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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

横田順彌さんのレビュー一覧

投稿者:横田順彌

11 件中 1 件~ 11 件を表示

「男」という不安

2001/10/01 18:50

重荷を背負っている男性たちへ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は雑誌の新刊レビューでも取り上げたが、紹介されるのは、こちらが早いことになる。二回紹介するほど、内容が豊かな書かといわれると、正直「イエス」と答える自信はない。ただ、ぼく個人にとっては極めてありがたい書だ。
 この数年、ぼくは仕事の面でも私生活の面でも、大きな迷いを生じ精神的にも肉体的にもボロボロだった。そこで二〇〇一年からは気持ちを切替え、少し、わがままに生きようと考えた。けれど正しいと信じて五十五歳まで続けてきた生きかたは、そうかんたんに変えることができない。そんな時に本書を読んだら、おどろくほど気持ちが楽になった。
 むろん著者の言葉に百パーセント納得というわけにはいかないが、七〇〜八〇パーセントの確率で、いまのぼくの迷いや不安に適切なアドバイスを与えてくれたのだ。この著者の著書を読むのは、これが初めてだが年齢がぼくと近いこと、ぼくが文系人間であるのに対して著者が理系人間であることも関係しているように思えてならない。
 内容を細部にわたって紹介することはできないが、この際、事実を白状してしまうと初老期を迎え数々のプレッシャーと闘っている時、突然、妻と娘に夫としても、父親としても失格者の烙印を押されてしまった男には、実に参考になった。ぼくと同じような重荷を背負っている男性たちには、ぜひ一読をおすすめしたい一冊だ。(横田順彌/SF作家)

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父親だけでなく、むしろ母親たちにぜひ読んで欲しい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 評者は父五十八歳、母四十二歳の年寄りっ子だ。母は病弱でもあり、中学校の入学式には七十歳過ぎの父が出席した。親子の年齢差が大きく評者は両親の愛というものを、感じた覚えがない。
 三十三歳で結婚し二年後、娘を得た。天にも昇る気持ちで、そのひとり娘に、父親として最大級の愛を捧げ、常識人になるよう教育したつもりだった。けれど私立中学入学の半年ほど前から、娘は評者を極端に嫌うようになった。理由は不明。多くの父親と異なり一日中、家で原稿を書き本を読んでいる評者を娘は父親と認識できなかったのかもしれない、あるいは評者が父親として、娘に間違った愛を与えてしまったのではないかと反省もした。
 が、三年前、専業主婦の妻は離婚届けを置いて、大学生になった娘と実家に帰っていった。やはり評者の父親としての子育ては失敗だったのか? そんな時に本書に出会った。「子どもに自立心を与えよう」「仕事の話を聞かすべし」「受験者無視の日本の試験」といった項目を読むと、著者の子育て論、教育論は、評者が娘に接してきた手法と、ほとんど一致している。父親は現実を直視し、現在の教育システムの危機に立ち向かえともいう。これも同意見で、評者は負けが判っている勝負でも、父親とはこうあるべきだと、身をもって娘に見せてきたつもりだった。
 本書の後半は父親論より、教育論にページが割かれているが、評者はこの教育論にも反対しない。ただ子育ては両親がおたがいに意見を交換しあいながら行うのが基本だろう。そんな意味でも本書は父親だけでなく、むしろ母親たちにぜひ読んで欲しい一冊だと思う。(横田順彌/SF作家 2001.6.12)

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紙の本長谷川町子思い出記念館

2001/08/28 14:11

庶民であり、天才漫画家である長谷川町子の私生活

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ぼくは朝日新聞社とは犬猿の仲にある。しかし新聞は「朝日」しか講読していない。犬猿の仲になった理由と、その報道を読むことに関係なかったからだ。けれど、これまで三十年ほど「朝日新聞」を読み続けてきて、この新聞には、ある種の偏向があるという気持ちを、ずっと抱き続けていた。
 が、この一二年前から、少し、その報道姿勢が変わってきたような感じがする。以前にくらべて、根底にある偏向性が薄れてきたように思うのだ。とくに最近、朝刊の「天声人語」、夕刊の「窓」が、これまでのような持論の決めつけ、押しつけをせず、当然のことではあるのだが、読者に判断を委ねるという姿勢を示し始めた。購読者のひとりとして、高く評価したい。
 そこで本書だが、『サザエさん』を中心に長谷川町子の全作品を、読みやすく価格も手頃な文庫版にするという試みにも、拍手を送りたい。いま近隣諸国から、日本の歴史教科書問題が取り沙汰されているが、長谷川町子の作品──とくに『サザエさん』を通読することによって、少なくとも戦後の日本の極平均的な家庭生活、風俗、社会を読み取ることができるのを、多くのサザエさんファン、長谷川町子ファンも気づいていなかった感がある。それを文庫化してくれたことは、漫画によって歴史を知るきっかけにもなるからだ。中でも、この最終巻は別巻で、内容は漫画ではなく、ほとんどが文章だが、庶民の立場に立った視点と天才的な漫画家としての長谷川町子の私的生活の一部の両面を同時に知ることのできる好著といっていいのではなかろうか。(横田順彌/SF作家)

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英米SF黄金期の超大物作家たちの短篇のおもしろさを堪能できる本

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 今月は迷うことなく、この一冊で決まりだ。もっともSFには興味のない読者あるいは近年のSFしか読んでいない読者には、なっとくしていただけるかどうかは判らない。しかし評者のような現代日本SF創世記からのSFファンには、もう目次の作品のタイトルと著者名を見ただけで涙が出そうになる。いまから三十五年〜三十年前ごろ、SFファンになりたての評者は、本書に収録された諸作品をむさぼるように読んだものだ。
 レイ・ブラッドベリの『万華鏡』、ウィリアム・テンの『生きている家』、エドモンド・ハミルトンの『ベムがいっぱい』……。とにかく、懐かしい。したがって、今回の紹介は評者の独断と偏見に満ちている──が、それだけではない。英米SF黄金期の、超大物作家たちの短篇のおもしろさを、この作品集は教えてくれる。最近のSFは内外ともに、長い作品が描かれる傾向が強い。それはそれで文句はないが、とくにSF作品は、ひねりにひねりのきいた短篇にも魅力がある。本書は、そのお手本ともいうべき傑作集だ!!

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異色の健康分析書

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 この書は、事前にまったく知識を持たずに選んだ。著者が気象予報士であることも、女性であることも知らなかった。出版情報誌のタイトルだけを見て、取り寄せたのだ。体調予報とは、なんなのか? 天気予報で翌日の体がわかるとは、どういう意味なのか? とにかに、なんともいえない、ふしぎな気分が沸きあがってきたので、読んでみたくなった。その結果は掛け値なしにおもしろく、満足できるものだった。

 簡単にいえば、人間の体調は天候に左右されるらしいことが、最近、解明されてきたということを述べているのだが、著者が大変な勉強家で、内外の古今の著書を調べ、医師の協力を得、自分自身や身近な人間の症状を例にあげて説明しているので、非常に説得力がある。花粉症は日本海低気圧と関係が深く、喘息には秋の移動性高気圧が影響している。梅雨前線による日照不足が、鬱症状を起こす原因でもある……。など、これまで「あるいは」と思っていたことや、まるで想像していなかった天候と体調の善し悪しを、実に的確に教えてくれるのだ。

 なるほど、そんなに天候と体調の関係が深いのなら、天気予報によって、翌日の体調も予測できることになる。だとすれば、いくつも持病を抱えている評者など、天気予報によって翌日の仕事のしかたを組み立てることも可能だ。着眼点のいい、異色の健康分析書として、ご一読をおすすめしたい。(横田順彌/SF作家 2001.3.6)

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にわか政治関心者にもわかりやすい

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 ぼくは若いころから、選挙速報をテレビで見るのが大好きだった。けれど選挙そのものや政治には、それほど関心がなく、この二十年間程を例にしても、選挙の投票に行ったのは半分ぐらいだ。だが、ここ一、二年の首相の決まりかたや、実生活に影響のある経済状態悪化を目の当たりにして、これは選挙速報だけを見て喜んでいる場合ではないぞ、と思うようになった。
 不況の波が出版界にもおよんできて、仕事が激減したから本気で政治について考えるようになった、というのは、あまりにも調子いいじゃないかといわれたら反論できない。反論できないが、これは事実なのだし、読者の中にも同じような理由で、最近になって政治に関心を持つようになった人もいると思う。そういう、にわか政治関心者に、現在の日本の政治状況と、では誰を総理大臣にすれば、日本が立ち直ることができるかを、非常に判りやすい説得力で教えてくれるのが本書だ。
 政治の解説書というと判りにくく、特定の政党や人物を持ち上げる内容のものが多い中で、本書はやさしい語調ながらも、極めて厳しく現状の政界を批判し、さらに読者にもっと政治に関心を持ちなさいと訴えている。しかも、おもしろい。書下しだから、リアルタイムで、いかに日本の政界が腐敗しているかも理解できる。ぼくも、今後は積極的に政治に関心を持つことに決めた。(横田順彌/SF作家 2001.4.17)

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医者と患者

2001/08/30 19:27

わかりやすくウツ病患者の心理を捉えた良書

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 最近、青年や中高年のウツ病が急増しているという。かくいう評者も、年期の入ったウツ病患者だ。自慢してもしょうがないが、その他にも脂肪肝、過敏大腸症候群、慢性になりかかりつつある気管支炎、腰痛、虫歯……。産婦人科以外のクリニックや医院の診察券なら、持っていないものはないという〔歩く衛生博覧会男〕と自称しているほどだ。当然、それぞれのクリニック、医院の医師との関係は深い。それでタイトルにひかれて、この書を読んでみた。
 と、読み始めるまで知らなかったのだが、この著者は精神科医で、患者と医師の関係を多くの部分で精神病者と医師や看護婦を例にして説明している。これは評者の勉強にもなると、期待感いっぱいでページをめくった。その期待は裏切られなかった。これまで評者は、ウツ病に関する書を何冊読んだか判らない。しかし、この書ほど判りやすくウツ病患者の心理を捉え、患者と医師は、どう向き合っていったらいいかを教えてくれるものはなかった。
 評者もそうだが、患者としては外見からは判らない精神的苦痛を、熱心に聞いてくれる医師に頼る。そして、それによって気持ちを軽くする。ところが、それがある場合においては医師の苦痛を引出しかねないことがあるのだという。では医師と患者は、どう付き合っていくのが最善なのか? 本書がそれを教えてくれる。いい本に出会えたものだ。(横田順彌/SF作家 2001.7.10)

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花井さんは、とんでもないことになっていたのだった

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 今月は、紹介書を何にしようかと、十冊近く読んだが、この書で決まり。かつて、一緒にティーンズ小説の新人賞の選考委員をしたこともある花井さん。最近、あまり作品を見かけないし、テレビなんかにも出てこないと思っていたら、とんでもないことになっていたのだった。
 いやはや、おどろいた。実は何を隠そう、評者も借金持ち作家だが、大金を所有するということが、これほど人生を狂わすとは考えもしなかった。それは、財産は無いよりは有るほうがいいとは思うが、それも、ほどほどに限ると痛感した。お金というのは、人類が生み出した最大の失敗物であることが、この書を読むと、ほんとうによく判る。 金持ちになると、急に親戚が増えるというのは、有名な警語だが、同時に絶体絶命の状態に陥った時、誰が真の友人であるかも、この書を読めば、よく判る。この書は、もう仕事も財産も先が見えてきている評者などより、十歳代〜二十歳代の人に、ぜひとも読んでいただきいた。あえて偉そうにいわせてもらうが、人生というのは、そんなに甘いものじゃないんだよ。
 評者には何もできないけれど、とにかく花井さんには、頑張って欲しい。頑張れ、花井愛子さん!!

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久々にいい航空SFを読んだ

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 黎明期の飛行機が好きだ。腹の立つ時は、いつも大正五年刊の『快飛行家スミス』を読む。明治末期から大正時代にかけて、自ら設計、製作した飛行機で曲乗り飛行をし天才飛行家といわれた青年の半世記だ。日本にも二度やってきた。この本を読むと、腹立ちがおさまる。いま、ぼくは某事情で腹が立っている。そこで『快飛行家スミス』を読もうと思ったら、若い友人が飛行機ではなくヘリコプター小説だが『回転翼の天使』を、ぜひ読んでみてください、といった。
 読んだ。おもしろい。ストーリーは、若い女性が弱小ヘリ会社で、あこがれの空を飛ぶ。それだけだ。明るさに惹かれる。明るい小説は気分がいい。しかし、この作品が、ぼくをより楽しませてくれたのは、細部の技術的な描写や、航空法などに関する部分がいいかげんでない点。ついつい、ごまかしてしまえと思いたくなる箇所を、きちんと調べて描いていることに著者の誠意を感じる。カバー画と本文中のイラストが、少々気に入らないが、久々にいい航空SFを読んだ。立腹がおさまった。

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野菜のルーツを探った読んでいて楽しく、勉強になる本

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 ぼくたちが食事時やおやつに食べる、いわゆる野菜。イネ、ムギ、ジャガイモなどのルーツを探り、それらが、どのように世界中に広がり、同時に改良されて、いまのような形態になり、われわれの口に入るようになったか。これを判りやすく紹介した書だ。『役に立つ植物の話 栽培植物学入門』とあるので、なにやら、こ難しそうにみえるが、読んでみると、非常におもしろい。
 たとえば、日本人はおやつにしているトウモロコシ、この原産地はどこかごぞんじだろうか。トウモロコシはアメリカ大陸の先住民が栽培していたものだ。これを世界に広めることになったのは、コロンブスの新大陸発見による。コロンブスはトウモロコシをスペインに持って帰った。これが、たちまちヨーロッパ中に、伝わり、さらにアフリカにも伝播する。中近東、インドを経て日本に伝えられたのは十六世紀末という。それでは日本ではトウモロコシが生産されているかというと、この(種子)の生産はゼロだ。それはなぜか? 読んでいて楽しく、勉強になる本だ。

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紙の本ツェッペリン飛行船

2000/11/08 18:28

飛行船の誕生から消えゆく過程までを判りやすく説明したファンには見逃せない一冊

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 人間は大昔から、空を飛ぶことを夢見てきた。そして、ついに気球、グライダー、飛行船、飛行機、ヘリコプターと次々に空飛ぶ道具や機械を発明・完成していった。その中でも飛行船は、黎明期の飛行界で大活躍をした。現在の空の王者である飛行機よりも早く空を飛び、その巨大で華麗な姿は人々を魅了させずにはおかなかった。が、やがて飛行船は当初の輸送手段という目的に反して、戦争の兵器として使用されるようになる。本書は、その飛行船の誕生から消え去ってゆく過程を、社会状況に合わせ、判りやすく説明するとともに、飛行船の生みの親・フェルデナント・フォン=ツェッペリン伯爵の生涯をも解説してくれる。著者が何十年間にもわたって収集した絵はがき類がふんだんに盛り込まれ、楽しさを倍増してくれているのもうれしい。ひとつだけ苦言を呈するならば、黎明期の空のライバルであった飛行機の説明に、二、三誤記が見られることだ。初歩的なミスだけに、その点が惜しまれる。とはいえ、飛行船ファンには見逃せない一冊といえよう。

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