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秋元 通晴さんのレビュー一覧

投稿者:秋元 通晴

「相性がよい」という経営者の「思い込み」で合併すると失敗する。成功するための7つの法則はこれだ

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 魚のように泳ぎたい鳥と,鳥のように飛翔したい魚が,泳ぎたい,飛びたいという思い込みだけで合体してみたら,空も飛べず海も泳げなくなってしまった。英国の経済誌「エコノミスト」7月22日−28日号は「こうして合併は失敗した」と題する巻頭記事を掲げ,上半身が魚で下半身が鳥という奇妙なイラストを表紙にしている。東京から新大阪に向かう新幹線の車中で本書を読み出した評者の頭の中にこのイラストがぱっと浮かび,目から鱗がぽろっと落ちた。「そうか!これか!」と思わず膝をたたいたら,隣に座っていた女子学生に「なんや,このおっさん」とばかり,にらまれてしまった。
 本書の邦訳タイトルは『勝利する企業合併』となっているが,原題は“ After the Merger”(「合併はしたけれど…」)。
 3人の共著者の所属するA.T.カーニー社が,1998年と99年に世界中各地で実施した調査によれば,115の合併事例のうち実に6割が「うまくいっていない」(p.6)−−なぜか。それは,世界中の多くの経営者が「相性がよさそうだ」という単なる「思い込み」だけで合併を決断し,合併後の新会社についての具体的な経営方針を持っていないからだ,肝腎なのは「合併後の統合過程」だ−−ということを豊富な事例(失敗事例)を駆使して説き,「合併後の統合を成功に導く7つの法則」を提示している。久々に面白く,読みやすく,ためになる経営書を読んだというのが読後感。
 本書の序に「世界中でどこを見ても,会社員が一生のうち少なくとも一度は合併を経験する可能性は高まるばかり」であり,経営者がM&Aにかかわる可能性は「ほぼ100%」とある。評者も直接,間接に,2度,合併を経験している。だから,本書が指摘していることは,「本当にもっともだ」と実感できる。まだ読んでいない人は,是非,読んでみてほしい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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メリハリのきいた具体的施策を果敢に実行する「意思決定力」を発揮することこそが経営者の使命

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 読みやすく,知的刺激に満ちた,非常に面白い本だというのが,読み終わっての感想。
 実は,最初に本書を手にした時は,読み難そうで気が重かった。いかにも経営学教科書的なタイトルの本だし,文字も横組みでなにやら難しそうなチャートがいっぱいある。ところが,いざ読み始めると,これが案に相違して極めて論旨明快で読みやすい。「トップは単なるチアリーダーではないのだ」(218ページ)などと過激なことも書いてある。
 著者は,本書で,「リストラ」とは「人減らし」の同義語だと思い込み,効率化,経費節減の大号令をかけることでこと足れりとしがちな経営者に,警鐘を打ち鳴らしている。自己の事業全般を見渡して,どこに,どれだけの経営資源を,どれだけのスピードで投入するかを見極め,メリハリのきいた具体的施策を果敢に実行する「意思決定力」を発揮することこそが経営者の使命だ−ということを,4つのケーススタディーと最新の経営学理論を駆使して説き,最後に著者の提言がまとめてある。それは…,というところで,紙数が尽きた。それは,皆さん自身,読んで確かめてみてほしい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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