。それは「理論では語れないこと」に対する著者の姿勢という点においてである。
 たとえば,「カレンダー効果」について。これは「月曜日のリターンは他の曜日のリターンと比較して著しく低い」という,証券界では有名な現象であるが,こんな素朴な現象でさえ現在の理論体系(たとえば最先端のブラックショールズモデルでさえも)で説明できないと,著者は語る。そして,こうしたアノマリー(説明できない謎)は,証券の世界に数知れずあることも,著者は率直に語ってくれている。
 経済という人間的な行為において,理論と数式が暴走すると,ろくなことはない。実際,そうした暴走がこれまで無数の経済クラッシュを生んできたことは,皆さんもよくご存知と思う。その意味でも,これから投資理論を学習される方には,ぜひとも本書で「理論」と「現実(理論で説明できない世界)」の双方をバランスよく学び,真に役立つ「生きた知」を身につけていただきたい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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意図的な失敗を通じて,企業全体の戦略バリエーションを増やすという,従来の常識を覆す経営戦略論を展開

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 最近の経済ニュースを見ていて思うのは,経済の世界の有為転変の激しさである。飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し,栄華を極めたかに見えた企業が,いつの間にか競争力を失い,凋落している一方で,「もうアウト」とまで言われた会社が,唐突に時代の寵児に変身していたりする。とくにIT領域などでは,2〜3カ月もウオッチを怠れば,時代は完全に変わっていたりするので,うかつなことは言えないなと,つくづく思う。
 本書の趣旨を一言でいえば,このような有為転変の時代を生き延びていくために,企業は,「百戦百勝」の経営戦略ではなく,「健全な失敗」を意図的に折り込んだ戦略を持つ必要があるということである。常勝ばかりを志向すると,組織は必ず硬直化し,長期的に大きな敗北につながる。長期的に負けないためには,実験(つまり失敗しても許されるトライアル)を積み重ね,つねに新たな戦略バリエーションが組織内に形成されるようにせねばならないというのが,著者の主張である。
 失敗から学ぶことの重要性については,従来も多くの経営書で説かれてきた。しかし,著者のように,失敗することを積極的に戦略の中に位置づけようとまで提唱した例は,ほとんど記憶にない(しかもそれを,50を超える事例から実証的に論じようとしているのだから,著者の肚の据わり方は,なかなか大したものである)。若さゆえに,日本企業の常識におかされていない——それだけで本書は十分に読む価値があるといえよう。
 また,実験行動に関する戦略(ランダマイゼーション戦略)に関し,企業業績への影響を最小化し,将来における価値を最大化させるための具体的な方法にまで踏み込んで考察しようとしている点は,従来の観念的な「学習する組織」論の弱点でもあっただけに,著者の功績として高く評価したい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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テイラー以降の20世紀を代表する経営管理論について,提唱者の伝記的要素なども交え,独自の視点から紹介

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 古くはテイラーに始まり,ギルブレス夫妻,メイヨー,マズロー,ハーズバーグなど,20世紀を代表する経営管理論者たちの業績について網羅的に紹介した本と言ってしまうと,何となく大学の経営学概論の教科書というイメージが強くなる。実際,20名近い人物の理論を,簡潔かつポイントを押さえて紹介している点からいえば,良質な経営学テキストであることは,間違いないと思う。
 ただし,この本の魅力は,そうした網羅性にあるのではない。
 たとえば,各人物の生い立ちや職業遍歴について,非常に熱心に追いかけている点。伝記的要素が付加されることで,理論が生み出された時代的背景も確実に鮮明になるし,また理論の意味合いも,実感をもってとらえられるようになる。本書が,退屈しない読み物となっているのは,大きくは,この方法を採用したことに起因しているだろう。
 また,サイモンやドラッカーなど,教科書的には登場して当然と思われる人物をあえて外し,「スモール・イズ・ビューティフル」の経営管理論を構築したフリッツ・シューマッハーや,マルキシズムの継承者であるハリー・ブレイヴァマン,ポスト産業社会の経営管理論を模索するチャールズ・ハンディなど,どちらかといえば社会思想家としての色彩の強い人物を紹介している点も,かなり特徴的といえよう(とくにハンディの思索は,成長神話を喪失した現在の日本社会にとって,非常に多くの示唆を含んでおり,著者シェレドレイクの選択眼の確かさを感じさせる)。
 経営管理論は,時代を映す鏡でもある。ゆえに私たちは,本書を通じて,20世紀資本主義のたどって来た道を再確認するとともに,来るべき21世紀社会の,さまざまな予兆を読みとることもできるのである。
(C) ブッククレビュー社 2000

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環境とマーケティング

2000/12/01 21:15

過去のマーケティング理念と対比させつつ,環境志向のマーケティングの基本的な考え方を体系的に解説した

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 21世紀の企業経営において,環境問題への対応能力がその成否を分かつものとなることは,今さら言うまでもない。実際,すでに多くの企業は,環境負荷の低い製品の開発にしのぎを削っているし,広報戦略などにおいても,環境重視の経営姿勢をいかにして社会全体にアピールしていくかに,腐心してもいる。ある意味で,環境対応力による企業淘汰は,すでに始まっているのである。
 しかし,環境問題への対応は,企業経営にとっては両刃の剣でもある。従来の生産システムを変えようとしたり,リサイクル・システムを本格的に構築しようとしたりすれば,必然的にコスト高を招来する。しかし,それを行えば,必ずやシェア・アップや売上増が実現されるかといえば,そうとも限らない。舵取りを誤れば,企業にとっての致命傷になることだって,ありえない話ではないのである。
 本書の最大のポイントは,環境問題への対応もまた,企業のマーケティング活動の一環で行われるべきことを,明確に提示していることであろう。いかに技術的に高度な製品を生み出す力を持っていても,それを実際の販売に反映させるシステムを持たない限り,それは企業力ではない。当然といえば当然のことだが,現在の数多の「環境経営」の論者が避けている命題に,著者は正面から向き合おうとしているのである。
 また,著者(大須賀明氏)が大学の先生であり,マーケティングの基礎知識がまんべんなく散りばめられているという意味で,本書は,マーケティング入門書としても,なかなかの出来栄えである。「環境経営の時代のマーケティング入門」というか,21世紀にマーケティングを学ぶ人々には,一種の定本的なテキストとして,お薦めすることができる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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ビジネスプロセスのモデルチェンジをいかに実現するかについて,ツール紹介を含め,実務的にまとめている

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 まず初めに,本書は,昨今流行の「ビジネスモデル特許」の本ではなく,BPM(ビジネスプロセスモデル)について述べた本であるということを,誤解を避ける意味で記しておきたい。現在の激しい環境変化の中にあって,淘汰されないために,企業は,先端の情報技術(IT)を取り込みながら,いかに自己のビジネス手法(プロセス)の抜本的転換を図っていくのか——それが本書の基本テーマであるということができる。
 本書は,3部構成となっている。まず第1部「ビジネスモデルの潮流」では,そもそも「ビジネスモデル」とは何であり,これまでどんな理論が提示されてきたかなど,ビジネスモデルに関する基本知識が提示されている。次いで第2部「ビジネスプロセスの設計技術」では,ビジネスプロセスを分析し,再構築していくための手法が実務的に述べられ,最後の第3部「ビジネスモデルのケーススタディ」では,モデルチェンジの進め方について,事例を通して具体的に提示するという流れになっている。
 BPRの世界に馴染みのない人が読む場合は,たぶん第1部を斜め読みし,次いで第3部を読むというのが,入りやすい読み方であろう。というのも,第2部で詳細に議論されているIDEFやARIS,SCOR,Phiosなどのツール類は,かなり実務を積んでからでないと,十分に使いこなすことが難しいと思うからである。逆に,すでに入門期を終え,スキル向上をめざすという人には,第2部がいちばん重要であろう。
 いずれにしても,観念論としてではなく,リアルな経営システムとしてサプライチェーンを実現していこうとする場合,最終的には本書で提示されているような内容を十分に理解していることが,どうしても必要である。いわば,企業イノベーションのための「共通用語集」として,ビジネスマンは読んでおくべき一冊であろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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最新の実例と政府ガイドラインを踏まえながら,環境会計の考え方と導入方法について,実務的にまとめた一冊

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 企業経営が環境重視でなされねばならないということは,今や誰でも認識していることだと思うが,しかし,実際に何をどう努力すれば環境重視の経営といえるのかとなると,考えはたぶん千差万別である。資源を節約して製品を作っているから環境経営だという会社もあれば,社員が植林ボランティアをしているから環境経営だ,という会社もあるかもしれない。要するに,自己満足の氾濫というべき状況なのである。
 環境会計とは,簡単にいえば,こうした混乱状況を整理し,客観的な評価ができる状態にもっていくための「共通の枠組」というべきものである。そもそも「会計」とは,すべての企業の普遍的な評価軸であり,もっとも客観的にその企業の現況を反映している。つまり,自己満足からもっとも遠い概念をもってくることで,この混沌とした状況に,一定の秩序を与えるというのが,「環境会計」に期待される役割なのである。
 さて,本書は,このような背景を持つ「環境会計」に関し,もっとも最新の実事例(ソニーや宝酒造の事例など)と,最新の日本政府の見解(環境庁『環境会計システム導入のためのガイドライン』)を取りこみながら,実務的にまとめた一冊である。内部環境経営と外部環境経営をきちんと区分けして議論するなど,全体の構成も分かりやすく,これから環境会計の世界に足を踏み入れようとする人には,格好の入門書(および資料集)になっているということができる。
 また,環境会計と経営戦略の関係性について踏み込んで考察している点,欧米各国の環境経営に関する動向が紹介されている点,エコ・ラベルや排出権取引などの環境経営に関するキーワードがふんだんに解説されている点などは,類書にない部分であり,本書の魅力をさらにアップさせている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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