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レビューアーランキング
先月(2017年6月)

石部 日出夫さんのレビュー一覧

投稿者:石部 日出夫

11 件中 1 件~ 11 件を表示

視野広く,体系的に企業のIT化戦略の実情と展望に迫る

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 ネットバブルの崩壊で,『IT革命』の虚実が論議されるようになった。しかし,それが革命であるかどうかは別として,グローバル経営を掲げる企業は今後ともIT対応を経営の軸に据えていかなければ,これからの競争に生き残ることはできない。こうした認識はすでに産業界に定着しており,このことはIT関連設備投資の水準の高さにも引き続き表れている。
 本書ではネットビジネスを「情報通信ネットと人的ネットを活用したビジネス」と定義し,エレクトロニックコマース(EC,電子商取引),eビジネスとの違いを明確にしている。すなわち,ECは受発注行為に焦点があり,eビジネスは受発注行為だけでなくあらゆる業務プロセスへのITの応用であるのに対し,ネットビジネスは以上に加えて企業の枠を超えてNPO(非営利組織)や社会的活動でのIT,ネット活用もカテゴリーに加わると説く。
 また,ネットビジネスの基本要素としてコマース,コミュニケーション,コンサルテーション,コラボレーション(共同),コミュニティーの「5つのC」を掲げ,米ボーイング社の航空機設計の企業間ネットワークをコラボレーションの典型的事例として紹介するなど,通常消費者の目に触れにくい分野でのIT対応にも言及している。
 さらにエネルギー多消費型社会からの脱却など,21世紀の産業活動領域を確立するため,ネットビジネスの外延部を市民やNPO,NGO(非政府組織),大学などの社会セクターに広げ,それらとのIT,ネットによる連携・協調を進めるべきだと説く。
 ビジネスモデルとしてのB to Bの紹介にとどまらず,視野を大きく広げてネットビジネスをとらえようとするところに,本書の大きな特徴がある。
(C) ブックレビュー社 2000-2001

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「系列再編」の視点からeエコノミーの担い手たちを多角的に図解

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 IT革命は「とらえどころがない」といわれる。蒸気機関の発明に象徴される産業革命が,だれの目にも明らかな近代工業の革命的発展をもたらした。これに対し,IT革命の方はその効用が人によってさまざまに語られるあまり,どこがどう革命的なのか整理されないまま,熱気だけが先行しているというのである。米国の好景気を牽引したパイオニア的IT産業の一部がかつての勢いを失ったのを見て,IT革命などもともと存在しないと切って捨てる向きさえある。
 しかし,冷静に見て,パソコンや携帯電話を核とするインターネットの発展は,人々の生活や社会の仕組みに大きな影響を与えているのは事実である。また,経済のグローバル化や自由化の進展と相まって世界の産業地図を塗り替え,企業行動に革新的な影響を与えているのも事実である。
 本書はIT革命がもたらした国際的な産業再編成を,エレクトロニクスやネットビジネスの発展による企業系列の再構成という視点でとらえようとしている。財閥などの枠を超えた日本の企業グループの合従連衡や銀行・生損保の再編成,世界の大手自動車資本による市場グローバル化対応など,IT以外の要素が大きい動きも「e企業系列」の枠の中に組み込んでいる。これも「とらえどころがない」IT革命の進展を目に見える形で伝えようとする試みと見ることができる。
 事実,企業内,企業間のあらゆる取引行為にITがなんらかの形で影響する今日,本書で図示された60以上もの実例はいずれも「e企業系列」そのものに見える。コンパクトな解説はIT関係者にとってとかく散逸しがちな知識の整理にもなる。
 ただし,企業系列は生き物であり,eエコノミーは離反集合が素早い。記述された内容が具体的なだけに,早め早めの改訂で情報の鮮度を保つことを期待したい。 
(C) ブッククレビュー社 2000

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そもそもから専門知識まで,電子商取引の全体像をまとめて知りたい人のためのテキスト

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 手にとっただけで感じる圧倒的なボリューム感−−−−。電子商取引で世界をリードし続ける米国の経験とこれまでの成果が1冊に込められている感じがする。
『e-コマースを完全に説明しているテキスト』とのフレーズを掲げるだけあって,カバーする範囲はいわゆるB to C,B to B全般にまたがり,インターネットはもちろんのことイントラネット,エクストラネットなど電子商取引を支えるインフラや政策課題・法的問題にまで及ぶ。
 原著者は豊富な実務経験を持ち,国際的に活躍する産・学の専門家4人。アマゾン,FedEx,GE,ボーイングなど,電子商取引で先駆的な業績をあげてきた企業を実例に,財務・会計からマーケティング,情報システム,人材管理など専門分野にまたがって具体的な解説を展開する。図表や参考文献リストも豊富で,全体に丁寧な作りになっている。
 一時のブームが沈静化し,成長の初期段階に移行しつつある電子商取引の実態を整理して掌握するのに格好の構成となっている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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冷戦終結で広がる世界市場での石油・穀物・金融メジャーの再編と,新興市場での現地新勢力の台頭

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 20世紀最後の数年間は,自動車産業を代表とする国際的な合従連衡の時代でもあった。グローバル経済が一段と深化する21世紀は,世界を戦場とする大型企業同士の大競争が一層華やかに展開される。一方では,急拡大してきたアジアなどの新興市場からも,新たな勢力が世界の中心舞台に進出してくる。
 本書は矢継ぎ早の直接投資やM&A(合併・買収)で,世界の勢力地図を塗り替えてきた石油,穀物産業の国際メジャーや,国際金融資本の動きとその成果(あるいは誤算)をマーケティングの視点から取り上げている。さらに,アジアのほか,世界の市場に深く浸透している華人財閥や,ソ連崩壊後のいわゆる東方経済圏での石油産業の動きなどにも対象を広げた。
 執筆者はいずれも大学に籍を置く研究者で,特にマスコミがあまり大きくは取り上げない新興市場で活動する現地企業と,そうした企業が国際レベルで協調し,競合する姿が参考になる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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米国E流通革命

2000/12/28 12:16

「バリュー消費」を軸に,日本にも波及しつつあるIT時代の流通革命の実態を先進地米国に見る

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 米国の流通業界は1970年代,80年代の「拡大消費成長期」に終わりを告げ,90年代,21世紀に掛けて「縮小消費時代」に突入した。原因は第2次世界大戦後に誕生し,米国の消費経済成長を支えてきたベビーブーマー(団塊の世代)が高齢化したためである。この世代はいまや「エージング(高齢化)・ブーマー」となり,他の世代の人口構成の変化と相まって,かつてなかった「バリュー消費革命」をリードする存在となっている。
 バリュー消費とは高品質商品の低価格化のことで,20歳から44歳までの消費型人口が相対的に減り,45歳から64歳までの貯蓄・節約・投資型人口が相対的に増える米国社会にあって,世界進出革命,情報技術・コスト革命,インターネット革命とともに流通構造を根本から変革するインパクトを持つ。
 この空前のバリュー革命は,90年代にディスカウントストア産業の成長を大きく支援し,「カテゴリーキラー」「会員制卸売クラブ」「スーパーセンター」「オフプライスストア」「ダラーストア」などの業態が米小売業界に充満,それぞれがしのぎを削り合う結果となった。
 しかし,レンガを基調とする建物の外観から『ブリック&モルタル』と称される百貨店,量販店,アパレル専門店など伝統的な小売業の中にも,バリュー消費時代の到来に目覚め,情報技術やインターネットの活用などを通じてサバイバルに成功したところも出てきている。
 本書が説くのはこのように目まぐるしく,かつダイナミックに展開する「革命」である。その記述は具体的で,戦後から今日まで,米流通業界を彩った小売業界の主役たちの存亡が手際よく解説されている。
 米国の流通形態の変化は,必ず日本にも移植されると言われる。折しも日本では人口の高齢化が米国より速いテンポで進んでおり,大都市近郊では欧米資本のディスカウント店の進出も相次いでいる。大手スーパーの経営環境が厳しくなるなど,激変する日本の流通業界の明日を知るヒントにもなる。         
(C) ブッククレビュー社 2000

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国際IT戦略の先駆的企業の行動を学問的,理論的な視点から分析

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 ITの著しい発展は,企業活動に革命とも言われる大変革をもたらしており,現象は今や全地球規模に拡大している。本書はITのもたらした国際ビジネス戦略の変貌を,個々の現象に流されることなく,あくまで理論的な観点から接近し,紹介しようと心がけている。
 分担執筆者は経営学や商学を専攻する気鋭の研究者たちであり,グローバリゼーション,ネットワーク,インテグレーションを共通のキーワードに据えて,マーケティング,国際人的管理,組織管理,ロジスティック,技術戦略といったそれぞれの専門領域ごとに,国際経営戦略の体系化を試みている。
 具体例として盛り込まれた個別企業の動きは必ずしも目新しいものではないが,その分,データに基づく,分析的な姿勢が貫かれている。今後も間断なく推進される国際ビジネスモデル改革の行方を知るための入門書である。
(C) ブッククレビュー社 2000

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秒進分歩のITはナマモノですぐ陳腐化するが,ITを活用する経営は蓄積できる

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 IT(情報技術)産業革命を成功に導く鍵は中小企業が握っていると言われる。日ごろ,マスコミなどでは大企業を中心としたIT対応ばかりが報道されるが,産業活動を支えているのは極めて多くの中小企業であり,そうした裾野に向けて,広くインターネットの活動領域が広がっていかなければ,「革命」は成就しないからである。
 ところが,本来主役であるべき中小企業にとってITのハードルは意外なほど高い。IT投資には当然カネがかかるが,効果のほどは投資してみなければ分からないし,経営者自体の理解やシステムの分かる人材の確保といった面でネックが大きいからでもある。
 本書でもITによるビジネスモデルの変革は,「変革をしなかった企業が,した企業に負ける」こと以外に,「した企業が,した企業に負ける」あるいは「した企業が,新参企業に負ける」ことも大いにあり得ることを指摘している。
 ましてやIT投資とは「部品発注をインターネットでできるようにする」ことではない。ITを軸に日本型ビジネスモデルを創り出すと言っても道は実に多様である。運・不運もつきまとうが,ともあれ勝者への道を進むには最初の一歩を踏み出さなければならない。
 著者は本書の目的を「ITについて新聞や雑誌が読めるようになる」ことに置いている。しかし,シンクタンクの経営コンサルティング部長らしく,全体の構成は情報技術新時代の企業マネジメント論になっている。実在企業の具体的な取り組みもかなり多く紹介されている。当然のことながら読者はITに対してばかりでなく,最新のマネジメント技術に関する旺盛な知識欲を求められることになる。
 カバーする範囲が広いためか,巻末に簡単な索引が添えられているが,類書もこうした姿勢を見習って欲しい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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電子商店繁盛の鉄則

2000/11/01 12:16

開業準備から運営,顧客対応,商品発送,代金回収,信用構築など各局面での「鉄則」を実務的に解き明かす

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 地代,家賃,光熱費などの元手が不要の電子商店(オンライン・ショップ)は,インターネット人口の拡大や開業支援ビジネスの急速な発展もあって,繚乱(りょうらん)期を迎えつつある。
 商都大阪で,家業の老舗傘屋を電子商店に変身させた著者が,B to C(消費者対象の電子商取引)に関心を持つ人々に贈るメッセージは大きく分けて2つ。ひとつは安易な開業に対する深い戒めであり,もうひとつは用意周到な準備と誠心誠意の顧客確保の重要性である。
 実体験に基づくだけに記述は簡明ながら具体性に富む。開業準備から店の運営,顧客対応,商品発送,代金回収,信用構築など各局面での「鉄則」を執筆協力者の実例レポートを織り交ぜながら,実務的に噛んで含めるように解き明かす。
 この世界で生き残るのに必要なのは,商才よりも「ライター,カメラマン,編集力といった雑誌をつくりあげる要素」というのもユニークである。
(C) ブッククレビュー社 2000

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金融機関の新たな収益源として期待される消費者向け新決済システムの光と影

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 2000年6月のデビットカードでの取引件数は27万4千件,金額で137億8千3百万円。日本でサービスが始まった1999年当初は月間3万件,8億円というところだったから,まずは順調な伸びといえる。
 デビット(debit)とは「即時決済」の意味で,決済にはキャッシュカードをそのまま使う。買い物客は店先の端末に表示された金額を確認して,カードの暗証番号を打ち込めば支払いが済む。「いつでも,どこでも,だれでも」という簡便性が確保できるようになれば将来は現金にとってかわる可能性もある。
 本書では現行デビットカードの弱点とされるセキュリティーへの懸念,海外システムとの不統一など使い勝手の悪さなどのほか,クレジットカード,小切手など類似システムとの比較など,英米先進国での筆者の利用経験談なども織りまぜながら,新聞記者らしい分かりやすい文章で簡明に記述している。
(C) ブックレビュー社 2000

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紙の本国際電子商取引の実際

2000/07/22 06:15

国際商取引の電子化のインパクトや問題点を,法律・制度・慣習など多角的な側面からとらえる

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 電子商取引(EC)の大きな特徴は,時差や国境の存在を超えて商談や受発注ができることにある。国際的な事業活動を展開する企業が,時間,距離,コスト,意思疎通など従来の取引につきまとってきたさまざまな障害を克服し,発展するには,ECへの積極的な対応が不可欠である。ところが,現実には各国・各地域の法体系や固有の制度,商習慣などが絡み合い,円滑な国際EC環境を構築するには多くの問題点が横たわる。国際港湾物流一つをとっても,基幹情報のEDI(電子データ交換)化が進む一方で各国・各地域の関係業者のもつシステムの相違から「他端末現象」などの弊害も出ている。
 本書は国際物流,商流,資金流など各局面での国際取引の電子化の経緯やそれに伴う取引形態の変化,現状などのほか,法的・制度的な問題点の整理や対応について丁寧に記述している。用語集,索引も付いており,インターネットなどで連日大量に提供されるEC関連情報と合わせ読むことで,国際ECへの理解がいっそう深まると思われる。
(C) ブックレビュー社 2000

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紙の本日常生活を経済学する

2000/07/17 06:22

身近なテーマをもとにウイットを効かせながら,経済理論の基礎を説く入門書。人間社会の観察書でもある

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 マネタリズムの旗手として著名なミルトン・フリードマンを父に持つ著者は,これまでの執筆活動を通じ「人々にとって経済学とはわかりにくいもの」であることを深く思い知ったという。しかし,この本で日常生活を題材に用いたのは,分かり易さを追求しただけではなく,合理性に基づく経済学的発想がとかく不可解な人間の生活行動を理解するための強力な手段として応用可能なことを示したかったのではないか。
 もちろん,経済学入門書であるからには素人を悩ませる数式を排除しながらも,「需要・供給曲線」や「限界費用」,「市場の失敗」などの専門用語が随所に登場する。ミクロ経済学の基礎はしっかり押さえ込んだという感じである。書名(原題はHIDDEN ORDER--The Economics of Everyday Life)ほどには気楽な読み物ではない。だが,その解説は「映画館内のポップコーンはなぜ高いか」といった大衆レベルの豊富な引例と反常識的ともいうべきウイットある論理に彩られ,人間社会の観察書としても面白い。

(C) ブックレビュー社 2000

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