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早川書房編集部さんのレビュー一覧

投稿者:早川書房編集部

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本昏き目の暗殺者

2002/12/08 19:29

編集部コメント

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 稀代の物語作家アトウッドが贈る、ブッカー賞、ハメット賞受賞作。
 本書は「あらゆる物語の粋を集めた」といえる大作です。82歳のおばあさん(これがなかなかイジワルな曲者!)が語る回想記の形をとりながら、さまざまなストーリーがこめられた物語なのです。裕福でありながら時代に流され、没落していくある一族の波瀾に満ちたサーガ。身分違いの切ないロマンスに複雑な三角関係が絡む恋愛物語。登場人物が発表し物議を醸すことになる作中小説『昏き目の暗殺者』(そう、本書と同タイトルです)のなかで男女が寝物語に紡ぐパルプSF。そして、物語全体を覆う神話的ファンタジイ・・・。

「難しそう」と躊躇している方に、ぜひオススメしたい、思わず笑ってしまうところをご紹介しましょう。それは、“作中作中作”となっているSF小説の部分。通俗的ないかがわしさがあって、なんともいい味を出しています。章のタイトルに「桃女(ピーチ・ウーマン)」なんていうのがあるのですよ! ここはひと昔前のSF映画を観ているような気分にさせられ、ニヤリとすること請け合いです。
 それから、タイトルの「昏き目の暗殺者(直訳すると“盲目の暗殺者”)」には、いくつもの意味が込められているのですが、いちばんわかりやすいのが、やはりこのSF小説の中に出てくるある惑星の話です。絨緞など凝った手工芸が尊ばれるその地では、作業に適しているのは子どもの小さく細い指。でも、あまりにも過酷な細かい作業で子どもたちはすぐに視力を失ってしまいます。絨緞のクオリティを計るのに、どんなことが物差しにされることやら・・・。そして、その子どもたちの第二の人生とは・・・。残酷でブラックな世界をお楽しみください。

 ここで、アトウッドについて簡単にご紹介を。
 小説のほか詩・評論などでも活躍する「カナダ文学の女神」。1966年詩集『サークル・ゲーム』でデビュー。1986年発表の『侍女の物語』で自由を束縛された未来社会を諷刺に満ちた筆致で描き、ジャンルを超え、世界中にその名を知らしめた。本書で英国圏最高の文芸の賞であるブッカー賞、北米の優秀なミステリに与えられるハメット賞を受賞。

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『マイノリティ・リポート』の原作者フィリップ・K・ディックのすべて

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『マイノリティ・リポート』『ブレードランナー』など、大ヒット映画の原作者であり、夢と現実の区別、本物と偽物の境界が曖昧になった世界の恐怖を描き、人間心理の奥深さを追究してきた幻視者フィリップ・K・ディック。その魅力のすべてを本邦初訳短篇「不適応者」、作家(恩田陸、川又千秋、神林長平、小林泰三、田中啓文、野阿梓、藤田昌矢、森下一仁)が選ぶマイ・ベストPKD、高橋良平による原作映画案内、チャールズ・プラットによるインタビュー、座談会(大森望、香山リカ、中原昌也、柳下毅一郎、渡部麻紀)、エッセイ(中野善夫、大場正明、香山リカ)、評論(東浩紀)、作品解題や年譜など、バラエティあふれる内容で紹介するディック・ガイドブックの決定版です。

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編集部コメント

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 ご好評をいただいております〈紅の勇者オナー・ハリントン〉シリーズ第5巻『航宙軍提督ハリントン』をお届けいたします。
 前巻『復讐の女艦長』のラストで、これまで奉職してきたマンティコア王国航宙軍から半給休職を申し渡されたハリントンが、本巻では、なんと友邦グレイソンに招かれ、その航宙軍の提督の座に就任することになります。

 対外拡張政策を推し進めるヘイヴン人民共和国の脅威に対し、戦力の充実を急ぐグレイソン航宙軍は、有能かつ戦闘経験豊富でありながら軍を離れていたハリントンに白羽の矢を立て、彼女を提督として迎えたいと要請した。これを引き受けたものの、これまで大規模な艦隊を指揮したことがなく、突然に提督となった自分の立場に困惑するハリントンでしたが、彼女は天性の指揮官としての才能を発揮し、優秀な幕僚たちに支えられながら艦隊の戦力を整えていく。しかし、その頃ヘイヴンでは、マンティコアとグレイソンへの侵攻作戦が開始されており、しかも、グレイソン国内では現政権に不満をもつ保守勢力のテロが発生していた……この二重の危機にハリントンはどう立ち向かうのか?

 迫力の艦隊戦シーン、多彩な登場人物といった魅力はそのままに、ますますの盛り上がりを見せるシリーズ第5巻『航宙軍提督ハリントン』。続きは、どうぞ本書でご堪能ください。

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戦乱の大地 上

2002/11/06 22:34

編集部コメント

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 日本全国のブリン・ファン、知性化宇宙ファンの皆様、大変お待たせいたしました。〈知性化の嵐〉シリーズ第2巻『戦乱の大地』をお届けいたします。

 六つの知性種属からなる住民が銀河列強の目をのがれて隠れ住み、共同文化を築きあげる辺境の惑星ジージョに、ある日宇宙から漂着した記憶喪失のヒトの男、そして彼のあとに続くかのようにやってきた巨大な宇宙船……SFファンなら誰もがわくわくするような舞台立てで始まった前作『変革への序章』。その衝撃のラストの直後から『戦乱の大地』の物語は始まります。
 ついに銀河列強に存在を知られてしまったジージョの六種属たち。その眼前に、空を覆い尽くさんばかりの巨大な宇宙戦闘艦が現われた。しかも、その艦から地表に降り立ったのは、傲岸不遜かつ冷酷非情なことでその名を知られる列強種属ジョファー! ジョファーによる悪逆非道な侵略に対し、圧倒的に不利な状況のなかで、かつての平和な暮らしを取り戻すべく、策を練り、反撃の準備を進める六種属たち。やがてジージョはかつてない戦乱の嵐に巻きこまれていく……。
 前作から引き続き登場する魅力的なキャラクターたちに加え、知性化宇宙シリーズのファンにはおなじみの、「あの」宇宙船とそのクルーたちも登場し、物語は銀河列強をゆるがす大事件へと、前作を上回るスケールで展開していきます。
 圧倒的な迫力と怒涛の展開を、どうぞ楽しみください。

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太陽の闘士 上

2002/11/06 22:31

編集部コメント

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 オーストラリアの俊英SF作家コンビが、緻密に構築した世界観のもとに描きだした、迫力満点の冒険SF〈銀河戦記エヴァージェンス〉シリーズ第1巻『太陽の闘士』をお届けいたします。

 物語の舞台は、多くの種に分化した人類が、幾多の星間国家を築く、遠未来の銀河系。そうした星間国家のひとつである帝国連邦の女性情報士官モーガン・ロシュと、宇宙空間を生命維持カプセルで漂流しているのを発見された記憶喪失の男アドニ・ケイン、そしてロシュの腕に接続されている超高性能AIのボックスを軸として物語は進行していきます。
 敵対国家ダート・ブロックの艦隊から待ち伏せを受けて乗っていた宇宙艦を失い、荒廃した犯罪者植民地の惑星に不時着したロシュたち。ダート軍の追撃を受ける中で、ケインは驚異的な知能と戦闘能力を発揮しはじめる。執拗に追撃してくるダート軍の真意、謎だらけのケインの正体、そして逃亡を続けるロシュたちの運命は……!?
 謎とスリルを満載しつつテンポよく進行していく物語、魅力的な登場人物などなど、近年とみに隆盛を見せるオーストラリアSFのもつパワーを体感できる一作といえるでしょう。SF初心者の方にも、長年のSFファンにも自信を持ってお薦めいたします。

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