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  3. 渡辺 保史さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年4月)

渡辺 保史さんのレビュー一覧

投稿者:渡辺 保史

17 件中 1 件~ 15 件を表示

中小企業の経営者向けに,分かりやすいQ&A形式でIT(情報技術)導入の進め方を具体的に指南

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 「日本経済を真に支えているのは,中小企業だ」とよくいわれるが,IT(情報技術)革命真っ只中にあっても,中小企業がITの恩恵を十分に蒙っているかといえば,一般には心もとないのが実情だろう。中小企業のIT化が立ち遅れている要因の中で特に問題なのは,IT活用に対して明確なビジョンを持ち,リーダーシップを発揮できる経営トップが少ないということだ。
 本書は,IT活用が業務の効率化やコスト削減の手法という以上に,今や経営戦略そのものに直結する大テーマだ,という観点から,経営者層が企業へのIT導入や活用を考える上での具体的なヒントが詰まったQ&A集。「うちの会社では情報システムに詳しい社員がいません。どうしたらよいでしょう?」といった初歩的レベルから,「ハードウェアを自社内に置くのか,アウトソーシングにするのか,どちらがよいでしょうか?」という突っ込んだ質問まで全70項のQ&Aは,IT問題に苦悩している経営者にとって大きな福音になるだろう。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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「ダイヤルアップじゃ我慢できない!」と思ったら,この本を手にとってみよう

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 今年(2001年)は,日本にとってブロードバンド常時接続が本格的に普及する年となるだろう。昨年来,ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line:非対称デジタル加入者線)やケーブルテレビのインターネット接続,さらには光ファイバーと,従来のISDNを遥かに超えるハイスピードで常時接続のインフラが整い,急速にユーザーを増やしている。しかし,いきなりさまざまなブロードバンドのサービスが出てきたため,何を選択したらいいのか頭を悩ませている人も少なくないのではないか。本書は,ムック形式となっているため,ビジュアルもふんだんに使いながら,インターネット初心者でもサービス選択のポイントがわかるように編集されている。いち早く常時接続を使っているユーザーの「お部屋拝見」を皮切りに,ネット生活や仕事のスタイルがブロードバンドでどう変わっていくのかを展望。そして,ADSL,フレッツISDN,ケーブルテレビ接続,光ファイバーのそれぞれについて,サービスの詳細な解説と実際に利用する際の接続や設定の方法も丁寧に解説している。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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ネットワークによって活性化した「新地域人」たちの行動力を高く評価

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 インターネットというと未だに「世界に向けて情報発信」とか「個人と世界がダイレクトにつながる」という抽象的で漠然としたイメージを持つ向きも少なくない。そういう側面もあるにはあるのだが,このところ大きな注目を浴びると同時に期待されているのが,地域コミュニティーを再発見・再構築する環境としての役割だ。地に足をつけて暮らす生活者同士が,今までにないカタチで出会い,交流し,協働する場を立ち上げていくために,ネットワークを駆使する動きが全国各地に芽生え始めている。
 本書は,そんな動きの先鞭につけた,横浜市のニュータウンで1年8カ月にわたって展開された地域内ネットワークの活動の記録である。野村総合研究所と慶応義塾大学の共同社会実験プロジェクトとして始まったこの「緑えんネット」は,最終的に1000人近い住民が参加し,小中学校の情報教育との連携や地元商店街の盛り上げ,各種のイベントなど,ネットによって新たなつながりを見出した「新地域人」たちの台頭を促した。かつて,官主導の地域情報化の試みは大部分が根づかずに終わったが,住民が主役となって地域コミュニティーの問題解決力を増幅する,情報環境がデザインしうる可能性を,本書はリアリティーをもって示している。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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混戦のネットビジネス,新興企業と既存企業それぞれの発展・変革のシナリオを整理

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 「いまやインターネット・ビジネスは,国の内外を問わず,新たなフェーズに入った」と著者は明言する。この新しい段階において,新興企業つまりネットベンチャー企業と,IT関連や金融,自動車などの既存企業がどのように市場での覇者となるべく戦略を打ち立て,従来にない関係や価値を創出しようとしているのか,その具体的なシナリオを整理しているのが,本書である。
 戦国乱世にもたとえられるネットビジネス界の熾烈な闘い。それは,斬新なビジネスモデルをひっさげて登場したネットベンチャーの先制攻撃で幕を開け,その後,ネットバブルの崩壊と時を同じくして大規模な反撃を開始した,潤沢な経営資源を持つ既存企業が加わり,まさに混戦状態。著者は,今後この闘いは,新興企業と既存大手企業の合従連衡という第三段階に突入し,企業規模や系列,業種を問わない新たな経済的共生関係をビジョンとして描けるかどうかが勝ち残りのポイントとなる,と指摘している。
(C) ブッククレビュー社 2000

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IT時代を支える原動力・SEの創造性を高めるには?

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 情報システムやソフトウェアの開発に日夜取り組むシステム・エンジニア(SE)は,どのようにしたら自らの仕事を創造的にこなせるのだろうか?——これが,本書のかかげるテーマである。そもそも,プログラムという抽象的・論理的な創造物をつくりあげる仕事に携わるSEの仕事は本来『創造的』であるが,現実問題としてSEの多くが必ずしも十分にオリジナリティあふれる仕事を遂行できる状況にはないこともまた事実である。そこで本書では,SEのタイプを『提案型』と『開発型』にわけ,それぞれのタイプに特有の創造活動が存在するとしたうえで,各人が最大限に創造性を発揮できるチーム編成やその運営方法,また開発の各フェーズにおける創造的な活動のあり方を平易に論じている。本文の随所にSEが現場で直面しがちなエピソードが差し挟まれたり,別項のコラムで少し目先を変えた考えを提示するなど,地味になりがちなテーマを上手に編集している。
(C) ブッククレビュー社 2000

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人と組織の変革をうながす“変革アート”の思想と方法論を詳細に論じる

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 著者のワインバーグは,これまでに「ソフトウェア文化を創る」という一連のシリーズのもとに,3冊の本を著している。これらの3冊では,ソフトウエア工学の現場に携わる人々に向けて,プロジェクト管理や人間関係の調整・管理の能力を培っていくことの重要性を唱えた。そしてシリーズの最終巻となる本書では,これまでの3巻で対象としてきた個人の行動力の問題を包括する,組織変革という大テーマをあつかっている。
 高品質のソフトウエアを効率的に生み出していくための組織は,どのようにして実現可能なのか? こうした難問に対しては,これまでもさまざまなアプローチが展開され,幾多の失敗と成功が繰り返されている。とりわけ日本では,主に米国から“輸入”された組織変革のためのマネジメント手法が一種のブームのように注目されては消えていくという図式が続いてきた。
 これに対して本書では,組織変革とは旧い状況が一挙に新しい状況へと移行していくことだとする従来のコンサルタント的な変革ビジョンとは一線を画し,「変革とは,旧い状況をほとんどそのままにしておき,そこにごく小さな変革を付け加えるだけに過ぎない」と断じる。ただし,こうした小さな変革の積み重ねを組織が持続できるためには,組織の成員ほとんどが「変革アーティスト」としてのセンスやスキルを持たねばならないとし,本書の中盤では,人が変革アーティストとして組織変革を予見しつつ,自身が組織のなかでどう行動していくべきかを説きつつ,読者に対して膨大で実践的な「練習問題」を提示している。
 決して読みやすい本ではない。この本の記述を十分に理解し実践につなげていくには,著者が言うように,さらに数十冊の関連文献を読み込み,数千時間の試行錯誤を必要とするだろう。その意味で,このシリーズは人と組織の変革へ向けた「触媒」あるいは「ナビゲーター」のような存在である。派手に効能書きされた類書に比べれば,はるかに地味でベーシックな内容だが,それ故に地に足がついた着実な組織変革を望む読者にとっては非常に強力な武器となるだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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効果的なビジネス・データの分析・活用を可能にする情報システムを構築した13社のケーススタディー

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 本書で取り上げるビジネス・インテリジェンス(BI)とは,日々の業務で発生するトランザクション・データを基幹系システムから取り込み,時系列で蓄積するデータ・ウエアハウス(DWH)を基盤として,そのデータから業務上の問題点を発見し解決策を模索するための一連の分析型ツール群を指す。
 日本マクドナルド,キヤノン,ダイエーなど13業種(社)におけるBIの導入・構築の実際を詳細に解説している。
 本書によれば,1995年頃に巻き起こったDWHのブームでは,「あらゆる分析が自由にできる」というベンダー側の売り文句に踊らされ,結局は活用されない大量のデータだけが残ってしまった。BIではこの反省に立ち,ユーザー部門を巻き込んで業種や業態に応じた明確な目的・目標を設定し,BWHを「小さくつくって大きく育て」てデータの分析につなげていくというスタンスが重要だと説く。ベンダー主導のお仕着せではなく,地に足がついた「企業の知」を体現する情報システムを欲する担当者には是非一読を勧めたい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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グラフィックの定番ソフトを企画のための道具として使いこなす技法を指南

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 Adobe社の「Illustrator」といえばグラフィック・デザイナー御用達の定番ソフト。
 そのIllustratorを,ビジュアルな図解型の企画書をつくる道具として使いこなしてみよう,というのが本書のテーマだ。筆者が冒頭で「デザインにはさまざまな意味があり,意匠や図案といったデザイン本来の意味のほか,着想や企図,構想といったことも広範にカバーしていて,つまり目的に向かって思考を構築していくことすべてがデザインの領分」と語っているように,Illustratorを単なる「キレイなお絵描きツール」を超えたところに位置づけ,その可能性を実践的に示しているという視点は非常にユニークといえよう。
 このため,本書の構成も前半ではまず,コンセプト・デザイン=企画の本質と表現上の問題を扱い,続く後半でツールを用いた実践に入っていく,というスタイルをとっている。
 すなわち前半では,「よい企画書とはどういうものか」「図解はすべてシンプルであること」といった企画の“原論”に始まり,より具体的にインパクトがあって分かりやすい企画書を仕上げるための表現の“美学”について「少なく言い切る“ミニマム・コンパクトの法則”」「象徴するものが無言で語りかける“シンボルの誘惑”」といったポイントで整理。
 さらに,言うべきことの最小単位=ユニットと,典型的なイメージ=パターンの組み合わせによる図解の“理論”を踏まえ,コンセプト・メーキングという作業をプロセスを追って解説している。ここまでの章だけでも,ソフトの使い方マニュアル的な解説本ではカバーされていない,思考のデザインの奥義を知ることができ,企画のブラッシュアップに頭を悩ませている読者には大いに役立つものと期待される。
 続く後半部分は,図解を構成するユニット+パターンの組み合わせと応用例について,豊富な実例紹介をもとにしたチュートリアルとなっている。また,付属のCD-ROMにはIllustratorですぐに活用できる図解パターンのサンプル・データが400点収録されている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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2000万ユーザーを超えたiモードのビジネスモデルの検証と次世代ケータイの可能性

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 驚異的なペースでユーザーが増え,さまざまなコンテンツやサービスが立ち上がる携帯電話経由のインターネット・サービス「iモード」。本書は,すでに2000万ユーザー以上にのぼるiモードをはじめとする「ケータイ・ネット」の急成長の要因を分析するとともに,そこで展開されるビジネスモデルの検証,さらには2001年から開始予定の次世代携帯電話「IMT-2000」の可能性にいたるまで,簡潔にして十分な記述のなかに網羅している。
 実際にケータイ・ネットのビジネスに携わる若い著者が執筆しているため,内容は類書にありがちな総花的なものにならず,ビジネスの現場感覚を踏まえたリアリティーあるものになっている。特に,iモードでゲーム・コンテンツやコミュニティー・サイトを提供している企業のビジネスモデルについて,取材をもとに検証しているくだりは,この種のビジネスを検討している読者にも有益な内容といえよう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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フリーウエア/シェアウエアを活用し,7日間・低予算で構築するセキュリティー・システム

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 クラッカーによるWebサイトの侵入や破壊,データの盗用・流出...インターネットの普及,ネットの常時接続は企業の情報システムを無数の“危機”にさらすことになった。
 本書では,企業にとって最も重要な富の一つである「情報」の防御の重要性を分かりやすく説いている。セキュリティー関連の類書は最近増えてきたが,この種の知識があまりない経営トップや管理部門の担当者を主な読者ターゲットと想定しているために,記述は懇切ていねいだ。
 最近の不正アクセス事件など状況の概観から始まり,セキュリティー不在によるリスクの検証,ネットワークによる業務効率化のポイント整理,そして実際のセキュリティー・システムの導入にいたるまで,情報防御と業務の効率化を同時に進める一石二鳥のアプローチを提唱している。高価なシステム導入でなく,フリーウエアやシェアウエアを徹底活用することで,早く安上がりに,それでいて確実なシステム構築が可能だと主張している点がユニークといえる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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“国民不在”の放送ディジタル化論議に,冷静な問題提起を投げかける

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 本書は,1997年からスタートした同じ著者による「放送ビッグバン」シリーズの4作目。今回は,BSディジタル放送のスタートによって「元年」を迎えた放送のディジタル化論議で置き去られたままの「国民=視聴者にとってのメリット」という見地から,公平かつクールに問題にアプローチしている。
 3大都市圏で2003年から,全国でも2006年からスタートする地上波ディジタル放送は,視聴者にとって明確なメリットを訴求できずにいるばかりか,当面併存するアナログ放送とのサイマル放送のために全国で1000万世帯に受信障害が起きる恐れがあり,同時にそれは放送局側にとっても過剰な設備投資および維持コストの負担として重くのしかかっていることを指摘。そうした問題を乗り越えてなお視聴者がメリットを享受できる放送のディジタル化の可能性はどこにあるのかを考察している。
 ディジタル化の去就がどうなろうと,確実なことは現在のピラミッド構造の全国ネットワークが崩壊し,そこから水平的な映像ソフト流通の可能性が開けてくることであろう,という予測は説得力を持つ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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市民による映像番組へのアクセスこそが,ローカル放送局の生き残りのカギと主張

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 「テレビはただ見るだけではなく,使ってこそ価値のあるもの」——放送評論家である著者はこんな主張を30年も前から唱えていた。その主張は,ディジタル放送という大波によって,いよいよ現実味を増してきたようだ。
 本書では,市民によるテレビへの参画=メディア・アクセスを推進することこそが,ディジタル時代の放送局の命運を左右する戦略であるとの見地から,米国におけるアクセス番組の動向,日本でも各地で目立ってきたアクセス番組への模索などの事例を引いて,テレビ業界の変革の方向性を展望している。
 市民がテレビ放送の受動的な視聴者という立場を超えて,より能動的に放送番組の企画や制作に参画するというメディア・アクセスの動きは,1970年代から欧米で勃興し,市民による自由な情報発信や表現のプラットフォームとして機能してきた。著者はそうした歴史的な経緯を実際にリサーチしてきた経験を踏まえた上で,放送の未来を市民主導の仕組みづくりにあることを見抜いている。特に,これまでは在京キー局の言わば下請け的な存在に甘んじていた地方のローカル局が,市民のニーズに向き合い,さらには番組づくりのプロセスに市民を巻き込んでいくことにこそ,ディジタル時代の生き残りの戦略があるとする点は,ディジタル放送をテーマにした他の多くの書籍にはない重要な問題提起が含まれている。熊本での「住民ディレクター」の養成の試みなど,例示されるケーススタディーはその主張を明確に補完している。
 情報メディア環境の成熟が「地方の時代」をもたらすという予見はこれまで再三語られてきたが,本書の次のような記述には,これまでの空疎な地方ユートピア論とは異なるリアリティーを感じる。「テレビは中央からの文化を伝達するメディアであったが,これからは地域住民とコミュニケーションするメディアに転じなければならず,少なくともローカル局は地域社会にどっしりと根をおろしたコミュニケーション・メディアに変質する必要に迫られているといっていい」。
(C) ブッククレビュー社 2000

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人が成長していく集団とは何か?福祉・医療・教育などの活動に有益なヒント

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 グループワークとは,「集団を構成する一人ひとりの個人の成長と社会的機能を獲得できるように,グループワーカーの専門的な援助を得て展開される社会福祉の援助方法」である。本書では,欧米では19世紀半ばのYMCA(キリスト者青年会)の創設以来,連綿とした歴史をもつものの,まだ理論面や実践の方法論としては確立したとは言い難いグループワークの,基本的な知識をまとめている。
 構成は,グループワークの意義やこれまでの活動の歴史などについて述べた基礎編と,実際の活動を進めるにあたって欠かせない援助の基本原則やワーカー(援助者)の資質や役割などを解説した実践編に分かれ,巻末には参考資料として,障害をもった児童・生徒を対象としたキャンプ活動のような事例紹介もある。
 社会福祉の現場だけでなく,医療や学校教育,生涯学習,地域コミュニティー,職場における小集団活動など「人が成長していく集団」づくりにも大いに示唆を与えてくれる。
(C) ブックレビュー社 2000

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サイト計画からアニメ制作まで,第一線Webデザイナーのテクニックをていねいに解説

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 Webサイトのデザインは,今や百花繚乱といった感じになってきた。Webが普及し始めたころの,シンプルというよりは素っ気ないページを見て楽しんでいた時代はもう遥か昔のようにさえ感じてしまう。Webサイトの「見た目」はこの数年で格段にキレイに,そしてカッコよくなってきた。
 とはいえ,Webデザインは単にページの見た目を美しく着飾るだけの行為ではない。Webサイトは本来,情報を分かりやすく効果的に伝えるためのメディア環境である。そこでは,訪れた人の目を引くページのグラフィカルな出来栄えと,よりよい情報伝達のためのサイト構造のデザインやユーザビリティー(使い勝手)とがうまく融合していることが欠かせない。
 さて本書は,Adobe Systems社が提供しているWebデザイン関連のソフトウエア(Photoshop,GoLive,Illustratorなど)を使ったデザイン・テクニックを紹介している。こう書くと,よくありがちなソフトの使い方のマニュアル本と思われそうだが,著者の一人(マリア・ギディス)は「見た目重視」ではないしっかりしたサイト・デザインで定評のあるマルチメディアスタジオHOT社(http://www.hotstudio.com/)のクリエイティブ・ディレクターだけに,単なるテクニックの書に陥ることなく,よく練られた実践の書に仕上がっている。
 サイト構造の設計やコンテンツ管理といった制作の上流工程から,テキストやグラフィックスの処理,スタイルシートの適用の仕方,さらにはGIFアニメやダイナミックHTMLを使った動的なコンテンツの作成方法まで,デザインの過程で必要となる多くのテクニックやティップスが盛り込まれている。一つの方法を一見開き(2ページ)単位で紹介しているので閲覧性もよく,ソフトの操作法に加えて,そのテクニックの利点やどんな場面で用いれば効果的なのかといった解説文も簡潔にして十分だ。
(C) ブックレビュー社 2000

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宇宙ロケットの世紀

2000/10/06 15:22

20世紀最大の“夢の系譜”であるロケット開発史を,人間味あるエピソードを織り込みながらたどる

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 ロケットが20世紀の科学技術の象徴であり,人類の宇宙進出は新しいフロンティアの開拓である——と多くの人々が素朴に信じていた時代は過ぎ去ってしまったとはいえ,宇宙ロケットはいまだに圧倒的な「夢」の源泉であり続けている。
 本書は,テレビ番組制作会社の代表にしてSF作家でもある著者がつづった,そんな20世紀最大の夢の系譜である。ツィオルコフスキーやゴダード,オーベルトといった先駆者たちに始まり,米ソのロケット開発競争,そして現在建設中の国際宇宙ステーションまでの歩みを丹念に追いながら,人間の想像力が技術と結びつくことによって新しいフロンティアへの手がかりをつかんでいく過程が,ディテール豊かに描かれている。
 単なる技術史ではなく,開発者たちの人間臭さを感じさせる逸話や,著者自身が取材の過程で体験したり実感したことが随所に織り込まれ,まったく飽きさせないのはSF作家の面目躍如といったところだ。
(C) ブックレビュー社 2000

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